記事タイトル:剣道は、武道、武術でしょうか? 


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お名前: Hide.    URL
To 拳士さん

はじめまして、管理人のHide.と申します(^^)
ご意見ありがとうございました。

そうですね、「道」は生き方を模索する道ですからね(^0^)
[2004/02/21 08:33:48]

お名前: 拳士   
剣道は武術じゃないと思います。

理由の前に、私の武道と武術のついての見解を述べさせてください。
武道も武術も、宗教などの哲学や思想に基づいた物だと私は考えます。剣道や少林寺拳法では「禅の教え」みたいなものがありますし、他の武道も道場に神棚を置いたりしています。また中国武術や日本の古武術にしても、何かの思想を持っていると思います。「宇宙と一体になる」「自分自身は自然・宇宙の一部である」というのも共通にあると思います。ただ、武道と武術は性格・性質が少し異なるところもあると思います。
武道は、道を尊ぶことを前面に出していると思います。もちろん技術向上や強くなる修行をしていますが、やはり活人術・活人剣・活人拳であると思います。
武術は、究極は「他人と仲良くする」ことにあると思いますが、いかにして相手を倒すかまたは殺すか、といった殺人術・殺人剣・殺人拳を前面に出していると思います。
これが私の武道と武術に関しての見解です。

剣道は武道であって、武術ではない。また競技主体の剣道は武道でもなく、スポーツである。競技は「ただ相手に勝てばよい」というのがあります。この考え方は武道の考え方ではありません。ここの趣旨にはずれてるかな?もしそうならごめんなさい。

私は少林寺拳法をしています。そしてその道場に来ている後輩が、中学校に上がり部活で剣道をはじめました。最近は剣道の練習がきついらしく少林寺の練習には来ていません。武道としての剣道を教わっているのなら良いんですけど、競技剣道なら…。学校の部活で行なわれる剣道が武道であって欲しいです。 ごめんなさい、個人的なこと書いてしまって。
[2004/02/21 06:16:58]

お名前: Hide.    URL
to バイパーさん

お久しぶりです。

>本当に剣道がスポーツだったら高齢者では続けられないでしょう。
>ましてや経験はあっても、体力で劣るため、若い者に勝てるとは思いません。

おっしゃる通りですね。
ただし、高齢の高段者がお相手を倒す殺傷能力まで若い人より上かは、議論の別れるとこ
ろだと思いますよ(^^; 
そこが武術と武道の分かれ目のような気がいたしておりますが・・・。
[2003/09/01 14:22:58]

お名前: バイパー   
はじめまして。
ちょっとこのスレに目が止まって少々読んでみたところで、私も意見を述べたいと思います。
剣道という”競技、試合”はスポーツでしょう。
ただし、剣道が含んでいるものは間違いなく武術、武道であると思います。

剣道においては高段者が高齢者であるのはよく耳にする話です。
若い初心者がこれらの高段者にむかっていっても全く歯が立たないと言う話も聞いたことがあります。(レアケースや全日本クラスの大会や選手を別にして)
スポーツでよい結果を出すためにはスタミナ、パワー、反射神経が最大限発揮できる若い方が有利なはずなのにこれはどういうことでしょう。
武道、武術=技術だからです。
本当に剣道がスポーツだったら高齢者では続けられないでしょう。
ましてや経験はあっても、体力で劣るため、若い者に勝てるとは思いません。

剣道の競技、試合自体はお互いに審判の判定で取った取られたの判定を下してもらえますが、同等の得物であれば護身、あるいは喧嘩に使用するのであれば充分使えるはずです。
あるいは、高段者になればそういう場にならないような配慮もできるでしょう。

そういった考えから冒頭の意見になります。

逆に、剣道が武道、武術で無いと言うなら、試合を行っている武道、武術はみんなスポーツ化してると言っても良いんではないでしょうか。
[2003/08/31 22:17:17]

お名前: Hide.    URL
To 沖縄カラテ科さん

>なぜなら15年以上実践空手をやってきましたが、木刀でこられたらかけません。

カキコありがとうございます(^^)
でも、実際の竹刀剣道をされておられる方ですと、「小さく早く打つ」ということが上手で
すが、「木刀で致命傷を与える」ということはどうでしょう? 疑問が残ります(^^;
[2003/05/28 09:22:22]

