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木刀による剣道基本技稽古法
日時: 2019/04/01 18:09:31
名前: だみ声  < >

木刀による剣道基本技稽古法は、
全剣連が平成15年に制定したこの稽古法ですが、制定から15年が経過し、平成が終わ
り、令和となった今、改めて疑問に思っていることを投稿しておきたく思います。

まずその目的ですが、
剣道初心者を対象として、竹刀=日本刀と言う認識を高めるため、早い時期に刀に近い形
状の木刀に慣れ親しんでもらう、という記述があります。
更に竹刀剣道に応用技としての移行をスムースにし、従来の日本剣道形習得への移行を促
すものと言う説明があります。

上記の目的を達成するため、初心者が段位取得前に義務付けられている級審査において、
各県の剣連では、それぞれに級審査における審査対象の一部(二次審査)に取り入れてお
ります。
上記の理由から、わが地区剣連では、初心者の級審査を受ける者に基本技を習得させるべ
く講習会を開いて対応すると同時に、各スポ少、道場でも指導の一環にしております。

今回僕が言いたいことは、ご高齢の高段者に、この基本技稽古法を指導できない剣士が多
いと感じている点です。 高齢でなくとも(50代前後)、かつて行われた講習会に出席しな
かった方々には、この基本技1〜9をやれない剣士がいる点です。
若い指導者はすでに自分の級審査の時習得しているし、指導者になった時点で必要があっ
て学びなおしたと思います。

僕の地区だけの問題かもしれないのですが、高齢者、高段者の剣士の基本技稽古法に関す
る指導力向上はまだ必要なのではないかと思います。
少なくとも平静15年以前に高段者になられた方々には、基本技稽古法の制定がありませ
んでした。 その後数年にわたる講習会や、指導書、DVD取得で学習しておればいいので
すが、少なくともご自身の昇段審査には無関係なこともあって、高段者高齢者の大勢に普
及しているとは言い難いのではないでしょうか?

若い剣士にとっても級審査の時習得すれば、その後は段審査のため、指導者にならない限
り、永久に必要ないのが現状です。 これではせっかくの基本技稽古法による内容も普及
しにくいと思うし、いずれ廃止という事にもなるのではないでしょうか?
せっかく目的をもって作られた基本技稽古法ですので、末永く伝承したいものだと思いま
す。

そこで提案なのですが、錬士、教士、範士の審査における必須項目として、この「木刀に
よる剣道基本技稽古法」を二次審査に導入するというのはいかがでしょう?  少なくと
も称号をお持ちの剣士は基本技の指導もできるレベルであることは必要なのではないでし
ょうか?  
もう一歩踏み込んだ意見としては、各段位審査の二次審査にも、基本技稽古法を導入する
という意見です。  皆様のご意見をお伺いします。
メンテ

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Re: 木刀による剣道基本技稽古法 ( No.1 )
日時: 2019/04/02 06:59:04
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

管理人のHide.です。

おっしゃる通り、やれないからやらないという高段者が少なくありませんね。
称号審査というよりも、四段以上の審査項目に加えた方がよさそうです。

ただ、私はこの木刀による剣道基本技稽古方には懐疑的です。
基本とは思えない部分がありますし、基本なのにしっかりと技術が盛り込まれておりませ
ん。
メンテ
Re: 木刀による剣道基本技稽古法 ( No.2 )
日時: 2019/04/02 23:02:02
名前: 経験者じぃじ 

だみ声さん  Hideさん


だみ声さん初めまして、Hide先輩お久しぶりです。ぼやきじじぃです。
本件には全剣連まで絡んでくる話しなので、余り触れたくなかったんですが、
永いこと気にはなっておりました。口を挟まさせて頂きますと、

「木刀による剣道基本技稽古法」を昇級審査で行うのであれば、
色んな意味で昇段審査にも執りいれるべき、との意見になって来るでしょうが、
私的には、昇級審査にも必要ないし、昇段審査にも必要とされる内容は、
何もないと思います。

この制度が決められた当初から、講習会が開催され指導者は受講を促されましたが、
私自身は一度も受講したことがありませんでした。
有段者(指導者)の方々は、日本剣道形で木刀の扱い方は充分理解してる筈ですので、
講習会を受ける必要はなく、もし受けるとしたら技の種類と順番だけの講習を、
受けることになると思いますが、如何でしょうか。
ただ技の種類と順番を覚えるだけの講習会であれば、
DVDとか書物で充分ではないでしょうか。

あくまでその稽古法は各道場、各学校で指導すべき内容だと思います。
現在では小学生用の木刀もあり、全くの初心者からでも、
木刀を握らせて素振りさせるだけで、随分違って来ると思います
因みに、私が指導する場合は初心者から剣道形をさせてます。

あと、現在の昇級審査で、この「木刀による剣道基本技稽古法」やらせて、
良く覚えていない人、間違ってる人を、落としている剣連は有るのでしょうか?
落ちたことを聞いたことは有りません。何の為にやらせてるんですか、
これはもう審査ではないでしょう。
あくまでも私見ですので、生意気な事を言うようですがご容赦ください。

