このフォームからは投稿できません。
name
e-mail
url
subject
comment
トップページ > 記事閲覧
危険な体当たり?
日時: 2011/12/11 22:51:08
名前: ロケット面 

ロケット面ともうします。

4段を持っており、仕事の合間に近くの道場に通っており、たまに少年剣道の指導を手伝ったり、助っ人で審判したりします。

先日、中学校の新人戦を観戦に行ったときのことです。危険だなとおもう体当たりをしている中学校がありましたので、お尋ねしたいと思います。準決勝でのことです。おそらく身長差がかなりあったので1年生中心の剣道経験者のチームと2年生中心のチーム(多分半分くらい剣道経験者?)の試合だったと思いますが、2年生中心と思われる中学校は、ほぼ全員が、相手が面を打ってきて体当たりになるとき、相手の腕の下から下から上に向かって両手を突き出します。相手はのけ反るような形で体制を崩しますが、そこに技を仕掛けます。5人のうち2人は後頭部からひっくりかえり、試合中断になりました。危険行為のように思われたので、主審やあるいは審判主任等から注意などないのかと思いましたが、何の指導もなく、相手チームは何度も同じ体当たりを繰り返します。また、倒された方の監督の先生も何も抗議する様子もありませんでした。結局、圧倒的?なパワーの強さで2年生中心と思われるチームが勝ちましたが、そのうち数本は、相手が突き上げられて体制を崩した後での面でした。

私も、何度か審判講習会に行ったことがあり、全剣連の試合・審判規則等を2冊持っており、家に戻って危険行為かどうか確認しようと読み返してみましたが、その行為については危険行為等の中に記載がありませんでした。たしかに、大人同士での試合ではあまり見かけません。しかし、小学生などを指導していて、高学年が低学年の相手をするとき特に低学年が面を打っていったときにのけぞるような形で後頭部から倒れることが稀にあるので、両手を突き上げるのは危ないので上から下に腰で体当たりするようにと気づいたときは教えています。道場の先生も腰で体当たりしろと常々指導しています。私も昔も別の道場ですがそのように習ってきた記憶があります。少年剣道や身長差がある中学生などの剣道ではこのようなのけぞりながらこけることが比較的起こりやすい危険な体当たりだと思うのですが、これは、禁止行為には当たらないのでしょうか?あるいは、監督等が審判主任に抗議することは可能な行為なのでしょうか?また、今まで、わたしが審判したことのある試合ではそのようなことはありませんでしたが、仮に、上記のようなことがあった場合、指導あるいは反則を取ることができるのでしょうか?

その学校学生の全員同様に突き上げるように手を出す体当たりのやりかたでしたので、おそらく中学校の指導者がそのように教えているものと思われます。そのような形で教えていることは問題ないことなのでしょうか?(中体連は問題にしないのでしょうか?)

このような行為とは関係なく、顎を引けばのけ反りながらこけることは少なくなるとは教えていますが、上記のような下から突き上げる体当たりだと、顎を引いてもタイミングによっては後頭部からこけることがあると思います。道場の子はちがう中学校に通っていますが、1年生も2年生も、小粒です。上記のチームと当たったら、間違えなく何人かやられると思われます。

よろしくお願いいたします。
メンテ

Page: 1 |

Re: 危険な体当たり? ( No.1 )
日時: 2011/12/12 03:28:34
名前: だみ声  < >

ロケット面さんの文を読んで僕が感じた事を書かせていただきました。あくまで個人的な意見ですが、いかがでしょう?

