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試合終了のタイミング
日時: 2026/08/07 11:52:51
名前: Shark 


年代によって解釈が違うかもと思い、
最初に剣道歴を記載します。

学生時代に(2002〜2011)剣道をしていて、十数年剣道から離れ、
子供が剣道を始める際(2024〜)に所謂リバ剣をしたShark(35才男)と申します。

早速本題ですが、
「試合終了間際の打突を有効or無効を判断するにあたって、何と何のタイミングをもって判断するのか?」です。

「試合終了と同時の打突は有効とする」自体は疑問は無いのですが、
何をもって試合終了とするか。
何をもって打突とするか。
を明確にしたいと思います。
(これを明確に理解してないと、判断を誤ることになりますよね。)

試合終了について
1)主審の「止め」
2)時計係によるブザー等の合図の始まり
3)その他

打突について
A)打突の瞬間、つまり竹刀が打突部位を捉えた瞬間
B)技の始まり、つまり打突の意思を持って動き出した瞬間
C)その他

前提条件として、主審は合図に気づき直ぐに「止め」を宣告しているものとします。
(合図に気づいてない場合は、錯誤として別問題になってしまうで)
時系列を書くと、合図(=1)→主審が音で気づく→目視で当会場の合図と認識→宣告(=2)です。
(1と2の差異は長くとも1秒程度でしょうか?)



私の学生時代の認識は、1およびAでした。
リバ剣後、所属の剣友会のベテラン先生は試合終了について2である。
(打突については聞かなかったです。)との認識を示されました。
部内戦で際どい判定があった際に聞きました。

過去ログを見ても2およびBが正である、とあり、そうだったんだぁと納得しました。
(Q&Aの過去ログ「終了と同時の有効打突」(2007)や
 剣道指導者研究室の現行ログ「時間か?審判か?そして監督は?」(2009)等)


しかし、全剣連の「剣道試合・審判規則」(以下規則)および
2024年版「剣道試合・審判・運営要領の手引き」(以下手引き)を読むと、
1およびA(Aは明確ではないですが)が正しいのでは?と再度疑問に思いました。

手引きには以下の記載があります。
試合時間について(第6条)
 1試合終了(規則第9条)と同時の打突は、規則どおり有効である。
(1は丸付き文字)

ここに、
規則第9条
 試合の開始および終了は、主審の宣告で行う。


これを読むと現在は、宣告と打突(の瞬間?)を比べて、
時間内もしくは同時であれば有効、時間外であれば無効、とするのが正しい運用ではないでしょうか?

手引きも数回の改定があるようですので、どこかの時期で試合終了の解釈が変わったのでしょうか?

皆様の現在の解釈と、もしご存じであれば、改定の推移を教えてください。

なるべく正確に書こうとしたら長文になってしまいましたが、
よろしくお願いいたします。

メンテ

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Re: 試合終了のタイミング ( No.1 )
日時: 2026/08/07 12:21:05
名前: Shark 

誤字がありましたので修正します。

誤:時系列を書くと、合図(=1)→主審が音で気づく→目視で当会場の合図と認識→宣告(=2)です。

正:時系列を書くと、合図(=2)→主審が音で気づく→目視で当会場の合図と認識→宣告(=1)です。
メンテ
Re: 試合終了のタイミング ( No.2 )
日時: 2026/08/11 23:12:48
名前: 教員剣士 

Sharkさん

問題提起、興味深く拝見しました。私もこの点については、規則・細則・手引きを読む限り、Sharkさんとかなり近い疑問を持っています。
もともと私も、昔は1A、今は指導があったので2Aという立場です。

まず、規則上は「試合時間の終了」「試合の中止」「試合の終了」を分けて考える必要があるように思います。
第9条では「試合の開始および終了は、主審の宣告で行う」、第10条では「試合の中止は、審判員の宣告で行う」とされており、「終了」と「中止」は明確に分けて書かれています。
さらに第37条でも、審判員の宣告について「開始・終了・再開・中止・分かれ・有効打突・勝敗・合議・反則など」と、「終了」「中止」「勝敗」がそれぞれ別に列挙されています。

