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オジンと中学生10
日時: 2016/06/13 10:55:40
名前: だみ声  < >

昨年もこの時期、シリーズ9を書き始めたと思いますが、今年はさらに筆が重いと感じております。 どのように展
開して行くのでしょうか?  中学校の部活としての扱いも中体連までです。その後は町道場で活躍する中学生剣士
という事になります。中体連への出場は可能と言う線は何とかつながるようですが…

さて
昨日行われた今年度最初の昇段審査ですが、中学生は3年生で初段4回目(我が地域の審査は年3回あります)と言
う子がいました。 もちろん1年生の時は初心者で、級審査は順調に来たのですが、初段の壁を破るのにここまでか
かりましたが、今回とにかく合格できました。
もう一人初段を受けた初心者2年生がいましたが、今回不合格でした。 さらに3年生で二段を受けた子が3人いま
したが、全滅でした。 指導者は何を指導して来たのかと思われると思いますし、はなはだ面目ない次第です。

今回は初段合格したこの子を話題に少し書いてみます。
小学校ではいわゆる運動音痴で、これと言った競技団体にも所属しておりません。 体格も細身で、「ひ弱さ」も感じ
る色白の男の子でした。 それでも1年生の夏休み後の2級審査に合格し、4ヶ月後の1級審査もクリアーしてきま
した。 ちょうど1年前の6月の初段審査が不調に終わり(もう一人いた初心者は合格でした)、2度目の10月にも
不合格でした。 1級審査に向けた稽古では、足の動きに剣道らしからぬ所があり、彼だけを個別指導した時期もあ
りました。 結局初段不合格はこの足の動きが問題で、何度も指導したのですがなかなか直りませんでした。
そして3回目の今年2月の審査では「自信がない」と母親を通じて顧問に話があり(本人からは、直接僕に言えない?)
受けないでおりました。 足の問題はだいぶ改善しておりましたので、「6月は必ず受ける」と約束しての今回でした。
ただし5月下旬に行われた審査直前講習会は「体調不良」(仮病を疑いました)で母親から欠席の電話があり、受けな
いままでした。

11日の稽古では、受ける者同士で模擬審査も2回やり、注意事項(毎回言っている事)を伝え、袴にアイロン掛ける
事も指示しました。 形審査の練習も数回繰り返して本番に備えたつもりです。 合格時に必要な金額も伝えました。
そして結果としてこの子一人しか合格できなかったのです。 後の4人にはまた頑張ってもらいます。
一次合格後、筆記試験と形審査があります。 筆記を終えた所で彼が僕に「携帯貸してください」と言ってきました。
親に合格を知らせ、迎えに来てもらうのだと思っておりましたが、彼は合格時に支払う金額を用意してなかったので
す。 普通この電話で金額の準備も頼むのが「筋」だと思うのですが、彼は親にこの事を伝えていません。

迎えに来た母親を確認できたので、僕からは「合格しましたおめでとうございます」と伝え「あちらでお金を払って
ください」と話した時点で、母親が「お金持ってきてない」という事になりました。
何度か押し問答のようなことがあったのですが、本人は「もういいよ」を何度も繰り返し母親に言うのですが、ここ
では「お金払わなくていいよ」という事らしいです。 決して貧困家庭ではない家の子です。両親は理髪店をやって
おり、少なくとも子供のこういう費用を払えない状況とは思えない家庭です。 母親は「この子何にも言わないもの
で…」と困惑した様子です。
ここであらかじめ伝えられている金額を払わないという事は、「合格取り消し」なのですが、本人は「それでもいいよ」
と言っていたようです。 なぜなのか、なぜ合格取り消しでもいいのか?今のところまだ解明しておりません。

とりあえず、まだ帰る準備中の知り合いのお母さんに頼んで僕がお金を借り、立て替えてその場を凌ぐことが出来ま
した。  現場での顛末はこうなのですが、よくよく考えてみると…

