Re: 永遠の0 ( No.1 ) |
- 日時: 2011/06/19 23:27:36
- 名前: だみ声
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- 知覧町特攻博物館。 入口にはゼロ戦他各種戦闘機のレプリカが並び、かつての名機のフ
ォルムが美しい曲線を描いていました。 知覧には一度しか行けておりません。 沖縄のひめゆりの塔は2度訪問しました。 広島原爆記念館にも参りました。
それぞれに思いはありますが、知覧特攻博物館は、涙なしには出て来れない悲しくも重厚 な思いを抱かせると共に、戦争の現場の「命」そのものが若い魂の叫びとなって渦巻いています。
今の年齢で言えば高校生ですが、残された彼らのメッセージは後世の訪問者の魂を揺さぶ るだけでなく、戦争と言う歴史の陰には、かくも悲惨な現実があり、多くの貴重な若者を 死に追いやり、しかもそう言う行動を「是」とした異常な雰囲気があり、誰も疑問に思わ ない狂気が、日常となっていた時代の愚かさを反省せずにはおれません。
しかも残された彼らの言葉の何と潔い事か、そして一文字一文字が丹精に書かれており、 力強い説得力のある言葉として語りかけています。 その裏側に家族愛、兄弟愛、密かに 想っていた人への愛、そしてこの国への愛国心が強烈に感じられます。 彼らを特攻へと見送った国民の気持ちも、数多く展示されております。
僕も思想的には右でも左でもないつもりですが、そんな事を超えたレベルでの「思い」が 炸裂しております。 ここを訪問して尚「戦争を是」とする人がいるとは思えませんが、 それは少なくともあの戦争の爪跡を知る世代だからなのか、いつの世代でもこの博物館に 入って、涙なしでおれる人がいるとは信じがたいです。
戦争が終わって僕らは生まれた〜〜。 戦争を知らずに僕らは育ったぁ〜〜、平和の歌を 口ずさみながらぁ〜。 というフォークソングがありましたが、これを歌った世代がじつ は悲惨な死を余儀なくされた若者と同じ年代でした。
若い学生の一ページに、剣道部で友人と共に、汗と涙を流した情熱があり、思い通りにい かない試合結果で一喜一憂する事もあるでしょうが、「命」とまともに向き合った若者たち のメッセージから何かを感じ、読み取る経験は、平和のありがたさを知る貴重なものだと確信します。
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Re: 永遠の0 ( No.2 ) |
- 日時: 2011/06/20 07:49:01
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照:
- 管理人のHide.です。
>しかし,日本を家族を守ろうとした人々の魂や誇りをあまりにもないがしろにしている >今の風潮を悲観しております。 >剣道に育てていただいた息子が今後も,誇り高い人生を歩んでくれることを心から願っ >ています。
ほんとそうですね。 今の日本の平和な状況は、そうした方々の尊い人命と引き換えに成り立っているというこ とを忘れてはなりません。
私も男子として、家族のためには命を投げ出す覚悟を常日頃から持っているつもりです。 我が2人の息子にも、そうした人間に育って欲しいと念じます。
私もご紹介いただいた本をぜひ、読んでみたいと思いますm(_ _)m
なお、蛇足ですが、最近出会った本に「貧しい国で女の子として生きるということ」とい うのがあります。 女の子には、ぜひ、こちらを一読してほしいものです。
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Re: 永遠の0 ( No.3 ) |
- 日時: 2011/06/21 12:40:14
- 名前: かん
- 自分でスレ立てしておきながら,どうでもいいことを書いてしまったと恥ずかしくなり,削除しようかと思っていたところでした。
お二人に書き込んでいただきありがとうございます。
だみ声様 私も全く同感です。まとまらなかった思いを理路整然と語っていただき感激しました。現代のテロリズムの横行とそのことと特攻隊を同レベルで括ってしまう考え方にも憤りを覚えます。私自身,若輩者で,このことを偉そうに語る資格も知識もないのですが,少しでも自分の生き方を正していけばと思います。
Hide.様 「貧しい国で女の子として生きるということ」ぜひ,読んでみます。娘にも読ませようと思ったのですが,残念ながら私には娘がおりませんでした
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