Re: 暴力指導について ( No.1 ) |
- 日時: 2012/11/16 22:35:45
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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>
- 参照:
- 管理人のHide.です。
そうですねぇ、私はその現場を拝見しておりませんので、その方がなされた「暴力的指導」 が「暴力」なのか「荒稽古」の範疇なのか判断することができません。
でも、上記の「暴力」と「荒稽古」は似て非なるものです。 何が違うかと申しますと、その稽古を課する指導者と受ける生徒との間に、確固たる信頼 関係が「あるかなしか」なんです。 これは、その両者以外に理解することが難しい…とくにこう申しては失礼かもしれません が、剣道をおやりにならない保護者には「皆目見当がつかない」ものと思われますm(_ _)m
人が壁を乗り越えるために限界を超える体験をする必要があるものです。 私も必要とあらば、そのような稽古をいたします。 それは決して暴力的行為を肯定してるのではなく、それが必要だと信念を持ってお弟子さ んに向かうのです。
それは細心の注意を持って行われますが、外からはその配慮が見えないように行われます。 それでも場合によっては(こちらのやり方が悪いか、お相手の受け方が悪い。どちらもお 互いにとって不幸な出来事です)、ケガを負わせてしまうこともないとは言えません。 互いにとって「命懸けの稽古」と言ってもいいでしょう。 もし誤解を受ければ、指導の現場から追放されてしまう事態も起こり得るのですから…。
実は私も、そんな経験の持ち主です。 今は己の未熟を恥じておりますm(_ _)m
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Re: 暴力指導について ( No.2 ) |
- 日時: 2012/11/16 23:17:16
- 名前: クロガネ
- Hide様
返信ありがとうございます。
Hide様のおっしゃる通り指導者と生徒との信頼関係が最も重要だと思うのですが、残念ながらそこが欠落していたためにこのようなことになってしまったと思います。
また、荒稽古か暴力なのかとのことですが、ただ、感情のままに座って教えを乞うている生徒を足蹴にしたり、審判をミスしたからといって殴ったり床に叩きつけるような行為は荒稽古とは言いませんよね?
結局、恐怖心から挙動不審になったり、人の顔色を窺うようになったりとまるで、虐待を受けている子供のようになった子もいます。
実際、何名かの生徒は部を去って行ったのですが、彼は他に替えはいくらでもいると言っていたそうです。
厳しい稽古をしないと壁を乗り越えて強くなれないことは理解できます。しかし、3年前のあの事件のように本当に命を落としてしまっては元も子もありません。(熱中症が原因と報道されましたが、根底にあるのは日常的な体罰だったとご遺族の方にお聞きしました。)
最後に、この映像を剣道関係の方にもお見せしましたが顔を曇らせてこんなのは剣道の指導ではない。と仰られておりましたので、Hide様の指導とはかけ離れているものと思います。
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Re: 暴力指導について ( No.3 ) |
- 日時: 2012/11/17 06:32:52
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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>
- 参照:
- >また、荒稽古か暴力なのかとのことですが、ただ、感情のままに座って教えを乞うてい
>る生徒を足蹴にしたり、審判をミスしたからといって殴ったり床に叩きつけるような行 >為は荒稽古とは言いませんよね?
そうですね、とても「荒稽古」の一環とは考えられません。
>結局、恐怖心から挙動不審になったり、人の顔色を窺うようになったりとまるで、虐待 >を受けている子供のようになった子もいます。 >実際、何名かの生徒は部を去って行ったのですが、彼は他に替えはいくらでもいると言 >っていたそうです。
ひどい話です。 こういうものは徐々にエスカレートしていくものです。 そこまでになる前に、保護者会でなんとかできなかったのでしょうか?
>厳しい稽古をしないと壁を乗り越えて強くなれないことは理解できます。しかし、3年 >前のあの事件のように本当に命を落としてしまっては元も子もありません。(熱中症が >原因と報道されましたが、根底にあるのは日常的な体罰だったとご遺族の方にお聞きし >ました。)
命を落としてしまった生徒さんもおられるのですか?! なんと痛ましいことを。
その指導者はなんら罪に問われなかったのでしょうか? またご遺族も、その指導者を訴えることは無かったのですか?
