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神棚の神様って
日時: 2013/06/30 01:38:06
名前: サラ・ブライアント 

Hide.様、みなさまこんにちは。
私は子供に剣道を習わせていて、ブログを書いているのですが…

ブログに神棚のことを書いていてふと疑問に思ったのですが、剣道場にある神棚にお祀りしている神様は、どなたなのでしょうか?
地元の神様?それとも香取神宮などの武道の神様なのでしょうか。
息子の道場の神棚はすごく高いところにあるので、どなたをお祀りしてあるのかよくわかりません(聞けば教えてくれると思いますが)。

どなたかご教示いただけますと幸いです。
メンテ

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Re: 神棚の神様って ( No.14 )
日時: 2013/07/02 22:32:57
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 我が家の神棚さん

管理人のHide.です。

ご指摘を受けて調べてみましたら、ははぁ、そうやって飾るのが本式なんですね。
私がこれまで縁した道場は、たぶん、鹿島・香取だけだったようですので、それでいいの
かと(^_^ メ)

お札のまつり方:http://www5.ocn.ne.jp/~nanko/ohuda.htm



To サラ・ブライアントさん

>日本における神道は「宗教色」っていうのを超越しているような気がするのですが(笑)。
>文化そのものって感じですからねえ。

私もそう思いますが…( -o-) フゥ
メンテ
Re: 神棚の神様って ( No.15 )
日時: 2013/07/03 00:03:01
名前: いもむし 

私の解釈は、神道とは要するにご先祖を思う心だと思います。日本建国の頃(神話の時代、日本書紀など)にご苦労された方々をお祭りして感謝するということと思っており、武士もそのころから活躍しており、武士という言葉も日本建国に関係していると思われます。

 一方宗教については、釈迦が説いた森羅万象の真理を一般の人に教え理解させるために色々な方便を使って説いたものが、個々に独立したような形になっているものと思います。

 ですから、神道と宗教とはまったくの別物と考えています。

 学校教育などで宗教を好ましくされないのは、色々ある宗派は最終的に説くところは同じなのですが、それを説く方法で方便をつかいます。例えば仏像をつかったりしますね。
 その方便の解釈を間違ってしまうと、本来の真理にたどり着けないし、間違った教えになってしまうので好ましくないとされるのではないでしょうか。

 私は神様を丁寧にお祭りして、稽古前にあたまを下げるのは、先祖や剣道が出来る環境に「ありがとうございます」と感謝するという剣道の最も大事な心だと思います。

 宗教については、中途半端に色々かじったのですが、禅が「真理は自分自身の中にあり、自分自身が仏である」というのが剣道修行で求める方法と合うと思い、色々勉強しています。
メンテ
Re: 神棚の神様って ( No.16 )
日時: 2013/07/03 01:30:03
名前: 我が家の神棚 

サラ・ブライアント様
hide様
また少しだけ補足しますと
日本はれっきとした王国ですので
本来!! 武士の始まりは、天皇の近衛兵ですので
王様のお札が祀られているのが 筋道だと私は解釈しています

また、香取神宮と鹿島神宮は神話では
   天照大神が日の本を治める時代に国が乱れて
   八百万の神(日本中の神と言う意味です)に相談して
  鹿島香取の両神様が選ばれて武を示し平定して国を治めた為
  尚武の神と崇める様になったそうです
神話からひもといても伊勢神宮のお札も一緒でないとおかしいです
   ましてや道場なら尚更です

   ちなみに鹿島神宮神宮の 神官 家老家から
   剣聖 塚原卜伝が誕生して
   幼少期の上泉伊勢の守も
   此所で修行をしたのではないかと言われています
メンテ
Re: 神棚の神様って ( No.17 )
日時: 2013/07/03 06:53:00
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To いもむしさん

管理人のHide.です。

>私は神様を丁寧にお祭りして、稽古前にあたまを下げるのは、先祖や剣道が出来る環境
>に「ありがとうございます」と感謝するという剣道の最も大事な心だと思います。

おっしゃるとおりと考えます。
仏壇に縁者のお位牌を祀り手を合わせることをいたしますが、そのことに宗教性はありま
せん。どうも日本人は、「宗教アレルギー」が強いように思います。



