Re: 負けるのが怖い ( No.1 ) |
- 日時: 2017/11/27 12:02:16
- 名前: 長幼の序
- 剣道は、稽古を積み重ね上達していく過程で、必ずこのようなジレンマに陥ります。
これは、1つステップアップした上のレベルに突入したと捉えれば良いのではないでしょうか。
5年生といえば、低学年(4年以下)から高学年へシフトアップする学年です。 当然それまでの剣道では、中々通用しなくなってきます。 例えれば、サッカーのJリーグのようなものです。 それまでJ3で勝てていて、J2に昇格。 しかし今までとは、全てにおいてレベルが違う故、従来のようには勝てなくなります。 これと同じような図式ですね。 今、勝てない原因(スピード、パワー、技の錬度、考え方、経験等々)をしっかりと研究し、1つ1つレベルアップに努めるべく稽古する・・・これしか方法はありません。 実際、ほとんどの剣士が経験する事です。 また今後成長していく上で、同じような経験を繰り返していきます。 成長するにしたがい、その「壁」は、更に高くなっていきます。が、これは避けずに前記した同じ心持ちで這いあがっていくしかありません。 剣道は負けから学ぶことが多い、勝ち続ける事が最も困難な競技です。 そのように教え諭し、稽古を積み重ねていけば、徐々にそれまで同様、少しずつ勝てるようになっていくはずですよ。 「努力に勝る天才なし」です。頑張って下さい^_^
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Re: 負けるのが怖い ( No.2 ) |
- 日時: 2017/11/27 13:35:26
- 名前: だみ声
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- たぶん小学校入学頃から習い始めた剣道だと思います。 基本の足さばきから、すり足、素振り、打ち込み、を習い、
相手との打突の距離などを覚え、旗が上る快感を経験し、勝利する喜びもたくさん味わえていたのだと思います。 運動神経も悪くない子だと思います。 2級も取れていると思います。
近隣道場から「ライバル視」されており、「追いつけ追い越せっ」と言う同学年の子達もいるのだと思います。 そして今まで勝てていた子に負ける事も起こり始めました… その理由をよく考えて、さらに負けないようにがん ばる時が来たのだと思います。 これはどこでも起こっていることで、「強い子」として一目置かれていた子の宿命でもあるのです。 必ず訪れる転 機とも言えます。 ここをうまく乗り越えられなくて、脱落(剣道をやめる)して行く子も時々いますが、この時期 が遅いほど事態は深刻です。 つまり小学生の間にその時期を迎えた子は、将来大きく伸びる可能性を秘めているとお考えください。 何となく勝 てていた子が中学を卒業し、高校生になってこの時期を迎えると、克服するのが難しく、それこそ剣道界から消滅す る場合もいくつか見てきました。
今なら十分大丈夫ですから、自分を信じて稽古を続けてほしいです。 と言うか稽古以外の道はないとも言えます。 そして大切なのは「負け」たショックを引きずることなく、「負け」の原因を知ることが大切です。 結構勝てていた 子は、「負けから学ぶ」経験が少なく、ショックばかりが気になるのです。 特に小学生の内は「強い僕が負けるはずがない」とか、「僕は一番強い」と思い込んでいる子もいます。 そういう子 がかつて連勝していた子に負けた時は、ショックなのは当たり前ですが、ここで「なぜ負けたのか」を親子ともども 指導者も含めてしっかり向き合う事が大切です。
もう一つ、親の側にも「慢心」がなかったでしょうか? 「うちの子は強い」は分かっているのですが、相手の子 がライバル視して稽古に励んでいることを考えたでしょうか?