夕方、自宅に帰ってくつろいでいる時、母親が僕の自宅までお金を届けに来ました。 確かにこれで金銭授受は終了
ですが、釈然としないものを感じました。
ゆっくり考えている中で僕が感じたのは、この子は合格しようがしまいが、「証書はいらない」と言う考えがあったの
ではないかという事です。 講習会にも出なかった子です。部活以外の稽古に誘っても従わない子です。はっきり言
ってしまうと、足の癖を直す努力もしてない… と言うか稽古時間以外には剣道を忘れている感じで、結構僕の言う
事を聞かない子です。 袴のアイロン掛けもしてこなかったと平気で言いました。 剣道は中学卒業までで、その先
は剣道なんかしないと思っていると思います。 証書の有無やその意味など「関係ない」と思っていると思います。
僕に対するだけでなく「反抗期」にある子の特徴かもしれません。 特に嫌いな指導者は、顔見るのもいやと言う感
じもあると思います。 「嫌い」が「従わない」になり「困らせる」作戦に出たとも言えます。
そしてお金返しに来たのが母親一人と言う所で、この家庭の子育てに欠落しているものを感じております。 これで
は親が責任を取ったとしても、本人の責任の取り方とその行動を具体的に示すことを教えてないという事です。
せめて同行させ、僕に面会するところまでは必要ではないでしょうか?
かと言って、いまさら子育ての最初からこの家庭に何か言うなんて「あほくさっ」と思ってしまいます。(修行が足り
ないっ!!)

こんな事があったと言う話から始まりましたが、僕の感覚だけで書いたものです。 いろんなご意見もあるのではな
いでしょうか? 是非大勢の方のご意見をお聞かせ願いたいと思います。
メンテ

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Re: オジンと中学生10 ( No.6 )
日時: 2016/06/15 00:51:32
名前: だみ声  < >

長幼の序さん
ご意見ありがとうございます。 ご自身にも似たような事例がおありだったとのこと、本当にいろいろありますねえ。
> 結局「時間」が解決していってくれます。  そんなものです。
   これって長幼の序さんの「達観」だと納得しました。

さて、本件ですが
まず第一に我が県剣連における昇段審査時の申込書と金銭の流れは、以下のとおりであり、御地の制度と異なってお
ります。
所属する団体(道場、スポ少、学校)では、受審希望者が審査を受けてそこそこやれるかどうかを判断して、申込書
を作成します。 署名捺印はしませんが申込書は必ず「本人が記載しろ」とあります。 審査料が支払われたことで、
受ける意思が確認されるだけです。
同じ段位を受ける者を一覧表にし、別途個人票と言う書類を一人一枚作り、受ける者全員の審査料だけを添えて地区
剣連に申し込みます。
地区剣連では各方面から集まる申込書を整理して、氏名、所属、資格、金額などを確認して県剣連へ送付します。
受審者が会場へ行くと、受ける段毎に審査番号が記入された書類が張り出されますので、自分の名前と番号を確認し
て受付手続きをします。 ここで審査番号が記入された粘着紙を渡されるので、垂れネームを外して垂れに貼り付け
ます。(チョークによる番号記載はありません)
審査は通常4人一組で、全剣連方式で決められ、審査が進行します。 全取り組みが終了した後、実技審査(一次)
合格の発表があり、不合格者はこの時点で帰宅するも見取するも自由です。
毎回審査者数は異なりますが、今回は初段108名、二段85名だったと思います。(会場の都合で三段は別会場で
実施されております。)
一次発表の後、合格者は呼び出されて番号順に並び、学科試験を受けます。 全員が床に座って机無しで解答用紙に
記載します。(学科問題はあらかじめ10問示されており、その内6問が出題されます。したがって回答は事前に勉
強することが出来ますし、満点取るのが普通だと指導します)
全員の学科回答提出を待って(約30分後)段毎の形審査になります。 初段は1〜5本、二段は1〜7本です。
一次審査発表用紙に、「学」、「形」と上書きされた人はその科目で不合格を知るシステムです。 何も上書きされ
ない人が合格者という事で、初段は証書料と有段者登録料を合わせて納めます。 今回の彼は、これを準備してなか
ったし、迎えに来た親も、不合格しか頭になかったので、持ってなかったわけです。 こういう感覚でいる親子の以
前のいきさつについては、ここでは割愛します。(重要な部分ではありますが…)

僕は剣道部に正式入部した子全員に1冊づつノートを渡し、一番最初に「入部の理由」を書かせています。 ただし
ノートにはあらかじめ剣道が武道であると示し、中学生は卒業までに二段を取ることが出来るし、簡単ではないがそ
うなるよう努力しなさいと書いてあります。 そしてノートは親にも見てもらうよう伝えております。
彼の最初の記述には、「頑張って強くなりたい」とありました。 強くなるためにはたくさん稽古することがその最短
コースだから、部活以外にも、同じ中学校武道場で実施している週2回の夜稽古(地元道場の稽古はこの他に週2回
あり、こっちも参加可能です)にも誘いました。

