Re: 引き分け狙い ( No.1 ) |
- 日時: 2017/10/11 23:41:46
- 名前: Iaider
- 常に引き分け狙いになるわけではないならいいんじゃないでしょうか。
チームを意識して戦うというのは今後社会に出た際に大事やと思います。 将来社会人になって自分一人だけの仕事というのはほぼなく、何かしらのチームで目標を達成することになると思います。そしてチームの目標を達成するために個人のなすべきことが定まります。
試合における目標を相手チームに勝つことと定めるならば、リードした場面では相手に取られるリスクを減らすことが最適個人の行動になるかと思います。 そのような場面で自分勝手な剣道をしたら、何のためにチームで戦っているのか分からなくなります。
ただ、組織として団体戦の勝利を目標とする意識が一致していることが大前提だと思います。
ちなみに剣道の伝統的な要素については常日頃の稽古の中で培うのが一番ではないでしょうか。 剣道の伝統的な要素を何と捉えるかは指導者次第だと思いますが、それを中学生の試合で伝えるのは難しい面もあるかと思います。 やはり勝負事は勝てば嬉しい、負ければ悔しいものです。 稽古で身につけること、試合で身につけることをしっかり区別すれば、良いかなと感じました。
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Re: 引き分け狙い ( No.2 ) |
- 日時: 2017/10/12 05:52:06
- 名前: 道心
- 私は高校で剣道部の顧問をしています。
チームは県大会で1回戦を勝てるかどうかですが、引き分けは指示せず、勝ちたいなら5人全員が勝てと指示しています。 理由は、引き分けを指示された生徒の気持ちを考えるとどうかなと。やはり誰しもが勝ちたくて試合に臨む以上、引き分けの指示よりは勝ってこいと送り出す方が良いと思っています。 まあ、引き分けに持ち込む技量がないのが本音ですが。 断っておきますが、私は質問者様や引き分けを指示される指導者の方々を非難しているわけではありません。私は勝ち負けを全く気にしていませんが、チームで何かを勝ち取ろうとした場合、私の考えでは難しいというのは重々承知しています。
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Re: 引き分け狙い ( No.3 ) |
- 日時: 2017/10/12 08:48:23
- 名前: うんこくさい
- あからさまな「引き分け」狙いの指示は出しません。
チーム戦だから負けないように勝負しなさいと指示します。 その結果が引き分け以上であれば褒めますし、1本負けでも相手の力量が数段上であれば叱ることはしません。 ただし二本負けの際にはしっかりと指導するように心掛けています。 戦術は人が行うものなので失敗はつきものです。自分の役割を理解し、意識した勝負を展開させるために 考えさせながら試合んは臨ませています。
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Re: 引き分け狙い ( No.4 ) |
- 日時: 2017/10/12 09:21:42
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- 管理人のHide.です。
「引き分け狙い」とは具体的にどのようなものでしょう。 全く勝負をせずに避けるだけの試合内容であれば、これは「公正を害する行為」として 反則ですね。 そのような指示だとすると、剣道としても教育としても問題があると考えます。
しかし、お相手の焦りに乗じてそれを応じて打つことを徹底させ、自分から「無理攻 め」「無理打ち」をさせない戦い方を支持するのは「戦術」としてアリでしょう。 日ごろから、それなりにしっかりとした「我慢の剣道」をお稽古させていなければでき ないことです。
私が高校剣道を指導しているころは、よく「状況設定の試合」というのを行いました。 お相手に一本取られている状態で「残り時間30秒」などという形で、方や取りに行く、 方やそれに対してディフェンスする、というものです。 もちろんディフェンス側は「守り一辺倒」なものはNG。 仕掛けてくるものをさばきつつ、一本を狙うという戦い方を教えました
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Re: 引き分け狙い ( No.5 ) |
- 日時: 2017/10/12 09:40:47
- 名前: くろぶた
