Re: なかなか勝てない息子 ( No.89 ) |
- 日時: 2012/06/22 05:20:34
- 名前: 交剣知愛
- 初めまして。
以前からこのスレを拝見しておりましたが書き込む機会がなかなかありませんでした。
皆さんに議論を挑むつもりはありませんが、私が経験したいくつかの事例を書かせて頂きます。
少し長くなるかもしれませんが御容赦ください。
私自身は、多少剣道経験がある程度で、息子たちが剣道を始めてほんの少し道場での指導を手伝わせて頂いた保護者です。
敢えて申し上げます。 「なかなか勝てない息子」さんが、もし小学生で勝率二割以下であれば勝てるようになるのは簡単です。
私は、今は一保護者として子供たちの剣道を見ておりますが、「なかなか勝てない」子供達や保護者の方からよく相談を受けます。 中には剣道を始めて二年三年、公式戦未勝利の子供達もいます。
そんな子供達も私のアドバイスを理解し受け入れてくれた子供達は勝率二割にはなりました。 決して強くはありませんが、「勝つ喜び」は手にしたようです。
経験から言えば、勝率が二割を超えてくれば五割近くまでは順調に伸びます。 五割を超えるのが一つの山で、七割を超える「強豪」になれるのは一握り。 勝率二割が最初の壁ではないでしょうか。
今、息子が御世話になっている道場には素晴らしい指導者がおられます。 それでも勝てない子は勝てないのです。
1. 日常に剣道はありますか?
「剣道は親が経験者でなければ強くなれないのではないでしょうか?」 「指導者の子供で無いと強くなれないのでは?」 よく保護者からこのような質問を受けます。 確かに小学生剣道の現状を見ればその傾向が大です。 そこで考えてみました。 野球やサッカーでは「二代目はダメ」というのが普通なのに剣道は何故?
野球やサッカーは日常にあるが剣道は日常に無いからではないでしょうか。 「ダルビッシュすげ〜」「香川カッケ〜」という会話は日常にありますが、「内村スゲ〜」「高鍋カッケ〜」という会話は親が経験者か指導者で無ければ日常にありませんよね。 野球やサッカーはテレビで何試合も見れますが剣道は殆んど見る事ができません。 「情報量の差」イコール「興味の差」「イメージの差」です。 野球やサッカーは「見る楽しみ」という事が自然に身に付きますが、剣道はどうでしょう? 大会に行くと、弱い子供ほど他人の試合を見ていません。 弱い子にとって、「見取り」は退屈な「稽古」でしかないのです。 子供達に「他道場では誰が強い?」と質問してみると、強い子供は個人戦ベスト8クラスの名前を言えますが、弱い子は名前さえ知らない。
私は、「読まなくても」「読めなくても」構わないという前提で、毎月「剣道時代」「剣道日本」を購入し、息子たちの視界に入るところに放置しています。
付録のDVDは一緒に見ます。
初めの頃は退屈そうに付き合っていた息子達も、自分達の勝率が上がるにつれ「今の小手当たって無いじゃん」とか、「あの間合いで返し胴ってすごいよね」などと言いながら見るようになりました。 野球中継を見ながら、「今のストレートすげ〜!」とか「そこでカーブ投げたら打たれるに決まってんじゃん!」と言うのと同じ感覚です。 そうなると、イチローのバッティングフォームを真似るように、稽古前などに「内村の面!」とか「高鍋の面!」とか言いながら遊ぶようになりました。
「稽古の時にしか剣道が存在しない」「道場と自分の剣道しか存在しない」という状況ではなく、「色々な剣道が日常に存在する環境」
他の保護者の皆さんには、まずこの事を話します。
長くて申し訳ありません。 一旦切ります。
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Re: なかなか勝てない息子 ( No.90 ) |
- 日時: 2012/06/22 07:09:27
- 名前: 交剣知愛
- 2.剣道を見直そう!
