Re: 中学受験と剣道の両立 ( No.9 ) |
- 日時: 2009/05/02 08:03:41
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To 小4父さん
>結構高いんですよ。現役での国公立合格率が高いのが自慢で、地域で2番目の進学校で >ありながら、インターハイや選抜などにもチョコチョコと出場する、いわば文武両道を >貫く学校です。 >指導者もよく、環境も充実しています。
おおそれは素晴らしい学校ですね!
じゃぁ、剣道なんかやってる場合ではありません。まずは「入学ありき」でしょ! 塾をメインに、時間のある時に剣道に集中するというスタイルはやむを得ないんじゃない ですか。 剣道は入ってからいくらでもできますしね 〜☆
|
Re: 中学受験と剣道の両立 ( No.10 ) |
- 日時: 2009/05/02 10:55:32
- 名前: 経験者
- 数年前の中学受験の経験からアドバイスを。
あくまでうちの経験ですので一般化できないかもしれません。
小学校4年の夏からラスト1年になるまでは算数の特別クラスだけ週1回通塾で、普通に剣道をしていました。 塾の復習は家でしっかりやっていたようです。
ラスト1年になって週3回の通常クラスを受講。 通塾日数が増えたので、算数特別クラスはやめました。
早くから勉強に専念していた子供の中には、小学校5年がピークでラスト1年で成績を下げる子供もいたようです。 うちはスタートが遅かったために、かえってラスト1年に集中でき、受験直前まで成績が伸びました。 だから早くから勉強に専念するのが良いとは限りません。 試験日にピークをもっていくことが大切です。
剣道は6年の夏の大会出場を最後に勉強に専念しました。
勉強は、むやみに手を広げず、塾でやったことの宿題中心が良いと思います。 国語は、家で問題文を音読することで、問題文を読むテンポがつかめたようです。
|
Re: 中学受験と剣道の両立 ( No.11 ) |
- 日時: 2009/05/02 10:59:59
- 名前: 経験者
- 「塾でやったことの宿題中心が良いと思います。」
ではなく、 「塾でやったことの復習中心が良いと思います。」 でした。
|
Re: 中学受験と剣道の両立 ( No.12 ) |
- 日時: 2009/05/04 06:50:07
- 名前: 小4父
- おはようございます。
一昨日は剣道の練成会、昨日は試合で一日家を空けておりました。 また三日ぶりに覗いたらたくさんの書き込み、本当に感謝いたします。
hide様
>剣道は入ってからいくらでもできますしね 〜☆
私もそう思ってます。 子供には、「勉強一生懸命やってれば、またいつでも剣道出来るよ。」と常々話しています。 実際私も、大学社会人になってやっと剣道が楽しいと思えたものですから。 「生涯剣道」の精神でやって行きたいと思います。
経験者様
早くから塾に行って、結果息切れして失敗するなんて話もよく聞きます。 ただ私の分析では、愚息は短期間に集中して一気に成績を伸ばすタイプではなく、コツコツと努力を積み重ねて少しずつ実力を蓄積していくタイプだと判断し、小4からの通塾を決心しました。 もしも子供が無理しているように感じたら、塾と剣道のバランスを考慮して調整しようと考えています。もう3科目受講してますので、この時点でやめるのも恥ずかしい感じもしますし。もう少し様子見ます。ありがとうございました。
>勉強は、むやみに手を広げず、塾でやったことの宿題中心が良いと思います。 >国語は、家で問題文を音読することで、問題文を読むテンポがつかめたようです。
具体的なアドバイスまでありがとうございます。なんか中学受験のお悩み相談掲示板に迷い込んだような錯覚に陥りました(笑) 宿題だけで十分な勉強にうなりますね。今はそれ以外の勉強はさせていません。まだ合格ラインにはまだまだですが、徐々にペースをつかんできましたので、地道にがんばるのみです。
本当にありがとうございました。 何か勇気がわいてきました。絶対合格します!