お話を拝読していて言葉がありません…m(_ _)m
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Re: 暴力指導について ( No.4 ) |
- 日時: 2012/11/17 16:44:39
- 名前: クロガネ
- Hide様
部員の死亡事故が起きたのは、同県内の別の学校です。 私の文章の言葉不足で誤解を招いてしまい申し訳ございません。 亡くなったお子さんの親御さんは有段者で剣道の指導もされていた方でしたが、今は竹刀も握ることが出来なくなったそうです。 現在は二度と自分たちのような境遇になる人を作らないために、学校事故を未然に防ぐ活動をされています。 私もその活動を知り、お会いすることが出来ました。 事故を起こした指導者は七段教士の有段者で親御さんとは昔から知り合いだったそうですが、現在は民事訴訟で係争中です。 私の学校で起きたことをお話しすると、自分たちの学校で起きたこととよく似ているとおっしゃっておられました。
ここで、私の学校のことに話を戻しますと、父兄会の話が出ておりましたが、この指導者も巧みで一部の力を持った父兄には取り入って 自分の身は守ってきたようです。前にも辞めた子の親が訴えようとしましたが、顧問や一部の父兄が押さえ込んでいました。 私が学校に訴えたときも、校長先生は最初に父兄会の話を聞いてから結論を出しましょうとのことだったのですが、後で映像を見てから 顔色が変わり、即日解雇となりました。
虐待を受けた子が親になって自分の子を虐待するという話を聞きますが、この指導者も自分が同じような指導を受けたのでしょうか。 私も子供も剣道が好きなのですが、このような指導者がいること自体、残念でなりません。
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Re: 暴力指導について ( No.5 ) |
- 日時: 2012/11/18 07:10:01
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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>
- 参照:
- そうでしたか、死亡事故は他校のことでしたか。
民事で係争中…大変なことですね。 そのお子さんのご冥福をお祈りするとともに、学校としての責任、指導者の責任をしっか り追求できますよう祈っております。
>ここで、私の学校のことに話を戻しますと、父兄会の話が出ておりましたが、この指導 >者も巧みで一部の力を持った父兄には取り入って >自分の身は守ってきたようです。前にも辞めた子の親が訴えようとしましたが、顧問や >一部の父兄が押さえ込んでいました。
なるほど、それはいけませんね。 一部の力を持った親の子どもには暴力を振るったりはしなかったのでしょうか?
親が「自分の子どものことだけ」を見てしまうのは危険ですね。 同じ部活に籍を置いている子どもは「みんな我が子(あるいはわが子の兄弟)」といった 感覚で接しませんと、こうした横暴な指導者の存在を許すことにつながります。
>虐待を受けた子が親になって自分の子を虐待するという話を聞きますが、この指導者も >自分が同じような指導を受けたのでしょうか。
昔は荒稽古が当たり前のように行われていましたので、その可能性はありますね。
その指導者は、自分の先生がどんな思いで何に心を砕きながらどういう手法で自分にそれ を課したのかということを学ぶことができなかったのでしょう。
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Re: 暴力指導について ( No.6 ) |
- 日時: 2012/11/18 18:07:52
- 名前: 一保護者
- 横からすみません
荒稽古の一環か暴力かは当事者以外には難しい問題だとは思います。 しかし、面をつけておらず、竹刀も持っていない子供に対して、 殴ったり蹴ったりするのは明らかに暴力と決めつけていましたが、 それも一概には言えないケースもあるとお考えの方は見えますか? もっともよくある具体的なケースとして、試合で負けた子供を (子供は面を外して、竹刀も持っていない状態)、 気持ちが弱いだとか、自分に負けただとか、の理由で殴る蹴るといった行為です。
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Re: 暴力指導について ( No.7 ) |
- 日時: 2012/11/18 18:13:12
- 名前: 一保護者
- 補足です
面をつけてるかどうかに拘ったのは、 面をつけた状態で先生への掛かり稽古の時に、子供がふらふらになろうとも 突き飛ばされたり、倒されたり、上から押さえられたり、転がされたり、 これらは全て荒稽古の一環と理解しているからです