剣道は、「勝って反省、負けて感謝」の世界です。 例え優勝しても先生から指導を頂くのが当たり前、負けて感謝と言うものの、なぜ負けたのかその原因に気付かなければ感謝のしようも有りません。 しかし、勝率五割未満の子供達は、これがうまくできない。 「勝てば実力!、負ければ忘却!」というタイプが多いように感じます。
稽古でも同様で、弱い子供ほど毎回同じ注意を受けている。 私は、子供が相談に来たらその事を尋ねるようにしています。 「君はよく同じ注意を受けているけど、意識しているか?」と問うと、殆んどの子供が「意識してます!」と答えます。 「では、なぜそうした方が良いか理解できているか?」と問うと、殆んどの子供が「?????」。 つまり「注意された時は直そう」と思うだけ。 「そうしないと遅れるから」とか「そうしないと逸れるから」という「理由」は理解できていない。 初めに注意指導を受けた時に先生から説明して頂いてるのにそこは忘れてしまっている。
端的に言えば、「注意されたから直そう」ではダメで、「一本に近づく為の阻害要因を排除するために直そう」という意識が必要。
勝てない子供によく見られる癖を上げれば、「左足の踵は浮いているがヒカガミは利いていない。」 つまり「踵を上げろ」と言われたから上げているが、「踵を上げるのがヒカガミを利かせるため」という意識が無い。 同様に、跳躍の素振りで、足が飛んでいない。 面の素振りで顔が見えるところまで腕が上がらない。 面の素振りで肘が畳めていない。 そんな素振りでいくら回数を消化しても筋トレにしかなりません。 切返しもそうですが、早いと上手く見られると錯覚している子供が多い。
スローで良いから全ての素振りをさせてチェックしてみると良いです。 できればビデオに録画して一緒に見て下さい。
ヒカガミについては、左片足ケンケンを右足を付けずに30m程できるかどうか。
他にも竹刀の軌道と正中の関係とか、普段の稽古では指摘はされても自覚できないところをチェックして見る事をお勧めします。
そして、もっともっと剣道を知る事も役立つと思います。 私の息子達は、Hide先生を始め、千葉先生、香田先生、角先生、蒔田先生等々、市販のDVD付き教本で勉強させて頂きました。 すると、道場の稽古で頂く先生の指導が良く分かるようになったようです。 スランプを感じた時や大会前には、自分でDVDを見て復習し確認させて頂いております。
申し上げる迄もありませんが、剣道も勉強も同じです。 学校の授業だけをノートも取らず聞くだけで上位校に合格できるのは天才だけでしょう。 授業ではノートをとり、参考書や問題集で家庭学習をこなし、塾にも通う。 剣道も同じです。
また、間違った漢字を千回書き取りをしても無駄であるように、正しくない素振りを何本振っても悪癖を付けるだけなのです。
知行一致という言葉がありますが、剣道ほど知行一致が必要なものは無いと思います。
私は、求められた時このようにアドバイスさせて頂いております。
殴ろうが蹴ろうが、知らない事は出来ません。 理解できていない事が出来る人間はいません。
私はそう思います。
失礼致しました。
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Re: なかなか勝てない息子 ( No.91 ) |
- 日時: 2012/06/22 07:37:43
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To 交剣知愛さん
管理人のHide.です。 たいへんまとまった内容、興味深く拝見しました。
たしかに、日常に剣道のあるなしは大きな要因ですね。 ゆえに、小中学生の場合、親御さんが熱心かどうかっていうことも鍵になります。
子どもだけで強くなる例は稀です。 やはり、剣道をしなかったとしても親も稽古を毎回のように見に来て、剣道が日常の話題 に上がっている、なんていう家庭は、子供たちの意識が違います
あと、「なぜそうした方が良いか理解できているか?」という問題も大きいですね。 これは、指導者の問いかけや言葉かけに問題があると言えますが(^^ゞ
いやぁ、勉強になりました。 ありがとうございますm(_ _)m
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Re: なかなか勝てない息子 ( No.92 ) |
- 日時: 2012/06/22 09:10:39
- 名前: 保護者B
- 昔聞いた先生の言葉を思い出しました。
道場は、学校のような物です。 家で予習復習の勉強しないと成績伸びないでしょ? 剣道も家で予習復習しないと普通の成績ですよ。
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Re: なかなか勝てない息子 ( No.93 ) |
- 日時: 2012/06/23 07:49:01
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To 保護者Bさん
管理人のHide.です。 まさにしかりですね
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Re: なかなか勝てない息子 ( No.94 ) |
- 日時: 2012/06/23 09:19:24
- 名前: つらいですよね・・・
- 交剣知愛さん
ありがとうございます!勉強になります!
「間違った漢字を千回書き取りしても無駄であるように、正しくない素振りを何本振っても悪い癖をつけるだけ」
そうそう、それで悩んだこともあるんですわ。
息子はとても痩せていて、そして腕の長さが長いんです。 本やDVDの通りやってみても、真っ直ぐ振れません。 指導していただいたことをして、みんなはできるようになるのに、息子だけ何か変でした。 先生も「あれ?・・・」て感じで・・・
こんなんで毎日振っていたら、いかんですよね。
家でも鏡を利用したり、ビデオを撮って見てみたりしましたが、私も素人ですし、よくわからないまま きてしまいました。
少なくとも、試行錯誤・創意工夫の勉強にはなったような気がしますが・・・
息子にとっての正しい振り方で、毎日竹刀を振らせてやりたかったです。
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Re: なかなか勝てない息子 ( No.95 ) |
- 日時: 2012/06/23 14:49:31
- 名前: 昔剣士
- バッシングは覚悟の上書かせて頂きます。
交剣知愛さんの懇切丁寧で誠意のこもった書き込み を受けてこの程度の意見でしょうか?
「私も素人ですし、よくわからないまま きてしまいました。」
ご自身で、素振りを体得しようと行動は起こされ無 かったのでしょうか?
御子息が苦労しているのに高見の見物でしょうか?
親がその程度の覚悟でこの厳しい剣道で強く成るは ずが有りません。
つらいですよねさんだけに限りません、剣道に対す る認識が甘すぎます。
「1. 日常に剣道はありますか?」
何もDVDを観てやれば、すべてが上手くゆくことでは ありません。
毎日食事を取るがごとく素振りをする、竹刀を握り ながらTVをみる等、剣道にふれる事を日常にせよと の教えです。
御自身は何よりも優先して、御子息の稽古をみに行 かれていますか?
実際に防具をつけたことはありますか?
経験者であれば、毎日御子息の稽古に参加されていますか?
