Re: 小学生に対する攻め、及び攻めからの技の稽古法 ( No.1 ) |
- 日時: 2015/02/11 10:16:37
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照:
- 管理人のHide.です。
剣道では「打つこと(技)は教えられても攻めを教えるのは難しい」と言われます。
攻めというのは「自分は攻めた」と思ってもお相手が「攻められた」と感じ何らかの反応 (居付き、崩れ、打突など)を起こさなければ「攻めた」ということになりません。形の 上で「攻めた」としても意味を持ちません。 また、お相手によって同じ攻めを使っても効果が違いますし、同じお相手でも状況によっ て通じないこともあります。「このお相手(場面)ではこう」という「引き出し」をたく さん持っている人が「巧者」ということになります
とはいえ、基本的な部分の指導を考えていきましょう。
攻めの最も簡単な形(考え方)がフェイントの技です。 面フェイントして小手は、面を攻めることによってお相手の手元を上げさせ、そこにでき た隙(崩れ)を打つ技です。攻めの考え方を示すのにはうってつけの技と言えるでしょう。
・面フェイント小手 ・小手フェイント面 ・面フェイント胴 ・鍔ぜりから胴フェイント引き面 ・鍔ぜりから面フェイント引き胴
などが、小学生向けでしょうか
そこから高学年には「面を攻めるには」「小手を攻めるには」という考え方を示します。 「フェイントの動作をせずともお相手を攻める方法」の第一歩です。
・表攻め ・裏攻め ・下段攻め など、剣線の操作によって中心を取り間合いに入ることにより、お相手を崩す(攻める) 手法を示し、
・払い ・叩き ・抑え ・巻き など、竹刀操作を伴いながらお相手を崩す方法へと発展させていくのですd(^-^)!
すでに、習わずともそういうことを得意にしている子どもがいるはずですから、「●●く んが、よくこれを使うね」などと解説しますと、身近なものになるはずです 〜☆
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Re: 小学生に対する攻め、及び攻めからの技の稽古法 ( No.2 ) |
- 日時: 2015/02/13 09:22:57
- 名前: zanetti
- hide先生ありがとうございます。
1つだけ悩みがあって、低学年の子を教える際にフェイントを教える必要はあるのかということです。
hide先生が上記に示した「高学年からの攻め方の指導」のように、うちの少年団では全体の学年に幅広く、「表から攻めて」や「裏から攻めて」等はある程度やってるつもりです。
なので個人的にフェイントはやってほしくないという気持ちがあるんです。
各道場の先生から見れば愚問というか、子ども達に勝つ喜びを味わさせる…勝つという意味をわからせる…と言われればそこまでなんですが。
フェイントで勝てる今の状況は良いかもしれませんが、その子が中高と剣道をやってく上で直させていく時にその反動が全然違ってくるんじゃないか。
となると、小さい時からフェイントは極力使わない技で教えていった方がスムーズに成長していくことができるのではないかと、そういう考えなんです。笑
まだ私も25歳と色々試行錯誤中なので、様々な意見を賜りたいと思っております。
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Re: 小学生に対する攻め、及び攻めからの技の稽古法 ( No.3 ) |
- 日時: 2015/02/14 11:18:53
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照:
- よく、「フェイント技は教えたくない」と仰る指導者の方がおられるのですが、フェイン
トの技はけっしてずるい技でも卑劣な技でもありません。
「虚を攻め実を打つ」技ですね。かたせるために教えるのではなく、攻めの定石を教える ための方策のひとつがフェイント技です。 そこから発展して「実をせめて実を打つ」という考え方に発展していくのではありません か? 〜☆
もちろん、フェイントばかりになってしまえばお相手を打つことは出来ません。 早くまっすぐの技があるからこそのフェイントです。 低学年で、まっすぐの技がしっかり打てない内にフェイントを教えるのはNGだと考えます
また、フェイントを教える際には、フェイントに対する技(フェイント技の弱点)も同時 に教える必要があります。フェイントは出鼻を狙っているお相手には全く通用しませんね。 受けに回っているお相手や待ち剣、こちらの攻めが効いていてお相手が消極的になってい る場面などで功を奏する技です。
剣道には必殺技はありません。 どの技もそうですが「諸刃の剣」なのです。 その運用を間違えれば、お相手にかわされてしまうだけでなく応じられ打たれてしまうこ とがある。そこも教えていきませんとねd(^-^)!