お名前: 沖縄カラテ科   
剣道は、実戦的です。なぜなら15年以上実践空手をやってきましたが、木刀でこられたらかけません。
[2003/05/27 17:10:21]

お名前: Hide.   
to Ogaさん

>ケンカになったら、型にはまった武道なんて通用しません。冗談抜きで、目が乾い
>ても相手から視線をそらさずににらみ続ける「にらめっこ能力」や、つっかえずに
>とことん怒鳴り散らせるだけの活舌と肺活量、すばやく耳を引っ張り足を踏んづけ
>る決断力の方が、普通の武道で培われる能力よりもはるかに有効なのですから。

おっしゃる通りです。
あの暴○団のかたがたは、けっして武道の達人ではありませんが、お相手も弱みを決して
見逃しません。機を見て畳み込むように圧力をかけてきたり、機先を制して力に訴えるや
り方はある意味武術的とすら言えるかもしれませんね(^^;


>少しくらい武道をやったからといって、自分の力を過信したら、それこそ命取りで
>す。基本的には「逃げるが勝ち」だと思って間違いありません。

私も同感です。
しかし、最近、加齢とともに逃げ足が・・・(^_^ メ)
[2003/03/02 09:54:59]

お名前: Oga   
以前勤務していた学校でのこと。もう十年以上前のことになります。在学中から親
しく話をしていた卒業生が遊びにきました。その彼がひとこと。
「先生、俺のこと竹刀で殴ってくれよ。」

別に彼はアブナイ趣味の持ち主ではなく、実は本気でプロレスラーを目指していて、
リング上や場外で竹刀を持ち出されたときにどう対処したらよいか考えたいので、
実際に試してみたいというのです。

彼はトレーニングウェアの上に一通りの剣道具をつけ、竹刀を持たずに私と対峙し
ました。そうした異種どうしの対戦はさすがに初めてだったので、私も興味深くは
あったのですが、結果は・・・。

彼の場合に限って言えば、私の打突に対して「竹刀をつかもう」という意識が強く
働いたのですが、なにぶん竹刀のスピードは速いですから、簡単につかみとれるは
ずもなく、すぐにポコポコ打たれてしまっていました。
しばらくそれを繰り返して目が慣れてきたところで、単純な面打ちや小手打ちをス
ピードを落として打ってあげると、ようやく手ではじくことはできるようになりま
したが、自分から攻め込むところまではなかなかできない様子でした。

どうも一般の人は、剣道については結構イメージが曖昧であって、二段打ち三段打
ちの存在をあまり知らないようなのです。一刀で大きく振りかぶって打ってくる相
手に対してなら技の仕掛けようもあるでしょうが、竹刀剣道はかなりのスピードで
連続して打突することが可能であり、これはそう簡単に防げるものではありません。

それにしても、空手・拳法系統の方は、そんなに「実戦」にこだわっておられるも
のなのでしょうか。私も悪い生徒に「殺すぞ」と威嚇されたり、机にハサミを突き
立てられたり、4人がかりで殴りかかられたり、暴走族と言い合いになったりと、
かなりの修羅場を経験してきていますが、危ないときには素手で対抗しようなどと
考えたことはありませんね。特別身の危険を感じたときには、時計型の防犯ブザー
を着用し、上着の胸には厚手の30センチ定規や短い特殊警棒、ポケットには化粧
品類のスプレーを入れていました(使わずに済んでよかったと思っていますが)。

ケンカになったら、型にはまった武道なんて通用しません。冗談抜きで、目が乾い
ても相手から視線をそらさずににらみ続ける「にらめっこ能力」や、つっかえずに
とことん怒鳴り散らせるだけの活舌と肺活量、すばやく耳を引っ張り足を踏んづけ
る決断力の方が、普通の武道で培われる能力よりもはるかに有効なのですから。

少しくらい武道をやったからといって、自分の力を過信したら、それこそ命取りで
す。基本的には「逃げるが勝ち」だと思って間違いありません。
[2003/03/02 02:16:00]

お名前: MAKOM    URL
うちの師匠はその昔、泥棒を捕まえたそうです。
深夜に物音がしたので木刀を持って外に出たら、
泥棒がバットを振りかざして懸かってきたそうです。
相手の頭への攻撃を見切って肩に一撃を加えて取り押さえたという話です。
息も上がらず平然とされていたとか。(さすが・・・)

