Re: 木刀の抜き方、納め方 ( No.2 ) |
- 日時: 2016/10/19 00:06:44
- 名前: もやしん
- Hide先生、横からすみません。
基本的には、木刀も竹刀も構え方や納刀は同じですよね。 私の道場の先生が、 竹刀を抜きつつ蹲踞と言われているので、 私は、帯刀の状態から、 右足と右手を同時に前に出し、 右手を返しながらしゃがみ、しゃがみながら、 左手は竹刀を握ると思っていたのですが、 左手を握ってから蹲踞というのは、 左手を握ってからしゃがみ始めると言うことでしょうか?
また納め方ですが、 竹刀を構えた状態から納めるとき、 右手を返して腰にもってくるとき、 右手を返すと同時に、 左手は離すということでいいのでしょうか?
先生によっては、 右手を腰に返すときに、 すぐに左手は離さず、 竹刀の柄が床に並行になるくらいまで、 左手は柄に添えておくという先生もいるのですが。
また、帯刀のときの右手は真横(体側)でいいのでしょうか? 左手を腰にもってくると同時に、 右手はももと言う先生もいます。
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Re: 木刀の抜き方、納め方 ( No.3 ) |
- 日時: 2016/10/19 08:52:38
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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>
- 参照: http://ichinikai.com
- To もやしんさん
管理人のHide.です。
竹刀も木刀も同じです。
抜くという動作はお相手の攻撃に対して備え、お相手を制する行為です。 抜きながら蹲踞したら、お相手に対することも制することも出来ません。 抜いてお相手を制し、左拳で柄頭を掴んでから、お相手の同性を中止しつつゆっくりと蹲 踞の体制に入るのが理にかなっておりますd(^-^)!
>竹刀を構えた状態から納めるとき、 >右手を返して腰にもってくるとき、 >右手を返すと同時に、 >左手は離すということでいいのでしょうか?
そのとおりです。 納めるという動作は極めて危険です。抜き付けのときとは違い、素早く納めて立ち上がり、 帯刀の姿勢でお相手に正対し、隙なくお相手を注視しつつ左足よりゆっくり下がるのです。
>また、帯刀のときの右手は真横(体側)でいいのでしょうか?
はっきりと右太ももに移動させるのではなく、体側から少し前に移動させ「いつでも抜け るように」身構えと気構えを整えます
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Re: 木刀の抜き方、納め方 ( No.4 ) |
- 日時: 2016/10/19 22:57:04
- 名前: もやしん
- サラ・ブライアントさん、
この場を借りてしまい、失礼しました。 なんて私より綺麗な日本語を話す方だと思いました。 私も見習いたいと思います。
礼法、作法は、できているつもりでも、 私のように正しい所作を知らないこともありますね。 今回は勉強になりました。
Hide.先生、座礼は、両肘を床につけるという先生もいますが、 そこまで上半身を倒さなければならないのでしょうか?
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Re: 木刀の抜き方、納め方 ( No.5 ) |
- 日時: 2016/10/20 07:01:05
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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>
- 参照: http://ichinikai.com
- To もやしんさん
>Hide.先生、座礼は、両肘を床につけるという先生もいますが、 >そこまで上半身を倒さなければならないのでしょうか?
肘までつけるのは、神前、仏前に対して礼をする場合です。 五体投地の考え方ですね。神や仏は襲ってきませんので、油断なく身構える必要がないた めです。 先生への礼やお互いに対する例の場合は、肘までは付けません。 人間はいつ襲ってくるかわかりませんので、それに対する備えですd(^-^)!
