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竹刀の立てかけ方に関する指導・考え方への違和感について
日時: 2024/01/03 16:46:09
名前: もち 

竹刀を立てかけるときの「竹刀は刀(のようなもの)だから剣先をつけるな(柄を下にせよ)」
という指導・考え方に、違和感を覚えているため、皆さんのご意見を伺いたいです。
※「本来は立てかけるものではない」といった角度の議論は望んでおりません

【矛盾を感じる点】
・「竹刀は刀(のようなもの)だから、」という考えを持つ人がいることには同意します(物を大切にしているな、とも感じます)
・一方で、この考えにもとづけば、稽古を終えて蹲踞・納刀した時点で竹刀は鞘に入っており、
「稽古外の竹刀=鞘つき」と見なすべきではないか(そうしないと考え方と所作との辻褄があわない)
・それなのに、稽古外で竹刀を立てかけるときに、なぜかそこでは抜き身の刀とみなして、
剣先を下にするな、というのはなぜか?鞘付きの刀であれば剣先が下の方が自然ではないか
(柄を下にするのはさらに奇異に映る)

というところが気になっております。

ぜひご意見いただきたく、よろしくお願いいたします。
メンテ

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Re: 竹刀の立てかけ方に関する指導・考え方への違和感について ( No.1 )
日時: 2024/01/04 09:25:20
名前: Hide◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

管理人のHide.です。

鞘には「石突金物(いしづきかなもの)」と言われる鞘尻(さやじり)を保護するために
装着される金具がついていたとしても、刀を帯刀せずに所持する場合、鞘尻は床や地面に
付けないように保持するのが作法です。

鞘に入った刀を飾る場合でも「柄を下、切先を上、刃は支え(立てかける道具)側に向け
ること」と決められています。


よって、納めをした後は鞘に入っている状態と仮定したとしても、剣先を床に付けるのは
いかがなものかと考えます。
納めをした後であったとしても、竹刀の剣先を床につけて杖のように扱うことは厳禁です
よね? 
同様に、立てかける場合も「剣先を上に向けておく」のが「正しい置き方」であると考え
なんら矛盾はないものと思われます。


近年そういう作法をきちんと教えてくれる先生が少なくなってきました。
蛇足ですが、
 ・剣道具(胴垂面小手)を着脱する場合は正座にて行う
 ・剣道具の着脱、片付けは道場の正面を向き(壁際にて)行う
 ・道場へ入る場合は入り口手前にて立礼、出る場合は道場内で立礼。敷居は踏まない
 ・剣道着、袴の着脱は、着る場合は左手左足から、脱ぐ場合は右手右足から
 ・手を床について座る(あるいは立つ)ことはご法度
 ・座礼は、床に手をついたときに相手を観る、頭を上げ床から手を離す前にも相手を観る
 ・神仏への座礼は、床に前腕までつける
私が子どもの頃は、こんな風に教えられたものです。

剣道は単なる競技ではありません。「文化」としてしっかり伝承していきたいものですね
メンテ

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