少なくとも何もしていない人よりは冷静に対処は出来るでしょうね。
私も20年近く前、少林寺拳法を少し習いましたが、
「本当に初めてなの?」と驚かれたことがあります。
攻撃や防御のタイミングや体捌きなど、剣道の応用が効くのでしょうね。

個人的な見解を言えば、
どのような武術であっても、
防具を着用して打ち合えばスポーツ的な側面が強くなります。
実戦性を求める剣道家は、打たせない剣風を取ることになります。
逆に打ち合わなければ、非実戦的な側面が強くなり、
理論や権威倒れになる可能性が高くなると考えております。

実戦的かそうでないか?という話は、
剣道がスポーツか否か、とは次元の異なる話だと思いますね。
[2003/02/16 11:27:21]

お名前: gizmo   
わたしは、武術・武道それぞれ定義はあると思いますがみんな哲学がありますよね。
それは人として如何に完成するかという教えがほとんどだと思うのですが。
それでいいんじゃないですか?
わたしは、暴漢のような人にかかってこられても素手では負けますし逃げてしまいます。
棒を持っていたら勝てるかもしれませんが、相手を殺す気でやらないと勝てないでしょうね。
 でも相手を殺す気にはなれないのでやはり負けてしまうでしょう。
刀を持っていたら相手に軽傷を負わせて静止できるかもしれませんが日常ありえません。
もしわたしが道具を使わない武道をやっていたら普段そのままでも使えるわけですから悩んじゃいますね。
   
[2003/02/01 09:14:53]

お名前: らら   
 難しい問題ですね。
[2003/01/29 21:46:47]

お名前: Hide.   
うーん、「剣道が実戦的である」あるいは「実戦で役に立つ」とお考えになっておられる
方も少なくないんですねぇ。
私はどちらかというとその点に関しては否定的ですね。ただ、親馬鹿一刀流さんが書かれ
ておられる事例3のようなことはあるかもしれません。そう、人に対してばかりでなく、
いろいろなことに「危険なニオイ」や「危険な雰囲気」を察知することはできるような気が
いたします(^^)

また、剣道をたしなむ中から、注意力や判断力、集中力、行動力は養われているわけですか
ら、危機に際して「いかなる行動をとることがベストか」という平常心は保てるのではない
かと考えます。
まぁ、これにしても、実際に危機的状況に陥ってみないと本当に役立つものかどうかはわ
かりませんが、ふだんからそうした緊急事態がいつ起こっても大丈夫なように心構えを持
っていることは大切でしょうねヽ(^.^)ノ

いずれにしましても、「君子危うきに近寄らず」という言葉もあります。女房子供を持つ身
にとって、危険なことに遭遇しないことも大切なんじゃないかと思います。過信ほど危険
なものはありません。人助けのために動くときも、「まず自分の身の安全から」冷静に判断
しベストを尽くそうと思います(^0^)
[2003/01/29 09:18:09]

お名前: 親馬鹿一刀流   
親馬鹿一刀流です。

私のつたない経験から考えを書かせていただきます。

私の考えは、「修行のレベル、状況によって護身術にはなるかもしれない」です。

事例1:学生時代、空手部の友人に組み手の稽古をさせてもらったが、結構対応
    出来た。相手の空手部員は進入生から初二段クラス、私3段。
    突き技に対して、払い技すりあげ技の要領でしのいで自分が刺し面の要
    領で顔面突き。
    間合いを測って、フェイント、面々の連続技の要領、余し技、返し技の
    要領で顔面突き、胴打ち等々。
    対抗できなかったのは、こちらが手技しか知らないので、相手の足技に
    反応できなかった事と、同じ突き技でも二刀流のように両手を同時に使
    われた場合。受けと突きが同時の場合、まさに枕を押さえるの表現が
    ピッタリな出ようとしたところの前蹴りでの押さえでした。
    