To 我が家の神棚さん

>神話からひもといても伊勢神宮のお札も一緒でないとおかしいです
>ましてや道場なら尚更です

なるほどぉ、勉強になります
補足ありがとうございました(^0^)
メンテ
Re: 神棚の神様って ( No.18 )
日時: 2013/07/03 10:42:43
名前: 我が家の神棚 

サラ・ブライアント様

hide様

すいません!長々と講釈しまして
これ以上は宗教的部分や政治が複雑に絡んできますので
大雑把な説明で終わらせていただきます。

日本の仏教の始まりはインド中国などから伝わりました
仏教には思想が有ります
しかし神社などの神道の始まりは
岩や大樹などの自然信行で思想は無く仏教よりも歴史は古く
日本独自の宗教です  日本人の富士山信行の感覚だと思いますが
武士道(武芸)に宗教を取り入れたのは宮本武蔵が始まりのようで
最近では密教の禅を山岡鉄舟先生が取り入れたのが有名です
聖徳太子が神仏習合してから分離合体を繰り返し明治の神仏分離で
現在の形に成った為 より複雑な宗教文化が生まれました
日本人の好きな和洋折衷文化が宗教にもはまり込んだ形です
これぐらい ファジーであれば人に優しくなれそうですが
今の日本は肩肘はって身動き撮れない状態でつまらないです!
子供達が剣道を通じて信行や思想に触れて懐の深い
器の大きな人間に成長してほしいですね

また 長くなってしまいすいませんでした。
メンテ
Re: 神棚の神様って ( No.19 )
日時: 2013/07/04 12:13:29
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 我が家の神棚さん

>今の日本は肩肘はって身動き撮れない状態でつまらないです!
>子供達が剣道を通じて信行や思想に触れて懐の深い
>器の大きな人間に成長してほしいですね

まさに、おっしゃる通り。

日本の文化や歴史の奥深さを感じ、それを大切にする人間を育てたい(その前に自分が学
ばなければいけませんが)ですね
メンテ
Re: 神棚の神様って ( No.20 )
日時: 2013/07/05 08:17:45
名前: サラ・ブライアント 

いもむし様、我が家の神棚様、Hide.様

いろいろと詳しいお話ありがとうございます。
勉強になります。

>私は神様を丁寧にお祭りして、稽古前にあたまを下げるのは、先祖や剣道が出来る環境に「ありがとうございます」と感謝するという剣道の最も大事な心だと思います。

私もそう思います。
特に神仏に触れることが少なくなった現代っ子には、そういう機会がもっとあったほうがいいと思っています。
それもあって子供に剣道を習わせたかったというところは多分にあります。

ただ、私は「神道だけ別物」とは思っておらず、仏教(一般的なくくりのですが)もやはり、日本人の生活に入り込んでいる根っこのようなものであり、仏教全般を「宗教色」とくくってしまうのは違和感があります。

うちの子は全員仏教系の幼稚園に通いましたが、幼稚園教育の中で「宗教色」があると感じたことはあまりありませんでした。もちろん、毎朝の拝礼もあり、仏教の行事もあり、お釈迦様の教えも折に触れ説くのですが、それは「日本人として、人としての原点」のような話ですから…。

八百万の神、の中に仏様も取り込んでしまっているような日本ですから、一般の感覚だと仏教も神道もさして区別はしていないと思いますし。

ってだいぶ剣道とは話がそれてしまいましたが、こういうことを考えることができるのも剣道の奥深さですよね。
きっとうちの子にも、良い経験になると思っています。

だから「スポーツ剣道」的な教室はどこか違う気がします。
もっとそのあたりからきちんとする道場が増えてほしいですね。
メンテ
Re: 神棚の神様って ( No.21 )
日時: 2013/07/05 09:07:18
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To サラ・ブライアントさん

>だから「スポーツ剣道」的な教室はどこか違う気がします。
>もっとそのあたりからきちんとする道場が増えてほしいですね。

学校開放を利用している剣友会などですと神殿がありませんし、そういう部分の教育はな
かなか難しいものがあります。

子ども達は日頃、そこ体育館として使用しているわけで、剣道の時だけ「道場と思え」と
言いましてもなかなか(^_^ メ)

でも、「三つの礼」のお話をするなど、「道場」という意識付けには努力をしております。
メンテ
Re: 神棚の神様って ( No.22 )
日時: 2013/07/05 10:10:36
名前: いもむし 