窓口の母親がノートを最初どう読んだか、読んでないのかは不明ですが、毎年こういうスタートをしてきました。
中学からの剣道初心者ですから、初めの内は結構頑張っていたと思います。 塾通いもあったので夜稽古は、週1回
の参加でしたが、結構精勤していたと思います。 2回目が不合格だった後からほとんど欠席になりました。
ただしこの子の父親は、おっしゃる通り影が薄く、僕にも母親しか印象にありません。 更に部活に対する親のかか
わりは送迎のみで、稽古風景も、級審査も、講習会も、錬成試合も現場で観戦することはありませんでした。
でもそういう保護者も少なくないのが中学校部活の特徴でもあります。

3回目の初段審査を「自信がない」ので受けないと母親から顧問へ言って来た昨年の暮れ、僕はこの母親の事を、偶
然同級生だったと言う人から聞いたことがありました。
その話から僕が感じたこの母親の印象は、いわゆる「くれない族」、(学校は、役所は、指導者は)なんにもして「く
れない」と不満を言うタイプです。 自分から疑問点を訪ねて行くことをしてないと思います。 今回それがこうい
う形で現れたと思います。

そして僕が何らかの対応をしなかったら、合格したのに指導者は何もしてくれないと思った事でしょう。
確かに、後から思えばHideさんもおっしゃるとおり、事務局へ掛け合って延納手続きをすればそれで済むことですが、
5年ほど前にも、僕が立て替えたことがあり(その時はお金を持っていた)、今回もそういう発想になっていました。
5年前と言えば、まだサラリーマンだったので、常時財布の中には「1万円以上」入っていたことも事実です。
今回は財布の中にはカードと数千円しかなかったのです。
幸い会場にはいつも受審者も含めて、指導者、保護者に大勢の知り合いがいます。 今回その内の一人の保護者から
お借りしたわけです。

>これは家庭環境の問題及び躾の問題と考えます。 よって踏み込める限界があると思います。
   僕は踏み込み過ぎていると自分で思っております。 「そこまでするな」とも言われます。それでも時間的に
は何年後であっても、何か気付いてもらえるものがあると思います。 そして限界も分かっているつもりです。

>剣道指導者は、武道たる剣道の教えを子供に指導すると同時に保護者の方にも理解をして頂く事が、必要です。
   理解していただける説得力に未熟さを感じて、今も工夫はしているつもりです。

この子だけでなく、3年生5人もあと1ヶ月で中体連と共に引退し、自然と距離が遠くなって行くと思います。
長々と失礼しました。
メンテ
Re: オジンと中学生10 ( No.7 )
日時: 2016/06/15 00:53:15
名前: だみ声  < >

サラ・ブライアントさん
ご家庭のお母さんの立場でのコメント、有難いとともに、僕の弱点を数か所鋭く突かれた(指摘された)気がします。

それにしても自分の思春期って、もっと「かわいらしさ」があったと思いますが… …きっと身勝手なだけですね。
そして反抗期、でも自分は母親をそんなにウザったく感じずに通過したと思います。

それと父親ですが、僕にとっては、いつもそばにいて、かじ取り(の技術とコツや機微の指導)をしてくれた人でし
た。 「一人でやってみろ」は良く言われて、こわごわ手を出したことはたくさんあります。 それが過ぎて、心配
かけたこともいくつかあります。
だからかどうかは定かでありませんが、父親の影が見える子は、男女の別なく「情操」も安定していることを感じま
す。 言われたことを素直に受け取って吟味する子が多いと思います。 上達も早いと感じます。

リバ剣のお父さんたちの言葉はまさにその通りなのですが……
>今、夢中で剣道をやってるような方でもそんなものですから…。
   この人がまさに僕なのです!! 図星の図星っ… 耳が痛い…もとぃっ 目が痛いっ!!

>今回のことはもはや、終わりにしていい事じゃないかな…
   そうしようと思います。
メンテ
Re: オジンと中学生10 ( No.8 )
日時: 2016/06/15 06:34:10
名前: 長幼の序 

だみ声さん、ご丁寧なご返事ありがとうございます。
さて、「達観」の話・・・そうじゃないんです。
私もだみ声さんとほぼ、同じような考え方です。
しかし、現状「さもならん」事が、実に多い・・・
結局、どこかに線を引いて、その後の「前向きな何か」にいつも期待をよせつつ、平常を装っています。
頭の中、心の中では常に「なぜやらん、今だろ行動すべくは・・・」って。

平素の行動も剣道の試合に見立てて、物事の良否の判断を独善的にするな(試合者)!判断するのは、第三者(審判員)だ!!って子供にも保護者にも常々指導し、素直に謙虚に自省の心を促し、正しい行動を説いています。

後は、それがどれだけ浸透し、伝わっているかって事です。
メンテ
Re: オジンと中学生10 ( No.9 )
日時: 2016/06/15 12:01:27
名前: サラ・ブライアント 

だみ声さん

本題とはあまり関係ない蛇足ですが、あと少し。

>そして反抗期、でも自分は母親をそんなにウザったく感じずに通過したと思います。

私も、父にも母にも反抗した記憶はないんですよね。
夫もそんなわかりやすい反抗は「しなかった」そうです。
だから、うちの子の典型的な反抗期が理解できなくて、困ってます(^_^.)