事例2:間合い、反射、筋肉トレーニングとしての効果
    (1)素人同然で参加した会社のテニス合宿で。
    ストロークもまともに出来ない私、ダブルスでのサーブアンドボレーに
    対し、どこに走りこむか、どこを狙ってくるかをある程度読めるために
    ボレーに対し、ボレーで応じる事が結構出来た。
    コーチしてくれた方にステップの反応が良いと言われた。
    (2)高校までかなり稽古をしていた知り合いの剣士
    高校卒業後、プロボクサーデビュー。練習生の時から感が良いと言われ
    ていたとの事。

事例3:なんとなく雰囲気が違う人を感じる。
    そういうときはなるべく近づかないで避けて歩く。

武道経験、格闘技の経験のない素人に対しては、それなりの対応は出来ると思います。
ただ、一般の剣道家は、急所を突いて立ちあがれない位の攻撃をするとか、組み打ち
などの稽古をしていないので、かわして逃げるのが精一杯でしょう。
簡単に言うと素手でノックアウトするような技は訓練していません。
相手のパンチに対してかわして体当たりするくらいが関の山でしょう。
ましてや相手が二人以上なら対応できないでしょうね。
争いになる前に逃げるが勝ちでしょう。
面に対し、相手の肘を下から手のひらで突き上げて、体に触れさせないくらいの稽
古をされておられる方は、ある程度対応できると思いますが、まれだと思います。
[2003/01/28 23:14:25]

お名前: 中国武術をやっているものです   
どうも皆さん、ご返答ありがとうございました。
別トビの「剣道は武道かスポーツか」の方も読まさせてもらいました。

実際に剣道をされている皆さんご自身でも判断しかねる難しい部分があるという「問い」であ
るのだな思いました。
また同時に、当然のことではありますが、人それぞれの考え方がある(剣道家という枠で一
つにはくくれない)ということがよくわかりました。

また「剣道は武道か?」という問いとは別に私の喧嘩や実戦にこだわることに対してsamさん、
まささんからご意見がありました。

わたしはお二人の考えに頷けるところもあるのですが、また疑問に残るところもあります。
自分は26歳で、特に争いごとを好む性格ではありませんのでほとんど殴り合いの喧嘩はした
ことはありません。
また普通に日常生活を送っているのであればそういったことに巻き込まれるというのはほとん
どないことと思います。
しかし一方、近年は公衆の場において非常にマナーの悪い(周りの人の迷惑を考えられない)人
も増えてきています。
電車や喫茶店などでグループで大声でわめいている若者等は近しい例です。
私個人としては、気分や体調、その状況によって、注意する時しない時がありますが、仮にそう
したことで喧嘩になった時、いみじくも這いつくばらされるなどというのは絶対に嫌なのです。

そうしたことで実戦というのは言葉としてはおおげさなのですが、喧嘩にどれだけ役立つかとい
うことに関心があるのも事実です。
自分がもっと強ければ精神的にも余裕がでて、上手に注意したりすることが出来るようになるか
と思いますが、まだまだ自分の腕は未熟なため、そうした課題を持っています。
ただお二人とも武術として剣道を取り組まれているということで、自分のそうした気持ちについ
てご理解頂けるところもこともあるかと思います。

またhideさんからご指摘ありましたように、言葉の定義をはっきりとさせないとよくないで
すね。

武術というと日本では簡単に言うと武技の技術をさし、より精神的な高次の段階を含むものを武
道という考え方が一般的であるように思われます。

中国では武術(ウーシュウ:カタカナで発音書くとこんな読みになります)というと、その内に
日本と同様に「道」と似たような理念が含まれているようで、それは中国の武術も諸子百家の時
代のころからの仏教や儒教、道教といった思想を背景として成り立ってきたからであるようで
す。
とうことで自分としては同様なものという思いがあり、「武道、武術」と併記していました。
少々誤解を招くところがあったと思います。
失礼しました。
[2003/01/28 21:02:14]

お名前: ひろ   
 普通に剣道家が実戦的かどうかといえば実戦的ですよ。
 あんな重たい防具に動きにくい服装で叫びながら秒単位で叩き合う。しかも
剣道をしてない方にはわかりにくいと思いますが、打つときに絞っているんで
痛くないだけで、もし絞らないで打ち切ったらどんなにダメージを与えること
か。それに剣先の練りあいにより相手の攻撃を探り心の変化を読む訓練してま
すし。
 それに当てられることを前提にしていない方がよっぽど実際にダメージを追
った時に危険だと思いますが。それと剣道も死を意識する方はいますよ。中国
武術をする方すべてが死を意識しているかどうかは疑問ですし。人それぞれで
はないでしょうか?八段の先生がたの文とかを読むと日ごろの行動の一つ一つ
が剣道だと言う方もいますし。
 自分の先輩で中国武術をして実戦的だと自慢している方がいますが、その人
は竹刀を前にしたら掴むことばかり考えていましたし・・・。

