Re: 変化に戸惑うリバ剣 ( No.1 ) |
- 日時: 2013/10/01 23:50:04
- 名前: ん〜
- 1、2については各道場によって違うと思います
全剣連的には、強制ではなく任意のようです ただ、剣連主催の講習等ではそうするように言われます 同じように言われるのは、 面を取った時、そのまま面を置かずに面で顔を隠しながら手ぬぐいで汗を拭く 籠手は右膝の前に頭が外、筒が内にくるよう横向きに並べ、その上に面を置く 座礼の時、左右と手を着くのではなく、両手同時に着く とかもありますね
3は初心者や小学生同士等で体格差がある場合、危険防止の為「体当たりをしなくてもよい」と全剣連が指導しています 本式は体当たりをする切り返しのはずですが、最近大人でも体当たりをしない切り返しをする方が増えてきましたね
どちらにしても、その道場のやり方に合わせるほうがいいでしょう
審判の所作なんかはかなり変化してます 私が学生の頃は「注意」がありましたが、今はありません 反則の宣告も「場外、反則一回」が「反則一回」です 「別れ」も昔はありませんでした 一本勝ちの時、主審が「一本勝ち、勝負あり」と宣告してたのも、ただの「勝負あり」です 最近では、団体戦の前後にする立礼は「お互いに礼」ではなく「相互に礼」に変わりましたね
|
Re: 変化に戸惑うリバ剣 ( No.2 ) |
- 日時: 2013/10/02 00:33:45
- 名前: G流剣士
- 1は、どちらでもいいようです。ただ今現在、汗を吸った手ぬぐいで床を汚さないように
という理由で、たたんで面の中に入れて整列するのが一般的だと思います。
2は、黙想もしくは、正座ではなく静坐ではないでしょうか?全日本剣道連盟として、 どちらなのかは、残念ながら私は知りません…。
3の切り返しですが、本来の方法としては体当たりは入りません。体当たりを入れての 切り返しも一般的ですが、あくまで体当たりを取り入れての切り返しは、応用バージョン です。
|
Re: 変化に戸惑うリバ剣 ( No.3 ) |
- 日時: 2013/10/02 07:17:14
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- 管理人のHide.です。
すでに、ん〜さんと8流剣士さんがお答えくださっていることで解決ですね お答えいただきましたお二人に感謝致します。 ありがとうございました!
蛇足ながら、8流剣士さんに質問なんですが…
>3の切り返しですが、本来の方法としては体当たりは入りません。体当たりを入れての >切り返しも一般的ですが、あくまで体当たりを取り入れての切り返しは、応用バージョ >ンです。
とありますが、本来は体当たりを入れるもので、入れないのが応用(?)バージョンと認 識しておりました。
「切返し八徳」と言われるように、切返しには剣道の稽古で必要な様々な技術(精神力も 含め)を学ぶことができるわけですが、その中には「身体接触による崩し(体当たり)」 も含まれていると解釈しておりましたが。
|
Re: 変化に戸惑うリバ剣 ( No.4 ) |
- 日時: 2013/10/02 22:30:42
- 名前: G流剣士
- Hideさんへ
daayuu923さんが質問されている、切り返しの正しいという意味合いは、おそらく 「正しい=全日本剣道連盟の切り返しの方法」と思われます。
私も剣道を始めた子供のころ(25年前)は、切り返しは体当たりが含まれている物と 指導を受けましたし、それ以降そういう物だと思っていましたが、大人になってから、 本来は体当たりが含まれていないという事を、知りました。
私の手元に全日本剣道連盟が発行されている「剣道学科審査の問題例と解答例」と 「剣道指導要領」がありますが、
「剣道学科審査の問題例と解答例」の「切り返しの方法」を説明しなさい。の 模範解答の中には、体当たりという言葉が出てきません。
また、「剣道指導要領」の切り返しの方法の中にも体当たりが入っていません。
ただ、切り返しの項目の見出しの説明文に、 {練度に合わせて「体当たり」を入れるなどの工夫により、さらに高い効果を期待することができる。} と書いてあります。
|
Re: 変化に戸惑うリバ剣 ( No.5 ) |
- 日時: 2013/10/03 07:26:05
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To 8流剣士さん
