Re: 残心がうまくできません ( No.1 ) |
- 日時: 2025/10/26 07:10:37
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://www.ichinikai.com
- 管理人のHide.です。
うーん、あなたのお稽古や残心を拝見したことがないのあくまでも想像でお話しますが、打突後抜けるとき 「すり足」で行ってますか? 走り込みをしていませんか? また振り向こときは右足を軸にして一歩で回転していますか? しっかりとお相手に向かって中段の構えを取っているでしょうか? 残心の時間が短いのは、ご自分で意識すればできることですよね。
剣道における残心とは、打突した後も油断せず、相手のどんな反撃にも直ちに対応できる身構えと心構えで す。形だけ「構えればいい」ということではなく、「身構え、気構え、心構え」ができており、「いつでも打 てる態勢」「お相手の攻撃を応じられる態勢」を作ることです。
また、私は良い残心の条件を「余韻があること」だと考えています。 良いお寺の鐘は「ゴーーーンーーーーー」と余韻があり、いつまでも聞こえている気がしますが、悪いお寺の 鐘は「ゴン」と余韻がありません。 残心もそんな感じを意識しています。
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Re: 残心がうまくできません ( No.2 ) |
- 日時: 2025/10/26 18:30:04
- 名前: 二頭筋
- ご返信ありがとうございます。
稽古の直前に読ませていただいたため書き込みが遅れてしまいました。 お寺の鐘という表現、とてもわかりやすかったです。 早速今日の稽古で実践してみたのですが、場外際では残心をどう伸ばせばいいのでしょうか。残心をしようにも場外に出てしまいそうでうまく打てても一本にすることができませんでした。 こういう場面で上手く残心をするコツはありますか? 何度も質問をしてすみません。
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Re: 残心がうまくできません ( No.3 ) |
- 日時: 2025/10/26 20:32:08
- 名前: 葉隠
- 二頭筋様、初めまして。
私見を述べますので、参考になれば幸いです。
「残心」を、打突後に抜けて振り返る姿勢だと思い込んではいませんか? それも誤りではないのですが、「残心」に規定のようなものは存在しません。 Hide先生が「お寺の鐘」という比喩をされましたが、言うなれば「打突後の気勢」と、その「余韻」だと個人的には思っています。 簡単に言えば、「俺が取ったぞ!もう反撃しても無駄だ!」という意思表示(構えと気勢)と、それを示す余裕(余韻や溜め)が必要なのです。
また、必ずしも抜けなければ有効打突にならないということはないのですよ。 例えば相面で、お互いが正面からぶつかり、腹と腹が衝突するようなこともあります。 先に打ち切っており、衝突の後に数歩引き下がる、あるいは衝突したその場で上記のような「残心」を示せれば、それは間違いなく有効打突になります。 引き技も同様です。
肘の曲がりや足捌きのドタバタについては剣道の基本技術の問題なので、そこは改善しましょう。 「残心」も、基本的に「打ち切った」感が無いが故の指摘かもしれないので、単に打突後の姿勢云々だけの問題ではないかもしれません。
主様の剣道を拝見していない以上、個人的にはこのような考察になります。
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Re: 残心がうまくできません ( No.4 ) |
- 日時: 2025/10/27 07:04:21
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://www.ichinikai.com
- To 二頭筋さん
抜けていく途中や決める途中で、息を一度吸い、振り向くまで声を出し続けるのが「長い発声(余韻のある発 声)」のポイントです。
ライン際での残心は難しいですね。 もし有効打突だと信じるに足る手応えがあったのなら、思い切って場外まででて残心を取る方法もあります。 無理に試合場内で残心を取るより、そのほうが一本になりやすかったりします。 ただ、有効打突にならなかった場合、反則担ってしまいますので、判断には注意が必要です。
ライン際の打突の場合、いかにラインを割らないか、ラインを割らない方向に移動して残心を取るかが、ポイ ントになります。もちろん、残心をしている間に押し出されてしまう可能性もありますので、十分な「気構 え、身構え」が必要であることは間違いありません。
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