Re: オジンと中学生2 ( No.87 ) |
- 日時: 2011/06/19 18:28:55
- 名前: だみ声
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>
- 春さん、TENちゃん わざわざありがとうございます。
>「この子だみ声さんのことが好きなんだね。甘えてるもん。 そうかもしれないけれど、今それは心の深い所にあって、今は「好きくない!」が 表面に出ていると思います。 >本当に嫌いでイヤだったら無視じゃなくて絶対に近くに行かないよ。 微妙な所です。「近く」の意味が「同じ床の上」だと10mは離れていて、視野に あっても「至近距離」ではないとも言えるし… >稽古だって絶対無理だし。 回り稽古でも稽古相手として、打ち込み合ったと言うのは「絶対拒否」ではないと 言えるのでしょうか? 多少救われる気分でもあります。 >親とだみ声さんが話をしてるのはわかっていると思うから親が言ってたとかは聞きたく ないかも。 それはそうですね。今回僕はB子のおさぼりを「チクッた」のは事実です。 >レギュラーのことは一番自分がわかっていると思う。わかっていてもできない時ってあ るもん。 本人が一番悩んでいる部分だと思います。 いわゆる「こころ裏腹」自分の矛盾に 自分で気付きながらもどっちつかず… >優しくされるのと鬼のようにされるのとどっちがいいのかなぁ? 難しいねぇ。。。」 優しく見守る路線です。 B子のジレンマを入試まで引きづらせたくないもんねえ。
>17日の稽古の様子を見て >「だみ声さんがニコニコと笑顔で稽古する。 >打たせないようにして長〜い稽古をすれば闘争心が湧いてくると思う」 また何らかの機会があれば、試してみます。 少なくとも3月5日、31日には、 僕としっかり地稽古した訳ですからねえ。(何だか遠い昔の様です) >娘との会話の中から拾ってみました。 本当にご心配いただきありがとうございます。
今日は地元剣連主催の中学生大会でした。 先輩高校生から「先生!女子チームたるんで ます!!」のいたぁ〜〜いクレームがありました。「分かっている! ごめんね」と言うの が多少むなしかった。
Hideさん A子の件ですが、保健の先生も「多少アスペルがー症候群」があると思う、とおっしゃっ てます。 メンタルカウンセラーの方が、「病名にしてしまうには症状が軽い」との判断を しているとの事です。 僕としてはどの程度をもって病名にするのか基準が分かりません。 少なくともその傾向があるのは、みんなが認めています。 はっきりと病名を付けて周囲にそれを示し、認識と理解の上に対応する方が効果的と言う 事なら、そういう方向付けも示唆してみようか? 越権行為だよなぁー。 やるなら、 やんわりだなぁー。
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Re: オジンと中学生2 ( No.88 ) |
- 日時: 2011/06/20 08:04:01
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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>
- 参照: http://ichinikai.com
- To だみごえさん
ボクも専門家ではありませんので、どの程度から病名がつくのかは不明ですが、病気とい う認識が出来れば、多くのことは「納得してもらえる」はずですし、こちらも、そういう風に対処していけばいいわけです。
でも、その傾向があるとわかっただけでも、こちらとしての意識も対処法は変わってくる のではないですか
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Re: オジンと中学生2 ( No.89 ) |
- 日時: 2011/07/04 10:16:58
- 名前: だみ声
<
>
- A子、B子 いずれも足掛け10か月に及ぶ取り組みでありますが、決して望ましい方向
に進展しているわけでもなくこの先もどうなる事やら…と思いつつも、もうしばらく続け させていただきます。 じつは、だみ声本人も66歳寸前をもって、6月30日付でサラリーマンとしての勤務を 終えました。ここ1年は月、水、金の週3勤務でしたが、今現在毎日が日曜という生活が スタートして4日目であります。 尤も勤務中もあわただしくて、有給休暇を消化することもなく送別会を開いていただいた 後も月末まで勤務という状況でした。
6月後半は、最後の出張や引き継ぎで、19日の中学生大会に参加した以外は所属道場の 稽古もままならない状況もあり、中学校剣道部の指導にも行けておりませんでした。
土曜日に久しぶりに中学へ出向いたとき、顧問先生から、中体連選手名簿を見せられまし た。「いろいろ悩みましたが、こういう組み合わせです」とのことでした。 顧問先生はそれでもB子、もう一人のおさぼり(この子はこの頃まじめ)も団体戦選手に 入れておられました。 「これでいいのだ!」と思いました。
この選択が後日、特にB子にとってどのように作用するのか、「神のみぞ知る」ところなの でしょう。 僕は暖かくそれまでの稽古日にできる限りの指導に専念するつもりです。
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Re: オジンと中学生2 ( No.90 ) |
- 日時: 2011/07/04 11:57:52
- 名前: 春
- だみ声さん
お疲れさまでした。 ゆっくり充電して下さいね 無茶しちゃだめですよぉ〜!