サラ・ブライアント様

 こんにちは。

 あまりつっこんで話しますと、とりとめもなくなりますので簡単に書きます。他の方、若い方も読みますしね。

 「宗教色」をどのように捉えているかということになりますが、現代ですと仏教、宗教というとお葬式やそれに関する行事でしか関わりをもたれませんから、なんというかマイナスのイメージがあると思います。

 仏教は宗教です。宗教とは宇宙、人間を含めた森羅万象の真理を説いて、人としてどのように生きるかということを説いていますね。
 それが、一般人には中々理解できないので色々な例え話で説くわけですが、それが例えば華厳経とか法華経といった経典に表され、人の心を表したのが色々な仏像として視覚的に表しているのです。

 本来、真理に導くための例え話がその違いによって各宗派に分かれているのですが、目的は一緒のはずです。 ですが例え話の解釈によって、いかようにも教えを捉えることができて、過去には人心を間違った方向に導いて争いになったことが世界中であり、現代でもありますね。

 こんなことで、大事な事ですが難解で、誤解も生じやすいので学校教育では、あまり好まれないのしょう。

 一方神道は、日本の場合日本を建国した方々、(神々)を敬うことだと思いますが、こういった方々のご苦労がなければ、日本もないし、我々も存在しないのですから、先祖に「ありがとうございます」と思う心であると思います。
 
 そしてこれもまた、日本書紀などを読みますと超人間的、超自然的な感じで書かれていますから、そのような方達がいて、別世界があるような感じになりますが、当時は自然と共に生きていて、自然現象で生き死にに直結したこともあり、統治者が超人間的な存在として、自然を左右できるとして人心を掌握する必要があった。と思っています。

 神々というと遠い存在であり、実感がともわなないのですが、日本には幸いなことに天皇陛下がおられます。
 そういった神々の血統が現在まで受け継がれているのは、日本の誇りですね。

 というわけですので、本来神道で思う心と、仏教で学ぶ物は違いますので同じにしてはいけないと思います。

 >>一般の感覚だと仏教も神道もさして区別はしていないと思いますし。

 そうだと思います。ですが、せっかくこのような勉強になる話題を提供して頂いたので、若い人にもちょっと興味を持ってもらえればいいかなと思いくどく書いてしまいました。

子供には、繰り返し言い続けていくしかありませんね
メンテ
Re: 神棚の神様って ( No.23 )
日時: 2013/07/05 19:52:41
名前: 我が家の神棚 

サラ・ブライアント
 <きちんとする道場が増えてほしいと言うお考え
私もそう思います!

