Re: 竹刀放し ( No.1 ) |
- 日時: 2009/06/16 16:01:28
- 名前: 忍
- これは、打突された側が落したのでしょうか?
それとも、打突した方が竹刀を落したのでしょうか?
打突された側が落した場合は、有効打突として認められます。 審判細則の第11条の 次の場合は、有効とすることができる。 1.竹刀を落とした者に、直ちに加えた打突。 2.一方が、場外に出ると同時に加えた打突。 3.倒れた者に、直ちに加えた打突。 の1.にあてはまるでしょう。
打突した側が落した場合は、 審判規則の第2節有効打突の第12条に 有効打突は、充実した気勢、適正な姿勢をもって、竹刀の打突部で打突部位 を刃筋正しく打突し、残心あるものとする。 と書かれています。この残心部分が、問題となりますね。 残心まであれば有効打突として認められるでしょうし、残心が無ければ認めら れません。 「打突した瞬間」とありますので、一般的に打突した瞬間に竹刀を落してしまう 状況だと残心が取れないでしょうから有効打突として無効、竹刀落し反則にな るでしょう。
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Re: 竹刀放し ( No.2 ) |
- 日時: 2009/06/16 23:08:32
- 名前: 悩める中年剣士
- 本来ならば、どうなのか分かりませんが、一つの実例を紹介します。
今から31年前(昭和53年)の玉龍旗準決勝戦での出来事。 対するは鹿児島商工高校と長崎南山高校。鹿児島商工の大将は、後に警視庁に進まれた 寺地選手。 寺地選手は長崎南山の中堅、副将を抜き返して大将戦に持ち込んで、大将戦は半面と 片手突きで勝利しました。 その二本目の片手突きは突いた直後相手大将の竹刀に叩き落とされて竹刀を落として しまいましたが、突きの一本は取り消されませんでした。 面と突きで違うのか?ちょっと分かりませんが、実際にあった話です。TV中継で観戦 していた私は、この衝撃的な場面に驚いてしまったので、強烈な印象と共に記憶して います。というのも相手の長崎南山の大将は長崎県内では負け無しで、かつその年の インターハイ個人戦で準優勝したほどの実力者ですが、その人を二振り、しかもどちらも 片手技で仕留めてしまったのですから。
そういえば、3年前に東京都の剣道講習会に参加した時に、講師の八段の先生が受講生の 質問に答えて「残心は打った瞬間に存在する」と解説されていました。多分、その時の 質問は打った後の転倒時の判定に対する考え方だったように思います。この先生の解説 に基づけば、打った瞬間に残心があれば、その直後に竹刀を落としても一本として 認められる?ということでしょうか。もし詳しくご存知の方がいれば、補強してくださいm(__)m
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Re: 竹刀放し ( No.3 ) |
- 日時: 2009/06/17 00:15:24
- 名前: 忍
- To 悩める中年剣士さん
>その二本目の片手突きは突いた直後相手大将の竹刀に叩き落とさ・・・・ これは、突いた直後ということは突いて引きの動作中又は後ではありませんでしたか? そうであれば有効打突だと思います。打突の動作後ですから。 しかし、突きに当たったと同時などの打突動作中だと有効打突だと私は思いません。
>質問に答えて「残心は打った瞬間に存在する」と解説されていま・・・・ 打突の動作後の体の寄せや抜ける最中にアクシデントにより転倒であれば有効打突だと 私も思います。
ただ、今回の質問のように打突した瞬間に竹刀をはなしてしまうというのをどのように とらえるかだと思います。 「瞬間」とあったので、打突の動作中と解釈しました。一般的に考えてこのような打突 に残心があるとは思えないのですが、どうでしょうか? また、残心があるような打突であれば、そうとうの事がなければ竹刀を放すこともない と思います。
他の方の意見も聞いてみたいですね。
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