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「教えすぎ」になってしまいませんか?
日時: 2019/08/19 15:10:01
名前: 中学顧問Y 

いつも貴サイトで勉強させていただいている、中学校の剣道部顧問です。段位は三段のリバ剣です。
本校の部員は初心者ばかりですが、せっかく入部してくれたことだし、少しでも勝つ経験をさせてあげたいと思い、稽古メニューや技術など、拙いですが自分なりに道場通いなどして得たものを指導しています。

道場では一会員に過ぎませんが、部活動では自分が指導の責任者です。初心者に対し、悪い癖をつけたくない思いや、よりよい打突を身に付けさせたい思いが強くなりすぎてしまい、技の解説をくりかえしたり、口うるさく注意を繰り返してしまいます。
 「今日はしっかり見守ろう」と時々思うものの、段々といろんなことが気になりだしてアドバイスを繰り返しているうちにヒートアップし、気がついたら大きい声を出して半分叱っているような指導になっていたり、解説ばかりして時間が無くなって、部員の運動量がイマイチだったり……ということが多いです。
終了後、道場の戸締まりをしながら「もう少し子どもたち自身にやらせてみればよかった」と一人で自己嫌悪のような反省することがよくあります。

子供たちを「初心者」と見て、信じきれていないのが原因だと思うのですが……。正しいことや留意点を伝えないのもまずいと思いますし……。
子供たちに、元気よくのびのびと剣道を楽しんでもらいたいです。しかし、そこには「他校と試合をやったら、そこそこ勝てる」という条件もあると思うと、どうしても指導がうるさくなってしまうようでして。。

皆様からのご意見を伺いたいです。
メンテ

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Re: 「教えすぎ」になってしまいませんか? ( No.1 )
日時: 2019/08/19 17:41:30
名前: だみ声  < >

中学顧問Y 様
僕も中学の剣道部を外部指導者として15年務めさせていただいていますが、一筋縄でい
かないのが彼らとの関係です。 下の方に僕の「オジンと中学生」と言うタイトルの投稿
があると思います。(参考にならないかも…)

投稿を読ませていただきながら、「熱血先生」だなぁと感心しました。 そして上達させ
たい思いが、「説明や解説」となっているのだと思います。
これ自体間違いではないのですが、中学生に特有の「リズム」をこっちが合わせてあげる
ことが大切だと感じております。
初心者が多いとの事ですが、悪い癖を付けさせたくない、より良い打突を身につけさせた
いと、思うが故に話が長くなることはよくある事です。
でも彼らは「聞く」より「動く」方が適している場合が多いです。 ベストでないまでも、
繰り返し動く稽古をさせた方が、彼らが動きの中から身に付ける物があるので、そこに期
待出来ると思いますし、喜ばれるし、上達も案外早いと思います。

そして説明は簡単明瞭に「1点だけ」を心掛けるといいと思います。 初心者にとって同
時に複数の指導はあぶはち取らずになりかねません。 部員が今年5月入部の場合は特に
そうです。
部員の運動量を最大限にさせながら、短く話す、ワンポイント指導で反復することをお勧
めします。
と言いながら、昨今の「暑さ」です。 休息と給水のタイミングも大切です。
いずれにしても反復動作による疲労の中から若い人なりのバランスも、リズム感も出来て
くれば、そこそこ上達するんじゃないでしょうか?

ここで大切なのは「そこそこ上達」の内容です。 試合で勝てるまで上達させたいのは山々
ですが、戦う相手の中には小学校からの経験者もいることだし、簡単ではないことを説明
しておかれたらいいと思います。
初試合の時期や、その時の覚悟などを稽古後の話の中で、簡単になさるのもいいと思います。

つい先日8月11日、ローカルな大会に出場した初心者女子3名の結果ですが、一人目2
分間戦った後、2本負け、二人目、不戦勝の後の試合で1分間で2本負け、三人目3分間
打ち合った後判定勝ち、その後の試合で1分半2本負け、相手の子は準優勝でした。
一人目、二人目の子の相手は2年生、三人目の最初の相手は同じ初心者でした。

僕が彼らに語ったのは、誰が相手でも1分以内に負けなければ大きな成果だ。 2年生に
勝てることはまずない。 負ける時、いつも言ってるように「前に出て負けろ」でした。
結果は上記の通りで、僕の要求を満たしてくれました。 ご褒美は3人ともラーメンでし
た。(余談です)
正確には5月10日に正式入部、部活時間帯と、道場稽古に週4回ほとんど休まずに通っ
た3人ですが、正味3ヶ月の稽古結果でした。 これからが楽しみですが、剣道の面白さ
をどうやって彼らの心に芽生え、植え付けさせるかで、今後の彼らの稽古への取り組み姿
勢が決まると思っております。

一つ残念なのは初心者で入部した男子2名が、まだこの試合には間に合わないレベルにし
か上達しておらず「応援」だった事と、女子3人の活躍を自分たちの「薬」にする気持ち
に至ってないらしい事です。

参考にならないような書き込みになってしまいましたが、何しろまだ子供の要素の多い年
頃です。 ガマンと忍耐と研究で、頑張ってください。
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Re: 「教えすぎ」になってしまいませんか? ( No.2 )
日時: 2019/08/20 07:09:50
名前: Hide.0110  < >
参照: http://ichinikai.com