A子さん、B子さん 難しいお年頃です。 自分で幸せを掴みとって欲しいものです。 だみ声さんとめぐり逢えた「仕合せ」を今は気がついてないかもしれません。 いつか必ず「ありがとう」の時が来ると信じてます
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Re: オジンと中学生2 ( No.91 ) |
- 日時: 2011/07/04 23:30:36
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To だみ声さん
お仕事勇退されましたか。 ホント、お疲れ様でした。 これからは、ご自身が本当にやりたいことに専念なさってください 〜☆
>この選択が後日、特にB子にとってどのように作用するのか、「神のみぞ知る」ところ >なのでしょう。 僕は暖かくそれまでの稽古日にできる限りの指導に専念するつもりで >す。
はい、もう、しのごの言っても始まりません。 選手が大会に集中できるよう、ベストをつくしてくださいねp(^-^)q
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Re: オジンと中学生2 ( No.92 ) |
- 日時: 2011/07/11 17:55:58
- 名前: だみ声
<
>
- 話は半月ほど前に戻しますが、定年退職前の6月21〜24日と最後の出張に出かけまし
た。 最終日の空港で時間待ちしていると、とあるお土産売り場でAKB48グッズが並んでいました。 B子が板野ともちんを好きなんだよねえ〜「どれどれ」と見ていましたが、ノート鉛筆、 シャープペン、ストラップ下敷き小物入れ、その他もろもろ手当たり次第13品目ほど彼 女のお土産にしました。(各品物を覚えていない)
帰宅後母親に電話して、こんなのをお土産にしたので「お母さんから渡してください」と 言ったところ、「娘と一緒にうかがいます」とのことでした。 B子一緒に来るのかなあ? と思っていたら二人で来てくれました。 決してご機嫌は良くありません。
僕だって稽古を離れたところで、なれなれしくできる状況ではないので、「分からないまま こんなのお土産にしたから」と手渡しました。 母親をチラッと見て、小声で「ありがと う」と言ってくれました。
その後の稽古場での態度は、一向変わったとは思えません。 稽古そのものも決して一生 懸命やっているようには見えません。 ただし筋はいいので技を究めようとしない、自分 を追い込もうとしない所と、手抜きする所が指導者としての不満なわけです。
7月2日土曜日の稽古では、中体連に向けた試合稽古とをやると言うので、やらせました が男女とも、何とも全体の熱気が感じられなくて、こんなことで中体連戦っていい成績を 望めないぞ!! と全員にはっぱをかけました。 いわゆる沈滞ムードです。
7月5日火曜日、稽古前、突然B子が僕の所に来て「この前はありがとうございました」 と言ったのです。 予期してなかっただけに僕の返事も大慌てでしたし(平常心とはほど 遠い)、B子だってすぐに立ち去りましたので、ほんの数秒の出来事です。
帰宅して母親に電話しました。 「今日お礼を言ってくれました」。 「娘はあのお土産大 変喜んでいます」「お礼言うのはずかしい、と言っていました。」とのことです。
とにかく今、剣道への取り組みは変われない、だから僕の指導も「イヤ!」、でもAKB48 のお土産はうれしい。 一言お礼は言う。 と言うところでしょうか?