 お気持ちはわかりますが、実戦的な武道とか武術とかはあるといえばあるし
、ないといえばないのでは。使い方次第で武道や武術とい名のつく物は凶器と
化しますし。それを押さえて、実戦に使わないぞと思える人こそが真の武道家
なのでは?
[2003/01/28 12:20:56]

お名前: まさ   
興味深いトピをたてて頂きありがとうございます。

闘争の場での有効性が武道の要件ということであれば剣道は武道ではないでしょうね。

ただ、私は、武道とはそれを通じて「道」(武士道)を追及し得るものであると考えま
すので、その意味では武道だと思います。
むしろ、喧嘩や闘争から切り離されることによって、「道」としての側面が重視される
のではないでしょうか。(だから、多くの人が一生続けているのだと思います。)

正直、学生の頃は「喧嘩に使える」というのは大きな関心事なんですが、年齢を重ねる
と(といっても(ぎりぎり)30代ですが)、喧嘩に使えるかどうかって重要ではなく
なるんですよ。

もちろん、他のスポーツでも精神的なものは得られると思いますが、その精神的なもの
が「武士道」という範疇にくくられるものが「武道」かなと思います。
[2003/01/27 16:44:39]

お名前: Hide.   
管理人のHide.と申します。

そうですねぇ、まず、用語の定義をしっかりしないと、この手の話は噛み合わなくなって
くると思います(^^;

私の定義ですが、
 武術・・・肉体を駆使しお相手を殺傷する技術の総称
 武道・・・武術を楚として、人間として生きる道を探るもの
 スポーツ・・・楽しみ、あるいは、レクリエーションのために生まれた身体活動を伴う
        ゲーム
と分類しておりますので、現代剣道は武道であるという考え方に立っております(^^)

ただし、剣道の中での競技(試合)は、剣道のもつ「スポーツ的側面」でして、剣道とい
う大きな山の中にあって、ホンの一角にしか過ぎないと理解しております。


この掲示板にも、「剣道は武道かスポーツか」というトピがありまして関連の話が議論さ
れております。よろしければご参考にお読みくださいm(_ _)m
[2003/01/27 16:38:55]

お名前: sam   
では、私見を披露させて下さい
あくまで私見ですのでご容赦を。

剣道が武術・武道かあるいはスポーツかとのことですが、
剣道は剣道であって、武術・武道でもスポーツでもどちらでも良いではありませんか。
どちらに定義しても本質が変わるわけではありません。
武術・武道と思っている人もいれば、スポーツととらえて剣道に打ち込んでいる人もいます。
そのどちらも同じ土俵で剣道をしています。

もう一つ、剣道の実戦性ですが
いざというときのために剣道をやっている人はいないでしょう。
用もないのに竹刀や木刀を持ち歩いては却って危険です
よく言うでしょう。生兵法は怪我の基とと。

中国武術をどの程度修行されているかはわかりませんが
却って素人だった方が良かったと思われるときがあるかもしれません

さごに
私は剣道を楽しんでいます。
稽古をしているときは内心では本身を使った真剣勝負と思ってます。
しかし、今の時代、実戦に役立つ必要があるとは思いませんね。
そのためには、警察や自衛隊があるわけ家ですから。
[2003/01/27 14:05:22]

お名前: あつし   
はじめまして。私の意見と見解を述べさせていただきます。
剣道はスポーツ(競技)の一面と武道の一面があると思っております。
私が考える武道と少し意見が違うようですが、私は武道とは暴漢に襲われて役に
たつかということではなく、精神面に重点をおき、年長者をたてるとか、礼儀を
重んじるとか、相手ではなく自分に打ち克つとかそういう意味において剣道は
武道であるといえると思います。確かに競技的な一面もありますが、競技だけで
高齢者が続くでしょうか?剣道はメンタル的な面がすごく重要です。
したがって武術ではないと思います。術ではないと思いますね。
武術の考え方と剣道の考え方は違うと思いますがそれで武道ではないとは
いえないでしょう。武の道ですから、一生涯かけて修行していく道だと思っています
決して選手生命が終わり試合にでないからといって引退するようなものでも
ないですし
[2003/01/27 04:28:48]