|
Re: 中学受験と剣道の両立 ( No.13 ) |
- 日時: 2009/05/06 09:44:34
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To 小4父さん
少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。
小学校で全国に行った選手が、必ずしも中学高校で活躍するわけではありません。むしろ 燃え尽き症候群から剣道をやめてしまう子も少なくありませんし(>_<)
自我が目覚め、カラダも急速に大人に近づいてくる、中学高校が勝負です。 そこでいい指導者やいい先輩、いい仲間に出会えるかどうかで、剣道人生って変わってく るんじゃないでしょうか
ご子息が、目標とされる学校に入学され、素晴らしい中学&高校生活を送られますことを 念じておりますp(^-^)q
|
Re: 中学受験と剣道の両立 ( No.14 ) |
- 日時: 2009/05/08 17:49:03
- 名前: トシ
- 小6の倅と小3の娘に剣道を習わせている父親です。
また、リバ剣である私自身も子供たちと一緒に剣道を習わせていただいております。
先輩諸父母さんの御子様たちの受験・剣道との両立の御苦労を拝読させていただき、 正直大変驚くと同時に、私も父親としてどうしていくべきか再度考えさせられました。
と、申しますのも、小6の倅には今現在、小学校以外の勉強の場である塾等へは全く通わせておりません。。。 また、剣道におきましても、病に倒れた道場主の先生に代わり、私が代理指導を行う週二回の御稽古と県連支部道場への週一回の出稽古、近隣道場への不定期な週一回程度の出稽古以外、特別どうしたいと思っておりませんでした。 ただ、本心をいえば、試合の強い弱いではなく、きちんと指導してくれて、且つ、同い年の仲間がたくさんいる活気ある道場には通わせてあげたい、、、そんな思いは強くございます。 しかし、その思いをかなえようとすると、今ある道場の小学生の部は、間違いなく解散・存続不能と相成ります。 我が子たちにはよりよい環境を提供できない、大変すまない思いで一杯ですが、自分たちさえよければそれでいい!みたいな行為には走りたくないのです。 少ないですが、剣道を習いに来ている他のお子さんもいるわけですから。。。 倅にとりましては、この劣悪とも言うべき剣道環境が、剣道との出会いの場であり、原点であり、スタートであるので、道場主の先生が閉館します!宣言をしない限り、私たちは他には移れないと思っています。
私たちが住んでおりますところは、都心からゆうに300kmは離れているであろう山の中の自然豊かな農山村、、、 剣道の強豪私立中学が近隣にあるわけでなく、有名進学私立中学が近隣にあるわけでなく、何の不思議もないまま、いずれも地域に一つしかない、地元の公立小学校から地元の公立中学校に進学し、高校受験となったら多少のレベルの差こそあれ、それぞれそのときの自分の学力にあった高校をみつけて受験し進学していく。 中学の剣道部も、倅が中学に入学し入部した半年後には主力の三年生が事実上退部し、存続すら危ぶまれるほどの知れた環境、また、進学した高校に剣道部があるのならそこで剣道を続けるもよし、とにかく、穏やかな時間を過ごすことだけが取り柄の限られた環境です。
現在、小6の倅は、学校から帰ると先ず畑の隅を掘り起こし、ミミズを捕まえ釣り道具を揃えて川に向かい釣りをしているようです。 イワナやヤマメを釣り上げ、自分で包丁を握って調理し、誇らしそうに夕食のおかずにしています。 まぁ、それは、稽古のない日に限ってですが。。。
学校の担任の先生から出された宿題以外、特にこれといって別課題に取り組むわけではなく、とかく静かに穏やかに過ごしています。
その子らしい感性で、痛いときには痛いと感じ、寒いときには寒いと感じ、あたたかく心地よいと感じるときにはそう感じる、人間らしい時間をじっくり過ごす。
受験受験と誰からもせっつかれることもなく、自分のやりたいことに時間を費やす。