そして最後に憎まれても構わないとの思いで、御子 息にたいして心を鬼にして叱咤した事があります か?
傲慢、押し付け、不遜な言い方と非難されるのであ ればそれで結構です。
しかし、それだけの心持が無ければ、それだけの結 果しか出ないのは真実です。
強者の子供さんの後ろには、極一部の例外を除きそ うゆ親の存在が有ります。
子供の弱さを嘆く前に、御自身が強者と成られて下 さい。
でなければ、勝った、負けたと騒がないでください 非常に不愉快です。
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Re: なかなか勝てない息子 ( No.96 ) |
- 日時: 2012/06/23 16:34:41
- 名前: 交剣知愛
- Hide先生、早速のコメントありがとうございます。
生意気を承知の上での書き込みに身に余るコメントを頂き、汗顔の至りです。
保護者B様 その「当たり前」を忘れている子供や保護者が多すぎる現実が有るんですよね。
つらいですよね様 御子息は何年生ですか? 文体が過去形ですが、今も剣道をなさっておられますか? よければもう少し詳しく説明下さい。 Hide先生もついておられます。 解決策は必ずありますよ。 「腕が長い」事で振りが悪いというのは経験ありません。 振りが悪くなる契機として多いのは、高学年や中学生になって、竹刀の長さが変わる時です。 体格の小さい人、つまり腕が短い人が成り易い。 竹刀の長さが変わる事で、柄革が長いものになる。 右手を鍔に付けると必然的に右腕が伸びきって左腕が窮屈になる。 「右振り」「右に引っ張る」になったり体(腰)が左に開いてしまう。 この場合、右手を鍔から一寸程度離して握ると対処できます。 もちろん、試合ではそうはいきませんから、竹刀を購入するときに柄革を短くしてもらったり、自分で折り返したりします。
「腕が長い」ということはこの逆の症状かな?と推測します。 右腕が窮屈になっているのなら、柄革を長くするのも方法でしょう。
ただ、本当に腕の長さが原因なのかどうか・・・。 小学生の場合、強い弱いに関係なく「正しい素振り」が身に付いているのは10人に1人です。 左右それぞれの「握り」が正しいか、左腕の軌道は正中を逸れていないか、腕の動きと右足の動きは正しく合致しているか、「臍」は正面を向いているか、背筋で振れているか、左足のつま先は正面を向いているか、手の内は利いているか、肘は畳めているか等々。 チェック項目は山ほどあります。 まず三挙動でゆっくり振って確認されて下さい。 もちろん全て完ぺきである必要はありません。 しかし、明らかに違う部分があるかもしれません。 御持ちのDVDと比較されるのも良いでしょう。 ただし、「竹刀の動き」ばかりに目を向けないように。 竹刀を持たず「両手刀」で振ってみるのも良いでしょう。 一拍子や跳躍はそのあとで。 Hide先生、間違っていたら御指導下さい。
昔剣士様 いつも覚悟ある厳しい諫言を読ませて頂いております。 私も「自分の頃とは風潮が違う」「このままで良いのか」という気持ちはあります。 「剣道に向き合う」のではなく、「勝敗と言う結果とだけ向き合う」指導者、保護者、剣士のなんと多い事か。
「親の気持ち子の心」掲示板には、たしかに安直な答えを求める方の書き込みや、的外れな「正論」も見受けられるように思いますが、それはそれ。 ただ、一方で「つらいですよね」さんを始めとして、尋ねる機会や良き助言者、適切に助言指導できる能力のある指導者に恵まれない方たちが居られるのも事実。 もちろん私に解決する能力があるとも思いませんが、「何か」御伝えできればと。 自分を棚に上げた愚痴や的外れな「自由意見」に応じるつもりはありませんが、「つらいですよね」さんのような方の悩みには向き合って差し上げましょう。 向き合わせて頂く事で、私自身も勉強になります。
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Re: なかなか勝てない息子 ( No.97 ) |
- 日時: 2012/06/23 23:24:45
- 名前: 昔剣士
- 交剣知愛さんへ
フォロー頂きまして有難うございます。
私は剣道から数十年遠ざかっておりまして、復帰し て数年ほど経ちます。
復帰する時に身近に頼る方もなく、独自に稽古をし 復帰しました。 その際、一番に感じましたのがわが師の恩です。
当時は何気なく聞いておりました教が、復帰への道 標と成りました。
是非恩返しがしたいと思いましたが、時すでに遅 く叶わぬ事となりました。
今の私では、恩師の数万分の一すら伝える事は出来 ないかもしれませんが、それを後進に伝える事が出 来ればと思い書き込みをしております。
それで、その教えに背くような書き込みに対しては つい攻撃的に成ってしまいました。
まだまだ未熟で反省する事しきりです。
最後にさりげなく諫めて頂き有難う御座いました。 又別トピでお会いできることを楽しみにしています。
PS Hideさんへ フォロー頂き有難うございました。 このトピはこれで最後の書き込みにしたいと思いま す。 散々引っ掻き回して申し訳ありませんが後は宜しく お願いします。
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Re: なかなか勝てない息子 ( No.98 ) |
- 日時: 2012/06/24 03:53:26
- 名前: チカ
- 今晩わ〜!