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Re: 小学生に対する攻め、及び攻めからの技の稽古法 ( No.4 ) |
- 日時: 2015/02/14 15:02:55
- 名前: 長幼の序
- 私自身もアンチフェイント派でした。
しかし、今は機会に応じて使えるよう指導をしています。 剣道の攻めは、表裏一体の円運動いわば無限大故、いかなる動きにも対応できる事は大切と考えます。
フェイントの問題点は、フェイントをかけた自身が崩れることです。よって、どの時期、タイミングで教えるかは、重要。 中心を取って、正しく打突が出来ないうちは、まだはやいようです。 そこで打ったり、打たれたりする経験の中で、そのフェイントに動じない崩れない気構え、身構えが判ってきます。
打ち込み、かかり稽古の圧をかける稽古で崩れない姿勢、構え、きつさに負けない気力、体力を作り、上掛りの地稽古で、胆を据えた捨て切った技を出し切る、また元立ちは、上手く引き立てる事を常に念頭に置く。 小学生で攻めができてない原因の大半は、この元立ちの引き立て稽古不足にあるようです。 中には、打ち負かす稽古に終始される先生もいらっしゃいます。 この辺の使い分けも大事です。 この繰り返しで、当たらなかった技が、少しづつ当たりだす、そして決まりだして試合等で結果が出てくる、そんな自信が「攻め」につながっていくと考えます。
ある範士が、「攻め」についてこんな話をされた事があります。 「自身が動きフェイントをかけて、相手を動かし打つ内は、まだ本当の攻めはできていない。 相手を気で攻める、これが本当の気攻めなら相手は、自身が動かずとも、勝手に打ってきたり崩れたりする。 そこを逃さず打つ、まさに勝って打つだ」と。 これぞ究極です。
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Re: 小学生に対する攻め、及び攻めからの技の稽古法 ( No.5 ) |
- 日時: 2015/02/15 00:48:33
- 名前: 親馬鹿一刀流
- 私も少年指導をしていますが同じ悩みを持っています。
zanettiさんはフェイント技を積極的に教えたく無いとの事、お若いのにしっかりとした剣道観をお持ちと思います。 少年時代から稽古している方々は剣道の習い方を分かっていますので、攻め、フェイント技の指導に対しては当然の迷いと思います。
お若い方ですので年長者としてのアドバイスとお考えください。 一刀流十二カ条をご存知でしょうか? 分からなくともネットで調べれば分かると思います。 (ここで大事な事:私の師匠の言葉です。自分の先生から習い覚えた事人それぞれ、同じく解釈は人それぞれ。私の観念は考えないででください。)
色付きの事というのがあります。(補足:松風の教えも研究してください。) これを小学生が使う機械的なフェイントと捕らえるか、攻めの一つと捕らえるかは、人それぞれで良いと思います。 私はフェイントと言わず、色を見せると指導しています。
相手が勝手に打ってきたので咄嗟に応じ技を使った。 一歩間合いを詰めたら打ってきたので応じた。相面を打った。 (想像するにzanettiさんの所の子供達は、構えて打ち所を狙っているのではないでしょうか?) 何か色を見せたら打ってきた、構えを崩したので咄嗟に打った。 小手に色を見せて面を打つ。 面に色を見せて小手、あるいは胴を打つ。 上を攻めて下を打つ。 下を攻めて上を打つ、ですよね。 そんなこと考える前に自分から積極的に打つ、色を見せずに飛び込み技を打つ事を主体にする。 各々意味がありますが全部ありではありませんか?(先々、先、後の先の事まで書いたつもりです。お分かりでしょうか?)