まぁ、最近はそこまで細かく言う人はいなくなりましたが。 全剣連からして「両手同時に着地」と座礼を規定してしまうくらいですから(-_-)
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Re: 木刀の抜き方、納め方 ( No.6 ) |
- 日時: 2016/10/20 22:36:01
- 名前: サラ・ブライアント
- Hide.さん、レスありがとうございます。
他の方のスタイルもお聞きしたかったのですが、レスがつきませんね。 もし他の方も「こうしている」というのがあれば、引き続き回答お願いします。
ちなみに、全日本剣道連盟の「木刀による剣道基本技稽古法」の動画では 抜き合わせは(3) 納刀は(A)(C) 右手は座っている状態から右もも上、座ったまま刀を納めてから立ち上がっています。
調べてみたら、日本剣道形の解説に、抜き合わせの事についてはちょっと書いてありました。 http://kendo.3zoku.com/html/index.html
(以下引用)
次に、互いに右足から大きく(13)3歩踏み出して、(14)蹲踞しながら(15)刀を抜き含わせる。
(13)打太刀、仕太刀とも足捌きはすり足で行なう。 (14)左足を右足に引きつけながら蹲踞する。(右自然体) (15)イ.抜いてから蹲踞するのではなく、蹲踞しながら横手あたりを交差させ抜き合わせる。 ロ.左斜め上から抜き、極端に振りかぶらないようにする。
(引用終わり)
ここでは「抜き合わせながら蹲踞する」とあり、 全剣連の動画でもそのようになっていました。
また、木刀による剣道基本技稽古法 の解説では、以下のように書いてありました。 http://kendo.3zoku.com/html/bokutou.html
(以下引用) (3)相互に右足から3歩踏み出して、蹲踞しながら木刀を抜き合わせ、横手あたりを交差させる。 蹲踞は右自然体である。 木刀を抜く際は右手で柄の鍔元を下から握り左斜め上から抜き極端に振りかぶらない。 (引用終わり)
ただ、左手をいつ離すか、どこを軸にして回すのか、などについては何も書いてありませんね…。 全剣連の動画の仕草が「推奨」なのでしょうけれども。
自分ではどうしようかと考えながらも「これ」というのが定まっていなかったのですが もう少し意識して、どういうスタイルにするか決めようと思っています。
真剣がうちにあり、たまに抜く練習をしたりしているので、 それに近いほうが私はなじみやすくはあるのですが。
もやしんさん> いつも、とても研究熱心でいらっしゃいますよね。 私ももやしんさんの質問、参考になりました。
>私より綺麗な日本語を話す方だと思いました。
ありがとうございます。 おほめいただき嬉しいですが…そうでしょうか?(汗)
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Re: 木刀の抜き方、納め方 ( No.7 ) |
- 日時: 2016/10/21 07:13:04
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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>
- 参照: http://ichinikai.com
- To サラ・ブライアントさん
お調べいただきありがとうございました。
それにしても残念ですねぇ。 座礼の方法の変更と言い、抜刀の勝手な解釈と言い、全剣連にはほとほとあきれ果てまし た(-_-)
戦前の先生から教えていただいたことはいずれも理にかなったものでした。 全ての動作には(歴史的な)理由があるのです。 私はこれからもそれを守っていく所存ですm(_ _)m
とはいえ、審査の立会は理がどうあれこれに合わせるしかないでしょうね。
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Re: 木刀の抜き方、納め方 ( No.8 ) |
- 日時: 2016/10/21 12:31:30
- 名前: もやしん
Hide.先生には、ご迷惑かもしれませんが、 正しい所作をおぼえていきたいと思っています。
基本技稽古法は、私が子どもの頃はありませんでした。 勉強になりました。
私も昔ならったことと、今の作法が違うことがあります。 小手は横向きにおいたり、座礼の左手、右手の順は、 その意味も考えながら、 小手は縦向きに、座礼は左手、右手の順にしています。
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Re: 木刀の抜き方、納め方 ( No.9 ) |
- 日時: 2016/10/22 09:49:52
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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>
- 参照: http://ichinikai.com
- To もやしんさん
所作には意味がありその意味を知って行わなければただの形骸に陥ってしまいます。 高段位の先生方でも意味を知らず、間違えた所作礼法を行っていらっしゃる方を目にしま す。高段位の先生がたは、多くの剣道愛好家に影響を及ぼしますので、しっかりと勉強し ていただきたいものです(-_-)
基本技稽古法の基本5、基本8も間違えたことを良しとして定着させようとしています。 間違った形で剣道が後世に伝わってしまいます。 憂うべき事態です。
>小手は縦向きに、座礼は左手、右手の順にしています。
それぞれの道場には道場なりの作法がります。たとえば警察系の道場の場合は正座をして竹刀を置く場合は自分の右に置きます。その道場で左置きしたら「マナー違反」になって しまいます。 正しい意味と作法を知ることは大切ですが「郷に入り手は郷に従え」のお気持ちもお忘れ になりませんようにm(_ _)m
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Re: 木刀の抜き方、納め方 ( No.10 ) |
- 日時: 2017/07/13 18:58:57
- 名前: もやしん
- 立礼をして、帯刀から三歩前へ進むときですが、
このとき、三歩とも大きく進むやり方と、二歩目は一歩目より小さくというやり方もあるようです。
正しい作法はあるのでしょうか?
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Re: 木刀の抜き方、納め方 ( No.11 ) |
- 日時: 2017/07/14 07:03:01
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To もやしんさん
抜刀するためには右自然体でなければいけません。
二歩目に左足が前に出た時に大きく出し過ぎれば、骨盤の角度が変わってしまいます。 意図的に小さくする必要はありませんが、右自然体を守りつつ歩み足をすれば、二歩目 は一歩目三歩目よりも小さくなるのが必然ですねd(^-^)!