テレビゲームやDS、携帯電話など一切持たせず、自らの頭を使って遊ばせる。 テレビゲームなど一つもないけれど、天体望遠鏡・双眼鏡・顕微鏡などはバッチリそろっている。 また、ナタ・ナイフ・釣り道具なども倅専用のものを用意し、与え、手入れや管理の仕方も仕込んであります。
私自身の拙い経験からですが、実際こんな環境でも、地方の国立大学程度であるならば、現役合格するくらいはそんなに苦じゃなかったです。
御父様や御母様が、我が子によりよい教育を!と、一生懸命働き、御金を稼ぎ、いい学習塾に通わせ、有名進学私立校もしくは強豪校に通わせてあげること、これも一つの立派な親の務めだと考えます。
確かに、そういった環境に我が子を入れてあげることは、そこでしか経験できない素晴らしい経験ができるものと確信します。
が、
子供たちの声に耳を傾けると、本当にそれを欲しているのか。 自分はどうしたい!何がやりたい!などと感じることができるようになる前に、テストで一点でも多く採ること!試合で一つでも多く勝ち上がること!を仕込まれていやしないか。。。
勉強も剣道も、塾や強豪道場に御任せ、親はその資金作りのために身を粉にして、子供たちと接する時間すらなく働くのであれば、何だか子供たちがかわいそうな気がしてしまいます。
子供たちの本心は、もっともっと親御さんとかかわりたい。 もう、十分だよ、一人でもやっていけるよ(笑)と思えるくらい成熟するまで、いろんな思い出をいっぱい築きたい。
何々が出来るようになりました!ということを褒められることや、たまの休みに遊園地や行楽地に一緒に行ってくれること以上に、日々美味しい御飯をこころから美味しいと感じて一緒に食べる時間、日々一緒にお風呂に入って気持ちいいねぇって共感できる時間、勉強や剣道の話ばかりじゃなくって学校であったどうでもいいような話題を真剣に聞いてくれる時間、そして何より、その子がそのとき感じたことを善悪の関係なくありのままに受け止め受け入れてくれる時間、などを、今子供たちはこころの底から欲しているように思えてならないんです。
勉強や剣道、出来は大変いいのに、いつもとってもさびしい子。 大人の前では、非常に立派な立ち振る舞いを演じられる、怖いほど早熟な子。。 自分の感じたいようには感じられなくて、いつも親の感じるであろうことを先回りして、如何にも自分が心底感じているかのように立ち振る舞う、悲しい子。。。
そんな子供たちの心底には何が宿り、そして、どんな未来が待っているのでしょう。。。
少子化!少子化!と叫ばれるようになって久しい中、第二次ベビーブームの私たちの時代より更にヒートアップした受験進学戦争に、どうしても警戒心がぬぐえない田舎の一人の父親のたわごとと思い、読み流していただければ幸いです。
|
Re: 中学受験と剣道の両立 ( No.15 ) |
- 日時: 2009/05/08 20:00:17
- 名前: 経験者
- トシさんへ
うちはいわゆる進学校ですが、悪いものではないですよ。 地元の公立中学に剣道部がなかったことから受験をすることにしましたが、この学校にして良かったと思っています。 塾通しなくても学校で十分な勉強を学べ、放課後は部活を頑張ることができる。 高校受験がないから、途切れることなく、好きな剣道を続けることができる。 トシさんの言葉を借りれば、「きちんと勉強を教えてくれて、且つ、同い年の仲間がたくさんいる活気ある学校」ということでしょうか。 剣道の方は強豪ではありませんが、親もビデオ片手に大会は見に行っています。
|
Re: 中学受験と剣道の両立 ( No.16 ) |
- 日時: 2009/05/14 21:15:47
- 名前: サルサ
- トシ様へ
豊かな自然の中で、自然に触れ合いながら短い子供時代を送るというのは、理想的な子育てだと思います。 そのような子供時代を送り、自分のなりたい職業につければ、最高だと思います。 しかし、現実の社会は、生まれながらにして不平等な社会ですから、人間性と学力だけでなれる職業を目指させるのが、親の務めだと私は考えています。
> 勉強も剣道も、塾や強豪道場に御任せ、親はその資金作りのために・・・
