Re: 指導の難しさ ( No.1 ) |
- 日時: 2010/05/21 17:02:45
- 名前: だみ声
<
>
- 先ずは普段「棒で人を叩いてはいけない」と言われるでしょ。 ここでは上手に力強く叩けば褒めてもらえます。 とだけ言って、実際に面を打たせます。 足も手も構えもなんにも言わずにやってみるのも面白いですよ。
本当に力一杯叩いてくる子は、その後の上達が早い傾向があります。 3年生以上になると手加減が自然と身についているようです。 そんなことをまずやってみて「面白い!」を刷り込みます。
摺り足も、構えも、振りかぶりも、その日に出来るまで教えていたら、飽きられてしまいます。 一メニュー5分が限度です。10分はまず持たないですね。
ただでさえつまんない「基本」を、飽きられながら教えても大した効果はありません。 「飽きてきたな」と思ったら、「面打ち」を思いっきりやらせます。 一歩逃げて空振りさせて、追い込んでくることを身につけさせます。 等々変化を付けます。
今日は全体「気が乗ってないな」と思った日は、短い昔話など聞かせることもあります。 向かい合って左手同士を握手して、右手でじゃんけんして、勝った方が相手の手の甲を平手打ちします。 負けた方は右手でその手を防御するゲームをしたりします。
要は「面白い!」をキーワードにして、遊び感覚の中に足の動作や手とのタイミングなどが自然に出来てくるのをねらいます。 しばらくしてから、「摺り足」を正式に5分間やってみます。 うまくできた子を褒めてもう一度やらせて、ほかの子にも真似をするように言って、その子も出来たら褒めて、気になる点も一つづつ修正します。
大人だって竹刀の持ち方、構え片、足のひかがみ、目の位置なんて同時に言われたら出来っこありません。 僕は「面白い!」を最優先させております。 それでは上達が遅くなると言うのもあると思いますが、稽古がつまらないというのは、指導者の腕の優劣を云われているととらえてやっています。
次第に基本の本質をすこしずつ仕込んでいくと、早い子は1年で防具を付けてもやれるレベルになりますが、「2年生の間に防具付けるようになると良いねえ」で、幼稚園児にも「2年生の内」ぐらいを目安にさせています。 上達の遅い子は3年生でも防具付ける日と基本をやる日を変わりばんこにしたりしていきます。
|
Re: 指導の難しさ ( No.2 ) |
- 日時: 2010/05/21 20:22:39
- 名前: 好月
- To 初心者 さん
指導なんてまだまだ先の先ですよ。 -☆
特に新入会員の指導は、新米先生には任せられません。うちの剣友会では六段以上でないと指導には 就けませんし、3ヶ月間はほぼ専属。周りの先生も口出し・アドバイス禁止。要は信頼できる関係作り もあるでしょうけど・・・。
>というより、指導とはどこまで教えればいいのですか?あまり踏み込んだことはしたくないです。
心配ご無用!踏み込めません。子供達は、あなたの力量から立ち居振る舞いまで全てを観察していま す。教えてやろうとしたら、その〔…やろう〕を敏感に察知され、簡単に受け入れてもらえるものでは ありません。
ともかく、子供達とフランクに話せる関係を作ること。剣理の知識や技量だけで指導が出来るという ものではありません。力を抜いて、気長にどうぞ・・・ -☆
|
Re: 指導の難しさ ( No.3 ) |
- 日時: 2010/05/21 22:19:06
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- 管理人のHide.です。
お相手との信頼関係ができなければ、どんなにすばらしいことを教えようと思ってもお相 手の胸には響きません。指導とは、まず、信頼関係の構築に他なりません。
そのためには、信頼できる人間性と技術力を持つことが必要になります。 これは子どもの信頼と保護者の信頼の両方です。 どちらか一方では心もとないですね。 初心の子の親御さんは、だいたいにおいて見学をしていきます。そのときに、子どもの心 も保護者の心もがっちりとつかんでしまえるような指導ができなければ、何を教えてもム ダです。
まさに真剣勝負。ホント難しいですよ 〜☆
信頼関係さえできれば、守備範囲はまさに「すべて」です。 がんがん踏み込んで教えましょう(^0^)
ただし、子どもの家庭のプライベートな部分にまで立ち入るのはご法度。保護者から相談 を受けたのであれば別ですが・・・(^^;
|