Re: 構えた剣先の高さは?(「身長が高い相手に出ばな面で勝てますか」から転載) ( No.1 ) |
- 日時: 2022/05/05 08:56:44
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- 管理人のHide.です。
剣先の高さは、まずお相手の身長によって変わってきますよね。 それからお相手の年齢によっても、私は変化させています。
でもお相手が同身長の人であっても、構えの高さはそれぞれ違ってしかるべきです。 「喉の高さ」と言われているのはあくまでも竹刀剣道における基本(一般)的な「中段の 構え」の剣先の高さです。
竹刀剣道でいう「中段の構え」は古流の中では「せいがん」と呼ばれ、剣先をつける高さ によって違う漢字が割り当てられ区別されています。つまり違う構えとされているんです。 「せいがん」には、 ・正眼 ・青眼 ・晴眼 ・星眼 ・臍眼 とあります。 それぞれの剣先の高さとつける位置は、 ・正眼:喉につける(=突垂の高さ) ・青眼:左目につける ・晴眼:目と目の間につける ・星眼:顔の真ん中につける ・臍眼:臍のあたりにつける となり異なっています。 ちなみに日本剣道形五本目にも出てくる左上段に対する仕太刀の「平青眼」は、左目につ けた剣先をさらに(自分から見て右に)開くのでそう呼ばれているのですねd(^-^)!
よって、竹刀剣道においても、 ・自分の狙い(攻めの意図) ・自分の持ち技(狙っている技) ・自分の攻めのスタイル(展開) などによって、構えの高さが変化するのは「しかるべき(当然)」と考えます。
竹刀剣道において、とくに年若い人ほど中段の剣先が低い傾向にあるでしょうか。 あくまでも私の考察ですが、剣先が喉についていると、お相手から右小手がわずかに見え ており、スピードに任せた下からの小手をもらいやすい。 年輩になりますと、下からの小手を打つお相手が少なくなりますので、お相手を攻めやす い喉につける正眼や、攻防に優れる左目につける青眼を執る先生が増えてくるのだと愚考 しています 〜☆
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