スレが神棚の神様でしたので説明をさせて頂きましたが
もう少し宗教と剣道と神棚の関係を私なりに書きました

まず 神棚ですが江戸時代の歴史ある武道場にはほとんど少なかった様です 当時は香取鹿島の掛け軸が主流だったそうです 
神棚の設置は文部省の剣道柔道の学校必修化にともない1936年義務化した国家神道の影響でした しかし日本の敗戦後
占領軍の指令により国家神道の廃止で1946年神棚撤去実施
その頃に道場にも神棚が設置される様になり現在まで撤去せず
お祀りする道場が多いのです 逆に公立校などは設置は厳しいのではないかと思います?  No18で触れましたが宗教の事を!
仏教と神道は似て非なる物で 仏教は死後の世界を成仏出来る様に
例えですが「あなたはまっすぐ進みなさいあなたが望む何かが見つかるでしょう」こうすれば幸せになる、成仏するなどの思想を持って教典などで教えを説いている訳です。
此所に多くの人が感じる宗教アレルギーが隠れていて、
一つ間違えば みんなが同じ間違った方向を向いてしまう恐れがあるからです。つぎに神道ですが現在では宗教と認識しますが
実は宗教では無いのです、なぜか?1思想が無い2教えが無い
教えが無いと言う事は自ら道を探さなければいけないのです。
神道と書いて随神の道(かんながら)の道と言います
神の思し召しのままに私はこの道を進みますと自ら誓う訳です
剣道柔道相撲道花道商道すべての道は神に通じるの道なのです
歴史ある神社などには武将達の奉納した誓願書が多く残されていて
これは必勝祈願ではなく「必ず勝って帰ります」という誓いだったそうです。鹿児島の人が桜島を観て「また来る」と誓い私が富士山を観て「今日もがんばるぞ」と誓うのが信行であり随神の道なのです。 山岡鉄舟先生は禅で修行をして木村屋の「あんぱんで有名な店」の商売する姿を見て商道と剣道を重ね開眼したとされています。すべての道は神に通じるなのです! 
最後に剣道と神棚の関係についてですが 
道場になぜ神棚を祀るのか? 
毎日の稽古を奉納し修行で自己形成や大志を誓うためにあるのです 人は神棚に神が居なければいい加減でもごまかせますが 
 神が観ていれば誓いを簡単には破れない物です 
日本人の多くが 「罰が当たる!」と思いますからね! 
 剣道に所作や作法がある様に 神棚一つ祀るだけでも作法があり
いい加減なお祀りをするのであれば 日頃指導者の方が言っておられる「いい加減な棒振り稽古をするな」の精神に反すると思うのですが?
職人さんの世界に 手抜きとは仕事が解った人間が出来る技で
未熟な職人のは、ただ雑 適当 いい加減で技ではないと言う
言葉があり 剣道でも同じ事ではないかと思います。
ましてや きちんとした道場を目指すなら当然です。
先祖や人や自然に手を合わせて感謝する!「当たり前です!!」
剣道を通じて習う物でもなく日本人が小さな時には墓参りなどで
何となく習得している習慣文化なのですから 少年少女でも出来る事で 命の尊さが解れば普通の事です。
神様の種類だけが解れば好いと言う事でなくなぜ?神棚が在るのか
理を知る事こそ大事で いもむし様が書かれている
「真理は己の中にあり」に通じる気がします
長々と生意気を申しまして失礼致しました
メンテ
Re: 神棚の神様って ( No.24 )
日時: 2013/07/06 06:16:25
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To いもむしさん&我が家の神棚さん

たいへん勉強になります、ありがとうございます。
メンテ
Re: 神棚の神様って ( No.25 )
日時: 2013/07/07 16:44:56
名前: サラ・ブライアント 

いもむし様、我が家の神棚 様

詳しい解説、ありがとうございます。

>一方神道は、日本の場合日本を建国した方々、(神々)を敬うことだと思いますが、こういった方々のご苦労がなければ、日本もないし>、我々も存在しないのですから、先祖に「ありがとうございます」と思う心であると思います。
 
>というわけですので、本来神道で思う心と、仏教で学ぶ物は違いますので同じにしてはいけないと思います。

もちろん、仏教の教え自体は「思想」であるのでしょうが、日本人の生活に入り込んでいる「お寺にお参りする」「お仏壇、お墓(つまりご先祖様)に手を合わせる」とか、お盆の行事などは「先祖を敬う」気持ちであって、一般的にはその気持ちは「神を敬う」こととあまり区別されていないですよね。

行事のおこりには「思想」があるのでしょうが、行事自体に宗教的なものを感じてやっているわけではないといいますか。
そういう意味で、仏教の思想が起源であっても、仏事を一概に「宗教」とくくるのはどうかな、と思います。

神道と仏教は確かに違うものですが、日本人の心の根っこには両方が特に区別なく、混在して存在していると思います。
武道でも禅の考えを取り入れていますし、道場にあるのは「神棚」であっても、武道を行うにあたっては仏教的な思想も入ってくるのではないでしょうか。よく道場や手ぬぐいに書いてある「無念無想」も仏教用語ですし。
神と仏を全く切り離して考えるのは、日本人的にはしっくり来ない気がします。

神仏の区別の話は、ここの掲示板の趣旨から離れてしまうので私からはこのくらいにしておきますね。
メンテ
Re: 神棚の神様って ( No.26 )
日時: 2013/07/22 00:31:31
名前: だみ声  < >

指導して来た中学校剣道部が、このたび中体連で、男女とも地区予選で優勝し、月末に県大会へとコマ
を進めます。
そんな事もあって、男子2名が近隣高校で指導する先生から「出稽古来る?」と誘われたそうです。「行
きたい」と言ったら、では「許可をもらって来い」、と言う事になり僕の所に来ました。
懇意にしている先生なので、「では僕も行こう」と言う事になり、本日その高校へ行きました。