何も反抗しなくたって自立はできると思うんですけどね…。
それがわからないところが「子供」なんでしょうけれども。

>、父親の影が見える子は、男女関係なく「情操」も安定していることを感じます。

そうかもしれませんね〜。
私も父にはいろいろと好きにやらせてもらった事を感謝しています。
ただ、父親が子育てに関わっているから、というよりは、
父母ふたりの違う価値観がある事がいいのかもしれませんね。

うちの長男と夫は似た者同士なせいか、かえって相性が良くなくて…、
そういうところも、反抗期に影響しているのかもしれません。

> この人がまさに僕なのです!! 

だみ声さんも「夢中」なのですね?(笑)
でも、そういうお父さん達だからこそ剣道を楽しく、
かつ必死にやっているなって気がします。

一回、剣道から離れているからこそ、
もっとやりたい、という渇望感があるのでしょうね。

でも私からすると、昔やってたというだけでもうらやましいですけどね!
才能も体力もないのに、ゼロからのスタートはやはり厳しいです。
だからこそ、ここまで入れこんでるのかもしれませんが(笑)


私だったら、だみ声さんのように子供に積極的に関わって下さる指導者は、
本当にありがたいと感じますが…
子供も保護者も、いろんな方がいるんですよね。本当に、お疲れ様です。
でもきっと、それがどこかで報われる時がある…と思っています。
メンテ
Re: オジンと中学生10 ( No.10 )
日時: 2016/06/28 03:48:27
名前: だみ声  < >

長幼の序さん  返信が間延びしてしまい申し訳ありません。
>結局、どこかに線を引いて、その後の「前向きな何か」にいつも期待をよせつつ、平常を装っています。
   こういう事が指導する側の修行となって、技以外の「百錬自得」という事で、自分に言い聞かせると同時に人
間が丸くなっていくという事かも知れません。

>物事の良否の判断を独善的にするな(試合者)!判断するのは、第三者(審判員)だ!!
   やはり「達観」です。 この心境になるのに、どれだけの紆余曲折を経過して来たか…


サラ・ブライアントさん
>だみ声さんも「夢中」なのですね?(笑)
   まさにそうだと思いますが、この「夢」どうか死ぬまで覚めずに見続けたいと真剣に思います。

なぁ〜〜に、サラさんもブログ読む限りは、けっこう夢中なのを感じます。 こういう状態の剣士を総称して、「剣
道中毒重症患者」と呼び、10年ほど前には、トピもあって、にぎやかに語り合った事を思い出しました。
そこに集まったメンバーで、稽古会も実施しました。 名付けて「電脳剣士奥羽越列藩同盟稽古会in米沢」だったか
な?(過去検索で出て来るカモ…)。 会場は米沢市、おまけセットが「米沢祭り」(川中島合戦を再現する市を挙げ
てのイベント)でした。 我が家からは元気だった母も同行し、山形の末娘も防具持参ではせ参じ、兄弟夫婦もいて、
7名で参加しました。 この時アゲインさん一家や、アンさん、剣士以前さんご一家と初対面したのでした。

多少脱線しましたが、本日はこんな所です。
中体連を2週間後に控えて、もろもろの報告も近日中にさせていただきます。
メンテ
Re: オジンと中学生10 ( No.11 )
日時: 2016/06/29 11:10:55
名前: 長幼の序 

どれだけ剣道経験があっても、それぞれの子供達、保護者との関係は常に、初心者と捉えています。
同じ人間はいませんので、いつも「これで本当に良いのか?」って自問自答しながらやってるのが実状。
そこに・・ほんの少しだけ、経験から学んだ事を活用していきます。
ず〜〜っとこの繰り返し・・・きっと、最後まで勉強です。
メンテ
Re: オジンと中学生10 ( No.12 )
日時: 2016/07/01 08:51:50
名前: サラ・ブライアント 

だみ声さん

>なぁ〜〜に、サラさんもブログ読む限りは、けっこう夢中なのを感じます。

いや、けっこう、じゃなくて、かなり…(汗)
ふだん、稽古の日には極力予定を入れないようにしているのですが、
今年は長男が受験で、日曜にちょこちょこその関係の用事が入って、
稽古に出られない事があるのが悔しいのです〜


