Re: 暴力指導について ( No.12 ) |
- 日時: 2012/11/20 07:16:13
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照:
- To 大和魂さん
管理人のHide.です。
判例の記載、ありがとうございました。 勉強になりましたm(_ _)m
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Re: 暴力指導について ( No.13 ) |
- 日時: 2012/11/20 22:52:31
- 名前: クロガネ
- To 大和魂さん
丁寧なコメントありがとうございます。私も貴殿の考えに同感です。 私自身、学生時代に部活の経験など全く無く、また、子供も剣道を初めて5年程度です。 学校は昔からの剣道強豪校で全国大会の出場経験もあり、稽古の厳しさは噂で聞いていました。 子供の入学と入替りに顧問の先生は他の学校に移動され、父兄でもあったこの指導者が 外部コーチとして就任していました。 当時の顧問は学校法を順守される方で、度々コーチと衝突されることもありました。 しかし、父兄の受けは悪く2年目で別の顧問に変わり、この顧問が外部コーチの好きなようにさせたため、 段々と指導がエスカレートしていきました。 他の父兄やコーチ自身から、昔はこんなものじゃなかったと聞かされていましたが 合同稽古の際、他の学校の先生方からコーチが注意されるのを見聞きしているうち、 これが異常なことではないかと疑問を抱くようになり、学校への提訴に繋がっていきました。
自分の考えとしては、剣道は武道であり、多少の荒々しさも必要だとは思うのですが、 個人個人の剣道のキャリアなどで指導を調整していくことが理想ではないでしょうか。 さらに、そこに顧問が調整役で入ることが必要だったのではないかと思われます。 何分、新規に入部した子たちが中学で初めて剣道を始めた子が多く、幾人かの子供が それが原因で部を去っていったのは残念でなりません。
この事件の後、縁のあった道場で、他の父兄の方が「この道場は子供叩かないからいいなぁ」 とおっしゃておられたのを聞きこれは、この地区特有のものなのか、それとも剣道界全体に わたるものなのか疑問でしたが大和魂さんの最後のコメントで少し安心いたしました。
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Re: 暴力指導について ( No.14 ) |
- 日時: 2012/11/21 00:36:24
- 名前: 大和魂
- To.クロガネさん
ありがとうございます。私の私見もありますが、大方そうではないか、と思っており ます。やはり、受け手か第三者が『暴力指導』であると認識した時点で、許すことの できない『体罰』として、しかるべき所へ疑問を投げ掛けるべきだと思います。
前々任顧問と前任顧問、そして外部指導者や保護者の関係がイビツであった事も原因 のひとつでしょうね。顧問も専門でなかったり、剣道が専門であっても外部指導者の 段位が上であれば物申しにくいのでしょう。しかし、本来の立場から言えば、学校教 育の場において外部指導者が八段のお偉い師範であっても、権限は顧問にあります。 保護者がモンスターと言われないよう、正当な形で解決に努めていけば、おのずと道は 開けるはずです。
>個人個人の剣道のキャリアなどで指導を調整していく事が理想ではないでしょうか
これが、線引きの難しい指導の場面において最も重要な判断材料ですね。キャリアや 年齢に応じて言葉掛けや指導方法に変化をつける事が、指導者の腕の見せどころです。 この御意見に心から同意いたします。
私は、家庭でも部活でも相当に有形力の行使を受けてきました(笑) 顔は腫れるは、口の 中は切れるわ・・・。でも、全く恨んでませんし、むしろ有難かった。そうして頂いた お陰で今がある、と感謝しています。これは、受け手は勿論、第三者も当時は「よし」 としていた時代だから。今は今。今の時代に今の子どもたちに即したヤリ方で指導しな くては、いけませんね。一番は子どもたちの心身の成長ですから。
ちなみに、私が受けた有形力には全て『愛情』がありました。(私が勝手にそのように受 け取っているだけなのかもしれませんが・・・) 私の場合は、このお陰で数々の誘惑に歯止めが効きました。
もうひとつ、参考文献がありましたので、よかったら御覧ください。
米国の 心理学者が「最後に叩かれたのはいくつのときだったか」という調査を実施。 現在の環境と比べ「叩かれる」ことと成長の関連性を調べる研究を行った。この研究 を行ったのは、ミシガン州にあるカルヴィンカレッジのマージョリー・グノエ教授 。 英紙タイムズによると、グノエ教授は179人の10代を含む 2.600人に質問を行い、特 に10代の人に「どのくらい叩かれた経験があるか」など、具体的な聞き取りも実施し た。また、対象者には性格的傾向や進学度合いに関する質問 も行い、「叩かれたこと による、その後の行動に与えた影響」があるかを調べた。
その結果、全体の4分の1は 「全く叩かれた経験がない」ことが判明。そして、全く叩かれたことがない人は、叩 かれた経験のある人に比べ「あらゆるポイントで、ほかのグループより悪い結果にな った」そうだ。具体的には「反社会 的行動や早めの性交渉、暴力やうつ」など、何 らかの精神的な問題を抱えやすい傾向が見られたという。
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Re: 暴力指導について ( No.15 ) |
- 日時: 2012/11/21 00:50:45
- 名前: 大和魂
- To.Hideさん
毎度毎度の長文すいません。お役に立てたなら嬉しい限りです。
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Re: 暴力指導について ( No.16 ) |
- 日時: 2012/11/21 15:12:47
- 名前: suzu◆5leBTjX8KVc
- Hide.さんに質問です。
指導者が弟子の「胴を蹴る」とはどこ迄が許容範囲内なのでしょうか?
