Re: 今更聞けない疑問、竹刀を刀のように扱う? ( No.1 ) |
- 日時: 2024/12/18 07:13:36
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://www.ichinikai.com
- 管理人のHide.です。
そうですね、おっしゃる通り、竹刀と刀(日本刀)は全く違います。 まずは重さが倍ぐらい違いますし、刀には反りがありますね。 竹刀で打つ時は部位にあたった瞬間に止めますので「斬るように打つ」ということはありません。 そのように打ったら、お相手に怪我をさせるか竹刀が破損しますね。
竹刀剣道は刀を持って切合をしている時代に生まれた「模擬戦闘(訓練)」でした。 剣術の稽古はもっぱら形稽古が主流で、仕合(しあい)では木刀が使われたという記録があります。 竹刀と剣道具が考案され、実践形式で「乱取り」のような稽古ができるようになり、剣術の人口が爆発的に 増えたのです。
竹刀剣道が主流になった現代剣道は、発祥である「刀の文化」を大切にしながら、竹刀独自の技術を発展さ せてきた競技と言えるでしょう。
なお現代剣道で「刀で斬るように」というのはあくまでもイメージですが、 ・刃筋 ・物打 ・姿勢 ・気力気迫 など「刀できる場合に必要であったと思われる要素」を有効打突の条件とし、「当たれば何でもいい」とい う姿勢を否定しているのです。そこを基準として「正しい剣道」「美しい剣道」といった概念が作られてき ていると愚考します。
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