Re: 教えて下さい ( No.1 ) |
- 日時: 2016/07/28 09:29:38
- 名前: 長幼の序
- 団体戦におけるチームの勝ち負けは、すべて選手の連帯責任です。
そして、そのチームの責任者は、指導者(監督、顧問、外部指導等)です。 よって、この監督の言葉を借りるなら、子供に頑張った証として「勝ち」という形を与えられなかったという事で、本来なら監督自身が頭を下げるべき事と感じます。 人間は、逆境やつらい事、嫌な事があった時にこそ、その人の本質が出ます。 そういう意味じゃ、この監督もまだまだ未熟者。 また独善的と映ります。 土下座という言葉を使うこと事態に表れています。
そのお子さんにも母さんや周りの方々の言葉で、監督もまだまだそんな点がある事、悔しさの矛先を間違えてる事を諭してやり、気にするなと接してやることが大切でしょう。
勝負は、何人、何チームいても勝ち残るのは、1つです。 それ以外は、皆負けます。 剣道には、「打って反省、打たれて感謝」という言葉もある通り、その負けから何を学び、次に如何に活かしていくかが、本質です。 今まさにその状態かもしれません。 腐らずいじけず「なにくそ!」って思えるよう、支えてやってください。 前向きになる事で、この経験はきっとその後に役立ちます。
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Re: 教えて下さい ( No.2 ) |
- 日時: 2016/07/28 10:48:38
- 名前: だみ声
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- 幾つぐらいの指導者で、剣道部の指導者になったいきさつ、部活指導にかかわる頻度、指導経験年数がどのぐらいで、
この学校での指導は何年続いているのか、外部指導者としての報酬(たぶんないと思う)、最後にこの指導者は地元 剣道連盟に所属しているのかどうかなども知りたい所です。 更に部員たちのこの指導者に対する信頼度や、保護者としての指導者とのかかわりや情報交換などあったのでしょう か?
>試合後監督が「お前のせいで負けたんだ。 どう責任とってくれる。 他の3年に土下座しろ。」 これを言われたお子さんはお宅の子ではないようですね? 更にこの子は大会後引退した3年生でしょうか? あるいは2年生で団体メンバーだったのでしょうか? 本当に指導者のいなくなったところで土下座したの でしょうか? 不明な点も多く、正確なコメントがしづらいです。
この言葉だけを切り取ってコメントすると実情にそぐわないとも考えます。 昨今政治家の発言もニュースに なって喧々諤々やっていますが、その部分だけを切り取ってニュースにすると、事実とかなり異なっている場 合があります。
僕なら、負けた原因の第一は「僕の指導のまずさにあったと思う」と言う言葉の後で、「君たちにも反省すべき点が あるだろう」と言う展開になると思う… と言うか、やはり中体連敗退後そういう話し方をしました。
>子供たちは泣き崩れ見ているのも辛い状態。 かなり激しい稽古にも、この日のために稽古を頑張って来たのだと思います。 それがなければ負けて涙は出 ません。 ただし僕が指導で言うのは、負けて泣くぐらいなら「稽古で泣け」です。 そうすると勝利を喜べる可能性が 高まるのだが、本当に喜べるのは優勝者だけだぞっ!! 優勝してもその上の大会でどこまで行けるのか、 最後の最後に喜ぶのはここでも優勝者だけだぞっ!!!
とまあ、こういう言葉とかかわりの中で双方の意思疎通が出来てくると、負けた悔し涙の中にも次へつながる気持ち が育ち、例え負けても、その経験が人生の苦難に出合った時、「耐えて乗り越える」原動力になるのだと思います。 試合に勝って喜べるのはいいことですが、その経験が人生に生かされるものでありたい、と言う事です。
僕の経験を交えて以下を書いてみます。 想像の域を出ませんが、「土下座しろ」と言われた選手の稽古内容は、たぶんこの指導者には「不十分」と言う感覚 だったのではないでしょうか? そして案の定、彼が「引き分け」てくれれば…のような場面で、「ポカ負け」のよ うなことが起こっていた… のではないか?