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Re: 木刀の抜き方、納め方 ( No.12 ) |
- 日時: 2017/07/16 22:48:03
- 名前: 三七式ヨシ
<
>
- 三七式ヨシと申します。
Hide先生、木刀による基本技稽古法にについて、全剣連の指導をそのまま受けていました。
五本目と八本目の間違いについて、ご教授ください。
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Re: 木刀の抜き方、納め方 ( No.13 ) |
- 日時: 2017/07/17 09:25:04
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To 三七式ヨシさん
管理人のHide.です。
>五本目と八本目の間違いについて、ご教授ください。
かかり手が足を踏み出す方向が間違っています。 今全剣連では、「右斜め前に足先を向けて胴を打つ」と教えています。 へその方向も右斜め前です。 首だけをお相手の方に捻じ曲げます。
しかし本来正しい胴の打ち方は、お相手に正対して打つものです。 つまり、右開き足でお相手にへそを向け打つべきです。 それこそが「基本」であるにもかかわらず、ねじ曲がった打ち方を定着させようとして います。これは由々しき問題だと考えています(-_-)
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Re: 木刀の抜き方、納め方 ( No.14 ) |
- 日時: 2017/07/17 20:38:24
- 名前: 三七式ヨシ
<
>
- 三七式ヨシです。
Hide先生、早速のご返答ありがとうございます。
実は、今年の春の伝達講習会の時、何度やっても、剣道形の七本目のせいか、足先がお相手に向いていました。
もしかしたら、制定段階でももめたかもしれませんね。
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Re: 木刀の抜き方、納め方 ( No.15 ) |
- 日時: 2017/07/18 07:02:46
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To 三七式ヨシさん
これが出始めの頃、私は仲間と少年剣道形を作るべく研究をしていた最中でした。 先を越されてしまいましたが、まずはこれをしっかりと勉強してみようと研究し、出て きた疑問点を全剣連に質問しました。
この件も質問したわけですが、「右開き足で元立ちに正対して打つ」という回答でした。
また、私は「振りかぶった時右足を前に出さない」を基本として指導していますが、基 本3(払い面)、基本7(返し胴)などもその打ち方でいいか、を質問したところ、「各 団体の指導方針通り教えていい」という回答でしたが、今はどちらも違う形に統一され てしまいました(-_-)
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Re: 木刀の抜き方、納め方 ( No.16 ) |
- 日時: 2017/07/18 22:09:29
- 名前: 三七式ヨシ
<
>
- 三七式ヨシです。
振り被りと右足の出し方については、少々Hide先生とは考え方が異なるのは、以前に書き込みさせて頂いたのでここではやめます。
教えを受けた先生、環境、実践して思い至ったところにより違いがあっても、この掲示板により得るところが大きく、Hide先生には感謝しております。
思い込みが激しいところがあり、読まれて方に(このトピ以外でもですが)不快な思いをされている方にこの場をお借りしてお詫びします。
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Re: 木刀の抜き方、納め方 ( No.17 ) |
- 日時: 2017/07/19 08:52:53
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To 三七式ヨシさん
足の出し方の問題ではなく、現在全剣連が「それが基本」と押し付けをすることが「問 題だ」と申し上げているのです(^^ゞ
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Re: 木刀の抜き方、納め方 ( No.18 ) |
- 日時: 2017/07/19 19:51:02
- 名前: 三七式ヨシ
<
>
- 三七式ヨシです。
そうですね。
ショウダン審査等の規範として受け入れなければいけないところと、自分の研鑽を深めていくところで折り合いを付けつつというところでしょうか。
元のトピと離れていきそうで、この話は別のふさわしいトピに譲りたいと思います。
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Re: 木刀の抜き方、納め方 ( No.19 ) |
- 日時: 2017/07/20 09:11:06
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To 三七式ヨシさん
ウチの子どもたちは、私が教えた基本通りに木刀による基本技稽古法を行いますので、 基本3や基本8は、審査に行くときは「ウチの基本とは違う無理な打ち方」を教えざるを 得ませんし、基本5や基本8は「お相手と正対しないよう」間違った指導をしなければな りません。
困った問題ですm(_ _)m
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Re: 木刀の抜き方、納め方 ( No.20 ) |
- 日時: 2017/09/11 21:58:39
- 名前: もやしん
- 竹刀を帯刀から抜刀するとき、
刀ではないのであるから、 (鞘から)抜く動作はいらないと言う先生がいます。
帯刀のとき、左手で竹刀を持っていますが、 右手で竹刀を引き抜かなくていいと云うことのようです。
正しい作法はあるのでしょうか? 帯刀の状態から、右手は、 竹刀の柄を持ち、そこから前に出さずに、 その場で手首を返して構えるのでしょうか?
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Re: 木刀の抜き方、納め方 ( No.21 ) |
- 日時: 2017/09/12 07:11:35
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To もやしんさん
管理人のHide.です。
そうですね、とりあえず「上から抜く」とということだけは決められていますが、とく に細かい作法はありませんね。
私は個人的には、抜いた瞬間に隙ができないようにできるだけ早く剣先をお相手の方に 向けるようにし、そこから左手で柄頭を握ってから、お相手を制するようにしつつ蹲踞 に入るようにしています
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