Re: 試合の時の考え方 ( No.1 ) |
- 日時: 2023/06/02 06:54:33
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- 管理人のHide.です。
小中高と感覚だけで戦ってきて大学で壁に当たる例は決して少なくありません。 逆に言えば、理合や戦術を考えることなく感覚で戦ったそれなりの成果をあげられたとい うことは、運動能力や打突力には秀でたものがあるのだと思います
さてここからの剣道ですが、やはり「どこで打つか」「どう攻めるか」を考えないと有効 打突を奪うのが難しいですね。
まずは自分の得意技を木の幹として、戦い方(戦略)を考えましょう。 その得意技を確実に決めるために、どのような組み合わせで試合を構成していったらいい でしょう。
もう一つは戦術面です。 「どこをどう攻めてどの部位をどのように打つか」をしっかりと考えましょう。
それらを降参するときに考えるのが剣道で言われている数少ないセオリーですね。 「上を攻めて下を打つ、下を攻めて上を打つ」 「表を攻めて裏を打つ、裏を攻めて表を打つ」 と「打突の好機」を考えましょう。
攻めとはお相手の心に「四戒」を起こさせることです。 どういう時に自分の心に「四戒」が生じるかを考えてみるのもいいでしょうねd(^-^)!
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Re: 試合の時の考え方 ( No.2 ) |
- 日時: 2023/06/02 14:10:36
- 名前: だみ声
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- こんにちは、HN:「だみ声」オヤジです。 久しぶりのコメントになりまがすよろしくお
願いします。 10年以上剣道を続けてこられて、今大学生とのことですが、少なくとも三段はお持ちと思 います。 たぶん運動センス抜群で、体が動くままに戦って来られて、今初めて「壁」に当たってお られる様です。 と言うか「センス+駆け引き」を必要とする領域に到達されたのだと思 います。 一言で言うと「スランプ」かもしれないですね。
今までも言われていたと思いますが、「気剣体の一致」「攻めと崩し」「剣先の語らい」「打 突の好機」「恐懼疑惑」の言葉の意味を深く研究し、それを踏まえた動作として「勝利」 を呼び込む今までと異なる動き(大きく異なるわけではなく、双方の心理を加味した動き) を工夫なさることだと思います。 と言いつつ、何だか曖昧模糊とした表現ですねえ。
ここから先は是非剣道に関する書物をお読みください。 技の本も良いでしょうし、剣豪 を話題にした小説もいいと思います。 例えば塚原卜伝の「一つの太刀」とそこに至る卜 伝の歴史本なども参考になると思います。 吉川英治の「宮本武蔵」も、ただ読み終わる のではなく……そうですねえ、柳生石舟斎が切った芍薬の枝の切り口を見て、武蔵がどん な反応をしたか? なぜそんな反応をしたのか…さらに切り口に対する吉岡伝七郎との反 応差など、興味を持って読んでいくと、「武道」の奥深さを感じるのではないでしょうか?
そんな何でもないような記述に気持ちを留めて考えると、ご自分が立ち会う剣道にも自然 と反映されるものがあると思います。 一朝一夕に簡単にいくわけないのですが、「打ってみたら当たったから勝った」ではなく、 「勝ってから打った」… を実感する稽古などが面白いと思います。
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Re: 試合の時の考え方 ( No.3 ) |
- 日時: 2023/06/02 21:26:43
- 名前: ないない
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Re: 試合の時の考え方 ( No.4 ) |
- 日時: 2023/06/02 21:31:19
- 名前: ないない
- hideさん、だみ声さん、
ご回答ありがとうございます。 自分でもそろそろ感覚だけの剣道を卒業する頃合と感じております。試合の組み立て、剣道の理合というものを稽古で鍛錬しつつ、試合では技の組み立て、戦略を立てて戦うことを意識していこうと思います。 まだ大学剣道では結果を残せておりませんが、新しく大人の剣道スタイルを確立させ、回答して頂いたお二人に良い報告が出来るような結果を残せるようこれからも精進して参ります。 ありがとうございました。
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Re: 試合の時の考え方 ( No.5 ) |
- 日時: 2023/06/03 06:50:09
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- To ないないさん
少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。
上記に加えて「打突の好機」についても意識してみてください。 ・出端 ・引き鼻 ・技の尽きたところ ・受けたところ ・居ついたところ などですね。
構えを崩さず剣先でお相手を攻め、苦しくなって心が乱れたところに的確に技を出せるよ う頑張ってくださいねp(^-^)q
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