子供の稽古を見学する状況下でないため親として心配になってきました。
ケースバイケースとは正直驚きです。
suzu 拝
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Re: 暴力指導について ( No.17 ) |
- 日時: 2012/11/21 22:42:16
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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>
- 参照:
- To suzuさん
管理人のHide.です。
>指導者が弟子の「胴を蹴る」とはどこ迄が許容範囲内なのでしょうか?
どこまでが…と明文化できないところが「ケースバイケース」なんです(>_<) パフォーマンスとして必要な場合もあるんです。
これは、なかなかご理解いただけないとは思います。 まぁ、一般的に行われているわけではありません。 繰り返しになりますが、「荒稽古」にしたって特殊な条件が揃わなければ行うことはでき ませんm(_ _)m
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Re: 暴力指導について ( No.18 ) |
- 日時: 2012/11/22 03:02:53
- 名前: suzu◆5leBTjX8KVc
- Hide.さん、ご説明を有難うございます。
わが子が胴を蹴られたと言って来たら何と返答しようかと考えます。
以前講習会で、保護者及び子供達がいない日に、竹刀で代表選手を竹刀で叩いていたとわが子から聞きました。
Hide.さんのご意見に反対するようで申し訳ありませんが、足で蹴るとはいくらパフォーマンスでも受け入れるのは容易くないですが、剣道ではそういう場合もあるということですね。
もしわが子が先生から足で蹴られたり、一緒に剣道をしている友達が先生から足で蹴られたりしたら、その時の私の対応は難しいですねぇ。 気持ち的には剣道を辞めさせたいと思うと想像します。
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Re: 暴力指導について ( No.19 ) |
- 日時: 2012/11/22 05:29:54
- 名前: ?
- クロガネさんへ
それは大分県の@@館高校の話しですか!?
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Re: 暴力指導について ( No.20 ) |
- 日時: 2012/11/22 06:59:05
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To suzuさん
そうですねぇ、街の一般の剣友会や剣道教室ではあまりそういった指導が行われることは ないでしょう。 それは目指すレベルが違うからです。
愛好家レベルには、厳しい稽古は必要ありません。 上位を目指すひとにぎりの集団の中では、骨身を削るような「自分の限界を超える稽古」 が要求される。そんな中で、自分に負けそうな選手を奮起させる目的で、そうしたパフ ォーマンスが必要な場合があるのです。
それは、指導者と門弟(生徒)が
1.互いに信頼関係で結ばれていること 2.等しく同じ目標に向かって努力しあっていること 3.乗り越えなければならない大きな壁を抱えていること
などが条件としてあげられます。
私も愚息に対してそんな指導が行われたら、そこの団体はやめさせます。 愚息も私も、そんなレベルは望んでおりませんので
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Re: 暴力指導について ( No.21 ) |
- 日時: 2012/11/22 20:50:17
- 名前: suzu◆5leBTjX8KVc
- Hideさん、わざわざご説明して頂き、ありがとうございました。
suzu 拝
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Re: 暴力指導について ( No.22 ) |
- 日時: 2012/11/23 08:11:28
- 名前: クロガネ
- ?さんへ
デリケートな問題なので地域や学校の限定は控えさせていただきます。 ただ、これはある中学での話です。
このような問題で悩まれている父兄の方や多くの指導者の方たちが目にしていただくことと思いこのスレを立ち上げました。
道場であれば辞めれば済みますが、学校の部活動の場合、本人の内申書にも影響すると聞きましたので。
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Re: 暴力指導について ( No.23 ) |
- 日時: 2012/11/23 23:52:46
- 名前: どーなん
- こんばんは
指導者のスレッドに新たにスレッドを建てようかと思っていたのですが自分が悩んでいた内容と似た内容なのでここで書かせて頂きます。 剣道教室の高学年(小学4年〜中学3年)の稽古を指導しているのですが、とある児童から「どーなん先生の小手が外れて痛い」と言われてしまいました。 また、小手打ちを外れた子に対して引き面を打った際に、その子の肩に当ってしまい、その子は泣いてしまいました。 やはり小学生・中学生への打突は加減をして痛くないように稽古するべきでしょうか?