高校生に混じっても遜色ない稽古をこなしておりましたので、高校生にも刺激になったと思うし、帰り
に「面白かった」、よその稽古内容を経験すると、自分達の稽古レパートリーが増えるなど話しており
ました。

そんな稽古状況を見ながら、道場の神棚を探索しました。 この高校は12年前新校舎を建てて現在地
に移転しました。 従って今の道場もその時建設された、比較的新しい作りで明るく、天井も高く、快
適な状況です。

神棚は、厚さ5センチ、奥行き50センチ、横幅2メートル程度の一枚板の立派なものでした。 とこ
ろが……
丸椅子に乗って背伸びしながら観察した所、久しく(1年以上)お参りされていない感じで、綿ぼこり
が乗り、蜘蛛の糸がありました。 榊は造花なので枯れてはいませんが、これにも綿ぼこりがありまし
た。
あら探しはこれ以上やめて、白木造りの神殿に目をやると、観音開きの扉(幅6センチ、高さ15センチ)
2枚が開かれており、開口部に錦のすだれがありました。

この奥に御神体なり、お札なりがあると思い、手を合わせた後めくってみました。 「玄武」らしき模
様を浮き彫り(プレス加工)にした金属板(幅2センチ、長さ5センチ、暑さ2ミリ)が見えました。

どうやらこれが御神体のようですが、神社の「お札」は見当たりませんでした。 まあ学校ですから、
こんな物かもしれませんし、生徒たちもあまり気にかけてないようです。
鹿島とか香取とか伊勢、熱田等と言う、具体的な神様を認識できるものはありませんでした。
そこでハタと思いだしたのですが、我が中学校武道場の神棚は、現在その上に乗るものはなく、一枚の
板がひっそりと「棚」状態で存在するのみです。

そう言えば「黙想」の後の掛け声は、「神前に礼」ではなく、「正面に礼」です。 まあ学校ですから
宗教色はなくしておこうと言う事なのでしょうね。

以上、出稽古先の神棚と御神体探索の報告です。
メンテ
Re: 神棚の神様って ( No.27 )
日時: 2013/07/22 21:36:37
名前: てて 

ちょっと話がずれるかもしれませんがだみ声さんの神棚には何を祀っていますか?

我が家には石っころが
祀られております。これが我が家の御神体?です。
勿論御神札(というのかしら・・・?)は
地元の紋別神社ですがこのお札と一緒に祀っています。
どうして石っころかといいますと、小さいときにきいたのですが
何でも、長兄が道端に転がっているのを拾って父だか母に見せたら
その石は真ん丸くてちょうど石の上部にコブみたいなのが盛り上がっていて
まん丸にさらにコブのようなのがあるので兄が不思議に思って拾って
きたとかで、で、その石っころを占ってもらったら(と言うか人に見てもらったら
しい、とにかく正確なことは忘れました。今度実家に行ったときもう一度兄に聞いてみます)
大変珍しい石で神様が宿っているといわれたそうでそれから我が家の
神棚に祀るようになったそうです。
いまでもお正月を迎える大晦日に大掃除する時に新しい神札と新しい
半紙に取り替えて包んでたいせつに神棚の奥の真ん中に置かれています。
メンテ
Re: 神棚の神様って ( No.28 )
日時: 2013/07/23 03:48:59
名前: だみ声  < >

ててさん ミスマッチトピからお出になるのは初めて?or 久しぶり?
>だみ声さんの神棚には何を祀っていますか?
  痛い所を突いてきなさるお人だ。 実は毎年年末に、お掃除して半紙取り換えて、お神酒上げるの
  ですが、我が家の御神体は、ちいさな(5センチぐらい)陶器製の「まねきねこ」です。 オヤジ
  から引き継ぎましたが、その「いわれ」は聞きもらしたままですので、永遠に不明です。 その隣
  に当地区の氏神様のお札が並んでおります。

まあ押し並べて言うなら、ててさん家の「石ころ」ご神体と、我が家の「まねきねこ」ご神体では、優
劣付けがたいですが、いわれが不明なまねきねこより、「神が宿る」と言われた石ころでは、石ころに
軍パイが上がると思います。 まあいずれも「鰯の頭も信心から」の領域かもしれませんが…
でもこう言う点が、神国日本の「八百万の神」の本質ではないでしょうか?  要は、ありがたく崇め
奉れば、おのずと霊験あらたかとなり、後光を放つ… のだと思います。
メンテ
Re: 神棚の神様って ( No.29 )
日時: 2013/07/23 11:08:40
名前: サラ・ブライアント 