- 私も小学生の団体戦の監督として入る場合は、子ども達には「1-0でも5-0でも勝ち、大事なのは仲間がとってきた1本、1勝をどうみんなで守るか、どう守りながら次を取るか?」ということを話してます。私道の内容に関しましてはhideさんと同じで、相手に合わせない、我慢の剣道とさばいた後の後打ちなんかを意識させてます。
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Re: 引き分け狙い ( No.6 ) |
- 日時: 2017/10/12 09:41:54
- 名前: くろぶた
- 私道→指導でした。失礼しました。
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Re: 引き分け狙い ( No.7 ) |
- 日時: 2017/10/12 17:46:53
- 名前: 鉄心
- 引き分けを狙えというストレートな指示は、危惧されているように守る意識が強くなり、かえって形が崩れて打たれてしまう、
攻めて打つという剣道の本質から外れてしまう心配があります。 そしてなにより周りからそういう評価をされてしまうのは選手本人です。
悩まれる気持ちはわかります。
私が試合前に選手にかける言葉は、
1、いつも通り。自信持って行け 2、相手は取りにくるぞ 3、〇本取りに行け
のどれかです。
相手が取りにくる時にどういう試合運びをすればよいのか。 立ち際に気を抜くな、引き出して返せ、技の尽きた所を打て、鍔競り合いで下がるな止まるな、 分かれようとする所を打て、剣を殺して打て。等々を普段から意識させて稽古しています。
もちろん逆に取りに行かなければいけない状況も同様にです。
そして選手本人たちが、チームで勝ちをもぎ取る、みんなで繋いで勝つという意識を持って、 引き分けを指示して繋がせるのではなく、自分たちで判断して繋がる試合運びができるようなチームになるよう、 普段からチームワークの大切さを言い聞かせています。
県で4〜8なら選手の実力も動物奇想天麩羅さんの指導力も素晴らしいものであると思います。 いつもうまくいくわけではありませんが、試合直前の指示だけではなく普段の稽古の意識付け次第で ご心配の件は良い方向に行くのではないかとはないかなと僭越ながら思いました。
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Re: 引き分け狙い ( No.8 ) |
- 日時: 2017/10/13 09:26:36
- 名前: 長幼の序
- 本来の引き分けは、お互いが持てる力を出し合って凌ぎを削って戦ったが、決めてが無く、結果引き分け、これが本筋でしょう。
この観点からいくと、全力で戦ってくるいかなる相手に対しても、引き分けを狙ってできるのは、それはそれで凄い事なんですが・・・
トピ主様のお考えの変化が、書かれてる県でベスト4〜8の大きな壁を超える起点と感じます。 剣道は、攻めて崩して有効打を追い求める競技です。 故にその力が絶大であれば、勝利はより身近なモノになりますが、競技の特性上、攻めのリスクとして自身も打たれる、が常についてまわります。 しかし、そのリスクを冒してでも超えていかなければならない所に本当の価値(勝ち)があると感じます。 優勝常連校、常に上位を伺うチームは、正にこの勝敗が背中合わせのギリギリの所で戦っているはずです。 チームの勝利の為に、攻める、打たれるリスクを負う、更に相応の我慢をする・・結果として引き分ける、これは中々狙ってできるものでは、ありませんね。
チームの為に自身の役割をコントロールしながら勝利に導いていく、その根本には 「打たれる怖さよりも、打つ勇気」 これが無いとできないと感じます。 指導者が、そこに気付いてくると更なる向上へのチャンスです^_^
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Re: 引き分け狙い ( No.9 ) |
- 日時: 2017/10/15 21:55:34
- 名前: よく考えて。
- 動物奇想天麩羅様
実際はどのように指示さたのですか? 「引き分けろ」と言ったのですか 「無理に勝負しないように」と言ったのですか。
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Re: 引き分け狙い ( No.11 ) |
- 日時: 2017/11/02 22:19:51
- 名前: 動物奇想天麩羅
- 仕事が立て込み、返信遅くなり申し訳ありません。
みなさんのご意見はごもっともだと思います。引き分け狙いという表現は良くなかったです。 引き分け狙いと言うよりも、無理に勝負しないと言った方が正しいかもしれません。
