Re: 地稽古の疑問 ( No.1 ) |
- 日時: 2010/07/19 00:06:13
- 名前: だみ声
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- 指導者として、中学生と稽古して30秒で終わって、「工夫しろ」はいただけません。
まあ30前後の五段と言えば、そこそこバリバリの青年剣士でしょうから、中学生相手そのものが物足りないのかもしれません。 しかし、そこでちゃんと対応できなければ、僕から言わせれば単なる「棒振り屋」です。 まして指導者として元に立つべき「剣士」とは言い難いです。
対応は二つあると思います。 一つはお父さんもかんかんになられたのだから、こっちから「無視」することです。 たとえ開いていても掛らない。
もう一つは、徹底的にマークして、いの一番に掛るのです。 そしてまたしても30秒程度と短ければ、稽古後にお子さん同伴で、お父さんがその先生におたずねになる事です。 「息子にいただく稽古が以前から短いと思うのですが…」「何か理由があるのでしょうか?」「親の私に理由が分からないもので…」といった具合です。 「前には『工夫しろ』とだけ言われたとか、息子が言っていた物で…」
これで「工夫が足りない」とか「下手だから」なんて言おうものなら「初めから上手はいないから稽古に来ているつもりですが、それでも駄目ですか?」ぐらいまでお尋ねになってはいかがでしょう?
もっと突っ込むと相手も引っ込みがつかなくなると思うので、あとは「ご教授ありがとうございました」でひっこんでください。
この時の返答にご不満なら「二度と掛らない」で行きましょう。何しろまだ「青二才」の剣士です。 剣道の神髄が理解出来ていない人だから、かかっても大して得るものはない、 ぐらいで納めましょう。 その内相手が勉強するうちに「若気の至りで中学生にすまない事を言った」と言うようになれば少しは成長したのでしょう。
>息子は剣道はがんばっているのですが、元来運動神経が悪く、走ったらクラスでビリかビリ2のような 子です。剣道もどうしても上達が緩やかです。 所属道場の先生や他の多数の先生は熱心に教えて下さるのですが。
僕の口癖なのですが、運動神経の鈍い子がわき目も振らず、熱心に継続して稽古していると、結局友達同士の間でも、最も上達したのは「自分」である事に気付くのです。 多くの子は進学や就職で剣道から離れます。
死ぬまで離れる子もおれば、どこかで再開する子もいますが、たとえば10年後に再開しても、継続しているご子息に遠く及ばなくなっています。 「継続は力」が実感として納得できますし、人生の自信につながります。 大切なご子息をしっかり応援してあげて下さい。
追伸: こんな偉そうなことを書いた僕も、35〜50までの15年間剣道をサボった「懺悔男」なのです。 あの15年間継続しておれば…「仕事忙しい」でサボったのですが、本当に「月に一回の稽古も出来ないぐらいの忙しさだったのか?」と自問して懺悔に陥るのです。 多くの若者に「剣道やめるなぁーー」と叫んでおります。
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Re: 地稽古の疑問 ( No.2 ) |
- 日時: 2010/07/19 16:58:52
- 名前: 剣吉
- 私も少年指導者で、子供の元立ちをすることが週に4回あります。
稽古を長くやる子供、短く終わる子、私なりの考えを書かせていただきます。もし素人母さんのお子様にあてはまることがあればお考えください。
稽古を長い時間取る子(長いといっても5分までですが)
1・自分から進んで求めてくる子供(面をつけて走ってきて私の前に正座しに来る) 2・今、これを教えておきたいと指導者から見て感じる子供 3・久しぶりに稽古に来たようなOB
それに対して早く終わる子は
1・基本稽古の時に面をつけるのが遅い子 2・気迫が感じられない子 3・前回出した課題をまったく考えず稽古している子
って感じでしょうか。私は強い、弱いで稽古時間の差はつけませんが、その子の気持ちは見ます。 しかし、気持ちを乗せるのも指導者の役割であるとは思うので、機を見てそのようなことは話します。 ですが、自分の道場の先生でないとすればそれは期待できませんね。
うちの道場にもいろいろな道場の子が出稽古に来ますが、指導者が面をつけてもなかなか面をつけない子や、基本稽古の時もあまり気迫を出さない子が 出稽古に毎回来ています。私としては「何をしにきてるのか??」と疑問に思ってしまうことがあります。
私自身は師匠から昔から言われてきましたが、面をつけたら今日はこの先生にお願いすると決めた先生 のところに必ず一番に行け。先を越されても3番までにはかかれ。と。そして3番までにかからなければ稽古を流されてもそれは仕方ないと思えと言われて きました。少年剣道にはちときついかもしれませんが、私の道場はずっとそんな感じでした。
一度あてはまることがないかお考えください。
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Re: 地稽古の疑問 ( No.3 ) |
- 日時: 2010/07/19 18:10:44
- 名前: 合撃
- その30秒、全力で、自分の全てを出し切るつもりでお稽古を頂けば良いと思います。
若い5段の先生に30秒全力で懸かればそれだけで息が上がります。
その30秒で何かを先生から学ぶつもりではなく、最高の自分を見て頂くつもりで。
30秒と言う時間がご不満ですか? それとも、短いコメントに納得が行きませんか?