だみ声さん

また調査(?)いただきありがとうございます。
今回行かれた高校は、道場があるところなのですね。私立ですよね?
公立では神棚はないですかね。
そもそも、公立で道場がある学校って存在するのでしょうか。

>この奥に御神体なり、お札なりがあると思い、手を合わせた後めくってみました。 「玄武」らしき模
>様を浮き彫り(プレス加工)にした金属板(幅2センチ、長さ5センチ、暑さ2ミリ)が見えました。


「玄武」ってなんだっけ?…と今調べてみました。

>四神とは中国神話に登場する、世界の四方向を守る聖獣のことです。
>四霊獣(龍、鳳凰、麒麟、亀)に数えられているものもいますね。
>東の青龍、南の朱雀、西の白虎、北の玄武といい、それぞれ川、海、道、山などに対応します。

>玄武
>北を守護する聖獣で、亀と蛇を合成したような姿をしていて、四霊獣の一つとされます。
>五行思想で北は黒を表すため玄(黒)、甲羅を背負い防御に長けていることから武と呼ばれます。
>古代の壺などではしばしば蛇を体に巻き付けた亀の姿で描かれます。
>のちに真武玄天上帝という神になります。
>対応するのは、色では黒、季節では冬、玄冬、五行では水、方位では北、臓器では腎臓、食べ物ではしょっぱいもの、環境では山や丘。

↓こちらから引用させていただきました。
http://karen.saiin.net/~soweiru/okaruto/sisin.htm

なぜ道場の神棚に祀ってあるのが玄武なのか…?
京都に「玄武神社」というのがあるのを発見しましたが、それと関係あるのかもしれません。

玄武神社についてはこちらに書いてありました。(長いので編集して引用しています)
http://blogs.yahoo.co.jp/hiropi1600/53414560.html

>北区紫野雲林院町にある玄武神社は、住宅地の中にある明るく親しみやすい雰囲気の神社です。
>玄武神社の社号「玄武」は、古代中国から伝わった王城守護の四神(青龍、朱雀、白虎、玄武)の一つ、
>北の鎮護神「玄武」に由来していて、玄武神社は平安京の北方の守護神として平安時代に祀られた神社です。
>また、祭神は、平安時代の第五十五代文徳天皇の第一皇子の惟喬(これたか)親王で、かつて、
>玄武神社は「惟喬社(これたかしゃ)」とも呼ばれていたようです。

>玄武神社は、社伝によると創建は平安時代の陽成天皇の元慶二年(878)、
>惟喬親王の母方の末裔で大宮郷の郷士・星野市正紀茂光(ほしのいちのかみしげみつ)が、
>悲運な生涯だった親王の霊を慰めるために、また王城北の鎮護の地の守護神(玄武)として、
>親王の外祖父・紀名虎(きのなとら)が所持していた親王愛蔵の剣を「御霊代(みたましろ)」として奉祀して祀ったと伝えられます。

この「愛蔵の剣を祀った」というあたりが、武道と関係あるから?なんでしょうかね…。
謎ですね。


>そこでハタと思いだしたのですが、我が中学校武道場の神棚は、現在その上に乗るものはなく、一枚の
>板がひっそりと「棚」状態で存在するのみです。

「棚」ですか…。ちょっと拝礼するにはさびしい感じですね(笑)。
武道場があるということは私立ですか?
でも学校だとそんな感じも多いのかもしれませんね〜。


てて さん

>大変珍しい石で神様が宿っているといわれたそうでそれから我が家の
>神棚に祀るようになったそうです。

面白いお話ありがとうございます。
「神様が宿っている石」ですか〜。

だみ声さんのところは「まねき猫」ですし、
案外そういう「一見神様ではないもの」が祀ってあるのも多そうですね。

そういえば、私の実家の神棚に何があるか、見てませんでした…。
今度行った時に調べてきます。まあ、わりと普通だと思いますが(笑)。

>でもこう言う点が、神国日本の「八百万の神」の本質ではないでしょうか?  要は、ありがたく崇め
>奉れば、おのずと霊験あらたかとなり、後光を放つ… のだと思います。