「要領」の[終了]を見ると、さらにその関係が分かります。「勝敗が決した場合または試合時間が終了した場合、主審は試合を中止し、試合者を開始線に戻した後、宣告と同時に旗の表示を行う」とあります。
つまり、試合時間が終了する→主審が「止め」で試合を中止する→試合者を開始線に戻す→その後に勝敗等を宣告する、という流れになっています。
別表でも「試合を中止するとき」の宣告は「止め」であり、勝敗が決したときは「勝負あり」、勝敗が決しないときは「引き分け」とされています。

ここまで読むと、手引きの「試合終了(規則第9条)と同時の打突は、規則どおり有効である。」という一文が、私はむしろ分からなくなりました。

仮に「試合終了」を時計係の終了合図と考えれば、時間的な境界としては分かりやすいのですが、第9条は「主審の宣告で行う」としていますので、「規則第9条」という括弧書きと合いません。
反対に、主審の「止め」を第9条の試合終了と考えようとしても、「止め」は第10条および別表上は明らかに「中止」の宣告ですので、これも合いません。
では、第9条の「試合終了」が「止め」の後、開始線に戻してから行う「勝負あり」「引き分け」等の宣告を指すのかと考えると、規則の流れとしては理解しやすくなります。
しかし、その場合「その宣告と同時の打突は有効」と言われても、すでに試合は「止め」で中止され、試合者も開始線に戻っているわけですから、通常そこで打突が発生することはあり得ません。

このため、規則体系だけから考えると、単純に「1か2か」という問題でもないように感じています。
「試合時間の終了」「試合の中止」「第9条の試合の終了」という三つの概念があり、その関係自体はある程度整理できるのですが、
手引きの「試合終了(規則第9条)」という表現をどの時点に当てはめればよいのかが分かりません。

一方、最近私が受けた審判講習では、この点について「主審の止めよりも時計係の試合時間終了の合図が優先される」と明確に指導されました。
また、細則にも、時計係の試合時間終了の合図が確認できないまま試合が継続され、有効打突の判定が行われた場合を錯誤として扱う規定がありますので、
現在の運用として「2=時計係の終了合図」を時間的な境界とすること自体は理解できます。

そうなると残るのは、終了合図と何を比較するのか、AなのかBなのかという点です。
私は、特段の説明がなければA、つまり実際に竹刀が打突部位を捉えた時点を基準とする方が自然に感じます。
Bの「打突の意思を持って動き出した瞬間」を基準とすると、足が動いた時点なのか、竹刀が動いた時点なのか、攻めから打突動作に移った時点なのか、
「技の始まり」をどこに見るかという新たな判断が必要になります。時間という比較的客観的に扱える部分に、さらに審判員による評価を加えることになるためです。
ですので、現在の私の理解は、「実際の運用としては時計係の試合時間終了の合図を基準とすることは講習で理解した。
ただし、規則・細則・要領・手引きを文字どおり読んだとき、特に『試合終了(規則第9条)』という記載をその運用とどう整合させるのかは整理し切れない」というものです。

むしろ手引きが「試合時間終了の合図と同時の打突は、規則どおり有効である。」という表現であれば、現在の運用や細則との関係もかなり分かりやすくなるように思います。

Sharkさんが疑問に思われたのは、規則を素直に読めば非常に自然なことだと思います。この「試合時間の終了」と第9条の「試合終了」の関係、
そして終了合図と比較する「打突」がAなのかBなのかについて、私も皆さんの認識や、講習等でどのように説明されているのか伺ってみたいところです。
メンテ
Re: 試合終了のタイミング ( No.3 )
日時: 2026/08/12 08:08:07
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://www.ichinikai.com