さて私としてはフェイントは色付きの事と捕らえて指導していますがzanettiさんは、どのように指導されますでしょうか?
お互いに子供達の為に工夫しましょう。
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Re: 小学生に対する攻め、及び攻めからの技の稽古法 ( No.6 ) |
- 日時: 2015/02/15 21:06:06
- 名前: zanetti
- >hide先生
ありがとうございます。 「攻めの定石を教えるための方策のひとつ」と捉えるるということですね…
フェイントという横文字に惑わされてたかも…
少しずつ「フェイント」という攻めの定義を加えながら教えてみようと思います。
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Re: 小学生に対する攻め、及び攻めからの技の稽古法 ( No.7 ) |
- 日時: 2015/02/15 21:20:45
- 名前: zanetti
- >長幼の序さん
ありがとうございます。
私も面を付けて子どもたちの元に立たせて頂いていますが、打ち込みや掛かり稽古の際は「足を動かすな」「体を崩すな」等の基本的なことは言ってはいます。
また地稽古を子どもとやるときは、基本打ち負かすことはしてません。子どもと言えど、私も体が崩れないように程よく打っていく。そして良いタイミングで攻めてきたときは打たせる…みたいな感じです…
ですが、長幼の序さんのおっしゃる通り、「引き立て稽古」は元立ちの稽古不足というのが正直否めません。私も上記の通りやっていますが、これが正しいとは思いません。
因みに長幼の序さんが「引き立て稽古」でいつも念頭に置いていることはなんでしょうか。
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Re: 小学生に対する攻め、及び攻めからの技の稽古法 ( No.8 ) |
- 日時: 2015/02/15 22:01:29
- 名前: zanetti
- >親馬鹿一刀流様
ありがとうございます。
自分がそういう剣道というか、元々フェイントが苦手ということもあり、子どもに指導する上でもそれが概念にあるのは確かです。
一刀流十二カ条は恥ずかしながら存じ上げませんでした。
フェイントは色付きの技。素晴らしいお言葉だと思います。
正直申し上げますと、親馬鹿一刀流様の言葉を引用させていただくとフェイントという概念は「機械的なフェイント」という考えがありました。
ですから手元を上げて相手の手元が上がるところを打つよりは、構えて打ちどころを打っていくという考えがベースです。
今少し考えてみたのですが… やはり考え方の違いだったのかもしれません。 言葉にすると難しいのですが…
自分自身が今目指している剣道と子ども達に伝える剣道は違います。
要はレベルが違うということです。
自分はフェイントをしない剣道 → だから子どもたちにフェイントを教えない。→ 子ども視点の攻めを教えられない → 攻めを教えるにはどうすれば??
ってなってるかもしれません。
「色を見せる」ということを少しずつですが、稽古に混ぜ、子どもに教えていきたいと思います。
自分自身も一刀流十二カ条や松風の教えというものを勉強していこうと思いました。
有難うございます。
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Re: 小学生に対する攻め、及び攻めからの技の稽古法 ( No.9 ) |
- 日時: 2015/02/15 23:31:19
- 名前: 親馬鹿一刀流
- zanettiさん
補足です。 小学校一年生から受け持っているという事を読み返しまして、次のような攻めもあるかなと。
低学年は打ち崩して攻めるです。 簡単に言うと多くの指導者が言う自分から打っていけです。 過去に攻めについて多くの議論をしていますので検索してみてください。
私は子供達に気剣体の一致になぞらえて指導する事が多いです。 体(足、入り、間、打ち)で攻める。剣(竹刀操作)で攻める。気(懸かる気)で攻める。 上記三つの複合技。 打ち崩しは自分から打っていく、決まらなかったらもう一本、更にもう一本。 これが最初に覚える事ではないかと。 その為には体の稽古から。
次に機会の捉え。 自分が打てると思った時の一本打ちの機会の捉え。相手の打ちに反応する後の先の捉えと、自分から崩しを入れて先をかけた機会の捉え。 機会が外れると攻めも外れる打ちも外れる。 三番目に書いた崩しが攻めと思います。
過去の攻めの議論の記憶では、崩しをかける、相手が崩れる、そこをすかさず打つ。 崩しをかけて、相手が崩れなければ攻めになっていない。 と記憶しています。
大会で実績を残されているとの事。機会を狙って(合わせて)打てるのだろうと思います。 プラス、自分から攻める、崩すが出来れば尚良いのだろうと思います。 崩そうとする、崩れる、崩れないを分かりやすく指導してあげたらいかがでしょう。
