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言葉による暴力
日時: 2023/01/28 10:40:42
名前: 剣道家 

管理人様お邪魔します。
他のスレには体罰などもありますが、こちらでは言葉による暴力について皆さんの意見を聞き、事例により自らの指導において言葉使いについて一考できるようなものになると良いと勝手に期待しています。本日のニュースでどこぞの高校のバスケ部がコーチの心無い言葉で、、、という記事がありました。これを見て感じたものですから、はじめに特に高校についてというのを前提に行きたいと思います。
とかく高校は勝たなければ意味はないような風潮がありますが、それ故に理不尽な行動も言動も見受けられると思います。勝たなければ意味がないという言葉を隠れ蓑にまだまだ理解できないことが多くあります。
私が実際に良く聞く言葉は
「お前は選手として使わない」です。
叱咤激励を促す以外に使いようがない言葉ですが、これを実践し本当に一切使わない。
これって言う必要ありますか?
考え方としては色々あると思いますが、このように「これって、、、、」というものがあればたくさんあげて考えてみませんか?
メンテ

Page: 1 |

Re: 言葉による暴力 ( No.1 )
日時: 2023/01/29 06:53:15
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

管理人のHide.です。

昨今の子どもや若者と接していて(中には大人も)、言葉を文言通りにしか受け取れない
傾向を感じます。
こちらが叱咤激励の気持ちで発した言葉も額面通り受け取ってしまうのです。
指導者が「なぜそう発したのか?」を考えず「こう言われた…」と事実のみを受け止めて
しまう。
その背景には、時代が優しくなり「厳しい言葉を言われ慣れていない」というのがあるの
でではないでしょうか(悲)

「やる気がないなら帰れ!」と言われ本当に帰ってしまったり「辞めちまえ!」と言われ
本当に辞めてしまったり…。もちろん、パワハラやモラハラの観点から行けば「NGワード」
だと思いますが、奮起を促したいと思っての発言なのに、額面通り受け取られてしまい衝
撃を受けたことがあります。
指導の手法(声掛け)も気を付けなければならないと反省することしきりです。


>「お前は選手として使わない」です。
>叱咤激励を促す以外に使いようがない言葉ですが、これを実践し本当に一切使わない。
>これって言う必要ありますか?

言う必要はありません。
本気で「使わない」と思っているなら、何も言わず使わなければいいだけです。
そういう風に言ったということは「今のままのおまえでは使えない。頑張れ!」の意が隠
されていると思います。
むしろ優しさなんですがねぇ…


言い方ですね。
私も気を付けなきゃいけません。
メンテ
Re: 言葉による暴力 ( No.2 )
日時: 2023/01/29 21:40:20
名前: 剣道家 

Hide.様

早速ありがとうございます。
おっしゃるとおり、額面どおりに受けとめられては困る言葉は、今の世使うべきではないのですよね。
どうもそれを理解できていない指導者が多く見られるます。
今回、最も顕著にそれが見られるのが高校かと。
場合によっては体罰よりもタチが悪く、剣道界ではもっともっと配慮しなければならないと思います。
言葉の裏にある思いを汲みとれない生徒に非はないと思います。
世の中がそう変わってきている。
これに敏感になれず、伝統という言葉を履き違えた指導をしている方々は早くそれに気づいて、更に進化した指導方法の確立を強く望むものです!!!!

メンテ
Re: 言葉による暴力 ( No.3 )
日時: 2023/01/30 06:45:37
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 剣道家さん

>今回、最も顕著にそれが見られるのが高校かと。

本当にそうなのでしょうか?
剣道家さんは、全年代の指導の実態をご存じなのでしょうか?
私は高校が最も顕著という意見には疑問です。

ただ、高校や大学は義務教育ではなく、強豪校に「剣道を目的に」入学する生徒が多い。
つまり最初から「厳しい稽古や指導」を想定して入学してくる生徒が多く、指導者もそう
いう意識で生徒や学生を指導しているケースが少なくないと思います。