確かにそのようなお子様は可哀想ですね。 でも、他人任せでそのお子様は本当に頑張っているのでしょうか? 私は、疑問だと思います。
愚息が、剣道を始め時(小2)から子供部屋をきれいさっぱり片付け、道場での稽古がない火・木・土・日曜日は、剣道未経験者の私が防具をつけて愚息と2時間ほど練習をしていました。 しかし、一年位経った時、床が堅かった為か愚息が足底腱膜炎になり、家での練習は素振りだけに切り替えました。足底腱膜炎が完治するまでに半年以上かかりましたが、その間、剣道を続けさせてくれる整形外科を探し幾つもの病院を回りました。
現在、小5ですが正直言って剣道はそんなに強くありません。 下手糞ですが、今では剣道がとても好きになってしまいました。
また、愚息も世間で言う大手進学塾に通っていますが、5年生になり完全に道場と塾の日程が重なっているので、一度も授業を受けた事がありません。 土曜日のテストだけ受けに行き、普段の勉強は親が教えています。 4年の時は、通塾することで、全国でもトップレベルのお子様達と常に触れ合う(休憩時間にお弁当を食べたり、遊んだりする)事で、愚息も感化され、かなり頑張っていましたが、今は一人マラソンみたいな状態になってしまい、友達の存在が如何に大きかったか痛感いたしております。(やはり、週に1時間でも通塾させようと現在考えています。)
勉強も剣道も、高みを目指す仲間の中にいて、しっかり親が子供をサポートしてやらなければ、普通の子は頑張れないと私は思っています。
|
Re: 中学受験と剣道の両立 ( No.17 ) |
- 日時: 2009/05/15 13:26:14
- 名前: トシ
- 問題提起をしたような形のまま、長いことレスもつけられずにおりました。
失礼いたしました。
立派にお子様たちのことを考え、必死で頑張っておられるお父様お母様に、何も非難めいたことを申したつもりは毛頭ございません。
悪しからず、ご了承願えれば、幸いです。
私が塾講師をしていた頃に出合った、成績もよく、明るく、スポーツもできる一般的に見れば非のうちどころもないような女の子の慟哭。
『お父さん、お母さんが興味があるのは、私の偏差値やテストの結果だけ。。。 私の偏差値以外に私の何を知ってるの・・・?』
誰が呼んだか知らないけれど、一流進学校と呼ばれるような高校の剣道部のエース君、
『・・・疲れた、、、父親の等身大の人形があったら、木刀でボッコボコにしたい。。。』
私が高校時代に出会った衝撃の一冊、ヘルマン・ヘッセ著『車輪の下』の主人公ハンス少年の末路、、、
シェークスピアは、『リア王』の中で、賢娘の真の愛を理解できない愚かな父親のエゴを赤裸々に描く。。。
『国家の品格』で有名な数学者の藤原正彦氏は、数学者でありながら、『祖国とは国語』の著書の中で幼少期に学ぶ国語の重要性を熱く語る。。。
誰が呼んだか知らないけれど、一流進学校と呼ばれる高校からそこそこの私大に進学し、現在、四人の子育てを楽しむ英会話教室室長兼講師で保育士の妻、 『本当の意味で出来るようになる子の親御さんの共通項って、普段から時間の許す限り心底子供と向き合って、お子さんをありのままに受け入れているのね・・・ 点数点数、英検英検ってガッツガツしていない、口にも出さないおおらかな親御さんが特徴ね(笑)』
子供って、放って置いたって親に注目して欲しいんですね。
注目して欲しいから、たくさん悪さもする。
でも、悪さじゃ褒めてもらえない。。。
褒めてもらいたい。 勉強できて、剣道もできて、尚且つ、明るく笑顔を振りまいて、精一杯無理をする。。。
それが全て駄目だとはいわない。
けれど、往々にして、そういった精神状態が続くと強いストレスになります。
勉強しないわが子を見ると、私自身が勉強していないことを悟らされます。。。 忙しい忙しいといって、私自身が机に向かって何かを学んでいなかったことを反省させられます。
子は親の言うことはなかなか聴かないけれど、親のやることは本当によく見ていますね。
『父ちゃん、なにやってんの?』
『勉強だよ(笑)』