最後に「負けは怖くない」と言う発想も大切です。 いままで「勝ちは嬉しい」はたくさん経験しましたが、その裏 側に「負けは怖い」の感覚が生じており、それが現実になり始めたのです。 ただし「負けてもいい」はダメです。
結論としては、負けの原因を明らかにし、負けの中から学び取ったものから、勝ちへつなぐ工夫をするという事です。
余談になりますが… 会社の研究開発において、新しい事の開発チームの成功談には、「失敗を恐れるな」があり、一回の成功のために、数 えきれない失敗談があることをご理解ください。 これも失敗の中に成功のヒントがあると言う信念があるから頑張 るのです。 有名な失敗から成功した例ですが… 1.ペニシリンの発見は、微生物の培養に失敗して、カビが生えてしまった事から見つかったのです。 2.陰極線と言う実験装置の反射板が曲がっていたことから、レントゲン線が発見されました。 3.高温発生装置が所定の温度以下にしかならなかったことから、青色発光ダイオードが完成しました。
最後に宮本武蔵の剣の技術を集大成した著書、「五輪の書」に数多く書かれている言葉、「よくよく吟味あるべし」(何 度も何度も何度も何度も繰り返し工夫しなさい)です。
お子さんの剣道に対する「工夫と努力を怠らない気持ち」を支援してあげてください。
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Re: 負けるのが怖い ( No.3 ) |
- 日時: 2017/11/28 04:03:25
- 名前: 冷たいアイス
- 長幼の序さん、だみ声さん、アドバイスありがとうございます。
やはり、努力しかないとわたしも思います。スピードはあるのですが、打つべきタイミングが、少し遅れる、また面の制度を上げるために、今必死に稽古しています。 息子もわかってくれたみたいで、やる気になりました。 ありがとうございます。 負けた原因をビデオを見ては反省して、稽古に繋いでます。今まで、勝った試合しか、ほとんど目にしなかったような気がします。これをきっかけに成長してほしいと思います。本人と一緒に親もサポートしていければと思います。 質問です。本人が色んな先生から、アドバイスされて、迷いがあるそうです。わたしは一番の教えて頂いた先生が主と思い、答えたのですが、皆さんどうされてるんですか? よければご教示お願いします。
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Re: 負けるのが怖い ( No.4 ) |
- 日時: 2017/11/28 10:12:45
- 名前: 長幼の序
- 現在指導をいただいている先生の教えに添うのが基本でしょう。
ただ、他の先生方に指導、助言をいただいたらそこも謙虚に聞く態度は大切です。 色んな指導を自分自身を通して、どのように理解し稽古、試合に活かしていくかが肝要。
山の頂上に向け、数多の登山ルートがあります。 指導者の指し示すルートを登りつつ、他のルートの理解も深めていけば、頂上に登った時の思いも一層高まるはずですよ
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Re: 負けるのが怖い ( No.5 ) |
- 日時: 2017/11/28 15:59:57
- 名前: だみ声
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- >現在指導をいただいている先生の教えに添うのが基本でしょう。 そして他の先生方に指導、助言をいただいたら
>そこも謙虚に聞く態度は大切です。 これってものすごく大切な事なのです。
他の先生方も、「目に止まる子」には注目していますから、気になる所もあるのです。 試合会場でも声をかけてく ださる先生も大勢いると思います。 どの先生方も「良かれ」と思って指導や助言をしてくださるのです。 だからそういう指導には謙虚に耳を傾け、従ってみる事が大切なのです。
ところがぁ〜 時々そういう指導の中には、いつも習っている事と相反するようなことを言われることがあり、小学生は混乱する場 合があると思います。 これって、実は今の彼の理解のレベルにおいて、相反するようにしか受け取れないだけであ って、上達の途中で「あれは同じ内容だったのだっ」と気付く時がおとずれるのです。 当然その時彼の上達レベル は向上したことになり、ますます工夫できるようになってきます。
そのために、繰り返しますが、他の先生の指導内容はしっかり受け止めて稽古に励むことが大切なのです。 「道場ではこう習っています」とか「A先生は違う事を言いました」とは言わないで、その場で教えてくれることを 理解する努力をしてほしいのです。 その時は「変だなぁ〜」と思っていても、後日「こう言う事だったのかっ!」 と気付く時が来ます。 本人にとってその「気付き」は楽しくもあり、嬉しいものになるはずですし、「上達した証 拠」という事なのです。 しかもこういう「気付き」は場合によっては何年もあとになることが多いですし、その時 「あの先生の教え」が突然頭によみがえるのです。
>山の頂上に向け、数多の登山ルートがあります。 指導者の指し示すルートを登りつつ、他のルートの理解も深 >めていけば、頂上に登った時の思いも一層高まるはずですよ 『長幼の序 先生と同じ言葉を書かせていただきました』
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Re: 負けるのが怖い ( No.6 ) |
- 日時: 2017/11/28 20:01:16
- 名前: 冷たいアイス
- だみ声さん。長幼の序さん、色々ありがとうございます。まずはやはり、聞くことが大事ですよね。いつも上段者の先生から、アドバイスを頂き、本人も自分で考えながらいつも以上に稽古してくれたらと思います。
壁じゃないけど、剣道で悩む時期に来たんだと思います。 わたしも少なからず、剣道をかじっていた人間なんで、気持ちはわかります。自分と比べて、すごいと感じるんで。 工夫してまた一つ、また一つとレベルアップしてもらえたらと思います。ありがとうございます
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Re: 負けるのが怖い ( No.7 ) |
- 日時: 2017/11/29 07:11:17
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- 管理人のHide.です。
所用で海外に行っておりましたため返信が遅れ申し訳ありません。
そうですね、勝つことはもちろん大切ですが、それ以上に大切なことは、「全力を尽く すこと」「弱い気持ちを出さずに戦い抜くこと」の二点です。 それができていない場合、私は勝っても叱りますし、できている場合は負けても褒めま す
わが子がどれだけ頑張ったかを一番理解しているのは指導者ではなく保護者のはずです。 保護者は技術的なサポートではなく、そういった精神的な部分で理解を示し評価してあ げることが肝要です。
「負けることは恥ずかしくない、力を出し切れないことこそ恐れるべき」なのです。 そして試合だからと言って何も特別なことではなく、「稽古は試合のように、試合は稽 古のように行う」ことが大切とアドバイスしてあげてほしいと思いますd(^-^)!
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