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Re: 小学生に対する攻め、及び攻めからの技の稽古法 ( No.10 ) |
- 日時: 2015/02/16 07:41:11
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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>
- 参照:
- To zanettiさん
「フェイント」という横文字を使っているから、なんか邪道のようなイメージがあります が、けっして邪道の技ではありません
一例をあげるなら、担ぎ技はフェイント系の技ですが、非常に難しく高度な技術を要しま す
考え方を教え、竹刀操作を教え、運用を教える。 どの技も同じだと思います 〜☆
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Re: 小学生に対する攻め、及び攻めからの技の稽古法 ( No.11 ) |
- 日時: 2015/02/16 16:56:45
- 名前: 長幼の序
- zenetti様
ご丁寧な返事ありがとうございます。 質問の 「引き立て稽古」で気を付けている事について
地稽古の場合、 ・初太刀は、絶対に許さないという厳しさ ・縁を切らない(特に打突後、受けた後、鍔競り合い等) ・相手の特性を見抜き修正点を短く的確な言葉で説明し、息があがってからの奮起を促す ・良い機会の打突は、打たせる(褒めてやる) ・残心は、匂うがごとく(縁を意識させるため、やや長め) これを、相手よりややレベルが上、くらいを意識してやっています。
打ち込みは、打突部を明確に示し、大きく打たせます。(常に元立ち主導で) かかり稽古は、2通り。 基本、打たせずに懸かり手が、いかに有効打を打つか、充実した気魄を出せるかを引き出す。(常に懸かり手主導) または、一呼吸、一息の長さで一気に素速く打ちこませる。(半々の主導)
こんな感じです。 ちなみに稽古の大半(2時間のうちの1時間は)足運び、追い込み、切り返しに費やします。 この土台作りが、「攻め」には、必要不可欠ですので。
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Re: 小学生に対する攻め、及び攻めからの技の稽古法 ( No.12 ) |
- 日時: 2015/02/17 07:37:24
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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>
- 参照:
- To zenettiさん
私も引き立て稽古について書かせていただきますね。
20代の頃の話ですが、私が指導者になるにあたって師匠から「指導者の剣はちょっと強くじゃ。 圧倒的に強くではいかん。初段とやったら初段よりもちょっと強く、五段とやったら五段 よりもちょっと強く、八段とやったら八段よりもちょっと強くじゃ」とおっしゃられまし た。まだ四段の私にです(笑)
「腕自慢、技自慢の打突はいかん。たとえ当たったとしても相手の心を打つことは出来ん。 指導者は理を考え機会を求め、相手の心を打たにゃぁいかん」
と続きました(^0^)
以後、私の剣道の大きな目標が「ちょっと強く」です。
これは難しいことです。お相手の力量を正確に見極め、お相手がどうしたいのか、なにを したいのか考え、その一歩上をいくように遣う。 とくに、女性や子どもとのお稽古に難しさを感じます。 「先生だから、男性だから、大人だから、打たれても当たり前だ」と感じさせるようでは、 指導者としては失格です。 「機会には打たせ、機会でないところは制し、隙あらば咎める」 これこそ引き立て稽古の要です
なお、長幼の序さんが書いておられます「残心は匂うがごとく」は私も意識しています。 立会の礼法や所作も常に「正しく丁寧に」を心がけています。 高段者で打って打ちっぱなし。残心がいい加減、礼法にも心がこもっていない方がおられ ますが、あれは指導者の剣ではありませんね(-_-)
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Re: 小学生に対する攻め、及び攻めからの技の稽古法 ( No.13 ) |
- 日時: 2015/02/17 10:00:03
- 名前: 長幼の序
- zenetti様
追伸です。 何度か読み返す内に、もしやこれかもと思った所があります。
打ち込みや懸かり稽古の際、「足を動かすな」・・ ここです。 おそらく、これは起こりの際の左足を動かすなと言う事と理解しましたが、いかがでしょうか?