>「剣道学科審査の問題例と解答例」の「切り返しの方法」を説明しなさい。の >模範解答の中には、体当たりという言葉が出てきません。
なるほど、それは「本来の」ではなく「現在の」ですね…、と書いていて気になったので 自分の持っている剣道の本を調べてみました。
昭和40年代に書かれた本(二冊)の「打ち返し」の項目には体当たりは出てきません。 昭和63年、佐久間三郎範士の『続・剣道の手順』には「相手の胸部に体当たりをする」と 明記されています。 ほか、平成に入ってからのものですと、甲斐修二高輪高校監督、古川和男東海大四高監督 の著書には「体当たりをする」とあり、神崎 浩大阪体育大監督と蒔田 実国際武道大学 長の著書には、体当たりをしない場合とする場合の二つの解説が載っていました。
残念ながら、私の家には戦前の書物はないので、どちらの方法が「本来の」なのか不明で すが、『剣道指導要領』に照らせば体当たりをする方法は、「応用」という捉え方で間違 いないのでしょう
でも、私は自分の師匠から教えられた「体当たりをする方法」が正しい切返しの方法だと 考えておりますので、体当たりができるようになった技量の子ども達には、その方法で指 導していく所存ですm(_ _)m
|
Re: 変化に戸惑うリバ剣 ( No.6 ) |
- 日時: 2013/10/03 19:40:35
- 名前: G流剣士
- Hideさんへ
Hideさんのご指摘通り「本来の」と「現在の」では違いますね。 失礼いたしました。 また、色々と調べてくださって、有り難うございました。勉強になりました。
私も、師匠に開き足の切り返しを教えていただき、稽古していたので、 通常の切り返しと並行して、次の世代に伝えていきたいと思います。
Hideさんに「本来の」…とのご指摘に、「本来の」が気になって調べてみた所、 はっきりした答えは分かりませんし、それを白黒つける気はございませんが、 切り返しとその歴史についての素晴らしい論文を見つけました。
鹿屋体育大学の前阪茂樹先生という先生が書かれた論文です。
http://repo.lib.nifs-k.ac.jp/bitstream/123456789/533/1/19-93.pdf
|
Re: 変化に戸惑うリバ剣 ( No.7 ) |
- 日時: 2013/10/04 07:26:47
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To 8流剣士さん
>私も、師匠に開き足の切り返しを教えていただき、稽古していたので、 >通常の切り返しと並行して、次の世代に伝えていきたいと思います。
おお、開き足の切返しをお師匠さまに教えていただいたのですか! 私はいちに会で様々な切返しを考案しましたが、その中に開き足を使ったものもあります。 一度、8流剣士さんのその切返しを拝見してみたいものです
>鹿屋体育大学の前阪茂樹先生という先生が書かれた論文です。
素晴らしい論文をご紹介いただきありがとうございました。 非常に興味深いです
なるほどぉ、切返しの変遷を見てまいりますと、最初の正面打ちというのはなかったので すね。さらに体当たりは、ここにある資料によりますと、昭和12年刊の縄田忠雄『剣道の 理論と実際』にのみその記述が見られます。
「正面を打つ」ということに関しては、昭和9年刊の峯房一『一刀正伝無刀流剣道経典』、 昭和14年刊の野間恒『剣道読本』に見られます。この前後から切返しの最初に正面打ちを 入れる方法が生まれてきたものと考えられそうです。
体当たりの有無については謎ですね。 ただ、私の小学校〜高校、大学に至るまでの昭和40年代〜50年代は、全国どこへ行っても 切返しは「体当たり」が入っていたと思います。つたない記憶ですが(^_^ メ)
|
Re: 変化に戸惑うリバ剣 ( No.8 ) |
- 日時: 2013/10/09 05:34:26
- 名前: daayuu923
- 参照: http://ichinikai.com
- 少し前から海外にいたもので、ご挨拶できずに申し訳ありません。
皆様のご教授、大変参考になりました。 ありがとうございました。
|
Re: 変化に戸惑うリバ剣 ( No.9 ) |
- 日時: 2013/10/09 08:28:08
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To daayuu923さん
少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。 お稽古、無理のないように楽しんでくださいね
|