Re: 危険な体当たり? ( No.1 ) |
- 日時: 2011/12/12 03:28:34
- 名前: だみ声
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- ロケット面さんの文を読んで僕が感じた事を書かせていただきました。あくまで個人的な意見ですが、いかがでしょう?
剣道審判規則にも、運営要領の手引にも、「危険行為」と言う文言はなく、「違法」または「不当」な行為と言う表現です。 この両者も混同してはいけないとあります。 僕は、危険行為の文言がないのは、明文化せずとも「危険行為はしない」という原則にのっとっていると解釈しました。
この事から体当たりには自然な体当たり、危険または不当な体当たりがあると言う事となり、危険または不当な体当たりには、「注意」を与えるのが妥当な行為と思います。 危険や不当をどう判断するかと言う点は、「怪我に直結する事が予想されるもの」で、今の場合、「後頭部を打つような転倒をする体当たりや突き上げ」となります。
危険や不当の程度によりますが、2度注意をしてもやめず、3度目もやった場合は合議をかけて反則とする、もしくは2本負けまでやってしまうと言う事でいいのではないでしょうか。
2本負けまでやるのは行き過ぎとの見方もありますが、それこそやってはいけない行為(規則16条 審判員又は相手に対して非礼な言動をすること)を適用すればこうなります。
注意を2回与えても、3回目をやったから、相手に1本を与える事が出来るかどうかは、規定がありません。打突以外で相手に1本与えるのは、反則2回の時でありますが、上記の場合「注意」だから何回やっても相手に1本という規定がありません。
そこで合議によって、反則1回あるいは、16条を適用すると言う流れですが、いかがでしょう? つまり、やってはいけない危険行為を注意2回後に3回目をやったのだから、軽くて反則1回、重くすれば、16条を適用すると言う事です。(審判としては勇気が要りますがね)
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Re: 危険な体当たり? ( No.2 ) |
- 日時: 2011/12/12 14:08:31
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- 管理人のHide.です。
打突に結びつかない危険な行為は反則になります。 故に、危険行為と判断できる場合は、合議をもって審判員の見解を明らかにし、当該事例 では教育的に指導を行い、それが繰り返されるならば反則とすべきでしょう。
昨今、切返しでも体当たりをしないで行うことが多くなってきまして、指導者も子どもた ちも「正しい体当たりおよび正しい体当たりの受け方」を知らないことが懸念されます。 その学校が意図的に危険な体当たりを指導しているとするならば問題であると考えます。
子どもたちに正しい体当たりを指導するのは指導者の責務であり、また一方で、ロケット 面さんのように、子どもたちに「倒れるときは顎を引く」など危険回避の方法をしっかり 教えることも必要かと存じます。 剣道は格闘技です。 お相手との身体接触によって、どんなアクシデントがあるかわかりませんので。
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Re: 危険な体当たり? ( No.3 ) |
- 日時: 2011/12/13 01:13:24
- 名前: ロケット面
- だみ声さん、Hide.さん
丁寧な回答ありがとうございます!私が持っているのは、平成11年4月1日発行の「剣道試合・審判規則、同・審判細則」 という薄い全剣連発行のもので、危険行為ではなく禁止行為のことでした。また、「剣道試合・・・の手引き」では違法・不当などと表現されているところです。不正確な記述すみませんでした。
お二人の先生とも、危険な行為としてみなされれば合議をもって、教育的指導ののち繰り返す場合に反則とするということをおっしゃっておられますので、私が今後そのような場に立ち会った場合は、そのようにしたいと思います。少年剣道ではあまり経験ありませんのでそのような機会はないかもしれませんが。
私の地域の中学校の試合は、剣連からの審判助っ人なしで中学校と高校?の先生のみが審判をされております。剣連から助っ人に出ると贔屓だのと問題になることもあるでしょうから、いいことだとおもいますが、少年剣道の審判レベルとは違うようですので、もしかすると危険な行為と判断されなかったかもしれません。私からすると何らかの指導があってしかるべきかと思える内容でしたので、書かせていただきました。中学校教育の一環なので、親でもない外野からは口出ししにくいですが、今度そのような行為が見られるようでしたら、大会運営本部に連絡するとか、道場の先生の知り合いつてで連絡などした方がいいのでしょうね。
大変参考になりました。ありがとうございました。
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Re: 危険な体当たり? ( No.4 ) |
- 日時: 2011/12/13 23:21:11
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- To ロケット面さん
少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。
事故が無く試合を運営するのも審判員の務めです。 まして、後頭部から落ちれば、重大な怪我につながる恐れもあります。しっかりと対処す べき事例と考えます。
ただし、繰り返しにもなりますが、正しい体当たりの仕方と受け方を子ども達に学ばせる ことも大切です。万が一の事故に備える意味からも必要不可欠と考えます。
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