『何の勉強?大人になっても会社でテストとかあるの?』
『ないよ(笑)知らなかったことを一つでも知れば賢くなる。 賢くなれば、楽しく生きられる。 勉強はテストのためにやるんじゃない。 楽しく生きたいから勉強する(笑) 生きている間はずっと勉強なんだよ。 ちなみに今は、心理学っていう勉強の本を読んでたんだ。』
『しんりがく?』
『そう、こころの勉強だよ(笑) こっちの机はゲスト机(笑) おまえも何かやりたい勉強あるならここで一緒にやろう!(笑)』
『うん!』
私たち親子の間には学業と剣道の両立も、ましてや偏差値も何もない。 結果とは、そのプロセスが間違っていなければ、必然的についてくるもの。。。 そのようにとらえています。
両立とはあまり関係ないかもしれませんが、 先日参加させていただいた剣道社会体育指導員講習の中でおもしろいと思った、秋田県の目黒範士の講話。 45分という限られた短い時間の中、懸命に私たちに訴えかける目黒先生、それを必死にメモリ自分のものとしようとした私、、、
つたないメモのまとめではございますが、お子さんが剣道を学ぶ御家庭での子育てという面では、少なからず参考になるかと思い、UPさせていただいて、レスポンスの終わりといたします。 御題は、『剣道の個別的指導法』でした(笑)
・ ・ ・
剣道に、正しい剣道も、正しくない剣道も無い。 自分自身が剣道を正しく学んでいるか、指導者は子供たちに剣道を正しく伝えているか。。。
剣道は人の手によって正しくもなり、また悪くもなる。
あらゆる習い事において、『三年早く始めるよりも、三年かけて善き師をさがせ』といわれる。
しかし、現実問題、どこの道場がいい、とか、どこのクラブにいい先生がいるか、など、子供たちは探してあるけないのが実状。
近所でやっている道場やクラブがあればそこに通い始めるのが普通。
子供たちの剣道へのファーストアプローチをより善きものにする、それは私たち指導者の責任。
竹刀の持ち方を教える前に、先ずは、心の持ち方を、 また、 御相手に勝つことを説く前に、先ずは己に勝つことを教える。
少子化、少子化といわれるようになって久しいが、特に若い世代が少ない地方など、子供たちは希少な宝もの。
その子供たちの剣道を始める動機の主たるものは、親の願いから。 礼儀正しくなって欲しい、丈夫になって欲しい、思いやりのある子になって欲しい、、、 それがいつしか、試合に勝てだの、だれそれに負けるなだの、エキサイトしていく。
親のあり方の一つとして、じっくり我が子を見つめ、見守り、信じてあげることが大切なのではないか。 とかく、昨今、親は忙しいせいか、結果を早く出させたがる傾向が強く、我が子をじっくり見守るゆとりがないように感じる。
熟達には大きく分けて4っつのパターンがあるように思う。
・右肩上がりに一直線、物覚えのいい『順調型』 ・いいときはものすごくいいが、よくないときにはどうにもならない『足踏み型』 ・順調に伸びてるなぁと思いきや、あるときからしばらく成長が見られず、そうかと思うとまた順調に成長し始める『ひと休み型』 ・最初はじわじわと、大きくなって加速度的に成長していく『じっくり型』
どの子もどの子も、いろんな曲線を描きながら、成長していく。 子供の数だけ成長曲線の数があっていい。
早く咲く花は早く散る。。。 早く散らせるようなことがあってはならない。
一般的に素質があるといわれる子の多くは、物覚えよく器用な子であるように思う。 逆に、物覚え悪く不器用な子は素質がないように言われてしまう。
けれども、一時の器用さ不器用さが、その子の剣道人生を、はたまた人生そのものを決定づけてしまうのか。
世阿弥が記した能の理論書『風姿花伝』では、客観に感動を与える力を『花』として表現している。 少年は美しい声と姿をもつが、それは「時分の花」に過ぎず、能の奥義である「まことの花」は心の工夫公案から生まれる、と説く。
時間をかけて黙々と打ち込む。一時の器用さがなくとも、稽古を重ねることによって秘められた才が開花する。
『ひとり宝の器用貧乏』にさせてはならない。
器用さも不器用さも、広い意味では「癖」の一つ。