こういう、適当なところが神道(といっていいのか)のいいところだと思います。(笑)
私はどうも一神教(キリスト教とか)の教えがしっくりこないのは、やっぱり日本人だからでしょうか。


いや、ほんとうにこの話は、調べれば調べるほど奥が深いですね(笑)。
メンテ
Re: 神棚の神様って ( No.30 )
日時: 2013/07/23 15:48:27
名前: だみ声  < >

サラ・ブライアントさん
>今回行かれた高校は、道場があるところなのですね。私立ですよね? 公立では神棚はないですかね。
  そもそも、公立で道場がある学校って存在するのでしょうか。

この高校は、れっきとした県立高校です。 僕の指導する中学校も公立です。 中学校は「棚」のみな
のです。
まだ探索していない県立高校が2校あるので、その内報告できると思いますが、県立ですがそれぞれち
ゃんと神棚があったと思います。 この3校はいずれも戦前からあるので古いと言えば古いです。伝統
があります。 剣道部OBも大勢います。

そして今回訪問した高校は、12年前に引っ越してハイテク校舎となってリニューアルされた訳ですが、
武道場があり神棚もあるのです。 道場訓は「一源三流」と大きく掲げてあります。

それにしてもいろいろお調べいただき、研究熱心さもさることながら、勉強家ですね。 
玄武、朱雀、青竜、白虎 の形は、昇段審査合格証の四隅に描かれております。 我が地域では、級審
査合格証にも描かれております。 「武」を象徴すると言うより「守護神」のようですね。

>こういう、適当なところが神道(といっていいのか)のいいところだと思います。(笑)
  「唯一神」と言うより「八百万の神」の方が変化に富んだ感じがしますね。 ギリシャ神話には、
火の神=アポロ、酒の神=バッカス、美の神=ビーナス、性の神=エロス 等あってその「王」がジュ
ピターと言ったと思いますが、数の上では八百万の方が圧倒的に多そうですね。
メンテ
Re: 神棚の神様って ( No.31 )
日時: 2013/07/27 14:50:14
名前: サラ・ブライアント 

だみ声さん

いろいろお尋ねしておきながら、返信が遅くなりましてすみません。
子供が夏休みに入ってから何かと行事が多くて…、家では一日中子供がいて邪魔ですし(笑)。

>この高校は、れっきとした県立高校です。 僕の指導する中学校も公立です。
>中学校は「棚」のみなのです。

歴史ある学校だと公立でも道場や神棚があるのですね。
作られた年代によるというところでしょうか。

>それにしてもいろいろお調べいただき、研究熱心さもさることながら、勉強家ですね。 

いえいえ、調べてはみたものの的外れだったようでお恥ずかしいです(汗)。

>玄武、朱雀、青竜、白虎 の形は、昇段審査合格証の四隅に描かれております。 我が地域では、級審
>査合格証にも描かれております。 「武」を象徴すると言うより「守護神」のようですね。

剣道の昇段審査合格証にも書いてあるのですか…。
「何」を守護している意味合いなのでしょうねえ?
メンテ
Re: 神棚の神様って ( No.32 )
日時: 2013/08/02 23:26:15
名前: だみ声  < >

サラ・ブライアントさん 
今日、2ヶ月ぶりぐらいに、県立農業高校の剣道部の稽古に参加して来ました。 部員がアップしてい
る間に、神棚を探検して来ました。

まず棚の大きさですが、横幅50センチ、奥行き30センチ、板厚2センチ程度のこじんまりした作り
でした。 でも古さはこの武道場と同時と思われるもので、25年程度たっているはずです。
前回の高校と同じ? いやっ棚の大きさに惑わされてはいけないかな? 白木造りの神殿があり、観音
開きの扉があって、こっちは閉まっておりました。

神殿の両脇にお札があり、右側のは、木製でした。 左のお札には「三嶋大明神大麻」と有り、右の木
製には、「三嶋大明神 守護」と毛筆で書かれておりました。 いずれも近くの大きな神社である「三
嶋大社」のお札でした。 あまり新しいお札ではなかったと思いますが、何年前かも不明でした。
大明神の後ろの「大麻」の意味が分かりません。