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Re: 暴力指導について ( No.8 ) |
- 日時: 2012/11/19 07:11:59
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To 一保護者さん
管理人のHide.です。
面をつけていない生徒の頭を叩いたりビンタを張ったりするのは「暴力」でしょうね。 怪我をさせる可能性がありますし。
胴の上から蹴るのはケースバイケースと考えられます。 現象面から見れば「暴力」でしょうが、そうとばかり言えない場合もありますのでm(_ _)m
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Re: 暴力指導について ( No.9 ) |
- 日時: 2012/11/19 19:44:27
- 名前: 一保護者
- >Hide様
ご意見をいただき、ありがとうございます
より具体的に正直に申しますと、その指導者は子供の頭をスリッパでひっぱ叩いたりする姿が 理屈抜きで感覚的にとても気分の悪いものでした。
指導(荒稽古)と暴力は紙一重とは思いますが、暴力は根絶したい思いです。
ありがとうございました。
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Re: 暴力指導について ( No.10 ) |
- 日時: 2012/11/19 21:20:36
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To 一保護者さん
スリッパですか? それはいけませんね(-_-)
>指導(荒稽古)と暴力は紙一重とは思いますが、暴力は根絶したい思いです。
おっしゃるとおりですm(_ _)m
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Re: 暴力指導について ( No.11 ) |
- 日時: 2012/11/20 01:44:22
- 名前: 大和魂
- To.クロガネさん
はじめまして!大和魂と申します。今後とも宜しくお願い致します。今回の『暴力指導』に ついてですが、機械的な線引きが難しい問題です。しかし、近年は『暴力指導』について 有形力の行使が行われた場合において、受け手と第三者の中に暴力と受け取る人間がひとり でも居合わせれば、それは『悪質な暴力指導』として厳しく扱われる傾向があります。世論 に敏感な指導者であれば、無論細心の注意を払って指導にあたっておられる事と思います。
凡例がありますので御参考まで。
児童生徒に対する有形力(目に見える物理的な力)の行使により行われた懲戒は、その一切 が 体罰として許されないというものではなく、裁判例においても、「いやしくも有形力の行 使と見 られる外形をもった行為は学校教育法上の懲戒行為としては一切許容されないとする ことは、本来学校教育法の予想するところではない」としたもの(昭和56年4月1日東京高裁 判決)、「生徒の心身の発達に応じて慎重な教育上の配慮のもとに行うべきであり、このよ うな配慮のもとに 行われる限りにおいては、状況に応じ一定の限度内で懲戒のための有形力 の行使が許容される」 としたもの(昭和60年2月22日浦和地裁判決)などがある。
剣道指導は懲戒の範囲外である為、有形力を伴う指導の全てが『暴力指導』と、受け取られ る可能性もあります。例え防具をつけていたとしても、あくまで竹刀の打突及び身体的接触 による衝撃を緩和する為であります。従って、その他の有形力の行使に関しては、指導の範 囲を越えている、と考えて良いかと思います。また、例え竹刀を使用して生徒に打突を加え た場合でも、防具本来の使用目的の範疇を越えた強度での衝撃を与えた場合や、剣道の目的 を逸脱した竹刀による有形力の行使(首に竹刀を引っ掻けてこかす、防具を身に付けていない 箇所を故意に打突または突き上げる、など)は『暴力指導』と認識される可能性があります。 これが、傷害に繋がった場合は間違いなく『暴力』と見なされるでしょう。
長々と書きましたが、クロガネさんが御指摘されている指導者の行為は、『暴力指導』では なく『悪質な暴力行為』であると私は考えます。
剣道界だけでなく、スポーツ界全体が世論に添って指導の体質改善に日々努めている事と思 います。常識的な考えをもっている指導者なら、時代の流れに添っていきつつつ伝統を守り 精進されています。それが出来ない一部の低俗な指導者の存在が、全体を劣悪なモノに見せ てしまうのです。情けない事です。ほとんどの指導者は、子どもや門下生を思い遣り、時に は厳しく時には優しく愛情をもって指導にあたられています。
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