僕としては、「彼女とはなんとかつながっている」ような気がしています。 今彼女に剣道を押し付けるのは無理、中体連の時期に重なってしまったことが残念ではあ るが、後は彼女がいずれ「どう感じるか」に任せるのでいいのだろう。
気付いてほしいのは彼女のテンションがこのままでは、中体連の成績も多くは望めないだ ろうし、一緒のチームメンバーの選手の記録にも、良いものが残る希望は薄い、という点でしょうか? メンバーの全員に大なり小なり影響があったことも否めません。 中体連大会は17日です。
僕は次回、同じようなケースに見舞われて、どのような取り組みが出来るのでしょう? 多感で不安定な年齢のこの時期、「剣道で教える」工夫の模索は永久に続くのでしょう。
A子の話題がおろそかになっていますが、とにかく元気さは戻っているようです。ただ教 室に普通に混ざりこめない。 好きな時だけ行くから他の子たちも「甘え」「身勝手」と言 う感覚を持っている。 そういう批判には鈍感なようなのでまだ大きく気にするものでは ない。 しからば「学業の遅れ」を取り戻す発想をそろそろしてくるのではないかと思い ますが、焦ってはいけない部分なのでしょう。こちらの取り組みはまだしばらくかかるようです。
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Re: オジンと中学生2 ( No.93 ) |
- 日時: 2011/07/12 07:35:49
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To だみ声さん
なんとか気持ちを切り替えられるといいんですけどねぇ。 でも、このまま気がつかないで終わりになって…後悔するパターンでしょうね、たぶん(>_<)
でも、お礼が言えたっていうことは、悪いことではありません。 他の子への影響が気になるところですが、もう、目をつぶるしかないでしょう。 発破をかけてみても、大会までにチームを立て直す時間的余裕はないように思えますし。
A子ちゃんは、B子ちゃんよりもたちが悪いかも。 気づくきっかけがあるのか疑問ですから…。
>僕は次回、同じようなケースに見舞われて、どのような取り組みが出来るのでしょう? >多感で不安定な年齢のこの時期、「剣道で教える」工夫の模索は永久に続くのでしょう。
女の子の場合はなにしろ「(自分を)嫌いにさせないこと」が一番です。 理屈ではなく感情で動きますので。 もちろん媚びを売る必要はありませんが(^^;
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Re: オジンと中学生2 ( No.94 ) |
- 日時: 2011/07/12 20:05:48
- 名前: 外部指導者A
- To だみ声さん
一外部指導者としての考えをのべさせて頂きたいと思います。
中学剣道の部活に外部指導者が求められているのは? それは顧問の先生が剣道経験が少ない、又は経験がない為、単純に「剣道の指導をしてもらいたい」ということでしょう。 私の場合は、まず部員達に正しい手本を見せることを出来る限り行っています。(スピードは無理せず)
・素振り ・切り返し ・基本打ち ・掛り稽古 ・技各種 ・木刀による基本稽古法 ・剣道形 などです。
特に面をつけての稽古では個人の技量、運動能力、心理状態に気をくばっています。 自分が教えて頂いた時のように、面越しの指導を心がけています。
外部指導者として約2年過ぎました。 中学から始めた二・三年生全員初段、一級取得経験者の三年生数名が弐段審査に合格してくれました。 試合での成果は、まもなく行われる中体連地区予選での結果でわかります。
顧問の先生も昇段の結果に満足しており、中体連では「絶対県大会に行くぞ」と生徒と共に気合が入ってきました。 後は外部指導者として子供達が気を緩めないよう見守るだけです。
『剣道の指導をする』それだけです。 ただし、稽古の前後の会話は常に行っております。
高校でも剣道を続けている子供達を見ると指導者も良いものだなと感じます。
多感な年頃だからこそ「真剣に一生懸命はもちろん、正しく正確な剣道を見せ続ける事」が 自分の役割だと思っています。 ちなみに、子供達は私の技術、所作を良く見ていますね
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Re: オジンと中学生2 ( No.95 ) |
- 日時: 2011/07/13 01:34:57
- 名前: だみ声
<
>
- 外部指導者Aさん ご意見ありがとうございます。
ご意見、真にごもっともです。 僕も外部指導を引き受けた8年前は、剣道部で剣道の みを指導しておりました。 その頃の中学生も今はいっぱしの社会人になっております。
>中学剣道の部活に外部指導者が求められているのは? >それは顧問の先生が剣道経験が少ない、又は経験がない為、単純に「剣道の指導をして >もらいたい」ということでしょう。
おっしゃりたいのは、剣道の指導だけでいいのに、それ以外の部分に首を突っ込みすぎじ ゃないの? ということだと思います。 これもその通りです。 一応中体連ではここ3年、県大会までは常連になっております。 今年がやばい!