神棚の右端には、いわゆる「縁起だるま」があり、ダルマの向かって右目は白いままでした。
そして木製神殿の観音扉を開いて見ると… 奥にお札があり、その前に円形の金属製鏡(直径6センチ
程度)が置かれており、お札には、「天照皇大明神」と有りました。 このお札は伊勢神宮のものらし
いです。 鏡はたぶん三種の神器の一つである、「八咫の鏡」と言う事でしょう。
武道場にお祭りするのだから、鏡より「草薙の剣(つるぎ)」ではないの? と思いましたが、深くは
追求しませんでした。

久しぶりに高校生とみっちり稽古して汗をかいて来ました。
メンテ
Re: 神棚の神様って ( No.33 )
日時: 2013/08/04 00:23:45
名前: サラ・ブライアント 

だみ声さん

着々と調査?が進んでいますね!(笑)

>まず棚の大きさですが、横幅50センチ、奥行き30センチ、板厚2センチ程度のこじんまりした作り
でした。 でも古さはこの武道場と同時と思われるもので、25年程度たっているはずです。

50センチなら実家にある神棚と変わらないですね。家庭サイズ?
息子の道場にあるのはもっと大きそうです。あまりに高いところにあるので大きさがわからないのですが。
年末には神棚もお掃除するんでしょうか?その時見せてもらおうかな…。

>いずれも近くの大きな神社である「三嶋大社」のお札でした。

その近くだと三嶋大社が多いのでしょうか。

>大明神の後ろの「大麻」の意味が分かりません。

また調べてみました。
「大麻」は「たいま」「おおぬさ」と読むようです。
以下、調べたものを抜粋引用しました。

伊勢の神宮のお神札を神宮大麻(じんぐうたいま)といいます。
大麻とは、古くは「おおぬさ」と読み、祈りがこめられるお神札の
大切な部分(麻串・ぬさくし)に由来する歴史のある言葉です。
「天照皇大神宮」の神号に神さまの印と大神宮司の印が押され、
清浄を第一に数々のお祭りを経て伊勢の神宮で奉製されています
毎年暮に全国の氏神さまを通じて各家庭に配られる神宮大麻は、
氏神さまや他の崇敬する神社のお神札と共に神棚にお祀りします。
現在神宮大麻は、昭和21年に設立された神社本庁が神宮司庁から全面委託を受け、
全国約八万の神社の神職・総代等によって各家庭に頒布されています。

↓こちらより引用
http://www.streaming-news.net/jinja/i/taima.html

しかしなぜ「三嶋大明神大麻」なんでしょうね。
三嶋大明神が配っている大麻、という意味でしょうか。
中に天照大神のお札が入っているとか?

>神棚の右端には、いわゆる「縁起だるま」があり、ダルマの向かって右目は白いままでした。

「必勝だるま」でしょうかね?
ダルマはもともと仏教発祥の縁起物ですから、神様とは直接関係なさそうですが(笑)、
ありがたいものなので神棚にってことでしょうか。

>鏡はたぶん三種の神器の一つである、「八咫の鏡」と言う事でしょう。

>武道場にお祭りするのだから、鏡より「草薙の剣(つるぎ)」ではないの? と思いましたが、深くは
>追求しませんでした。

この鏡は、三種の神器の鏡ではなく「神鏡」(しんきょう)だそうです。
ネットで調べたら諸説ありましたが、
「神様と対話?をする入口」
「見えない自分の心をご神鏡に映して自身を振り返るために使う」
のような役目だそうです。

神棚には、神鏡とは別に「真榊」(まさかき)という
「五色絹と三種の神器の鏡・剣・曲玉と榊をひとつにしたもの」
(のぼりのような形をしています)を飾るようです。
神社では見たことがありますが、普通の家の神棚ではあまりこの「真榊」は見ないですよね。
http://item.rakuten.co.jp/butudan/477305/#477305

なんか、剣道とは直接関係ない話ばっかりですが(笑)。

私のほうはと言えば、実家の神棚を…見ようとして、なんとなく恐れ多くて中身を見損ねました(笑)。
外には天祖神社のお札があり、中心には鏡があるところまでは見えたのですが…
中を開くと天照大神のお札があるのでしょうか。
今度こそ中を見てきます…。(笑)
メンテ

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