Re: 試合巧者の方アドバイスお願いいたします ( No.1 ) |
- 日時: 2024/07/31 08:00:16
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://www.ichinikai.com
- 管理人のHide.です。
うーん、実際にあなたの剣道を拝見したことがないため、文章から読み解くだけで的確なアドバイスができ るかはわかりませんが、私が思うところを書かせていただきます。
「変剣と呼ばれることが多い」「理合がないと言われることが多い」という点から、あなたの剣道は、お相 手と「合気」になることがなく、お相手の状態に関係なく「自分勝手に機会を求め打っている」と想像する ことができます。「剣線で攻める」というよりも、身体能力を駆使して間合いに入り打っているのではあり ませんか? だとするならば、「ハマれば強いが、相手によって勝てる場合と負ける場合がある」のも納得できます。 まだ20代前半とのことですので、ご自身の運動能力を駆使して「攻め即打突」という剣道をしておられるの でしょう。
若いうちの剣道は、往々にしてトピ主さんのような剣風になりがちです。そこでうまくいかないという体験 を経て、少しずつ「大人の剣道」へと自身の剣道の改革をしていくもの。いわば「誰しも通る道」です。
さてご質問が、「この特徴で1番良い試合での立ち回り」とのことなので、「大人の剣道」は横へ置いてお いてその点を中心に考えてみましょう。
>体のスピードは普通だが打ち(手)のスピードが速い >打突の飛距離がないため近間での打ちが得意 >1本を取られる時は遠間から打ち込んでカウンターを打たれる事が多い
ということから、いきなりパッと入るのではなく、慌てずグイグイとお相手の間を侵し、自分の打ち間で入 り込んで勝負をするのがいいでしょう。 打ち間に攻め入るよりも前にお相手が打ってきた場合は「出鼻面」。それが打てそうもない状況ならしっか りディフェンスして「触らせない」ようにします。
打ち間まで入れたら、しっかりと「タメ」ましょう。この「タメ(我慢=お相手の反応を促す)」がポイン トです。タメる事によって「お相手にどうしますか?」と問いかけをするのです。 「打ち(手)のスピードが速い」とのことですから、お相手の手元があがれば「跳び込み小手」。表よけに転 ずれば「裏面」、居つけば「ストレートの面」もしくは「面フェイント小手」に変化するのもいいでしょう。 裏よけなら「諸手突き」ですね。
打ち間に入ってすぐに打つのではなく、打ち間に入って「お相手の変化を見る」に切り替える事によって、 「交通事故」のように打たれる危険性を回避することができますから、勝率が安定してくるはずですよ
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Re: 試合巧者の方アドバイスお願いいたします ( No.2 ) |
- 日時: 2024/07/31 17:25:02
- 名前: 格闘技が好きな人
- hideさん、ご回答ありがとうございます!
すごく分かりやすく為になります!、次の稽古から少しづつ意識して見ようと思います!これに似たようなタイプの有名選手は誰かいますでしょうか?、参考に出来ればと思います。
剣道の先生ってなぜか試合の技術を教えてくれなくて、基礎基本をやれば勝てるという意見ばかりで疑問に思います。
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Re: 試合巧者の方アドバイスお願いいたします ( No.3 ) |
- 日時: 2024/08/01 07:08:12
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://www.ichinikai.com
- to 格闘技が好きな人さん
>これに似たようなタイプの有名選手は誰かいますでしょうか?
私は60代のジジィですので、残念ながらお若い方の試合は全日本選手権と全日本女子、全国警察大会ぐらい しか観ておりません。それらの出場者の中には該当する選手は思い当たりません。 若い世代の動画もYouTubeにたくさんありますので、お手数ですがご自分でお探しになってみてくださいm(__)m
>剣道の先生ってなぜか試合の技術を教えてくれなくて、基礎基本をやれば勝てるという意見ばかりで疑問 >に思います。
強豪校や警察の特練ってどんな稽古をしているかご存知ですか? 毎日、きちんと基礎や基本にかなりの時間をかけているんです。 その質的なものが全然違います。「基礎基本だから」などと気を抜いている選手は一人もおりません。 高い意識で、基礎基本から「試合と同じような精神状態(緊張感)」でお稽古に臨んでいます。
そもそも、基礎的なベースがなければ、無理無駄のない打突や瞬間的な体さばき竹刀さばきは不可能です。 どんな体勢からでも有効打突に足る打ちを打つためには、強い体幹や軸意識が必要で、それらは地道な、素 振り、切り返し、打ち込み、掛かり稽古、追い込みなどからしか養えません。 試合技術や小賢しいテクニックだけ学んでも、「地力」がなければ成果を出すことは不可能です。
それに、試合(=戦い方)って自分で学んでいくものですよ。小中学生じゃないんですから「教えられて勝 てるようになる」ものではありません。
もしあなたが「基礎基本をやれば勝てる」と言われているなら、「そこをもっと強化しなさい」という意味 です。剣道の先生はそれが「目先の勝ち」ではない「真の強者」を育成するために欠かせないことだと知っ ているからこそ「基礎基本を大切に」とおっしゃるのです。
ちなみに私も、所属では「基礎基本を大切に」と口を酸っぱくして行っておりますし、私自身も、いまだに 子ども達と一緒にそれらの稽古に取り組んでいます。どこまで行っても「基礎稽古、基本稽古」は大切と考 えています。 あなたも「もっと強くなりたい」「安定して勝てる選手になりたい」と欲するなら、基礎基本にしっかりと かつ真摯に取り組まれることをお勧めいたします。「基礎なきところに上達なし」です
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