息子さんはどう思っておられるのでしょうか? この場、防具をつけ、竹刀を持って先生に向かい合ったわけではないお父さんのご意見に左右されるべきではないとも思いますが。
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Re: 地稽古の疑問 ( No.4 ) |
- 日時: 2010/07/19 20:05:20
- 名前: こなす
- 自分好みに合わないからじゃないでしょうか?
空いているときにお願いすればいいと思います。 30秒で終わるのなら、「早くて楽」とでも 思って、次に行けばいいと思います。
感想としては、「もっと工夫しろ」では、「何を?」 でしょうかね?
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Re: 地稽古の疑問 ( No.5 ) |
- 日時: 2010/07/19 22:52:15
- 名前: 素人母
- 短い時間に大勢のご回答を頂きまして、ありがとうございます。
その先生は私の目からみても、以前から素質に長けたお子さんに目をかけているような気はしておりました。確かに好みではないと思います。
息子は中学で先輩になったせいか、自覚が出始め、稽古に集中し、周りからも進歩したと言われるようになってきた矢先でした。中体連の試合でも、勝てるようになってきていたので、稽古も休まず彼なりに一生懸命やっているように見えます。
ただその先生には、やはり物足りない存在なのでしょう。掛かった順番は三番目で、前のお子さんが 長かったのをかなり待ったようでした。前のお子さんには「お前には1時間でも2時間でも教えてやるよ。」と言いながら指導していたとの事でした。
その先生にとっては、課題を全く考えずに稽古しているように見えたのかもしれませんね。
息子はやはりショックを受け「もう、掛からないかも。」と言っています。主人の目から見ても、本人にとっても明らかに短かったようで・・・。
ただ、息子ももっともっと努力が必要なのは言うまでもありません。自覚を持って精進してくれれば と親として願っております。
皆様、ありがとうございました。
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Re: 地稽古の疑問 ( No.6 ) |
- 日時: 2010/07/20 07:26:21
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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>
- 参照:
- 管理人のHide.です。
レスが遅くなりまして申し訳ありませんm(_ _)m
他にかかるべき先生がいらっしゃるのであれば、その先生とお稽古する必要もありません ね。 でも、私ならだみ声さんの最初の意見に近いかな
わが子がそういうお稽古をされたとしたらば、「お前が30秒でお稽古をやめられてしまう のは、おまえに歯ごたえがないって思われているからだろ。『工夫しろ』も工夫ができて いないが故のアドバイスじゃないか。30秒が40秒、1分になるように、毎回その先生にお 願いしなさい」なんて叱咤すると思います 〜☆
私も元に立ちますが、時間が長くなってしまうお相手と短くなってしまうお相手とおりま す。長くなってしまうお相手は、順不同ですが、 ●自分を求めてきてくれる人(毎回お稽古に来てくれるor遠方から来てくれた) ●自分の教えを忠実に守ろうとする姿勢の見える人 ●積極的で、一生懸命さが感じられる人(学ぶ姿勢が感じられる) ●自分と波長の合う剣道の人(剣風や剣道観に共通点がある) です。
短くなってしまう人は、この反対ですね(^^; さらに、追加して、 ●自分が教えても延びないと思われる人(剣道の方向性が違う) ●当てることにばかり固執する人(攻め合いを楽しめない) ●指導するレベルに達していない(地稽古が未熟で打ち込みレベルしかできない) ●不快(失礼)な稽古をする人 でしょうか(>_<)
指導者といえども完璧な人はおりません。修行半ばの未熟な人間です。年齢と段位で判断 するのは問題があるかもしれませんし、すべての人がそうとは言いませんが、30前後の五 段では「まだまだ」な人が多いと思われます(^^;