>10年ほど前には、トピもあって、にぎやかに語り合った事を思い出しました。

過去ログちょこっと拝見しました。いや〜、にぎやかなトピですね。
剣道が好きで盛り上がっているというよりは、違う方面で盛り上がっているような感じですが(笑)

まだ剣道を始めたばかりの頃のシナモンさんもいらして…
なんだか感慨深いです(勝手に(笑))。

アゲインさん、こんなキャラだったのですね〜?
最近は書き込みを拝見しないので、よく知らなかったのですが…。
この間の電脳剣士稽古会の時、声かければよかったなあ…。

来年の電脳剣士会はぜひぜひ、だみ声さんに稽古をつけていただきたいです。
メンテ
Re: オジンと中学生10 ( No.13 )
日時: 2016/07/11 03:38:15
名前: だみ声  < >

東北電剣稽古会を不参加とし、重なった日程の地元中体連地区予選にチームの監督として、会場入りしました。
今回は審判の依頼もなく(年齢的にもう呼ばれない)しっかりとチームに付き合ってきました。
団体は男子1チームのみ、個人戦は各校8名の出場枠がありますが、男子9名の中から部内戦で付けた順位で1年生
一人を外し、女子はもとより3年生2人しかいないので、こっちは個人戦のみと言うエントリーです。

結果は予想通りの内容で、団体は3校による予選リーグで2敗(10試合中勝ったのは1年生1級の子が一人いるだ
けです)、個人戦は、男女とも10人中7人が初戦敗退と言うお粗末さでした。
3年前男女そろって優勝した面影もなく… 予想通りバッタバッタと倒れて行きました。
実はこれが今年の3年生の実力であり、予想通りであり、指導者の顔が見たくなるわけです。
一方で、未だに顔見知りの連盟の方から、昇段審査合格祝いの言葉をいただきましたが、何ともちぐはぐな状況で、
「立つ瀬がない」と言う感じでした。 自分の昇段のための稽古に夢中で、部員をないがしろにしたのだろう、と思
われているかもしれません。(本当は自分の審査に向けた稽古など全くしておらず、稽古相手は中学生部員がほとん
どでした)。

それでも個人戦で2年生一人(初段)と、1年生2人(1級)が一回戦を勝ち上りました。 そして2回戦で全滅と
言う有り様でした。
「敗戦の将兵を語らず」すべては僕のせいという事だと思います。 反省点は中学で初心者と言う子の稽古と上達に
向けた取り組みが、保護者の熱のなさ(ここが指導者の腕なのに…)、さらに本人たちの向上心の欠如も相まっていた
と思います。 稽古環境を工夫しても1、2年生(6人中5人が道場出身者)しか集まらず、どうにも僕の空回りで
終わりました。
何しろ入部の動機も、「楽そうに見えた」と言うのもあって、当初から部活以外の稽古はやらない(しかも休む)、道
場出身者と「同じに扱うな」のスタンスが崩せませんでした。

不思議なのは、優勝時のチームも僕がやった指導内容は変わってない、と言うより稽古環境は当時より良くなったは
ずですが、決してそこへ参加して自己の向上に取り組もうとしない3年生と言う訳です。
これも「指導者が悪い」という事だと思います。

愚痴を交えた反省はこれぐらいにして、今後の取り組みは、やはり1年後の優勝を狙う事を根冠として、稽古に取り
組むことを模索しようと思います。
幸い道場出身者がほとんどなので、彼らの保護者に稽古内容や部内戦結果が直接届くような伝達方法を使って、自分
の子供の現状をつぶさに見えるような取り組みをしてみようと思っております。
当然部員たちには、来年の優勝を掲げて「夢」を膨らませる話しかけを試みます。

以上中体連地区予選報告です。
メンテ
Re: オジンと中学生10 ( No.14 )
日時: 2016/07/11 07:04:40
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To だみ声さん

う〜ん、なんとも残念な結果でしたねぇ。
子どもたちはその結果をどのように受け止めているでしょう?
そこがポイントですね

なにしろ基礎稽古が大切です。
時間はかかりますが、経験者も初心者も多くの時間を基礎稽古に割く必要があります。
勝つことだけが目的ではありませんが、目先の目標も大切。
子どもたちのモチベーションを高めるべく、しっかりとした見立てを行っていってくださ
いp(^-^)q
メンテ
Re: オジンと中学生10 ( No.15 )
日時: 2016/09/07 02:36:28
名前: だみ声  < >