遠間から打ち抜けさせる打ちこみや懸かり稽古の時は、多少歩み足になっても果敢に打たせる事が、重要と考えます。 逆に、もっと足を使えという事です。 特に、足を継がず打つ以上に、1歩踏み込んで、1足1刀から、打ち切る。 ここが最重要。 最も、攻めに直結する所と認識しています。 「足を動かすな」を、誤解している少年剣士はいないでしょうか?
小学生、特に低学年は、打つべき機会に自分の事(足)にとらわれすぎて、円滑な動作が出来ず、立ち遅れ、攻めができてないように見受けられる事が多々あります。(ガチガチのロボットみたいな動き等)
当然、起こりのない足の運用は大切ですが、それには、前記した足捌き、切り返しを中心とした基本打ちの徹底が必要です。 身体に自然と覚えさせる必要がある旨、時間を要します。 その稽古内容の特性を判り易く教え、最終的にはすべてが、同じ方向へとつながっていくと理解させる事。 ここを段階を経て、指導する事が小学指導の難しい所です。
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Re: 小学生に対する攻め、及び攻めからの技の稽古法 ( No.14 ) |
- 日時: 2015/07/29 11:11:30
- 名前: 無為
- 小学生や中学初心者には「攻め」を理解させることは難しいですよね。
大きく振りかぶった打突を目指すと同時に、相手の動くところを打たせるようにしています。 例えば、振りかぶっての面打ちがだいたいできてきたら、遠間から1歩入らせ相手が出てきたらそのまま打ち、相手が下がったらすぐに1歩おわえて面を打たせます。 また、慣れてきたら 一足一刀の間から、元太刀に1歩入らせ、そこを打たせます。 あとは、鍔競り合いから引き胴を打たせ、そこを追い込んで面を打たせたり、面を打って抜けさせて振り向きざまに面を捉える練習をします。 そうやって「機会」を覚えて行く中で、その機会をつくることが「攻め」であると解釈していってくれたらと思っています。 小学生と稽古をするときも、引き胴を打って追い込んで面を打つと誉めてあげます。面を打たせておいて抜き胴を打って私の振り向きざまに面が打てれば「お見事」と終了しています。 やや上級になってくれば、入らせたときに手元を浮かせて面を守る仕草を加えてやり、そのまま面を打った生徒には「今は面はあいていたか?」と繰り返す。日々そんな稽古です。 あまり「攻め」という言葉を使わないというのが私の指導でもあります。
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Re: 小学生に対する攻め、及び攻めからの技の稽古法 ( No.15 ) |
- 日時: 2015/07/30 12:44:31
- 名前: 兵剣
- 「攻め」とは、相手の心を動かす事だと教えています
相手の心中に四戒(驚懼疑惑)を起こさせるのが「攻め」であり、攻めが効けば剣先に現れます つまり、相手が崩れるという事です (やってる本人は気付きにくいかもしれませんが、試合のビデオを見せたりすれば分かるかと思います)
その為の手段として、No.1でHide.さんの言われている動作が必要になり、もちろんフェイントもその一つだという認識です
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Re: 小学生に対する攻め、及び攻めからの技の稽古法 ( No.16 ) |
- 日時: 2015/08/05 18:50:25
- 名前: 趣味剣
- 無為さんの指導法について大変勉強になりました。
子供達に無意識のなかでも好機を教えられますね。
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