外部指導を始めて5年目ぐらいになると、剣道部だけでなく、他の部活の状況、他校との 強弱の変化、生徒たちの学校以外の場所での挙動などが、そして部員数の年度ごとの変動、 不登校の子の存在、離婚家庭の子、母子家庭、父子家庭、放置家庭、破産家庭、暴力生徒、 アスペルガー、虚弱体質、リストカット、等の情報が耳に入ってきました。
上記の事柄は、程度差はあっても日本の中学校が現在抱える諸問題と言う事です。 でも、外部指導者も自分の仕事があり、耳に入るだけで、これといった行動がとれる環境 にないのが普通です。
そしてさらに2年がたってH22年7月から、65歳になった僕は、勤務が週3日になりま した。 剣道部には火・木・土と指導にかかわれるようになったのです。 そしてこの頃不登校に陥った1年生女子剣道部員の存在があり、この子の登校をどのよう にバックアップできるのかを考え始めたのです。
「オジンと中学生2」を書き始めた時の、元教師のHideさんとの最初のやり取りは「一外 部指導者がそこまでやるな」だったのです。 まさに外部指導者Aさんと同じ意見でした。
今回僕は「おせっかい」「越権行為」覚悟で取り組みました。 どうせ外部指導を引き受 けた時点で、稽古中に事故があれば、責任はゼロではないことも認識しておりましたので、 勤務が半分になったことを理由に、取りかかってみたのです。 ついでにおさぼり部員のことも書いて来ました。
専門家でなくても、こういう取り組みをしている人はかなりおられるのではないでしょう か? ただ、その取り組みの顛末を公に報告している方は少ないと思います。 私は頼まれ指導者で、指導も全くのボランティアです。 頼まれた範囲以外のことは一切 関与しません。 というのが普通の了解事項だと思います。
僕だってそれで何ら不満を言われる筋合いはありません。 ただ同じ剣道部員が不登校な のに、道場に来ない限りは指導できないという所に、ちょっとかかわって見て、少なくと もそれが「迷惑」や「更に殻に閉じこもる要因」でないということなら、取り組んでみよ うとしたのが今回の内容なのです。
そして僕が剣道を通じて部員たちに学んでほしいことは、「人間形成」の実践なのです。 せっかく「剣道理念」があるのに、この本質と実践を部員に説く指導者は多くありません。 「初段審査の筆記試験に必ず出るから覚えなさい」では、あまりにも薄っぺらです。
「剣の理法」ってどういう事? それと「人間形成」の関連性は? この疑問に明確に答 えたくて、その試みの一つが、今回の取り組みなのですが、ご理解いただけますでしょう か? ここで言う答えとは、僕自身への納得のいく「剣道理念の解釈」という意味です。
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Re: オジンと中学生2 ( No.96 ) |
- 日時: 2011/07/14 22:26:03
- 名前: 外部指導者A
- To だみ声さん
決して否定しているわけっではありません。かえってご自身の立場を窮屈にされているような気がするので、ご意見いたした次第です。
>おっしゃりたいのは、剣道の指導だけでいいのに、それ以外の部分に首を突っ込みすぎじゃないの? いいえ、取り組み方が剣道の指導者でなく、一年長者?的に感じたからです。
剣道の指導=剣道の技術指導ではなく、剣道特有の指導法があるので、それを実践されては?とご提案したわけです。
まもなく3年生の部活も終わりです。(全国大会出場除けば) 新チームに対して、肩の力を抜いて、剣道特有の指導をしていかれては・・・・。
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Re: オジンと中学生2 ( No.97 ) |
- 日時: 2011/07/15 00:28:03
- 名前: 大和魂
- 私も外部指導者さんの意見に、大方同調します。
外部指導者はあくまでも外部の指導者。その指導内容は部活の指導であり、生活指導ではありません。
剣道を起点として人間形成を行うのであれば、外部指導者としての指導範囲内でしょう。剣道を真剣に取り組ませる事ができた経過の中で、私生活にも成長が見られたならば、剣道理念にある人間形成を実践できた事になります。
しかし、剣道指導で人間形成が図れないのなら、外部指導者としての限界です。ここから先は、保護者やクラス担任の指導範囲となるはずです。
今やるべき事は、素質のある生徒・ない生徒に関わらず、前向きに取り組んでいる者に対して真剣に指導をする事です。
前を向いていない生徒を範囲を超えて追いかける事よりも、範囲内で最大限できる事を当たり前のように実行する方が効果的であり、自然であると考えます。
与えられた範囲の中でやるべき事を真剣にやり続けていれば、だみ声さんの真意を今、感じとる事ができなくても、将来的に気付く事ができるのではないでしょうか。
だみ声さんの行為は、剣道理念にある人間形成から逸脱し、学校における生活指導及び家庭でのしつけの範囲に踏み込んではいませんか??