だみ声さんみたいに、「どうして?」とたずねるのも一手ですが、私なら「根気よくかか らせる」を選びたいですね。
人生に困難や試練はつき物。セールスにいった先で門前払いを食ったからといって、すご すご引き返してくるような営業マンは会社では失格です。問題視するのではなく、いい勉 強と考えてみてはいかがでしょうか 〜☆
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Re: 地稽古の疑問 ( No.7 ) |
- 日時: 2010/07/22 09:59:50
- 名前: 素人母
- 管理人様、レスをありがとうございました。
その先生に直接親が話をしに行くと、他所からいらしてくださっている先生だけに、周りから止めが入りそうです。「未熟なくせに文句を言っている。」なんて陰で言われる可能性大です。
息子はこれまでその先生によく掛かっていたので、 気の緩みがあったのかもしれません。不器用なので 毎回本気で掛かっていかなければ、未熟な気迫の無い失礼な剣道になってしまうのに・・・
「営業」の例え、大変分かり易かったです。
息子に皆様からのレスを読ませたところ、深く考えこんでいました。 道場の指導者も厳しい方々なので、直接ざっくばらんにお話しにくいのが実情ですので、今回こちらで ご相談できて、本当に良かったです。 ありがとうございました。
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Re: 地稽古の疑問 ( No.8 ) |
- 日時: 2010/07/22 23:18:13
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To 素人母さん
少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。
>息子はこれまでその先生によく掛かっていたので、 >気の緩みがあったのかもしれません。
そうだったのですか。 だとすると、これまでに比べて「だらしがない、お前はそんな程度じゃないはずだろ。顔 を洗って出直して来い!」ってことだったんじゃないですか
次のお稽古では先生に「うん」といわせられるといいですねp(^-^)q
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Re: 地稽古の疑問 ( No.9 ) |
- 日時: 2010/08/02 22:10:27
- 名前: 竿燈
- 小学校の時、愚息が通っていた道場では、このような事は当たり前だったので、
慣れてしまっていましたが、小学時代を思い出し、思わず素人母さんの気持ちが 分かるので書き込ませて頂きます。
愚息は、小4から剣道を始め、小5の後半で5人の選手に選ばれるようになっていました。
幼稚園からしているお子さんや、先生達のお子さんにも勝ってしまうのです。 道場内の試合では、先生方や一部の父兄は、愚息のお相手のお子さんに声を上げて応援していました。 (道場内では、あまり来られない会長だけが愚息を可愛がってくれていました。)
大会に出ても、試合後の先生の講評でも、一人一人に声をかけても、 愚息だけは無視されていました。 稽古会に参加しても、お相手の道場の先生が審判をして下さる方が、はるかに勝率が良かったですね。 会長がいない時は、本当に陰湿でした。
正直、とても辛かったですね。 愚息にも「先生のお子さん達には勝つな。」とまで言った事がありましたね。
また、通っていた道場にも大人と一緒に稽古が出来る日があり、参加していましたが、 かかり稽古は、会長以外は、他の道場の先生の方が遥かに長い時間、見て下さっていました。 これも見ていて辛かった反面、とても嬉しかったです。
今から思えば、昨日、今日始めた素人親の子供に負けるわけですから、 子供の将来を剣道にかけている父兄としては、面白くはなかったと思います。
素人母さんとは少々立場が違いますが、剣道という狭い世界では7、8段の大先生でも、 人間性は幼稚園児以下の方もいますから、あまり気にされない方が良いと思います。
正直なところ、愚息が道場に通わなくなって、精神的にとても楽になりました。
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