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オジンと中学生2
日時: 2010/09/13 22:31:38
名前: だみ声  < >

悩ましい現実。

A:不登校剣道部員の事
多感な時期の女子中学1年生、小学校の頃から登校が苦手だった子。 運動神経も平均値と言う感じ。 学業成績は、平均以下と担任から教えられた。 僕に経験がないだけにどう対応するのが、この子にとって前進出来ることなのだろう? 

「頑張れ!」は禁句らしい。 スキンシップもオジン指導者と女子中学生では、限界もある。 不登校って男女どちらが多いのだろう?
「最近稽古してないよねえ、君がいないと寂しいよ」 と言う呼びかけは効果があるのだろうか? しかも電話で呼びかけるのか? 手紙を書くのか、メールを送るのか? 訪問するのか?

不登校の原因は、本人も具体的な物を持たないまま、なんとなくと言うこともあると聞く。
または複雑な気持ちを、言葉で表現できないいらだちも有るだろう。
学校へ向けて家を出ると、途端に頭痛、腹痛、吐き気、めまいなどが起きるという。
保健室までは行けるが、教室に入れないというのもあると聞く。

一体何がそんなことの原因なのだろう? 学校か? 家庭か? 部活か? 交友関係か? 
先生か? いじめか? 学業成績か? 自己嫌悪か? 挫折感か? 単なる甘えか? 

色んな要因が複雑に絡んでいるようだが、小学生低学年には非常に少なく、思春期、反抗期にラップする部分がおおきいと思う。 つまり「自我」の感覚の成長とリンクしているようだ。 
打つ手を知らない僕にとって、今の状態は大きな悩みであり、ある意味屈辱的でさえあるが、何か行動を起こしてみないと何も変わらないと思いつつ、その結果がさらなる悪化につながらないようにする自身もない。

先日2級審査の前日講習会があった。 自宅を訪問し、受講の意思の確認をしたが、やはり「行けない」の返事。 しかも部屋から出られないそうで、母親が伝言した。

B:稽古しない子
スジの良いY子。 小学4年生から町道場で剣道。今中学2年生、小学6年生で1級一発合格。 学業成績も超上位。 先日の中学生地区大会個人戦準優勝。 でも… 6月の初段審査不合格。 今10月審査に向けて、リベンジをかけているはずなのに、稽古時にパワーを感じない。 かと言って何が足りないかと言うと「打突力」のみ。 良い技はかなり持っているのに、審査基準になる「大声」「大きな動作」「打ち切る」「迫力」を見せようとしない。

稽古をサボる訳ではないが、稽古中に自分を追い込む稽古をやりたがらない。 上には上がいるのだ。この部活で最上位にいると言っても、強豪チームには程遠いのだから、もっと「上達を目指せ!」とハッパをかけても燃えてくれない。

こんな子の気持ちに火をつけたいが、おだてても、透かしても、うまい話で釣ろうとしてもなかなかかみ合わない。 好きだと言うAKB48の話題で勝負するには、(アラカン+5)こっちの持ち駒が超不足。 ネットで検索するも「おにゃん子クラブ」以後は、ついて行けてない。

当然反抗期の真っ最中。 親にも、おばあさんにも、ほんの一言で手のひら返したように不機嫌になる。 こんな思春反抗期の子を相手に、爆発しない、いつも笑顔の指導方法の模索が続いています。
メンテ

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Re: オジンと中学生2 ( No.1 )
日時: 2010/09/13 22:57:39
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

管理人のHide.です。

教員をやってましたが、「馬を水のみ場まで連れて行くことはできるが、馬に水を飲ませ
ることはできない」という言葉があります。英語のことわざが出展で、「You can take a
horse to water but you can't make him drink.」だそうです

私は、「稽古に来ない子には教えられない」と考えています。
水のみ場まで連れてくるのは親の仕事、水を飲ませるのは我々指導者の仕事です。
冷たいかもしれませんが、「連れてくるところまで責任は持てない」んじゃないですか(>_<)

私は来てくれた子に対してベストを尽くしたいです。


反抗期であろうがなかろうが、反発して学ぶ機会を逃し損をするのはその子ですよね。
そこまで指導者は責任持てません。私はそんな冷たい指導者です。
剣道なんて、誰もが真剣に取り組める協議じゃありません(>_<)

「学ぶ姿勢」というのは、謙虚な心が育てるもの。その心が育たなかった子は、学ぶ機会
を逸してしまうのは当然ですよね
メンテ
Re: オジンと中学生2 ( No.2 )
日時: 2010/09/14 23:29:07
名前: だみ声  < >

Hideさん
>「稽古に来ない子には教えられない」
>反発して学ぶ機会を逃し損をするのはその子ですよね。

おっしゃる通りです。 今まではそうするしかなかったのですが、自分の勤務環境が変わり、週3日勤務です。 来年6月以後は本格的な「退職者」です。
かかわりたくてもかかわれなかった部分に、おっかなびっくり、おせっかい承知で、わずかずつ「手出し」出来るのかどうか、試してみようと思って書いてみました。

専門家でもないのにと「越権行為」のお叱りもあるかもしれません。
ただ、この年齢の少年たちとかかわる、年配指導者としては「気になっていた部分」であり、別途専門的に勉強する事も視野に入れて、取り組むのも良いのじゃないかと思っております。
僕は、幸い「怒り心頭」に達しても、落ち着いておれる(爆発しないだけ?)心境になりつつあるようなので、このジャンルと剣道とを関連づける研究(おおげさ)に目が向いています。
大したことができるとは思いませんが、もう少し継続してみようと思っております。