器用な子には、不得手なものを徹底してやらせてみることで、時間をかけて黙々と稽古を重ねることの大切さを教える。 不器用な子には、得意なことをやらせて褒めてあげ、少しずつ難しいことにも挑戦させて伸ばしていく。
うまくいかない、上達しない、そういったときには必ず何か原因がある。 指導者は、駄目だ、駄目だとその子の駄目なところを駄目だしするのではなく、じっくり見つめて、原因を探り、稽古法や取入れ方を工夫することにより、課題をクリアーできるよう心掛ける。 病巣を断たずして、症状だけみて嘆いても病は治らない。
指導者は、親や世間から見てのいい先生ではなく、先ずは、子供たちから見ていい先生でありたい。
子供たちを理解するには、優しい心根が必要。 また、その優しさの中に信念と強い芯があること、そして、柔軟な対応ができること。 愛情を持って接し、その子を思いやって、気持ちを理解する。 こころを酌んでやる。
難しい言葉や、理解できていないときは、身近な言葉や簡単な言葉、分かりやすい言葉に置き換えて話し伝える。
完全・完璧を求めてはならない。 100点を採るために精一杯頑張って80点70点60点・・・しか採れなかった、、、 しかし、頑張ったことこそが100点。
剣道は価値あるもの。 されど、それを伝えてる人がいなかったら絶えてしまう。
自分を信じ 相手を信じ そして、剣道を信じる!
おわり
|
Re: 中学受験と剣道の両立 ( No.18 ) |
- 日時: 2009/05/15 16:56:35
- 名前: 小4父
久々にスレ主登場です。 トシ様という方が登場されて、そのレスを読ませていただき、私みたいに子供に中学受験させようとしている父兄に対して、一方的に否定されている様な印象を受け、とても心を痛めました。私としては経験者のご父兄様や、同じような経験をされているご父兄様からのアドバイスを頂き、自分としては解決して、子供と二人三脚で頑張っていこうということで決着していたのに。
トシ様のレスに対して、経験者様やサルサ様がとてもやさしく中学受験を目指すことの正当性をフォローして下さいましたが、「聞き流して下さい」とか「何も非難めいたことを申したつもりは毛頭ございません」とか但し書きをつけておいて、中身は私の方針に対する批判としか思えないような内容と捉えました。
私のまわりにも同じように批判する方がおられます。しかし私がこのスレを立てた本意は、同じような悩みを持った人や、経験者の方々により良いアドバイスを頂きたい一心で立てたスレです。親子共々中学受験も剣道も両立できるよう頑張るとせっかく決意したのに、荒波を立てるようなレスは、別スレを立ててそこでお願いします。
追伸: 私も剣道経験者であり、トシ様と同じく少年剣道の指導者として剣道に携わっております。社会体育指導員講習も初級ですが受講し、今年中級講習を受講予定です。奇しくも初級講習の懇親会で、目黒先生の隣席にてお話をさせていただきました。 私も田舎育ちでしたし、勉強なんかほとんどせずに剣道だけやってたので、進学や就職では色々と苦労しました。その経験を持って、やはり勉強はしておいた方がよいと判断した上での入塾した次第です。 子供とは何度も話し合って、将来の夢なども確かめた上での判断です。
|
Re: 中学受験と剣道の両立 ( No.19 ) |
- 日時: 2009/05/15 17:38:25
- 名前: トシ
- 小4父さん
そうでしたか、、、
同じような経験をしてもその捉え方はそれぞれですね。 アプローチの仕方の違いはあれど、子供たちにとって本当の意味でいい関わり方が出来る、ゆとりある親でいたいものですね♪
|
Re: 中学受験と剣道の両立 ( No.20 ) |
- 日時: 2009/05/15 18:42:42
- 名前: 経験者
- トシさんへ