とても不愉快!覗いているだけで不愉快! どれだけの人が不愉快な思いをしているのか…人の気持ちがわからないなんて可愛そうな人です。 自分の持論で人を否定する人が、何を教わって後進に伝えると言うのでしょう?疑問に思います。
そうやって剣道とは…と押し付けたものの表現しかない出来ない人がいるから、子供達が自分を自由に表現する事出来なくなるのです。 しかも親をも否定するとは…何様のつもりですか? 親は子供と一緒に成長するものです!子供が勝ちたい!と願えば親も勝ちたい!んです。子供がつまずいたら、親も苦しいんです! 親は剣道を見ているのではありません!剣道を通して子供の成長を見ているんです! それでも皆さん、限られた中で子供の為にー努力を惜しんでいるわけではないと思いますよ!
本当に残念の一言です!
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Re: なかなか勝てない息子 ( No.99 ) |
- 日時: 2012/06/24 03:59:21
- 名前: チカ
興奮のあまり誤字が多くてでスミマセン。
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Re: なかなか勝てない息子 ( No.100 ) |
- 日時: 2012/06/24 05:06:13
- 名前: 交剣知愛
- よくよく見直してみれば、スレ主さんも既に進級されておられ、「つらいですよね」様の御子息も既に立派な剣士で有られる御様子。
間の悪い書き込みをしてしまい申し訳ありませんでした。
昔剣士様 御気持分かります。 明らかに「剣道知らないでしょ!」と言いたくなるような方の「主張」を見ると、私も一言言いたくなる事が有ります。 しかし、「剣道を知らない」方の主張に意見をしても余計なお世話。 助言を求めておられる方には一言献上。 道場でもそう割り切っております。
つい熱くなる昔剣士様、良いじゃありませんか! まさに上段「火の構え!」
このような「一期一会」があり、剣道談義が出来る事、素晴らしいですね! 今後とも宜しくお願い致します。
管理者のHide先生にも感謝感謝です。
さて、もう読まれておられる方も少ないようですが、このスレの中で気になる点がいくつかありましたので書き込ませて頂きます。 まずAさんへ「昇段審査」「段位」について。 関係者の異論も覚悟の上で書きますが、五段までは都道府県管轄です。 地域によっては「うちの県は剣歴と少年剣道指導等の貢献が有れば余程へたくそで無い限り五段までは自動取得だよ」と言われているものです。 五段の実力は地域格差が大きいと言われていますし、周囲から「ナンチャッテ五段」と揶揄される五段保有者もいます。 六段七段は「決意の段位」とも言われ、「私は生涯剣道界に身を置きます」という決意が無ければ受けるなと言われている世界。 そして、40代で七段まで取得出来なければ「遅いぞ! 未熟者!」と言われる世界。 そして八段は「覚悟の段位」。 仕事も家庭も犠牲にすることを厭わず、剣道界に人生を捧げる覚悟が無ければ受けてはならないと言われる世界です。 要請が有れば仕事も家庭もなげうって全国の大会や講習会に役員や講師として出向かなければならないのです。
少年剣道の指導者等で、大会申込書や審判登録等で「段位の記入」が必要な方は「一応六段までは取っておこう」という方が多いようです。 しかし、そうでない市井の剣道家で昇段を目標とされる方は少数でしょう。 私の50代の知人は高校時代全国で上位入賞ですが三段のままですし、全日本準優勝経験者で四段までしか取得していない40代の先生もおられます。 一方で、公式戦0勝でも高校卒までに三段までは取れるのも現実です。
そのあたりを認識されず「昇段が剣道の目標でしょう」と仰ると恥をかかれるかと・・・・。
次にBさん Hide先生が「三年かかっても良き師を」の例え、もう少し吟味されては如何でしょうか。 未成年の自殺者が多いのも剣道、小学中学で精神に異常をきたす子供が多いのも剣道、中学までに故障を抱え高校以降活動できなくなる子が多いのも剣道です。 知人の子供は小三から勝利至上主義、暴力ありの道場に通い六年生で精神を病みました。 今は、剣道部の無い中学へ越境しています。 医師に「親が一生懸命で、辞めたいと言えなかった」と告げたそうです。 故障の件は、以前は柔道の膝、野球の肘でしたが最近では柔道も野球もガイドラインが出来て障害になるような故障は減りました。 しかし、剣道は未だに指導者任せです。 私の地域では、学年でベスト8クラスのうち毎年二名程度が故障で消えてます。 故障の原因は無理な稽古だけではありません。 指導者の暴力で骨折等の故障を招いているケースも多いです。
私は、自分が敬意を払えない人物を子供に「師と仰げ」とは言えません。 指導者、先生ではありません、剣道は「師」です。
Hide先生が「大事なものを失った」と述懐されておられるように、「大事なものを失ってしまっている」子供達をあちらこちらで見受けます。
「正道に理不尽なし」です。