実は部活に取り組む部員とその保護者の感覚と、指導者の感覚には結構「落差」があります。 指導者がいくら熱く語っても、その内容は保護者には伝わらないものです。 なぜなら部員は保護者に「この手の話 はしない」のです。 そして指導者は部活だけでは稽古不十分だから、部活以外の稽古を奨励します。 道場通いもありますが、僕は同じ 中学校の武道場を町道場で借り上げて夜に稽古できるようにしました。 防具の運搬は不要です。 ところがぁ〜 部員の中には「塾通い」「親の意見」等を理由として、部活以外の稽古に出たがらない、断固出ないと言う子がいま す。 理由は至極当たり前で、「僕は部活をやっているので、部活以外の稽古はしない」であり、保護者も「勉強に 差し支える」からうちの子をそこまで稽古に引っ張り出さないでくれ、という事が起こりました。 そんな子が、「ここぞっ」の場面で踏ん張れず「ポカ負け」しちゃうのです。 結果として団体戦敗退… 歯を食いしばって頑張ってきた子たちが泣いている場面を見て、指導者は「こいつがあすこで踏ん張ってさえおれば …」と、やはり涙ながらに思った時、つい「土下座しろ」と口走ってしまう… 「思い」が強いほど、つい出てしまう言葉だと言う事です。 もちろん指導歴も長くなると、もっと上手な言い回し も出来るのでしょうが、それは指導者の経験と研鑽によります。
>言われた子供のショックは大きく仲間に合わせる顔が無いと毎日自分を責めているそうで。 指導者が彼だけに言った言葉には、やはり「意味」があるのだと思います。 言い方の良し悪しは抜きにして、 早く立ち直って次へ向かって前進するよう周囲の励ましをお願いします。 たぶん彼は反省している… という事は反省すべき原因に気付いていると思われます。 一本取られた後も、敵はガンガン攻めてきます。 先に一本取られた反省より、「今」をベストにしないと同じ 事の繰り返しで、それこそ「最悪」です。
特に彼が高校受験を迎えた3年生ならなおさらです。 素早い「気分転換」も剣道では大いに必要な修行内容です。 この指導者も修行の身です。 パーフェクトな指導なんてあり得ません。 全剣連制定の「指導の心得」と「指導者 の心得」等の勉強をしていると思います。
指導者批判はいくらでもできますが、それではもっといい指導者はどこにいるのでしょう? ここはやはり保護者がもっと指導者に近づいて、その「真の思い」を汲み取って、部員たちへ伝えていくことで、三 位一体の取り組みが可能になると思います。 逆に三位一体化出来てないと、優勝などいくら唱えてもつかみ取れる ものではありません。
モンスタペアレンツになることは簡単ですが、グッドパートナーにならないと事は成就しません。 指導者も試行錯 誤の繰り返しなのです。 子供が与えてくれた「熱くなるチャンス」を三者で真剣に取り組んでいただきたいです。
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Re: 指導者の対応に保護者としてできることを教えて下さい ( No.3 ) |
- 日時: 2016/07/29 06:31:32
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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>
- 参照: http://ichinikai.com
- 管理人のHide.です。
長幼の序さんもお書きになっておられますが、団体戦の勝ち負けは選手全員の責任です。 もちろん、勝敗のカギを握ることになったポジションがあることは間違いありませんが、 全員でカバーしながら勝ち上がっていくのが団体戦です。
そして敗戦のすべての責任は指導者にあります。 「敗軍の将は兵を語らず」の言葉通り、選手や保護者に責任を押し付けるような発言をす るということはあってはなりません。まして一人の選手に責任を押し付け「土下座しろ」 などというのは、外部指導者とはいえ教育者としては言語道断と考えます(-_-)
ただ、ここで指導者を批判しても始まりません。 子どもたちには、上記の通り、
・負けはだれの責任でもなくチーム全員の責任 ・一人を責めることがあってはならない(むしろフォローすべき) ・負けを引きずる暇があったら次の大会に向けて稽古すべき
という方向にもっていくべきですねd(^-^)!
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Re: 指導者の対応に保護者としてできることを教えて下さい ( No.4 ) |
- 日時: 2016/07/29 07:27:21
- 名前: 母
- 皆さん、早々のアドバイスありがとうございます。
こちらの経緯や日々の状況などは詳しくお伝えする事ができず申し訳ありません。 私が個人的に思う事としては、部活動を通して子供の成長を楽しみにしているなかで日々頑張ってきた子供に怒りをぶつけフォローもせずという行動はとても残念だったということです。 でも子供たちに監督の批判は言えません。 信頼していた監督からの言葉がとても重くのしかかり保護者の励ましがなかなか入っていかないのも事実です。 ...が、ひたすら励ますのみですね。 傷をなめるのではなくひたすらポジティブな言葉で応援していきます。
長幼の序さん だみ声さん Hideさん 色々教えて頂きありがとうございました。 試合後部活動がお休みになってしまい子供同士まだ顔を合わせておりませんが、ずっといい関係が続くよう親としてできることをやっていきます。
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Re: 指導者の対応に保護者としてできることを教えて下さい ( No.5 ) |
- 日時: 2016/07/30 08:59:20
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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>
- 参照: http://ichinikai.com
- To 母さん
少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。
武道の本質は「敗者をいたわる」という部分にあります。 命を賭けて真剣に立会い敗れていったお相手は大けがを負ったり命を落とすこともあった わけです。そうした場合にも、その場に放置することなくねんごろに弔い、あるいは手当 を施しました。 敗者の姿は「明日のわが身」であるかもしれないのです。 故に、だまし討ちのような勝ち方を潔しとせず、お相手に対して礼を尽くし正々堂々と戦 い合う…そうした思想が脈々と受け継がれているのです。
ところが勝ちに固執すると、お相手を尊重するという大切な部分を軽視してしまう場面が 出てきます。それを戒めるのが監督であり指導者のはずですが、中には戒めるべき人が勝 ちに固執してしまうケースが少なからずあるのです(-_-)
保護者のスタンスとしては、結果ではなく過程を大切に評価してあげてくださいd(^-^)!
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