お名前: 中国武術をやっているものです   
初めまして、私は剣道をやったことはないのですが、中国武術をやっているものです。
剣道について疑問に思うところがありまして、皆さんがどのように思われているのか知りたく
、書き込みをさせて頂きました。

私が疑問に思うことというのは、剣道の実戦性です。
というのも、剣道や柔道は日本の誇るスポーツとして素晴らしいものであることは確かですが
、一方武道、武術として捉えた時、果たして武道、武術足り得るのかということです。

武道、武術の定義は難しいところですが、歴史的な意味合いで取り上げるよりも、現実の実生
活上での面で考えるならば、例えば、ナイフを持った暴漢に襲われた時に役にたつかというこ
とです。
例えば、剣道の試合を見ていると、自分の攻撃が決まるのと、相手の攻撃が決まるのとほとん
ど同時であるということがよく見受けられます。
もちろん試合ですからそれは当然なことと思います。
しかし街中でナイフを持った相手に対した時は、自分が棒や傘、又手刀で対峙するにしろ(
ナイフに対して向き合える胆力など心の問題は別として、技術的なことのみにおいて)、当然
相打ち(またはほぼ同時に決まるような場合)になるような攻撃をだせば、刃物をもたない自
分の方が重症を負うことになると思います。

剣道を練習することで見切りの力は養われることと思いますが、剣道は、現実的には練習にお
いて当てられることを前提としている、つまり自分が傷つかない、負けないことよりも当てる
こと、勝つことを優先していると思います(武術は刃物等で傷つけられた場合、死や生涯にお
ける後遺症などを考えるわけですから、自分が負けないこと、傷つかないことを前提としてい
ます。)。

これはスポーツであるならば当然ですが、剣道は武道、武術としての観点からとらえられるこ
とがあり、そうした時私には、剣道は果たして武術なのかと強く疑問に思われるところがあり
ます。
その点、昔(時代、流派によってかなり異なるかと思いますが、江戸の初期頃までは)の剣術
の稽古は木刀による型稽古が中心で、その中で体を作り、また実際に打ち合うときは寸止めで
あったと聞きます。

このスポーツ化によって武術的な面が形骸化したというのは既存の格闘技や柔道、相撲といっ
たものでも同様です。

長くなってしまいましたが、私が剣道をされている皆さんに伺いたいことは、以下のことです。

剣道はスポーツでしょうか、武道でしょうか?
もし武道であるなら、現代の実際の喧嘩、闘争の場面において有効であると思いますか?

私は剣道は完全にスポーツであると思います。
防具をつけ、当てられることを前提として、その技量を競うものだと思います。

誤解のない様に述べておきますが、スポーツは素晴らしいものだと思いますし(自分も昔
バスケットをやっていましたし、野球やサッカーも好きです。剣道が剣術を元に派生して
きたゆえに武道であるという認識に対し、疑問があるということです。)、剣道がその実
際の闘争の場において全く役にたたないとというわけではありません。

ただ、剣道はその文字から武術であるかのように思われますが、実際の稽古は試合に勝つ
ためのカリキュラム、練習体系で組み立てられており、実戦のための稽古は行っていません。
その点で、実際の武術と比較して、闘争の場においての有効性について不十分であると思い
ます。
また、精神的な面においても、他のスポーツと得られるものというのは同じではないでしょうか?

本来の武術は、死を意識することや、中国武術でいうならば、自然の法則に適応していくこと
で根源的な自己を知りうる方向に近づいて行こうとしますし、また日常生活においても、常に
武を意識する(箸を持つ時の体の使い方から、人との間合いの取り方等、武術は生活と一体に
なっていなければならない)といった思想があり、そうしたところがスポーツと違っています。

駄文ながら、私の思うところを長々と書かさせて頂きました。
中にはこの文を読んで、気分を害された方がいると思います。
申し訳ありません。
また掲示板の趣旨から内容がはずれていましたら、お詫びいたします。
[2003/01/27 04:10:44]

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