管理人のHide.です。

そうですね、熱心に指導することを否定しませんが、剣道の楽しさを教えてあげることも
大切です。

ただ、あまり指導に時間をかけてしまいますと、稽古時間が少なくなってしまいますね。
私も色々なことに気がついてしまいまして「教えすぎ」になる傾向がありましたが、「今、
教えなきゃいけないこと」と「時間をかけて直していくこと」のように、優先順位をつけ
て指導するようにしています。

子どもたちが「剣道って楽しいな」「今日の稽古は充実していたな」と思えるようなお稽
古を考え、演出してあげてくださいp(^-^)q
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Re: 「教えすぎ」になってしまいませんか? ( No.3 )
日時: 2019/08/22 07:51:02
名前: 中学顧問Y 

だみ声様 管理人Hide様
ご返信ありがとうございました。確認が遅くなってしまい、申し訳ありません。

本当にありがたいご意見でした。
「動きの中で身に着けさせる」
「指導することはしぼって1点」
「指導することの優先順位」
これらをキーワードにして、今日からまた指導にあたります!
メンテ
Re: 「教えすぎ」になってしまいませんか? ( No.4 )
日時: 2019/08/23 07:15:34
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 中学顧問Yさん

少しでも拙サイトがお役に立ちますれば幸いです

指導は難しいです。
生徒を思えば思うほど、「あれも教えてやらなきゃいけない」「ここも直したい」と様々
なことが頭に浮かぶものです。
指導者柄の取捨選択も必要かと。

共に頑張りましょうp(^-^)q
メンテ
Re: 「教えすぎ」になってしまいませんか? ( No.5 )
日時: 2019/09/01 00:24:21
名前: おやじ 

熱心な指導、とても素晴らしいと思います。
つい教え過ぎる指導は、若い指導者や
ブランクのある指導者(リバ剣)にしばしば見られるかもしれません。
大事なのは、指導者がカラ回りしないことだと
思います。
中学生の発達段階や、生徒1人1人の性格や運動能力を考慮して、先生の考えを理解させながら
やっていくといいのではないでしょうか!
メンテ
Re: 「教えすぎ」になってしまいませんか? ( No.6 )
日時: 2019/09/06 15:29:57
名前: 草鶏 

少し視点を変えてみてはどうでしょう…。私も50代半ばになり、段位も七段をいただき、最近しみじみ
感じていることを少し言いたいと思います。それは「教えたことは身につかない」ということです。
人間、中堅どころと言われる年になると、人に教える立場になることがあります。でもそれはなかなかうまく
いかないことが多いです。一生懸命教えるのに、なぜうまく伝わらないのだろう…。みたいな…。
この歳になって、少しわかってきたような気がするのです。教えてもダメなのです。さっきも言ったように
「教えたことは身につかない」わけですから…。
そこで感じたことは、教えの基本は、教わる側にあるんだ…。という気づきです。教わる側が、学びたい、
向上したい、と思えば、何気ない日常から学ぶことができます。子供からも、高齢者からも、自然現象など
身の回り全ての物事からも学ぶことはたくさんあるのです。名将と呼ばれる先生の中には、一見風采の上がらない
ただのおじさん、みたいな先生もたくさんいます。でも、その一見ただのおじさんが名将であるゆえんは、教え子に
「この人の下で向上したい」という気にさせるナニかを持っているからなんだと思います。
 やる気を起こさせる。これさえできれば、剣道も人間性も向上していくと思います。そしてそのことが自らを
向上させるヒントでもあります。もう少し早く気づけばよかったのですが、私にはそれだけの時間が必要でした。
でもそのおかげでまだまだ至らないという思いを持ち続けていられます。
「我以外皆我師」という言葉は、まさに教えの境地を表現しているのではないでしょうか。
メンテ
Re: 「教えすぎ」になってしまいませんか? ( No.7 )
日時: 2019/09/13 11:53:28
名前: 中学顧問Y 

返信遅れました。

>Hide 様
本当に指導は難しいものですね。しかし、指導する側に立って初めて、剣道関係の本を読み漁るようになり、理論の部分を勉強して「面白さ」を感じられるようになりました。しかし、その全てを教えようと焦ってはいけませんね……

>おやじ 様
最初のうちは、本当におっしゃる通りカラ回りしていました。一人ひとりの個性の把握もいまいちでした。少しずつそれができるようになり、子供とコミュニケーションをとるように意識してきたら、だいぶ指導が流れに乗ってきた気がします。

>草鶏 様
「教えたことは身につかない」は、本当に痛感します。部活以外にも授業で常に「指導」をしているわけですが、やはり教え込んだものは、記憶力のいい子か、その勉強が好きな子でなければまず覚えておりません(泣)求める姿勢が、何よりも大事ですね。だからこそ向上心を高めることが一番…だと本当に思います。ご助言ありがとうございました。


※最近は、稽古のメニューを決めておき、壁に印刷したものを貼り付け、自分は「我慢我慢」「見守ろう」と意識しているようにしています。質問されたら指導するくらいの気持ちでいますが、それでも時々は声をかけております。
しかし、どうにも手持無沙汰なので、部員と同じように「ファイトー!」と叫んで励ますようにしております。。。
メンテ
Re: 「教えすぎ」になってしまいませんか? ( No.8 )
日時: 2019/09/14 07:20:44
名前: Hide.0110  < >
参照: http://ichinikai.com

To 中学顧問Yさん

>しかし、どうにも手持無沙汰なので、部員と同じように「ファイトー!」と叫んで励ま
>すようにしております。。。

気づいたところを指導するだけではなく、できなかったものができるようになった点を誉
めてあげるのも「指導」だと思います。
お稽古中に手持無沙汰になることなど、指導者にはないと思います 〜☆
メンテ

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