ただ、私は試合で自分のチームの子供よりも格上の子供と「勝負しろ」と指示して、子供が負けてきたら怒るといった人も何人も見てきました。 それは、子供が可哀想だと思います。
団体戦では格上相手への「引き分け」が「勝ち」ぐらいの価値になることが何回もあり、「無理に勝負しない」と指示することは自体はどうなのかな?とみなさんのご意見を聞きたくスレッドを立てさせて頂きました。
みなさんの貴重なご意見ありがとうございました。
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Re: 引き分け狙い ( No.12 ) |
- 日時: 2017/11/03 06:35:19
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To 動物奇想天外さん
少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。
>ただ、私は試合で自分のチームの子供よりも格上の子供と「勝負しろ」と指示して、 >子供が負けてきたら怒るといった人も何人も見てきました。 >それは、子供が可哀想だと思います。
おっしゃる通り、それは言語道断です。 剣道ではどんなに強い相手であっても勝てるチャンスがあります。積極的に勝負させる のは悪いことではありません。でも、負けたからといって叱っては選手が委縮してしま いますね。
「負けて元々。食らいついて引き分けならおまえの勝ち、一本勝ちなら金星、二本勝ち したらスーパースターだ」くらいに気持ちを盛り上げて送り出したいものです
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Re: 引き分け狙い ( No.15 ) |
- 日時: 2017/11/10 14:17:45
- 名前: 無為
- 引き分け狙い、というとなんですが、勝敗を競う以上、戦力を見極めて、守るべき試合も出てくるのではないでしょうか??
戦(いくさ)にしても、捨て駒もあれば、おとりもある。それを正々堂々じゃない、といい捨てずに知略、とも言えます。軍師と呼ばれる人たちもいたわけですからね。 自分より強い相手に、自分から無造作に行かない、ということはむしろ必然であり、汚くも何ともありません。少しでも自分が勝つ確率を上げるためにもしつこく粘って相手の技を凌いで、「打っても決まらないのでは??」と相手の思考を揺さぶることも戦いの一部かと思います。 相手が防戦一方となれば「公正を害する行為」で反則もあり、そうならないためにも少ないチャンスには打って出る…。その攻防は非常に見応えさえ有りますよ。 サッカーにおいてリードしている場面でむやみに攻めない、という戦略は、よほどの遅延行為がない限り反則とはなりませんし、そこで更に点を取りにいってそこを突かれたらやはりそこは我慢の場面だったと思うし…。 その流れを「正々堂々ではない」とか「武道はこんなものじゃなだろう」とかいわれると違和感しか有りませんね。人がどう思おうが自由なので…。ただやってる選手にはあまり響かない言葉かもしれません。 私は、リードした場面では「遠間で剣道をしろ」と「ムリをして打たなくてもいいぞ」と言います。またご意見いただければありがたいですね。
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Re: 引き分け狙い ( No.16 ) |
- 日時: 2017/11/11 07:20:20
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To 無為さん
管理人のHide.です。 ご意見ありがとうございました。 おっしゃる通り、凌ぎながら有効打突を狙うのは「戦術」としてアリと考えます。
剣道は有効打突を競う競技ですから、個人あるいはチームの有利を背景に「逃げよう」 とする行為は「公正を害する行為」ですし「試合時間の空費」ということで反則ですね。
その意志が感じられる展開(流れ)になった時に、審判がしっかり反則を取れるかどう かが問題です。
「もう少し早く反則を取っていれば、結果は変わってたかもなぁ」なんていう試合も 多々見かけます。審判には勇気をもって反則を適用し、試合者の間違った在りようを正 してほしいですし、監督や指導者にも「逃げろ」「引き分けろ」という指示ではなく、 「無理せずお相手の焦りに乗じて狙え」という指導であってほしいと思います
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