進学校の生徒は全て心が病んでいるとお思いですか? たしかに親がスパルタで無理やり勉強させて子供がつぶれる場合もありますが、進学校を経て社会で活躍している人もたくさんいます。 トシさんが書かれている藤原正彦氏も東京学芸大学附属小金井中学校、都立西高校を経て東大です。 様々な分野で活躍している人が新聞紙上で(進学校での)中学高校時代を素晴らしい思い出として書かれているのもよく目にします。 私立中学で親に感謝して勉強や剣道に頑張っている生徒もいれば、公立中学で「親をボッコボコにしてやりたい」と思っている生徒もいるでしょう。 親の教育には良い悪いはありますが「中学受験=悪」というわけではありません。
|
Re: 中学受験と剣道の両立 ( No.21 ) |
- 日時: 2009/05/15 19:18:32
- 名前: 経験者
- >勉強も剣道も、塾や強豪道場に御任せ、親はその資金作りのために身を粉にして、子供たちと接する時間すらなく働くのであれば、何だか子供たちがかわいそうな気がしてしまいます。
>子供たちの本心は、もっともっと親御さんとかかわりたい。 >もう、十分だよ、一人でもやっていけるよ(笑)と思えるくらい成熟するまで、いろんな思い出をいっぱい築きたい。
それと気になったのですが、今の時代、塾や道場のためでなく、生活のために必死に働き子供たちと接する時間がとれない家庭はたくさんあります。 そういう家庭の子供達は、親と接する時間が少なくても、親に感謝していると思います。
|
Re: 中学受験と剣道の両立に悩んでいます ( No.22 ) |
- 日時: 2009/06/01 02:50:57
- 名前: 最っ低の母
- 高校、中学生の親です。
最近、すごく実感していることです。小学生〜中学生の親の役割って、子供が『安心・充実・成長』できる居場所を与えてやることだと思うのです。
To トシ様
それは一つのものではありません。家庭でも剣道道場でも塾でも学校でも自然環境でも…、はたまた他の習い事でも、もっと厳しい環境でも(犯罪的なものはダメですが)、多種多様にあるのです。 一般論として、あれがいいこれがいいとは決して言えません。子供のタイプにより、他人様が唖然とするような環境でも、前向きに前向きに過ごせちゃうこともあるのです。
ですから、親としては自分ができる範囲で、我が子に合いそうな居場所を提供してやることが全てだと思います。もちろん、そこで安心・充実・成長できているかの定期的なチェックは必要。そして、もし、その場が失敗で、子どもを励ますだけではどうにもならないようであれば、柔軟に方向転換する素早さも大切です…。親の役割はそこにあると思います。
To 小四の父様 ウチの子は、小四時に中学受験を目指したものの、小五になって、「やっぱり、今、剣道を一生懸命やりたい」との意思で、小学剣道に戻りました(前にご紹介したのとは別の子です。ちなみに塾は週1回算数のみ個別で続けました)。
しかし、それで進んだ公立中学校の部活は問題多く、ダレダレになったこともありました。しかし、彼には学校の友達、道場の先生仲間、塾の先生仲間等々、辛いときに受け入れてくれる場所がたくさんありました。 今は、中学総体、道場参加の大会、高校受験目指し、「もうだめ〜〜。きつすぎ〜」と言いながら、学校、道場、塾のトライアングルを楽しげにぐるぐる回っています。
小四の父様は、目指す中学がお子様の良き居場所になると信じてらっしゃるよう。それであれば、今は塾シフトで良いのではないでしょうか。ただ、何より大事なのは、その塾が、今のお子様にとって剣道道場(教室?)以上に『安心・充実・成長』できる環境かどうかということ(成績が多少ふるわなくても、好きな先生、仲間がいて、一緒に頑張ろうとお子様が思っているなら充分です)。 その点をお父様お母様がしっかり把握し、万が一お子様にとって辛い環境であれば、柔軟に方向転換(塾を変えるでも進路を変えるでも…)してやればいいのではないでしょうか。
長々すみませんでした。
|
Re: 中学受験と剣道の両立に悩んでいます ( No.23 ) |
- 日時: 2009/06/01 03:04:19
- 名前: 最っ低の母
- トシ様