現在の行動も剣道理念にある人間形成の範疇とおっしゃられるのであれば、これ以上、申し上げる事はありません。
あとひとつ気掛かりな事は“今年がヤバい”のひと言です。
だみ声さんの真意がそこにあるのなら、期待される競技実績への不安感に対する行為であるとも考えられるからです。
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Re: オジンと中学生2 ( No.98 ) |
- 日時: 2011/07/17 01:22:02
- 名前: だみ声
<
>
- 外部指導者Aさん、大和魂さんは、いずれも剣道の一指導者としての「指導の範囲」の設
定において、一般論として今回の僕の取り組みは、「指導の範囲を超えている」とご指摘いただいたものと捕えました。
おそらく本来の指導時間を削って「生活指導」部分までかかわるのは、本末転倒ではない か、だから「今年がやばい」(後述)状況にまでなってしまったのではないか。 と言う事 も含めて、「そこまでやる必要はない」とのご意見だと思います。
Hideさんとのやり取りもそういう点から始まっておりますし、僕自身がこれは指導の範囲 を超えていることも承知してのものでした。(このスレッド最初の5〜6話)
そして約10カ月に及ぶ今回の顛末となりました。 そして総括的にみると、A子はいまだ不登校、B子は復帰に至っていないし、中体連は明 日17日ですので、時間切れ。 では僕や彼らにとってメリットはなかったのか? 表面的 には「なかった」と見ておられる方は多いのではないでしょうか? または「少ない」と しか見えないし、それなら剣道の技術指導に「専念しろ」とのご意見が多いのではないでしょうか?
一般論としてこのご意見は「当を得たもの」であろうと僕も理解します。
ただ僕としては、この10ヶ月間、自分が体験した事柄すべてをここに書いたわけではな い部分(心理的な理解や発想、納得など)を加味して考えた時、僕自身の経験値を大きく 増大できたと思っております。これは当事者でしか感じ得ない部分であろうと思います。
まだ終わったわけでもなく、事ここに至ってA子の事を忘れることなどできません。 報 告するかどうかは分かりませんが、今彼女を忘れるということなら無責任はなはだしいと 言わざるを得ないと理解しております。 特に周囲のどこからもこの件について「やめろ」 「やめてくれ」という雰囲気は感じられませんので…。
(後述)「今年がやばい」事の言い訳。 外部指導は基本的に週3回やってきました。(勤務のため、途中抜けたのも結構ありましたが) 部活指導の最中に別の取り組みなど出来ませんので、普通の指導はしっかりやってきたつ もりです。 男子においては、今年も十分戦えるレベルにあると自負しております。 ただ、女子においてB子を含めて女子全体のムードが低迷して、統制も取りづらかったこ とは事実です。(これが「指導力不足のせいだった」と言われれば返す言葉はありません)
その結果女子チーム全体の戦力は前年を下回ってしまったことは否めないという意味で 「今年がやばい」と書きました。
言い訳ついでにB子の学年は、4名でした。 小学生からの経験者は、B子のみで後の3 人も3年時6月時点で初段合格者が1名しかありませんでした。 (これが指導不足の結 果と言われれば否定できないですね) これに今年の2年生初段(いずれも初心受審者4名中2名合格)を加えて中体連に臨みます。
今日16日は、中体連に向けた最後の部活稽古日でした。 B子のここ10日間の稽古ぶ りは、7月に入ってそこそこテンションは上がっておりました。 これでは「一夜漬け」 的だよなと思うのですが、今は明日を迎えるのみです。
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Re: オジンと中学生2 ( No.99 ) |
- 日時: 2011/07/17 17:11:28
- 名前: だみ声
<
>
- 7月17日(日)
今日は中体連当日です。 僕は、町内会役員のため、少し遅れて行かざるを得ませんでし たが、近所にお葬式も加わって、試合会場に着いた時は団体戦は全部終わっておりました。
男子は6校中3位、女子は6校中4位との事で、残念ながら今年は県大会を逃しました。 男子の3位はいささか意外でしたが、内容を見ておれないのでコメントできません。
個人戦も3年男子が3位でした。よくここまで食い込んだなあと言うのが正直な感想です。 彼は高校でも剣道を続けると言っております。