久しぶりにここへ書き込みに来ました。 気持ちが定まらず、中々筆が進みませんでした。
H28年度の中体連が終わって2ヶ月が経過し、新体制もスタートし、学校の剣道部は休部、稽古は週2回(水、金)
の道場のみとなりました。
3年生は引退、2年生2人、1年生4人で来年3月まで道場稽古のみとなります。 不十分なところを補うべく、中
学生を対象とした追加の夜稽古日を月、土に設定し、週4回体勢で午後7時〜9時の稽古を実施しております。
8月初日から週4回で稽古しております。

6人に語ったのは、稽古を休まない事、学業成績は、必ず右肩上がりにする事、来年は中体連地区優勝を目指したい
が、強敵もいるし、彼等も稽古していることを挙げてこちらも稽古を継続する説明をしました。 同時に保護者向け
のプリントを渡し、基本的に稽古と勉強を同じレベルで眺めてほしいことを強調しました。 有難いことに6名中道
場出身者が5名なので、従来の3年生保護者とは大きな感覚差があることを感じております。

とは言え、学習塾の日程変更や、臨時の模擬テストもあります。 全稽古日程への出席は不可能な事も分かっていま
すが、8月中の稽古日は16回あり、平均出席率は93%でした。
とは言えこれは夏休み中のもので、今後も目が離せませんが、まずまずのスタートではないかと思います。 途中Hide
さんご出席の東京での稽古会(8/21)にも4名を連れて参加させていただきました。

間もなく新人戦も予定されております。 自分たちの実力を見る機会でもあるのですが、この日は神社のお祭り日と
重なり、三番叟の舞を奉納する子がいて試合を欠席するため、最強チームではありません。
しかも新人戦の1週間前には、昇段審査もあり、2人が初段を受けます。 合格して新人戦に臨むと、気合いの入り
方も違うだろうと思うので、頑張らせているところです。

以上、中体連以後、稽古環境も異なったところでの中学生剣士の現状です。 モチベーションは向上していると思い
ますし、意思疎通も保護者も含めてうまく回転していると思います。

余談ですが…
6月に初段合格した3年生1名の「証書」が連盟から8月中旬に届きました。 道場の館長から手渡してもらおうと
思い(普段そうしています)自宅へ電話しました。 手渡すから「本人が来るように」と母親に伝えたのですが、稽
古会場に取りに来たのは父親でした。 「塾なので…」との言い訳があったのですが、こういう神経が「わかっとら
ん」と言う我々の感覚なのですが、今年の3年生の多くはこう言うレベルで稽古していたのです。 指導者は一体だ
れなのだっ?!  顔を見せろ!!! (合格なのにお金持ってなかった子です)

館長に相談した結果、「本人でないならお前から渡してやれ」でおしまいでした。
メンテ
Re: オジンと中学生10 ( No.16 )
日時: 2016/09/10 08:49:14
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To だみ声さん

部活動としての稽古は学校でできなくなったわけですが、まずまずの活動状況なのではあ
りませんか
逆に稽古日が減ったことで、子どもたちが危機感を感じてくれるといいですね。

8月に稽古にお連れになった中学生たち、頑張っていたではありませんか。
子どもも保護者も、剣道に価値を見出せば放っておいても熱心に取り組むものです。
よき卒業生もたくさんおられるわけですから、そうした人たちの力も借りながら、子ども
たちに剣道の良さを実感させてあげてほしいと念じますp(^-^)q


初段がいくら奨励段だといっても、あまりにも価値がなくなってしまったようで悲しくな
りますね。剣道の段位は履歴書に記載できる資格扱いですが、辞めてしまったら何の価値
もないものなんですがねぇ。
ま、愚痴を言っても仕方ありませんね(^_^ メ)
メンテ
Re: オジンと中学生10 ( No.17 )
日時: 2016/10/02 23:08:08
名前: だみ声  < >

6月の昇段審査から4か月、今日は今年度2回目の昇段審査日でした。(わが県の昇段審査は年3回です)
初段二名、二段に1名(3年生)が挑戦し、今回は久しぶりに3人とも合格を果たしました。 僕としては「一安心」
という感覚が大きいです。
そして来週の日曜日は、当地中学生の新人戦が予定されています。 今日合格した子は、この試合に初段として、そ
の気をもって立ち会ってくれることでしょう。 ワンステップ上に来たという感覚が、戦い方にもその結果にもいい
ものを期待したいと思うのですが、欲張りでしょうか?
更に生まれ月の関係で、初段挑戦権のない1年生が3人おります。 来年2月、この3人の初段合否がチームの総合
力を左右すると思いますし、ぜひ全員合格で、全員有段者で4月には新1年生を迎えたいと思います。