でも、言葉を額面通りにしかとらえられない若年層が増えているのは危惧すべきことのよ
うに感じます。
社会生活は剣道部以上に理不尽なことが多い世界です。
取引先や顧客、あるいは社内でも、言葉の裏を読まなければならない状況というのが多々
起こりうると思います。
もちろん、だからと言って指導の現場での「言葉の暴力」を肯定するわけではありません。

「言葉の裏の意味を知る」「慮る」というのは、どこで教えるべきなのでしょう?
家庭の問題のような気がするのですが…。
頭の痛い問題かと思います。
メンテ
Re: 言葉による暴力 ( No.4 )
日時: 2023/08/30 14:11:32
名前: 剣道家 

Hide.様

時間が空いてしまいました。

>剣道家さんは、全年代の指導の実態をご存じなのでしょうか?

はい。
少なくも自分の周りについては、という限定ですが。
Hide.様おっしゃるとおり、義務教育から外れることが最もたる原因なのだと思いますが、卑しくも教育者。
言葉1つとってもそうですし、ましてや歩んできた道、過去の否定といったことが、勝つための厳しさ、として捉えられ未だ多くの学校で認められているのは高等学校です。
とあるインハイ出場常連チームの監督さんはおっしゃいました。
3年間に全てをかけている、先のことなど一切考えていない、3年間が全て!と。
3年で燃え尽きようと関係ないって。
続けるも続けないも本人次第。
こんなの凄く無責任で教員ではない。
私はそう感じてなりません。
剣道の指導を履き違えているに他なりません。
でもそういうことを望む人がいるのも事実ですから仕方ありませんが、そういう方々の心無い言葉が十年以上積み重ねてきた努力を無にすることもあること、そしてそれは仕方ないこととか、高校剣道は勝たなきゃ意味がないとか、甘いとか、それこそ常軌を逸した言葉により傷付きながらする剣道を正当化するのはどうかしてると思います。
義務教育から外れるから、辞めたければ辞めれば良いなどというのは隠れ蓑であると思います。
しっかりとした指導をなされている先生も多数いらっしゃいますが。
1日も早く、全てがそうなるよう期待しているのです。
メンテ
Re: 言葉による暴力 ( No.5 )
日時: 2023/08/31 06:45:39
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 剣道家さん

>3年間に全てをかけている、先のことなど一切考えていない、3年間が全て!と。
>3年で燃え尽きようと関係ないって。
>続けるも続けないも本人次第。
>こんなの凄く無責任で教員ではない。
>私はそう感じてなりません。

おっしゃるような指導をされる先生は確かにいますね。
学校教育の中では剣道は他の運動部や文化部と同列の「一部活動」にしかすぎません。
中には学校から多額の強化費(特待の金額や遠征費など)をいただいている場合もあり、
「生涯教育」「武道」としての剣道を考えられない場合もありましょう。

ただ、高校以上は基本的に個人が選ぶことができます。
そうした剣道の需要がある限り、そうした指導者もまた存在し続けるのではないかと愚考
します。

昨今は中学もそういうところが増えてきて、公立中の衰退化とともに中学から「剣道留
学」と言われるような進路を選ぶ選手が増えてきているように感じます

目先の勝ちにこだわりたい年代ですし、保護者も子どもの「勝ち」に目が眩んでしまうこ
ともそうした指導者をのさばらせてしまう要因なのかもしれませんね…。
メンテ
Re: 言葉による暴力 ( No.6 )
日時: 2023/09/06 09:44:26
名前: him 

横から失礼します。
お二人のやりとりを拝見していて「かみ合っていない」ような感じがしました。

剣道家さんは、具体的にそういう指導者をご存じで「それはいかがなものか」とおっしゃっているように感じましたが、Hide.さんは「そういう指導者がいる」ことを認めながらも「こういう指導者もいる」という、ご自身の経験に基づいた事例を挙げられているように感じました。

たぶん、剣道家さんとしては「自分が知っている指導者はそうじゃない」という強い思いがおありなのではないでしょうか?