女子は、それでもB子が個人戦3位に入賞です。 あれだけ長期間テンション落としなが ら、これだけの成績を残せるものだと感心しております。 準決勝戦では上手い所に当て てはいるのですが、そしてちゃんと残心も出来ているのですが、いかんせん「打突力が弱 い」。 だからクリーンヒットすれば旗が揚がって一本に出来るのですが、きわどいところ で力強くないと、せっかくの流れとしての一本に仕上がらないという感じでした。 準決勝戦は、時間切れ一本負けで終了しました。
明日からいよいよ次年度に向けて、作戦を練って行こうと思います。 今までの反省を踏 まえて新しい作戦を練り上げ、顧問、部員とも相談してコンセンサスを構築しながら実行 し、テンション落とす子を作らないで、一丸となって励んで行こうと考えています。
A子の姿を会場応援席で見る事はありませんでした。
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Re: オジンと中学生2 ( No.100 ) |
- 日時: 2011/07/17 20:53:18
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To だみ声さん
団体で県に行けなかったのはなんとも残念ですね。 決してB子ちゃんのせいではないんでしょうが、彼女が少しでもそんな視点に思い至って くれればと祈らずにおれません(>_<)
A子ちゃんがアスペルガーだとしたら仕方ないでしょうが、そうでなかったとするならば… なんとも申し上げられませんm(_ _)m
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Re: オジンと中学生2 ( No.101 ) |
- 日時: 2011/08/11 01:10:28
- 名前: だみ声
<
>
- 中体連が終わって1カ月近くたちました。 指導させていただいている中学剣道部も、明
日部長が決まるようです。 顧問が2年生全員にその日一日の部長としての司令塔をやら せてきました。 最終的には部員の互選で行くようです。(外部指導員は口出ししないでいます)
今年度は男女とも県大会を逃しただけに、2年生の士気は高まっていますが、具体的な「戦 略」をどう構築すればいいのか、が分からないようです。 これからの指導の中で方向性 と稽古内容を決めて行こうと思います。 (1年前のドジは繰り返したくありません)
A子ですが、夏休みに入りましたので、ちょうど1年が経過した事になります。 保健室 登校から、自習室兼相談室での自習を主とした登校に切り替わって、2年生の1学期が済 み、夏休みを迎えました。 表情は明るくなりましたが、どうしても教室での授業への参加が出来ないでいます。 夏休み中の部活ぐらい参加できるのじゃないかと思い、それとなく誘いの手紙を送り、受 け取ったはずですがまだ具体的な反応はありません。 それに今後の指導は部員の上達に重点を置いて行こうと思っておりますので、当分は様子 見で過ごすつもりです。
B子には、3年生の夏休みの勉強にしっかり取り組んでほしいと思いつつ、あえて積極的 な接触はしないで見守るつもりでおります。
こういう状況の中、今日の道場の稽古に3年生男子が3名、高校1年生が2名、防具を携 えてやって来ました。 3年生曰く、「気分転換のため、汗を流しに来た」。 高校生曰く「やはり高校で剣道部です。学校での稽古がない日なので防具持ち帰って来ま した」とのことです。 一人は少し遠い高校へ行ったので、剣道部に入ったのかどうか不 明だったのですが、こうして古巣へ防具持ってきてくれること自体、うれしい限りであり ます。
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Re: オジンと中学生2 ( No.102 ) |
- 日時: 2011/08/11 14:07:31
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To だみ声さん
>今年度は男女とも県大会を逃しただけに、2年生の士気は高まっていますが、具体的な >「戦略」をどう構築すればいいのか、が分からないようです。 これからの指導の中で >方向性と稽古内容を決めて行こうと思います。 (1年前のドジは繰り返したくありま >せん)
そうですね、経験を積むたびに指導内容は洗練されていくものです。 子どもたちと共に目標を明確にし、それを達成するためにどのようなメニューを立てどのように取り組んでいくべきかといった、具体的なものを示してあげて欲しいと思います