何しろ7月以降昼間の部活稽古のない状態で(中学生だけは週4回の夜稽古を実施しております)ここまで来ての今
回の合格ですから、部員たちも大いに自信を持てたのではないかと思います。 こんなことを重ねて行けば、中学校
剣道部の「部活動復活」も、学校への要求が可能になるのではないかと、目論みたくなります。

何はともあれ、今回久しぶりのパーフェクト合格を実現しました。  いろんな稽古形態を経験させるのも彼らの経
験値になるでしょうし、東京電剣、三楽稽古なども可能な限り引率させていただきたく思います。

まずは今日の昇段審査結果報告です。
メンテ
Re: オジンと中学生10 ( No.18 )
日時: 2016/10/03 07:10:21
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To だみ声さん

昇段審査、3人とも合格、よかったですね。
おめでとうございます(^^)
きっと大会でも力を尽くしてくれることでしょう。

電剣等にもぜひぜひお連れください。
剣道のいろいろな楽しみ方を知ることは、きっと彼らの剣道にプラスになることでしょう 〜☆
メンテ
Re: オジンと中学生10 ( No.19 )
日時: 2016/10/05 07:28:20
名前: てて 

おはようございます

だみ声さん、子供達の昇段全員合格おめでとうございます。
だみ声さんが元気に指導しているのが頼もしく思います。
その逆にお嬢ときたらヘマばかりやらかして怪我だらけです。
やり普段の行いがわるいからなんでしょうね。
反省!!
メンテ
Re: オジンと中学生10 ( No.20 )
日時: 2016/10/05 09:25:54
名前: だみ声  < >

Hideさん
前回は合格後に支払い金額の用意がなく、現場でドタバタやって落ち着かなかったので、今回の合格は落ち着いて行
動できた点も大変良かったと思います。
また同行して東京での稽古を経験させたいと思います。 この前同行した彼等も「楽しかった」「また行きたい」と
言っておりますので、近い内に伺うことも念頭にあります。 9日は、新人戦ですので、その次あたりを検討します。
その節はよろしくシゴイていただきたく思います。


ててさん
こちらへの初めて? の投稿ありがとうございます。 ミスマッチトピへもお伺いしなければ… と思いつつ、つい雑用に追われて読むだけになっていることをお許しください。
何でも自転車で転んだとか… さぞ痛かったことでしょう…  続きはミスマッチの方へ投稿します。
3名の中学生の合格祝い、ありがとうございました。
メンテ
Re: オジンと中学生10 ( No.21 )
日時: 2016/10/06 07:03:26
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To だみ声さん

いつでも大歓迎いたします。
とりあえずは新人戦ですね。
よき試合ができますよう、子どもたちの気持ちを上げていってください
メンテ
Re: オジンと中学生10 ( No.22 )
日時: 2016/10/10 10:21:22
名前: だみ声  < >

昨日の中学生新人戦、我が中学校では、主力選手を欠いて5人だけでの出場でしたが、更に前日の稽古で竹刀の破片
が目に入って、眼科で取ってもらった子(大将)が、ドクターストップとの事で本人は出たがったのですが、僕から
欠場を主催者に届けました。
オーダーも組み替えて、次鋒の子を大将に回して(補欠がいない)次鋒を空席としました。(ルール通りです)

6校が行うリーグ戦でしたが、やはり4人でやるには荷が重いと感じました。 僅差ではありますが堂々の6位…
課題もありますね。
今回の試合では、連盟の審判主任から、急きょ交代した我がチームの大将の子に「お褒めの言葉」がありました。
打突の機会をとらえるタイミングの良さを褒められたのでした。 とは言え足さばきが不十分な点も指摘され、せっ
かくのタイミングの良さが十分生かされてないから、改善するようにアドバイスもいただきました。
この子は先日の昇段審査で、1年生ながら13歳規定で初段に合格した子です。

オフィシャルな新人戦大会の後、全出場校9校(本当は13校なのですが、剣道部を廃部にした学校が4校もあるの
です)で錬成試合をやりました。 こちらは審判も中学生がやるのですが、さすがに新人なだけに未熟な判定結果も
随所に出てきて、指導者が時々アドバイスしながらの錬成試合でした。
手前味噌ですが、我が校中学生の審判技術は、比較的上手だと思いました。 稽古の中でも審判技術について実践を
重ねておりますので、立ち位置や旗の上げ下げの腕の伸び具合や、反則の宣告作業などサマになっていると感じまし
た。
最後はいつものように合同稽古です。
指導者たちが元に立ち、手伝いの高校生も元に立っての合同稽古です。 元立ち総勢50人程度でしょうか?
中学生は試合に出てなかった子も含めて150人程度が約1時間、3分程度の時間を切っての稽古をやりました。
知っている子も、新1年生も、入れ代わり立ち代わり、20人近くと稽古しました。 
そして午後4時過ぎに終了しましたが、汗だくでした。
メンテ
Re: オジンと中学生10 ( No.23 )
日時: 2016/10/11 06:58:47
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To だみ声さん