例えば「選手として使わない」という言葉も、同じ言葉であっても使い方(使う者の思惑)しだいで暴力になる場合と咤激励になる場合があるので、一概に「暴力だ」と決めつけるのはいかがかと思います。

言葉の暴力と明確に言えるのは「馬鹿野郎!」「死んでしまえ!」などという人格・人権を棄損する言葉や執拗にミスを責め立てる言葉だと考えます。

私が重要だと考えるのは、「選手として使わない」と言われた時にその子はどう受け止めるか?・・・ということです。
使ってもらえないということで自暴自棄になる子、どうしたら使ってもらえる(使いたいと言わせる)ことが出来るのか?と考える子・・・どうやって後者に導くことが出来るか?
それが教育であり、指導者の責務なのだと思います。
メンテ
Re: 言葉による暴力 ( No.7 )
日時: 2023/09/16 09:44:22
名前: 剣道家 

to him 様

ご意見、そして的確な推察ありがとうございます。

>言葉の暴力と明確に言えるのは「馬鹿野郎!」「死んでしまえ!」などという人格・人権を棄損する言葉や執拗にミスを責め立てる言葉だと考えます。

おっしゃるとおりです。
難しさはあります。
私の考え方は、その子の受け止めや導きの前に、信頼関係の構築と指導者の上から目線をなくさなければならないと思います。

剣道に限らず、最近は学校でも、生徒を「さん付」で呼ばなければならない学校も増えてきており、そのような世の中の変化が背景にあります。
これが現実なのだと強く感じます。そんな世界での叱咤激励の難しさは今の定規では計り知れないと思います。
そんな中でのことなので「使わない」も「馬鹿野郎」と変わらない、そう考えています。
「使わない」くらい良いんじゃない?その考えさえなんとかできなければ剣道は生き残れないんじゃないかなぁとさえ思います。
こういう背景はまず義務教育課程から始まります。小学校、中学校です。つまり小中学生を見ている道場や学校は、敏感に反応して対応しなければならないのです。

そしてHide.様にお伝えした高校に繋がります。
結局、指導者の敏感力、対応力、進化能力だと思います。
信頼は寄せてもらえて当たり前ではなく、自分で得るもの。それが強豪校の先生であればあるほど信じられて当たり前の方が多く感じられます。もちろん事前に、接点を持ち勧誘などがあればなおさらに、入学後は「入れてやった」もあるでしょう。でもどうでしょうか?今の社会に置き換えた時に職場で「使わない」。OKでしょうかNGでしょうか?
上司だから同僚だから信頼しろ、成立するでしょうか?
成長過程であれ、子供たちを一人の人間として捉えて、お互いを尊重することが当然であり、大人が子供を育てるとき、叱咤激励でさえ、信頼関係がなければ暴言とも、言葉の暴力とも取られる。
子供だから、とか、先生だから、という概念。特に剣道は先生だからという概念。
私も厳しい言葉で育てられました。
思い起こせば今なら、私の言っている言葉の暴力と取られるようなことも信頼関係があり、ありがたい言葉になりました。様々な要因が絡み合い、少し話が反れてしまいましたが、人前で子供たちを大声で叱責することや、社会になぞらえた時に到底認められない言葉を使うことは、子供たちからすれば暴力になること。
それらはまだまだ剣道界には横行しており、強豪校ほどそんな傾向にあること。これらが今後の剣道界に大きな弊害になることを認識してほしい思いが強いのです。

him 様のご推察どおり、私はそういう方々を知っており、見ています。
歳を取ってきたせいで甘くなった(笑)のかもしれませんが、子供たちの急激な減少とスポーツ界ならず社会全体が人権・人道というものに、昔で言えば過保護なほど敏感でいわゆるブラックジョークなども通用しない世の中で、厳しい時代を知っている今の指導者のこそ変わらなければならない。剣道を衰退させないためにも!そう願って、まず目の前にある「言葉による暴力」を唱えさせていただきました。
メンテ

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