なお、A子ちゃんB子ちゃん両名のことは、この代替わりで一区切りにされてはいかがでし ょう。
剣道指導者は、自分の前に来て自分の教えを求めてくれる者にしか力を発揮できないもの なのではありませんか。 だみ声さんは、お忙しいのにホントよく頑張られました。
退職もされお時間も十分お有りでしょうから、これからは、だみ声さんの指導を欲してい る生徒たちにお力を注いでください
>こうして古巣へ防具持ってきてくれること自体、うれしい限りであります。
おっしゃるとおりですね。 教え子がより強くたくましくなって、元気な顔を見せてくれることこそ、指導者最大の喜 びであります。 そのために、今、目の前にいる子どもたちに全力を尽くしましょう!p(^-^)q
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Re: オジンと中学生2 ( No.103 ) |
- 日時: 2011/09/15 22:43:48
- 名前: だみ声
<
>
- オジンと中学生 その顛末
アクセス数が、延べ8888回になりました。 初めてトピを立てたのが昨年9月13日 でしたので、ちょうど1年が経過した事になります。 中学生剣道部員A子(今中学2年生)、B子(同3年生)二人に照準を当てて、いささか剣 道指導の枠を超えた取り組みの顛末を報告してきました。 結果としてほとんど進展のな いまま今日を迎えたわけですが、ここにまとめてみました。
A子:中学1年生夏休み前から不登校になりました。 僕は、この子が登校し、普通に学校生活を送り、剣道部でもその物心両面で指導出 来るようになる事を願って、いくつかの取り組みを試みました。 もちろんクラス担任 も、友人もいろいろかかわって、彼女の学校生活の正常化に関与しました。 結果は一喜一憂の域を出ず、現在も登校と言うか「普通の学校生活」に至っておりません。
初期の段階では、本人からも「学校行けそう」と発言し、「すぐ復帰する」と思いきや、全 くその傾向は見られず、半年後あたりから、いわゆる保健室登校となり、その在校時間も 少しずつ伸びてきたものの、下校時間は本人の気分次第と言うところです。
今は、好きな給食メニューの時は、給食のみ教室に行って食べる。それ以外は「自習室」 で一人で過ごすも、いわゆるカリキュラムはない。 登校は9時過ぎ、下校は早ければ11 時、遅くとも午後2時ごろとの事です。 アスペルガー症候群とも思える行動もあり、保健の先生から診察を受けることを両親に促 しているようです。(詳細不明)
結局僕が取り組んだことはたいした効果と思えるものはなく、新学年になった時の1週間 のみ普通に登校し、普通に教室で過ごし、部活も参加しただけで、その後は…今も「自習 室」です。部活への参加はありません。
B子:小学4年から道場で剣道、中学も剣道部ですが、激しい反抗児となりました。 今でも僕に対して直接ののしることはないですが、会話そのものが極めて少なくな りました。 自宅では大人に対して典型的な反抗児の言葉づかいをする事がありました。
2年生の6月、初めての初段審査が不合格となり、4カ月後の10月、余裕の合格をしま したが、6月の不合格以来テンションが上がらず「剣道嫌い」と「反抗期」がもろに表面化 したように受け止めています。 この時期周囲の大人は、自分の経験則や反省から、「注意や助言、指導」を行うのですが、 反抗児にとってこれほど「目障りで、ウザったい」ものはないわけです。
僕もいろいろウザったく関わってしまいましたが、「この時期、反抗によって失ったものは、 後日回収すればいい」「彼らの若さの中には、回収時間も十分ある」「人生すべて一直線で はない、回り道も人生」との助言をいただき、僕自身が平静を取り戻すと言う事実があり ました。
中体連も済み、今B子は受験に照準を当てて勉強しております。 もとより成績はトップ クラスなので、僕はひっそりと見守っております。 先日運動会の練習で、B子が楽しげにはしゃいでいるのを遠目に見て、「がんばれよ!」と 思ったわけです。 少し太ったか?とも感じましたが、言わぬが花。
以上A,B二人の中学生とのかかわりをまとめてみました。(まとまり切ってはおりませんが…) 現在も剣道部員は20名おります。 新一年生初心者は5名、先日の二級審査に全員合格できました。 来月早々には初段、二 段審査も控えております。 9月25日には、地元剣道部主催の試合もあります。 今後は、基本的には、剣道指導に直結しない事態は、出来るだけ首を突っ込まず、そっち の関係者に任せて、「指導、上達、人間形成」を主体とした部活指導を心がけるつもりです。