「反面教師」など健やかな成長に必要ですか? 「反面教師」は「他山の石」に置くべきものです。
最後に、前述の1.と2.に続く3を書かせて頂きます。
3.剣道に向き合いましょう
剣道を日常と言う身近に置き、自分の剣道を見直して、次に剣道を楽しんで下さい。 保護者は剣道未経験者であっても、キャッチボールのできない野球ファンやリフティングのできないサッカーファン同様、素振りのできない剣道ファンであるべきです。 子供の応援から脱却し、「全日本が見たい」、「玉竜旗が見たい」そういう剣道ファンになって下さい。 そうして剣道を楽しめるようになってから、もう一度剣道と向き合ってみて下さい。 剣道に限らず「道」の付くものに必要なものは「求道の精神」です。 「求道」こそが目的であり、試合の勝敗は只の結果に過ぎない事を理解して下さい。 「求道」が「求勝」や「求賞」ではいけません。 Hide先生や昔剣士さんが仰るとおりです。
保護者の意識が「求道」に変われば子供の意識も変わります。 価値観の変化です。
「何言ってんのか、さっぱりわからん」と感じる方も居られると思います。
「勝ちたいと思って試合に臨むから勝てない」という事です。 「正しい剣道をしようとするから勝ちが付いて来る」という事です。
「何故勝てないの?」ではなく「何故負けるの?」が先なんです。 この事に気付けば勝ちは付いてきます。 「どちらが強いか」ではなく「どちらの剣道が正しいか」そこに着眼して見て下さい。
話が逸れますが、私が剣道を始めたのは小四の時でした。 当時は小中学生の公式戦など皆無に等しい時代です。
まず習ったのは「送り足」 そして、三人の先生の前で「送り足」の実技試験が毎週一回行われていました。 それに合格したら竹刀を持つ事が許されて「素振り組」へ。 ここでも同様に「前進後退面」と「跳躍」の実技試験。 合格すると晴れて防具装着が許され「面打ち」 来る日も来る日も先生相手に面の打ち込みでした。 やがて先生が「良し」といって「小手」。 やがて小手が打てるようになって「胴」 それも合格して初めて「小手面」 次に「小手面胴」 そこまで合格してやっと掛かり稽古組に昇格。 学年も入門からの月数も関係なし。 出来る迄、次に進む事が出来ない。 そんな剣道が「当たり前」でした。
数十年経って、息子達が剣道を始め、付いて行った道場で稽古前に息子達に送り足を教えていたところに師範が。 「良い足さばきだ。最近も剣道をしているの?」 「とんでも有りません。数十年ぶりです。」 「えっ?それだけ身に付いているという事は余程よい先生に付かれたのでしょうね。」 次に、素振りもさせられて、なんやかんやで初心者の指導を手伝うように。
剣道指導に関わりだして周囲を見渡せば勝利至上主義の道場もちらほら。 送り足も出来ていない低学年の子供がすり上げ面や巻き返し面で上位に勝ち上がっていく姿は衝撃的でした。 しかしそんな子供達も高学年や中学になると「並」の選手に。 某強豪私立中の監督は「あそこの道場の子供はいくら受賞歴が有っても基礎からやり直さなくてはならないからウチにはいらない。」と。
他方、中高時代全国制覇、警察特錬出身、少年剣道の指導者としても多数の実績のある某道場の監督は、「面が打てなきゃ小手は教えない」「小手が打てなきゃ胴は教えない」という私の小学生時代と同じ指導方針。 低学年は必然的に「面」しか習っていませんが、県下の大会ではベスト4常連。 信じて頂けないかもしれませんが事実です。
因みに現在、その道場で「胴」の指導を受けているのは六年生の中の一人だけ。
「正剣に勝るものなし」の求道に心打たれました。
因みに決して弱小県ではありません。 強豪県です。
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Re: なかなか勝てない息子 ( No.101 ) |
- 日時: 2012/06/24 07:31:39
- 名前: つらいですよね・・・
- 昔剣士さん
私は残念ながら、そこまでできませんでした。 4人の子供をできるだけ平等に扱いたかったからです。 (半分は剣道以外の種目でがんばっています) ただ確かに、以前ここで愚痴ってしまった別の息子の方に目がいってしまう傾向はありました。 腕の長い子の方は、途中から放任ぎみだったので、何もいえません。
昔剣士さんのご意見には、はっとすることも多いです。 私を含め、とんちんかんな腹立たしい発言が多いかもしれませんが、それぞれの環境の中、いろいろな思いの中で、 正しくても間違っていても、子供を思う気持ちは同じだと思います。
交剣知愛さん
暖かいお言葉、また、とても勉強になる書き込みをありがとうございます。 剣道の道というのは、本来は、一生を考えた上で作られた道なのですね。 一つのことができるまで次に進めない指導・・・ 羨ましいです。 中には「入賞できるのは、小学生のうちだけだから」と、技ばかり教える道場も見かけますし・・・
前述の「腕の長い息子」、すでに親元を離れていますが、 いつか文句なしの面を打ってみたいと言っていましたので、まだ修正可能かな?