読んでおられる方で、専門的な事をご存じとか、過去に同じようなケースに立ち会ったとか言う方がおられたら、ぜひご教示いただきたいです。
メンテ
Re: オジンと中学生2 ( No.3 )
日時: 2010/09/15 07:03:21
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

だみ声さんのお考えはたいへんご立派なことだと思います。

ただ、ご時勢がご時勢です。
さまざまな事情で、親が積極的にかかわれなくなってきている過程もあります。
小中学生の場合、やはり、親がどれだけ協力的であるかっていうことも重要なファクター
です。どんなにがんばっても親の代わりにはなれません(>_<)

子どもが親と関係なく自発的に剣道に取り組めるようになるには、かなりの信頼関係が構
築されなければ不可能です。それだけその子と時間を重ねられるかどうか。中途半端なか
かわりなら、かえってその子に悪影響が出る可能性もあるということは、ご理解いただい
たほうがよろしいかと存じます。


最後に、あくまでも私の個人的な見解ですが、自分を慕って一生懸命に剣道に通ってくる
お弟子さんを立派に育てることすら難しいのに、そうでない子に対してどれほどのことが
できるのか。
もちろん、来てくれる子に対しては、皆、平等に接しますが、それとて、毎回うまく指導
ができたという実感が得られるものではありません。指導には常に迷いと悩みがつき物で
す。たいへんネガティブな考え方で申し訳ありませんが、子どもたちに対して誠実であろ
うとすればするほど、だみ声さんの悩みは大きくなるように思われますm(_ _)m
メンテ
Re: オジンと中学生2 ( No.4 )
日時: 2010/09/18 17:35:14
名前: だみ声  < >

Hideさん
>子どもたちに対して誠実であろうとすればするほど、だみ声さんの悩みは大きくなるように思われますm(_ _)m

本件に関して手出し口出しする上は、自分に対するある程度の覚悟は必要と考えております。
幸いな事に父兄との関係は良好です、顧問先生とも歩調は合っていると言えます。
校長からも、部活の指導者としての信頼も、もらえていると思います。
ただし、学校側が「素人がそこまでやるな」と言うのであれば、一切なかった事にする。
場合によっては「外部指導」の出入り禁止もあり得ます。
最小限、この覚悟はしておかねばなりません。

次に僕の接触によって事態が「悪化」したと判断した時、あるいは指摘などがあったとき、場合によっては手を引くだけでは済まない事態も想定はしておかねばなりません。
その場合、どのように対応するのかは、事態が悪化した時に考えるしかないと思います。
そもそも中学校剣道部の外部指導を引き受けた時、稽古中の「事故」だって起きれば責任を伴うものだと言う覚悟もしているつもりです。

更に、剣道以外の部分に時間と気持が向くと言う事は、他の部員の上達を遅れさせることにもなる事も視野に入れておかねばなりませんが、トータルで見た時少しずつでも好転している場合は、人間形成指導の範疇と言うくくりで行こうと思います。(詭弁だと言われれば反論しにくいか?)

そんな訳で、今朝も日帰りで出張した宮崎土産を持って自宅を訪問しました。今日中学校は運動会ですが、不登校の彼女はやはり家におりました。
母親と少し話をして、「一緒に頑張ろう」と伝えてもらいたいと話しました。

稽古したがらない方の子は、「水飲み場」には来ている訳ですから、普通の剣道指導の範疇で「サジ加減」しながら対応して行くつもりです。 頭は良い子なので、その辺の「プライド」を刺激しながら「じゃじゃ馬馴らし」で行くつもりです。

また変化があったら書き足して行きたく思います。
メンテ
Re: オジンと中学生2 ( No.5 )
日時: 2010/09/19 07:39:44
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

お覚悟は心底ご立派と感服いたします。
だみ声さんのお気持ちが、その子に届きますことを、ただただ祈らずにはおれません。


>母親と少し話をして、「一緒に頑張ろう」と伝えてもらいたいと話しました。

本人には会えないのでしょうか?
やはり、本人とコミュニケーションが取れないとなると、状況は厳しいと思われますが(><)


>稽古したがらない方の子は、「水飲み場」には来ている訳ですから、普通の剣道指導
>の範疇で「サジ加減」しながら対応して行くつもりです。 頭は良い子なので、その
>辺の「プライド」を刺激しながら「じゃじゃ馬馴らし」で行くつもりです。

こちらのほうは、やり方しだいと思われます(^^)
メンテ
Re: オジンと中学生2 ( No.6 )
日時: 2010/09/19 12:57:40
名前: だみ声  < >

速報です!! 先ほど12:30頃、また自宅訪問しました。 母親と一緒に玄関先まで下りてくれました。
もちろん直接話ができました。最初は恥ずかしそうでしたが、顔を見てニッコリしてくれました。 こっちがホロリとしてしまいました。

「また来るよ。一緒に頑張ろう」と伝えて来ました。 わずか2分足らずの面会でしたが、
一歩前進と感じるのは早すぎるでしょうか?

だみ声親父の「飴」。 ある時は「上達アメ」ある時は「合格アメ」稽古後は「頑張りアメ」にもなります。
彼女の場合「登校アメ」に早くなればと願って、今日も一袋渡しました。
メンテ

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