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Re: 暴力指導について ( No.24 ) |
- 日時: 2012/11/24 06:30:27
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To suzuさん
たいへん難しく微妙な問題なのですが、ご理解いただけましたのなら何よりですm(_ _)m
To どーなんさん
管理人のHide.です。
もちろん、小学生に対しては小学生の打突強さ、中学生には中学生の、高校生には高校生 の打突強さで対します。 手の内の加減ですね
それが指導者の勉強になるわけですd(^-^)!
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Re: 暴力指導について ( No.25 ) |
- 日時: 2012/11/24 13:21:18
- 名前: どーなん
- >Hideさん
ありがとうございます。 次の稽古から実践してみます。
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Re: 暴力指導について ( No.26 ) |
- 日時: 2012/11/25 06:35:44
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To どーなんさん
少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。
手の内はもちろんですが、小学生に動き負けないように「足さばき&体さばき」を意識す ると、これまた稽古になります。
がんばってみてくださいp(^-^)q
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Re: 暴力指導について ( No.27 ) |
- 日時: 2012/12/31 03:45:38
- 名前: 童心おやじ
- 私は全くの一父兄で剣道経験も指導経験もありません。
でも、厳しい先生の一見暴力とも見える行為でも 愛情の有無は感じられると思っています。
私の子供の道場で先生方の会話を聞いていると、 絶対に怪我をさせないということを常に念頭に置きながら 倒したり転がしたり、時には蹴ったりもしています。
私は見ていて『うちの子に何するんだ!』みたいな感情が湧いたことはありません。 その行為の中に、子供への愛情が感じられるからです。
頭を撫でてやるのも愛情ですが、 剣道を指導している以上、強くしてやりたいという 思いでやっているのがわかるからです。
でも、やっぱり一部の指導者や近隣の道場などで どう見てもふんぞり返ってるだけの指導者がいるのも事実です。
親としてよく見て、感じてあげるのがいいと思います。
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Re: 暴力指導について ( No.28 ) |
- 日時: 2012/12/31 22:05:01
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To 童心おやじさん
管理人のHide.です。
そうですね、多くの場合先生方は、細心の注意を払って子どもたちに稽古をつけておりま す。それが厳しく激しい稽古になればなるほど、子どもたちのちょっとした変化にも気を 配っております。
子どもたちを傷つけること、指導者の自己満足や欲求不満のはけ口としての暴力的な行為 は断じて許してはいけません。
ただ、どんなに愛情に裏打ちされた行為であっても、公の場所や部外者の目に触れる場所 で行うことは慎むべきでしょう。 誤解される原因になりかねませんので。
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Re: 暴力指導について ( No.29 ) |
- 日時: 2013/02/07 00:33:04
- 名前: 大和魂
- To.Hideさん
>1.互いに信頼関係で結ばれていること2.等しく同じ目標に向かって努力しあっていること 3.乗り越えなければならない大きな壁を抱えていること
この3点の意見に同意しておりましたし、現在も本音に変わりはありません。しかし、伝 統的な指導方法も含めて、指導の在り方について、剣道指導者も見直す時期にきていると 痛感しています。
剣道を知らない第三者が観ても、納得のできる指導の流れを考えるべき時なのか、と。尚 且つ、精神的にも肉体的にも、これまでと変わらない強度・厳しさで。
Hideさんは、どのようにお考えでしょうか?
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Re: 暴力指導について ( No.30 ) |
- 日時: 2013/02/07 07:01:45
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To 大和魂さん
>剣道を知らない第三者が観ても、納得のできる指導の流れを考えるべき時なのか、と。 >尚且つ、精神的にも肉体的にも、これまでと変わらない強度・厳しさで。
お相手がどれだけ耐えられるかの見極めはしっかりしなければならないでしょう。 昨今は、子どもばかりでなく保護者も「欲求不満耐性」が欠如していますから。
ただ、伝統的手法を改めるべきではないと愚考しています。 「荒稽古」はかかる方よりも元立ちの方がきついのをご存知でしょう? それだけ、「事故のないよう」にそして「本気に見えるように」最新の注意を払って通常 の稽古の数十倍の身体的&精神的エネルギーを使ってお相手を鍛えるのです。
こうした稽古法も、後世にしっかり伝えていくこと。 先達が我々に残してくれた大切なものですから、我々の世代で消滅させてしまうことはそ れこそが罪と愚考いたしますm(_ _)m
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Re: 暴力指導について ( No.31 ) |
- 日時: 2013/02/07 12:21:47
- 名前: 観戦者
- 暴力の中には、”言葉の暴力”も含まれますね!
指導者の”言葉”で門下生はかなり傷つきます! 剣道自体が嫌になって道場を辞めたり変わったり する場面によく遭遇しますね! 門下生のレベルに合わせた指導がなされていない 道場も多々あるように思います。
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