早速、教えていただいたチェック項目を伝えておきます。
私の知る範囲ですが・・・ まず、左手は体とにぎりこぶし一個分あけ、右手はそえる、 真っ直ぐ振り上げ、振り下ろす時は両手をしっかり伸ばす・・・と教わったと思います。
しかしそうすると、左手がお臍よりかなり下にきてしまいます。お臍の下に位置させると脇があきます。 そして振り下ろす時、しっかり伸ばすと、思い切り右肩まで前に出してしまっていました。
また、痩せているため、足を肩幅に開いてもその幅は狭く、重心がふらふらして安定しない。
そんな状態で振っていました。
その後肩は固定して、ひじも突っ張らないなど、改善した所もあります。 でも、やっぱり何かおかしいのです。
あとは、違反かもしれませんが、左手位置をにぎりこぶし2個分にしてみたり、足は肩幅より広く取ってみたりしたでしょうか。 他にも、踏み込むとき、右足は真っ直ぐ向いているのに、右ひざが内側に入って、ひざとひざをよくぶつけていました。
全体のバランスがおかしいのかもしれません。
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Re: なかなか勝てない息子 ( No.102 ) |
- 日時: 2012/06/24 07:43:48
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To つらいですよねさん
>息子はとても痩せていて、そして腕の長さが長いんです。 >本やDVDの通りやってみても、真っ直ぐ振れません。
小学生で腕の長い選手は、筋力が十分について行かないため、その腕の長さを持て余して しまうことがままあります(>_<)
中高生になって筋力が伴ってきますとそれが武器になるんですけどねぇ。
ともあれ今のうちは、早い素振りや早い切返し等は苦手だと思いますので、「ゆっくり大 きく」を心がけ、正しい振り方を身につけられますことが一番と考えますd(^-^)!
To 交剣知愛さん
>生意気を承知の上での書き込みに身に余るコメントを頂き、汗顔の至りです。
いえいえ、私が積年にわたって考えていたことを、端的にまとめていただきまして感謝し ております
To 昔剣士さん
結局、私が言ってることと昔剣士さんが書かれていることは、大筋において同じなんです。 でも、交剣知愛さんも似たようなニュアンスを書いておられますが、「剣道とは」って大 上段に振りかぶってしまっても、とくに剣道をされない保護者の方にはなかなかご理解い ただけないことが多いと考えています(>_<)
お悩みの原因はなんなのか、そしてそれはどこに起因しているのか、どんな解決法が考え られるのか…そこがポイントだと思います。
保護者の方って、なかなか先生に面と向かって聞くことができませんし、親しくしている 保護者同士でもはばかられて聞けないことがたくさんあります。 そんな時、拙サイトやこの掲示板が役に立てばいいな、と思っています。
そこで、現場の指導者と同じような物言いになれば、やはり反発を食らってしまうでしょ う。 決して迎合することではなく、「寄り添って解決策を模索する」というのがこうした掲示 板に合った手法だと愚考していますm(_ _)m
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Re: なかなか勝てない息子 ( No.103 ) |
- 日時: 2012/06/24 13:24:45
- 名前: 交剣知愛
- 「つらいですよね」様
何度か読み返してみましたが、イメージが掴みきれません。 ですから、的外れになってしまうかもしれませんが御容赦下さい。
文面から推測するに私の頭に浮かぶのは二点。 1.左手が横握りになっているのでは? 2.やはり体が左に開いている、つまり左腰が入っていないのでは? ということです。
以下、御説明を。
「前述の「腕の長い息子」、すでに親元を離れていますが」 ということは、小学生ではありませんね?
「いつか文句なしの面を打ってみたいと言っていましたので、まだ修正可能かな?」 絶対大丈夫です。
「まず、左手は体とにぎりこぶし一個分あけ、右手はそえる、 真っ直ぐ振り上げ、振り下ろす時は両手をしっかり伸ばす・・・と教わったと思います。」 この点は、今のところ忘れて下さい。
「しかしそうすると、左手がお臍よりかなり下にきてしまいます。お臍の下に位置させると脇があきます。」 ここが「横握り」を感じるところです。 「つらいですよね」さん御自身で実験して頂きたいのですが、御付き合い頂けますか?
真っすぐ立って臍に掌を当ててみて下さい。 その状態で、脇を締めたり開いたりできますよね? つまり、肘を体側に付けたり体側から離したりということです。 脇に本を挟む感覚です。 この動作の主体は、腕ではなく肩である事に気付かれたと思います。 締まるのも脇ではなく肘であることにも気付かれたと思います。 次に臍のところで合掌して手指を正面に向けて同じ動作を。 左手だけでも構いません。 出来ましたか? では次に、手指を下に向けて同じ動作を。 動きが窮屈でしょう? これが横握りの状態です。 横握りの人は肘が締めにくく脇が開きやすいです。
「そして振り下ろす時、しっかり伸ばすと、思い切り右肩まで前に出してしまっていました。」 ここが明らかに「体が左に開いている、つまり左腰が入っていないのでは?」の状態に思えます。