大将で出場予定だった子、大会に出られなかったのは残念ですが、大けがにならなくてよ
かったですね(>_<)
竹刀の手入れはもちろんのこと、稽古中、ちょっと疲労が見えてきたときなどに適宜「竹
刀点検」「防具の比も確認」などを行うと、こうした事故を防ぐ手立てになりますm(_ _)m


4人での試合はやはりきついです。
大会で出てきた反省点を踏まえ、次に向けての糧としたいですね

審判技術が立派というのは素晴らしいことです。
なかなか審判の指導まで時間を割くことができませんで。
ま、本当はある程度のところまでは「見て学ぶ」ものだとは思うのですが(^_^ メ)
メンテ
Re: オジンと中学生10 ( No.24 )
日時: 2016/12/28 00:59:05
名前: だみ声  < >

前回の投稿から、2ヶ月以上開けてしまいました。 時はしはす28日、今日を入れてもあと4日でお正月です。
新人戦報告の後、月・水・金・土の週4回、通算8時間の稽古を続けております。
しか〜〜〜しっ 常時出席は1年生3人、いずれも道場出身者です。 同じく道場出身者ですが、1年生と2年生の
年子の兄弟と、中学から始めた2年生一人の出席率が良くないのです。
1年生の一人はお風呂で転んで右手小指を切り、数針縫ったとの事で道場まで来て見学が続いております。 まあ道
場まで来るのだから大目に見るしかないですが、稽古への参加意欲がもう一つ感じられないのです。

その兄の方は、11月下旬「やめたい」と言い始め、理由は「剣道が嫌になった」との事でしたが、母親を交えて説得
し、何とか週1回の稽古継続を約束させて繋いでおりますが、休みがちです。 やめたい理由は特にないとの事です
が、要は剣道で上達が感じられないし、嫌になったと言っております。

もう一人の2年生は10月の初段審査に合格したのち、なぜか学校も休みが多くなり、今月に入って、いわゆる不登
校状態なのです。 でも稽古は夜という事もあり、週2〜3回というペースだったのですが、12月になってからは
23日の稽古納めも休み、6回ほどしか出席しておりません。

昼間の部活時間帯での稽古がないだけに、今一つテンションが上がらないのかなぁーと思いますが、これもひとえに
指導者が上手くけん引できていないという事なのでしょう。

そんな中で年末で稽古もなく、のんびりしていた時に「ビリギャル」というドラマをテレビで見ました。
主演は有村架純で、若いけれど結構いい演技が出来ていたと思います。  ストーリーは偏差値30の私立のおサボ
り女子高生が、2年生の夏ごろ、私塾のカリスマ先生に出会い、若者の心を刺激する話術に引きつられながらも、自
己改革も実行し、勉強へとのめり込んで、遂には偏差値70を達成し、3年生の春、有名大学に合格すると言うもの
でした。

このドラマは単なるフィクションでなく、実話に基づいているところがなんとも刺激されるところなのです。
この塾のカリスマ先生が、生徒が悪いのではなく「下手な指導者」が問題なのだというセリフがあるのですが、ドキ
リとさせられました。

上に書いた中学生3人、来年の今頃どのような剣士になって居るのでしょう?  70を超えたオジン指導者と中学
生の剣道部員。 町道場を巻き込んでの取り組みですが、試行錯誤が続きます。
メンテ
Re: オジンと中学生10 ( No.25 )
日時: 2016/12/28 09:56:35
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To だみ声さん

中学生にとって、夜の稽古を続けることはたいへんなのではありませんか。
塾もあるでしょうし、自分の時間も\欲しい年頃ですから。

他の子たちが部活動の時間で終えて、あとは塾や自分の時間に使えるのに比べたら、かな
り詰まった毎日を強いられているわけです。それなりにモチベーションを上げてやらない
とテンションがさがるのも頷けます(>_<)

なんとか、学校が終わった直後ぐらいの時間帯に集めて稽古させられないのですか?
それだと、子どもたちの身体的&精神的負担も軽減されるような気がしますが。
メンテ

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