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Re: オジンと中学生2 ( No.104 ) |
- 日時: 2011/09/16 08:39:52
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To だみ声さん
まとめ、ありがとうございました。
「やらずに後悔するよりもやって後悔しろ」という言葉があります。 失敗の経験が次に活きるからですね。
だみ声さんのA子&B子への拘りが失敗であったなどというつもりではありません。そこは、 誤解なさらないでください。
結果としてなにも変わっていなかったのかもしれませんし、関わったからこそ「変わった 部分」もあったはずです。 よしんば、何も変わってなかったとしても、彼女や彼女を取り巻く人の心の中に、何らか の種をまいたことは間違いありません。
そしてだみ声さんご本人も、次に同じような子どもたちに出会ったとき、また、違ったア プローチを考えうることでしょう
まだ、両名とも学校を卒業したわけではありませんが、だみ声さんの中では、一区切りと いった所でしょうか? だみ声さんの教えを希求する剣道部員のため、しっかりとした目標を設定し、充実した剣 道部生活を送らせて上げて欲しいと念じます。
がんばってくださいねp(^-^)q
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Re: オジンと中学生2 ( No.105 ) |
- 日時: 2012/04/08 02:02:20
- 名前: だみ声
<
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- 古くなったトピですが、やはりこちらで報告した方がいいと思いましたので、書きに来ました。
A子、B子 それぞれの問題を報告してきましたが、今A子は中学3年生になり、基本的には毎日登校 しておりましたので、このまま後1年を通常登校と勉学に取り組んで来年の卒業を迎えてほしいと思い ますし、その方向に進んでおります。
B子ですが、今日母親と妹も同伴で、3人で僕の自宅まで卒業と高校入学の報告に来てくれました。 学校からの情報で、剣道部の卒業生の進路は聞いておりましたが、昨年の中体連以後、距離を取って見 守っているだけで、こちらからのアプローチは一切控えておりました。
今日は高校の入学式だったとのことで、真新しい制服で僕の前に立つB子は眩しく輝いて見えました。 お祝いのお赤飯を手渡されました。 涙がこぼれそうになりましたが、「高校生として青春をたくさん楽 しんで下さい」と言うのがやっとでした。
とはいうものの、彼女にとって僕を真正面から見るのは、まだ「はばかられる」のも分かります。 い ささか伏し目がちで報告は終始しましたが、こうして尋ねて来てくれたことが本当にうれしく、ここで 報告しておくべきだと思った次第です。
多少遠回りもあったでしょうが、彼女の人生は彼女が切り開くしかありません。 住まいも遠い訳では なく、これからも時々はお互い出会う事もあるでしょうし、元気に挨拶できるだろうと感じております。
突然の訪問でしたが、こうして会いに来てくれたこと、そしてたぶん一皮脱皮したはずの彼女を前にし て、直接声をかける事が出来て本当に良かったと思います。 以上報告します。
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Re: オジンと中学生2 ( No.106 ) |
- 日時: 2012/04/08 13:15:59
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- To だみ声さん
古いトピが動いているので「何事か?」と驚きましたが、いいご報告、嬉しく拝読いたし ました。
そうですか、A子ちゃんは毎日登校できるようになったのですね。 よかった&よかった(^0^)
B子ちゃんも、親御さんや妹さんと一緒だとはいえ、そうやって挨拶に来れたということ はなによりです。 なかなか、部活の外部指導者のところにそうやって挨拶には来てくれませんよ。
いろいろあったとは思いますが、B子ちゃんやご家族には、だみ声さんの思いがしっかり と伝わっていたのだと思います。 高校生活でも、剣道に取り組んでくれるといいですね
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