「また、痩せているため、足を肩幅に開いてもその幅は狭く、重心がふらふらして安定しない。」 これは、体幹が弱いということですから、体幹が強くなれば直ります。
では、別の実験を一つ。 手ぶらで結構ですから、臍にペンか鉛筆を立てて剣道の構えをしてみて下さい。 ペン先は正面を向いていますか? もしペン先が左を向いていたら「体が左に開いている、つまり左腰が入っていない状態」です。 剣道の構えは、左右の足が前後になりますが「半身」になってはいけません。 左腰を入れてペン先が正面を向くように構えてみて下さい。 両足の前後幅、左右幅は余り広くない方が楽に構えられると思います。 これで、両肩の前後位置にも差が無いはずです。
小学生の試合でよく見受けますが、構えている時に右腕が伸びきっている子供はこれが原因です。 正しく構えれば、右肘に弛みというか余裕というか遊びが生まれます。
半身の人は、面を打ったり振ったりしたときにも右腕は伸びきっているのに左腕は伸びていない状態になります。
両足位置の前後差無しで肩幅に開いた状態で、大きくゆっくり素振りをしてみて下さい。 竹刀が尻に付く程大きく。 両腕の違和感は無いのではありませんか? 背筋も意識できたと思います。
「あとは、違反かもしれませんが、左手位置をにぎりこぶし2個分にしてみたり、足は肩幅より広く取ってみたりしたでしょうか。」 左手が前にあれば必然的に右手はより前方に位置しますから多分逆効果だったと思います。
「他にも、踏み込むとき、右足は真っ直ぐ向いているのに、右ひざが内側に入って、ひざとひざをよくぶつけていました。」 踏切の瞬間左足のつま先が外を向くか真っすぐかをチェックなさってください。 多分、外を向いていたと思います。 半身なら特にそうなりやすいです。
「まず、左手は体とにぎりこぶし一個分あけ、右手はそえる、 真っ直ぐ振り上げ、振り下ろす時は両手をしっかり伸ばす・・・と教わったと思います。」 この形に近づいた感覚があれば良いですが。
的外れなら御容赦を。
Hide先生、以前「小体連」で一度書き込みをさせて頂いて以来の投稿です。 「勝てない子供」というテーマについつい。 今までは、「試合速報」と「情報お願い」のボードばかり拝見しておりました。
今回こちらのボードの各スレを読ませて頂き、Hide先生を始め昔剣士さん等々の皆さんから「伝わらないもどかしさ」「隔靴掻痒の感」が伝わってきます。 「願い」も「思い」も同じなんですけどね。
昔剣士様 Hide先生から指導が入りましたよ! 「向き合って我慢が足りないと、つい動いて出頭を押さえられるぞ」と。 自由闊達に行きましょう! これからも談義に花咲かせましょう! Hide先生も「結局、私が言ってることと昔剣士さんが書かれていることは、大筋において同じなんです。」 そうおっしゃっておられます。 「色が出すぎる。起こりが見えすぎる。」そいうことでしょう。 だから私は「上段、火の構えですね」と申し上げました。
「つらいですよね」さんも「昔剣士さんのご意見には、はっとすることも多いです。 私を含め、とんちんかんな腹立たしい発言が多いかもしれませんが、それぞれの環境の中、いろいろな思いの中で、 正しくても間違っていても、子供を思う気持ちは同じだと思います。」 そうおっしゃっています。
語らいましょう!
保護者の皆さんへ
何事も向上に必要なものは「気付き」だと考えます。 高田好胤師は、だから「囚われない心、偏らない心、こだわらない心を持て」と。
また、かつて知恩院の高僧から「人間頑張ったらアカン」という教えを頂いた事があります。 「頑張るの語源は我を張る」だそうです。 だから教えても解らない人には「せいぜい頑張んなはれや」と言うしかないのだと。 「頑張れよ!」は「早く気付けよ!」と同義だと。
そんな言葉を思い出しました。
失礼しました。
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Re: なかなか勝てない息子 ( No.104 ) |
- 日時: 2012/06/24 19:18:25
- 名前: つらいですよね・・・
- Hide先生、交剣知愛さん、ご指導ありがとうございます!
説明不足でスミマセン。当該の息子は成人しております。(1番上です)
Hide先生のおっしゃる通り、小学生の時は竹刀を振ること自体苦手でした。 その時に皆さんのアドバイスを受けることができていれば・・・と。 息子には遠回りさせてしまいましたが、今から今から!
交剣知愛さん、教えていただいた事を、まず私がやってみました。 体のほんの一部の動きの違いが、体全体の動きにこれほど影響するとは驚きでした。 ひとつひとつに意味があるのですね。 左腰が入っていない、というのはその通りかも。 意識したときもありましたが、すでに間違っている他の所と会い合わさって、ギクシャク気味に・・・
何せ、成人しても相変わらずマラソン選手を更に細くしたような体です。 ちゃんとした筋力をつけ、しっかりした体幹も作らないといけません。(確かにケガも多かったです) これは、直るのに相当の時間がかかりそうです。
でも、クサルことなく剣道を続けている子です。 きっと本人は、多くの宿題を出して頂きホクホクすることでしょう!!
今まで、面を打っても打ってもあがらなかった旗ですが、 パッとあげていただける日が来ることを、楽しみにしたいと思います。
本当にご指導ありがとうございました!!