管理人のHide.です。

結論から申し上げますと、試合時間の終了は「2の時計係による合図の始まり」であり、
打突の基準は「Aの竹刀が打突部位を捉えた瞬間」です。

手引きにある「試合終了と同時の打突は有効」とは、ブザーが鳴り始めた瞬間と、竹刀が
部位をとらえた瞬間が同時であれば有効という意味になります。

規則第9条の「試合の終了は主審の宣告で行う」という一文は、試合そのものを終わらせ
る進行上の権限が主審にあるという意味であり、有効打突のタイムリミットとは別物です。

主審はブザーを認知してから「やめ」を宣告するためどうしてもタイムラグが生じます。
しかし、ブザーが鳴り始めた後に部位をとらえた打突は、主審の宣告前であっても時間外
として明確に無効となります。

この点についてルールの解釈が変更されたことはなく、昔から一貫しています。
メンテ
Re: 試合終了のタイミング ( No.4 )
日時: 2026/08/12 10:42:02
名前: Shark 

to 教員剣士様&Hide.先生

お教えいただきありがとうございます。

打突の基準の考え方は一致しており、文面からもAと考えるのが
自然であるので、理解できました。

試合終了も審判講習での指導がある以上、
2の時計係の合図を基準としますが、納得ができません。

たしかに規則・細則だけで判断する分には、Hide.先生の説明で納得できるのですが、
手引きの括弧付き”(規則第9条)”の記載の違和感がどうしても拭えません。

「試合終了(規則第9条)と同時〜」が、あたかも規則第9条で定める主審の宣告と同時
という様にしか見えないのです。

せめて、括弧の記載を削除「試合終了と同時〜」か、
教員剣士様が仰る通り、「試合時間終了の合図と同時〜」と
記載してくれれば、納得がいくのです。

講習を受けてないor講習を受けてもこの話題がなかった場合に、
規則・細則および手引きを読んだ人は、私と同じ結論(1A)になる人が多いのではないでしょうか?

もしくは学生時代に「審判の「止め」が掛かるまで油断するな」と受けた指導が、
いつの間にか「「止め」までは試合が続いてる」の認識になったのかも知れません。
(指導においてはそれで良いと思っています。)

以下は余談ですが、
中学生時代に練成会で「止め」が掛かったと勘違いして開始線に戻ろうとしたところ、
実際には「止め」が掛かっていなく、面を打たれて一本になったことがありました。
試合後に顧問には「「止め」が掛かるまで油断するな!」とかなり怒られました。

私としては、「止め」と言われたと思っていたのに・・・と口答えできるはずもなく・・・悲
練成会で、あちらこちらで試合が行われて、隣の会場と聞き間違えたんだと思います。
今となっては笑い話です笑
メンテ
Re: 試合終了のタイミング ( No.5 )
日時: 2026/08/13 08:09:45
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://www.ichinikai.com

To Sharkさん

少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。


手引きの表記については、おっしゃる通り少し誤解を招きやすい表現かもしれません。
しかし、規則上の試合終了の定義と競技者としての心構えは、明確に分けて考える必要が
あります。

選手としては、主審から「やめ」の声がかかるまでが試合時間であると考え、ブザーなど
の合図が聞こえたからといって絶対に気を抜いてはいけません。
私自身も子どもの頃からそのように厳しく教わってきましたし、45年以上のキャリアに基づ
くこれまでの指導においても、教え子たちには必ずそのように伝えてきました。

Sharkさんの練成会での苦いご経験は、まさにこの「最後まで油断しない」という教えの
重要性を示す良い教訓です。
複数のコートが並ぶ会場で隣の合図に惑わされるのは、選手や審判員も一度は経験するこ
とではないでしょうか。

そうした実戦に則した心構えの指導が、結果的に試合時間終了の厳密なルール解釈をあい
まいにしてしまっているのが現状かもしれません。
メンテ

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