剣道審判規則にも、運営要領の手引にも、「危険行為」と言う文言はなく、「違法」または「不当」な行為と言う表現です。 この両者も混同してはいけないとあります。
僕は、危険行為の文言がないのは、明文化せずとも「危険行為はしない」という原則にのっとっていると解釈しました。

この事から体当たりには自然な体当たり、危険または不当な体当たりがあると言う事となり、危険または不当な体当たりには、「注意」を与えるのが妥当な行為と思います。
危険や不当をどう判断するかと言う点は、「怪我に直結する事が予想されるもの」で、今の場合、「後頭部を打つような転倒をする体当たりや突き上げ」となります。

危険や不当の程度によりますが、2度注意をしてもやめず、3度目もやった場合は合議をかけて反則とする、もしくは2本負けまでやってしまうと言う事でいいのではないでしょうか。

2本負けまでやるのは行き過ぎとの見方もありますが、それこそやってはいけない行為(規則16条 審判員又は相手に対して非礼な言動をすること)を適用すればこうなります。

注意を2回与えても、3回目をやったから、相手に1本を与える事が出来るかどうかは、規定がありません。打突以外で相手に1本与えるのは、反則2回の時でありますが、上記の場合「注意」だから何回やっても相手に1本という規定がありません。

そこで合議によって、反則1回あるいは、16条を適用すると言う流れですが、いかがでしょう?
つまり、やってはいけない危険行為を注意2回後に3回目をやったのだから、軽くて反則1回、重くすれば、16条を適用すると言う事です。(審判としては勇気が要りますがね)
メンテ
Re: 危険な体当たり? ( No.2 )
日時: 2011/12/12 14:08:31
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

管理人のHide.です。

打突に結びつかない危険な行為は反則になります。
故に、危険行為と判断できる場合は、合議をもって審判員の見解を明らかにし、当該事例
では教育的に指導を行い、それが繰り返されるならば反則とすべきでしょう。

昨今、切返しでも体当たりをしないで行うことが多くなってきまして、指導者も子どもた
ちも「正しい体当たりおよび正しい体当たりの受け方」を知らないことが懸念されます。
その学校が意図的に危険な体当たりを指導しているとするならば問題であると考えます。


子どもたちに正しい体当たりを指導するのは指導者の責務であり、また一方で、ロケット
面さんのように、子どもたちに「倒れるときは顎を引く」など危険回避の方法をしっかり
教えることも必要かと存じます。
剣道は格闘技です。
お相手との身体接触によって、どんなアクシデントがあるかわかりませんので。
メンテ
Re: 危険な体当たり? ( No.3 )
日時: 2011/12/13 01:13:24
名前: ロケット面 

だみ声さん、Hide.さん

丁寧な回答ありがとうございます!私が持っているのは、平成11年4月1日発行の「剣道試合・審判規則、同・審判細則」 という薄い全剣連発行のもので、危険行為ではなく禁止行為のことでした。また、「剣道試合・・・の手引き」では違法・不当などと表現されているところです。不正確な記述すみませんでした。

お二人の先生とも、危険な行為としてみなされれば合議をもって、教育的指導ののち繰り返す場合に反則とするということをおっしゃっておられますので、私が今後そのような場に立ち会った場合は、そのようにしたいと思います。少年剣道ではあまり経験ありませんのでそのような機会はないかもしれませんが。

私の地域の中学校の試合は、剣連からの審判助っ人なしで中学校と高校?の先生のみが審判をされております。剣連から助っ人に出ると贔屓だのと問題になることもあるでしょうから、いいことだとおもいますが、少年剣道の審判レベルとは違うようですので、もしかすると危険な行為と判断されなかったかもしれません。私からすると何らかの指導があってしかるべきかと思える内容でしたので、書かせていただきました。中学校教育の一環なので、親でもない外野からは口出ししにくいですが、今度そのような行為が見られるようでしたら、大会運営本部に連絡するとか、道場の先生の知り合いつてで連絡などした方がいいのでしょうね。

大変参考になりました。ありがとうございました。
メンテ
Re: 危険な体当たり? ( No.4 )
日時: 2011/12/13 23:21:11
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To ロケット面さん

少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。

事故が無く試合を運営するのも審判員の務めです。
まして、後頭部から落ちれば、重大な怪我につながる恐れもあります。しっかりと対処す
べき事例と考えます。

ただし、繰り返しにもなりますが、正しい体当たりの仕方と受け方を子ども達に学ばせる
ことも大切です。万が一の事故に備える意味からも必要不可欠と考えます。
メンテ

Page: 1 |