下の子に関しても、もう少し大らかに見守ろうと思います。
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Re: なかなか勝てない息子 ( No.105 ) |
- 日時: 2012/06/24 22:35:56
- 名前: 昔剣士
- 交剣知愛さんへ
「語らいましょう!」
お誘いいただきまして有難うございます。
自己満足ではありますが、一応の自身の考えが主張し終えた時にそのトピへの書き込みを終えると自身 で決めております。
今回のトピも交剣知愛さん、Hideさんのフォローを 受けて達成できたものと感じております。
なにより、つらいですよねさんの書き込みをみて良き方向に進み始めたとの実感もあります。
この上は、私なんぞの横柄な書き込みを続ける必要 性は無いものと思っておりますので、これで本当に 最後としたいと思います。
別トピにて語らえる事を楽しみにしています。
Hideさんへ >決して迎合することではなく、「寄り添って解決策を模索する」というのがこうした掲示 板に合った手法だと愚考しています
この性分ですので、非常に難しいことだと思います が以後注意して書き込みたいと思います。
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Re: なかなか勝てない息子 ( No.106 ) |
- 日時: 2012/06/25 01:14:05
- 名前: 交剣知愛
- 「つらいですよね」様
御役に立つかどうか解りませんが、一つのチェック方法としてお考えください。 御子息が御自身でチェックされて御役に立てば良いですが・・・。
私のところは三人の息子がおります。
長男も次男も、そこそこ順調に剣道と向き合えてまいりましたが、三男だけが伸び悩んでおりました。 小学四年の頃から明らかに右に引っ張るようになったのです。 飛び込み面、相手を追っての「面々」「面々面」で、明らかに手足がバラバラで振りおろす竹刀もそれていく。 返し胴と出頭の面でしか一本が取れなくなっていました。
指導者の方々からも、正中を意識した素振り、右手の位置を手前に下げる、柄革を短くする等の指導を頂きましたが直らず。 私も「癖なんだから意識して直せ!」と言うばかり。 右に引っ張るという現象に対し、上半身にしか目が行ってなかったのです。 今まで関わった子供達はこれで直ったのに、何故愚息は直せないのかとイライラ。
そして、小五の春頃でした。 たまたま息子の稽古日に道場に来られた方が、つかつかと息子に歩み寄り指導を。 背広のまま何やら下半身の指導。 道場の先生方も別に口を出しません。 15分ほどして出てこられたその方に指導の御礼を申し上げると、「左の腰が入っていなかったのでつい修正してしまいました。」とのこと。 「せっかく良いものを持っているのに、もったいないですから。」と。
後で道場の先生に尋ねると、道場の先生の後輩で「県下最年少七段」とのこと。
その後、頂いた指導に留意しながら稽古に励み、夏の大会で5勝1敗。 小手で2本、返し胴で1本そして飛び込み面で6本取る事が出来ました。 構えた時、伸びきっていた右肘にも余裕が生まれ、今年の春の大会、初夏の大会ではそれぞれ4勝1敗。 今まで空を切る事が多かった乗り返しでも旗が上がるようになりました。 何より初夏の大会では、中に入ってからコンパクトに「小手面」で一本。 私も監督もビックリしました。 とりあえずスピードも切れも完全に一皮むけました。
これで三兄弟共に、小学生時代、市学年別大会ベスト8達成です。 三男も今まで兄達に抱いていたコンプレックスが払拭出来たようです。 兄達の二位や三位には届いておりませんが、三大会連続ベスト8の記録と「勝率」では兄達を抜きましたから。
過日、某大会会場で「七段先生」にお会いし、御礼を申し上げると、「私は指摘をしただけです。理解してモノにしたのは本人の力です。」と。
Hide先生の御著書、様々な指導者の方々、折々の適時適切な出会いに感謝感謝です。
通り過ぎるだけの一期一会あり、一瞬立ち止まる一期一会あり、縁となる一期一会ありです。
「つらいですよね」様の御子息の求道に大輪の花が咲きますように。 あっ、体幹強化はスクワットと四股踏みが一番です。
昔剣士様
馴れ馴れしい御無礼な物言い御容赦下さい。 覗くだけの私がこのスレに投稿しようと思ったきっかけが貴兄の熱意だったものですからつい。 昔剣士様との一期一会、これからもどこかで是非に。
失礼致しました。
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Re: なかなか勝てない息子 ( No.107 ) |
- 日時: 2012/06/25 07:21:07
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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>
- 参照:
- To つらいですよねさん
>説明不足でスミマセン。当該の息子は成人しております。(1番上です)
アハハ、小学生かと思いこんでました。読解力不足ですね。すみません(^_^ メ)
>でも、クサルことなく剣道を続けている子です。 >きっと本人は、多くの宿題を出して頂きホクホクすることでしょう!!
剣道に「勝つこと」のみでない意義を見出していおられるのでしょう。 きっとこれからも長〜く剣道に携わり、いい指導者に育ってくれるんじゃないですか、 そういうタイプは 〜☆
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Re: なかなか勝てない息子 ( No.108 ) |
- 日時: 2012/06/26 00:30:52
- 名前: つらいですよね・・・
- Hide先生
指導者ですか!? 思ってもみませんでしたが・・・ それも一つの道かも・・・ 暖かいお言葉、ありがとうございます!
交剣知愛様
深いです。 通りすぎるだけの一期一会、一瞬立ち止まる一期一会、縁となる一期一会・・・ ゆっくり思い起こせば、息子達にとっても私にとっても、すでに、きっかけとなった一期一会がいくつもあります。 (このスレの皆さんもそうです) そのような出会いに感謝して、大切に心に刻み、いつか恩返しができるよう精進していきたいものです。
皆さんとのいろいろなやり取りを通して、 「なかなか勝てない息子に対して、冷静になりきれない自分」を見つめ直すことができました。 思いもよらず長男に対しても、目の覚めるようなご指導の数々をいただきました。 (スクワット、四股踏み、スクワット、四股踏み・・・)
この掲示板を立ち上げてくださった Hide 先生、そして皆さんに感謝いたします。 ありがとうございました!
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