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審判員の育成、技術向上について
日時: 2015/03/23 09:59:23
名前: 長幼の序 

今年度、最後の大会が終了しました。
指導をする道場の子供達、また自身、色んな経験を通し、勉強をさせていただきました。

そんな1年を振り返る中、常に疑念を持っていたのが、審判員の資質の問題です。
最終試合を終えたのを機に、来年度に向け自身も含め、所属する道場、剣連等でこの課題について、勉強、技術向上の研鑽に努めようと考えています。

最後の大会で、ことさらその意を強くしました。
(幸いにも、有終の美を飾らせていただきましたが)
一言でいうならば、「見えていない」。
自身の事は、さておいてとなりますが、とにかく「相打ち」「玄妙な技」が、ほぼ挙げられていない。

事、剣道の実技、筆記における「昇段審査」は、ありますが、審判員の技術向上をはかる手段、それに順じたものは、存在しません。
別スレでも書かせていただきましたが、剣道の神髄の1つ、「相打ち」それと「玄妙な技」。
見事な1本が、そこかしこに有りましたが、挙がらない。
大会を開催する為の課題の1つが、審判員確保。
しかし、現状どうでしょうか?
その審判員が、正しい判定ができなければ、試合は体を成しません。
前記したような事案が、そこかしこに溢れていないでしょうか?
お持ちの段位に見合っただけの、審判技術をお持ちでしょうか?
試合をより良いものにしていくのは、審判員です。
その審判員の技術が、おぼつかないのは周知の事実では、ないでしょうか。

仮に間違った判定をしても、それを反省、是正する術は無く、結局同じ事を繰り返しているのが現状です。

そんなこんなを考え私自身は、全剣連が主導する、厳格な「公認審判員制度」を強く懇願する1人です。
今までの経路を考えると、相当厳しい課題であるでしょうが、ここには今後の剣道、剣道界の未来が託されていると感じます。
実際、指導者の中には、昔取った高段位のみで審判される方に反発して、自身、審査を軽んじる、それまでならまだしも、指導する子供達にも、昇級、昇段審査に消極的な方がいるのも事実です。

また合わせて、地域による有効打の判定の違いも、大きな課題です。

地元開催の世界大会もあります。
良い機会ですので、今後の為に皆様の屈託のない意見を聞かせていただき、参考にしていきたいと考えます。
メンテ

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Re: 審判員の育成、技術向上について ( No.1 )
日時: 2015/03/24 06:40:59
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

管理人のHide.です。

「指導者研究室」というよりも「剣道談話室」向けのお題だったかもしれませんが、いい
テーマをありがとうございます


そうですねぇ、あちらのトピにも書きましたが、審判員の技量を正確に測るのは大変難し
いものです。また、オールラウンドな審判員というのもなかなか存在し得ないのも事実で
すから、一概に基準を作れないのではないでしょうか。
育成方法と同時に「どういう制度とするか」につきましてもしっかりと考えていく必要が
あると考えます。

たとえば、全日本選手権を審判できるくらいの高段位の先生でも、日々、子ども達の剣道
に関わっていませんと、小学生のはっきりした有効打突を見逃すことはないでしょうが、
微妙な一本を取りそびれてしまいます。

審判は、そのレベルや年代の試合を観ているかそういった人たちとの機会が豊富かどうか
が深く関わっいます。また、「自分が打てない技を有効打突にすることが出来ない」とい
う側面もあります。一例をあげるなら、大人同士のお稽古の中では逆胴を打つ機会がほと
んどありませんが、高校生や大学生ばかりでなく最近では小中学生でも逆胴を打ちます。
鍔ぜり合いからの引き技にしてもしかりです。

鍔ぜり合いで高校生が、右にさばきながら横から引き面を打つことがありますが、しっか
り見ていないとヒラで打ったのを見逃し上げてしまう審判が多数います。三所よけに対す
る斜め左下からの小手も、ヒラ担っていることを見逃し「あたった」ということで一本に
してしまう例を見かけます。
こうした技を放つ年代とのお稽古が豊富でしたら、簡単に見極められることですが、瞬間
的にそれを見た時に「一本だ」としてしまうのです。


長幼の序さんの問題提起に対してはなんら回答になっておりませんが、審判問題を語る場
合は、この部分も無視してはいけないポイントだと考えます。
メンテ
Re: 審判員の育成、技術向上について ( No.2 )
日時: 2015/03/24 08:23:50
名前: 長幼の序 

Hideさん、いつもありがとうございます。
悩んだんですが、あえて「指導者研究室」を選択させていただきました。

言われる事は、まさにしかり。

思えば、剣道の主幹たる「全剣連」主催の少年剣道大会は、存在しません。
全日本選手権及びそれに準ずるような大会で審判をされる 概ね八段以上の先生方が少年剣道の試合を判定する姿自体、拝見する事がほとんど無いわけです。
地方ならほぼ皆無。

例えば、大阪府剣連が行っている「都道府県対抗」。
(予算で窮しているという事ですが)
都道府県から選抜された選手による全国規模の対抗戦です。
まさにこの大会のようなものを全剣連が主導で行い、前記したような審判員で裁く。
選手の試合以上に、最高峰の審判員の判定を少年剣道を通して拝見、学ぶことができます。
「百聞は一見にしかず」

何よりも「本物」を観る事は、最高の研鑽の場に成り得ると考えます。

いわれる様な学生の技に対しても同様な事が言えると感じます。

これが、国体同様、毎年各都道府県持ち回りで開催できればもっと良いですね。

連盟会員、スポンサーに依存した見切り発車の「世界選手権」に大きな予算を投入すより、より健全で将来を見据えたモノと感じます。(あくまでも私感です)

また、現状、大会の審判員は、各チームの監督及ぶ指導者、開催地の方々が主となっています。
チームが敗退したら、帰られるチームが多い訳で必然的に審判員も減り、最も鎬を削る後半戦、最終戦のハイレベルな試合は観てないと言う事が多いようです。
審判員も大会に参加している訳で、中途で帰るは、本当は問題ありでは、あるんですが・・・。

大会によっては、序盤の一端区切りのいい所で、全試合を止め、各パートで主任を中心として、そこまでの総括をして、その後の審判をより良いものとする、という事を実践されている所もあります。
これは、審判員の意思統一という観点から良い手法と感じます。

合わせて、試合後の審判員の総括(試合前の審判会議同様、できれば全員で)をできるようになれば、尚更素晴らしいですね。
メンテ
Re: 審判員の育成、技術向上について ( No.3 )
日時: 2015/03/24 09:38:32
名前: 長幼の序 

Hideさん
そうですね、より多くの方のご意見をお聞きすると言う観点なら「談話室」が良いと感じました。
あちらに引っ越ししてみたいと思います。
引き続き、御意見を宜しくお願いします。
メンテ

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