ごめんなさい。補足です。 トシ様の言う通り、子どもにとって、親子のかかわりが一番大切な時期もあります。それもやっぱり実感です。 ウチの場合、幼稚園〜小学校低学年くらいの時期がそうでしたし、高校くらいになってから、なんだか突然必要とされちゃうときもあります。
でも、そのとき、親のほうが「自分がセットした居場所で、どうして充実してくれないの〜」という気持ちになってしまい、結果、お互い傷つけあってしまいました。 トシ様は、もしかして、そういったことを心配されていたのではないでしょうか。
勝手な憶測かもしれません。そうであったらごめんなさい。
|
Re: 中学受験と剣道の両立に悩んでいます ( No.24 ) |
- 日時: 2009/06/01 15:12:41
- 名前: 小4父
- スレ主です。ご無沙汰です。
息子が入塾して、2ヶ月が経ちました。 色々な意見を参考にしながら、出来る限り一緒に遊んだり話したりする時間を確保しながら、本人に負担を掛けないように接してきました。 家庭学習は塾の宿題をこなす程度で済ませています。 剣道も一日も休まず皆勤賞ペースです。 塾も友達が沢山出来て、本当に楽しそうに塾での話しをしてくれます。まずは一安心です。
先日公開模試というのがあり、初めて息子の成績を偏差値と言う形で把握しましたが、私の子供とは思えないほどの好成績で、早速今月から「有名私立クラス」から「難関私立クラス」へとランクアップとなりました。また負担が増えないか不安な気持ちもありますが、今のところ順調ではないかと思います。
TO最っ低の母様
柔軟に方向転換を。。。 そうですね。その通りだと思います。 剣道と勉強を両立できるような環境を作ってやり、フォローして行ければベストですが、どちらかに無理を感じたならば、よく話合ってより良い道を柔軟に選択していきたいと考えています。 有難うございました。
|
Re: 中学受験と剣道の両立に悩んでいます ( No.25 ) |
- 日時: 2009/06/02 11:20:13
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To 小4父さん
>塾も友達が沢山出来て、本当に楽しそうに塾での話しをしてくれます。まずは一安心で >す。
それはなによりです
>先日公開模試というのがあり、初めて息子の成績を偏差値と言う形で把握しましたが、 >私の子供とは思えないほどの好成績で、早速今月から「有名私立クラス」から「難関私 >立クラス」へとランクアップとなりました。また負担が増えないか不安な気持ちもあり >ますが、今のところ順調ではないかと思います。
おおお、それは素晴らしい! でも、きっとご子息なら乗り越えて行けるのではありませんか。 小4父さんのサポート体制もばっちりなようですから ~☆
|
Re: 中学受験と剣道の両立に悩んでいます ( No.26 ) |
- 日時: 2009/06/02 13:48:23
- 名前: 小4父
- to Hide様
コメント有難うございます。 まだ3年もありますので、これから長い道のりですが、気長に頑張って行きたいと思います。 また何かありましたら相談させて頂きますので、貴重なアドバイスを頂ければ幸いです
|
Re: 中学受験と剣道の両立に悩んでいます ( No.27 ) |
- 日時: 2009/06/03 09:54:46
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To 小4父さん
そうですね、まだまだ長いですから、親子ともども息切れなさいませんよう ~☆
|
Re: 中学受験と剣道の両立に悩んでいます ( No.28 ) |
- 日時: 2009/07/18 06:52:42
- 名前: う〜ん
- ちょっと 話が ずれますが うちは いわゆる 中学の強豪校ですので 息子を 剣道も 1番、勉強も 1番と 考えていましたが 息子を 破滅の道に 追いやっていると判断し 剣道1本に きめました。また あまやかしでは ないのですが 少しでも 愚息の 気を 和らげる 方に 専念しています!でも 最終目標(親のエゴ)は 有名私立大です!(私は剣道専門大学出身ですが)
|