最近は時々昇段審査で、間違った剣道形を打って、その場で指導を受けたり、
間違ったまま合格してるケースも、まま見受けられます。
剣道基本稽古法だけではないようですが・・・
メンテ
Re: 木刀による剣道基本技稽古法 ( No.3 )
日時: 2019/04/03 00:00:53
名前: サラ・ブライアント 

だみ声さん、みなさん、こんにちは。

初心者として数年前に剣道を始めて、小学生と一緒に「木刀による剣道基本技稽古法」を習っていた私(現在は2段)からの意見です。
(最近は、大人の初心者が「木刀による剣道基本技稽古法」をする際に相手をすることもあります)

「木刀による剣道基本技稽古法」の内容が「技術の習得に役立っているか」は私にはわかりませんが、日本剣道形に入る前の導入としてはあったほうがいいと思っています。
これから1級を取得する程度の技術、経験の人にいきなり日本剣道形は、なかなか難しいと思います。
日本剣道形にはいろいろな意味が含まれていますが、小学生や初心者がそれを聞いても「何が何やら」ではないかと。

そして、ご年配の先生方がこれを知らないのも、私は多少問題があると感じています。
初段取得に必須となっている以上、高段の先生が「知らない、教えられない」ではまずいのでは。
だみ声さんのご意見のように、段審査に含める…ほどの必要性はないと思いますが、必須の講習会があったほうがいいのではないでしょうか。

「木刀による剣道基本技稽古法」で落とされた人、私も聞いたことないです。
当市でも、実技では落ちることはあるのに、木刀のほうは、明らかに間違ったり止まっている人でも合格していました。
本当はもう少ししっかり、審査で習得状況を見るべきではないかと思いますが…
それでも、やらないよりはやったほうがいいのではないかと。
メンテ
Re: 木刀による剣道基本技稽古法 ( No.4 )
日時: 2019/04/03 08:56:56
名前: 三七式ヨシ 

三七式ヨシです。
「木刀による剣道基本技稽古法」についてですが、高段者(六段以上)も身に
付ける必要があるというご意見には賛同します。

なお、「木刀による剣道基本技稽古法」が級位審査に取り入れらるる前に初段
以上を取得されている方も、指導のためには習得されておく必要があると思い
ます。

「木刀による剣道基本技稽古法」では竹刀よりより刀に近い形の木刀を使用す
ることで、手の内を含め刀の扱いなどを習得するのに効果があると思います。

ただし、「日本剣道形」との関係や選定された技については、先述されたHide
先生とは考え方の違いはあるかと思いますが疑問符をつけています。

特に、剣道形との関連については、指導される方に気を付けていただきたいのが
胴打ちの体さばき・足の運び方と残心です。

「日本剣道形」には残心の示し方が、上段に構える形のあるものと打突したとこ
ろで形を変えない気残心の二通りがあり、「木刀による剣道基本技稽古法」は主
に気残心となっています。

この残心が下るときの歩数の中に、ルーティーンかして埋没しているのを見かけ
ます。

また、特に「木刀による剣道基本技稽古法」の抜き胴の足運びは、進行方向に足を
向け、顔は元立ちから離れないようにします。
「日本剣道形」の七本目の抜き胴は「体を入れ替えながら、仕太刀は打太刀から目
を離さないように」なので、動作が異なります。

あと、よく分からないのが胴打ち落とし面です。

竹刀でも相小手面(小手打ち落とし面)など打ち落としの技法があるので、取り入
れられたのかとも思いますが、自らの刃部を痛める技なので、理合いなどの説明が
合った方が受け入れやすい気がします。

さらに、払い面ですが見ていると間違った用法ではないかと思われる方が少なくあ
りません。

多くの方は、足を動かさず手だけで払った後に振りかぶりながら足が動き出している
ようですが、右足を出しながら振りかぶりの動作に払いを組み込むのが正解だと思い
ます。

「私は審判講習を受けていないので、審判が出来ません」とおっしゃる先生がおいで
になりますが、「木刀による剣道基本技稽古法」も講習を受けていないのでとおっし
ゃる先生がいらっしゃいます。

だみ声先生のご提案のとおり、段位審査に取り入れることが出来れば、改善はすると
は思いますが、中央審査(六段以上)は各会場とも毎回相当な数の受信者があり、実
施するには現実的には難しい感じもします。

各県、その下の県連主催だと尻込みされる方をどうするかという問題解決にはなりま
せんし難しいですね。

良い提案が出来ないのに書き込みをして、申し訳ありません。

この場をお借りして、段位を取得されている方、これから初段以上を目指されている
方、後輩などの「日本剣道形」を始動される方には「日本剣道形解説書」を読まれる
ことをおすすめします。

昔、三本目の仕太刀の突返しの後、突きの気勢で位詰めするところを「位突き」と新
語を作られた人がいました。

間違った指導を受けたのか、間違って覚えてしまったのか分かりませんが、「日本剣
道形解説書」を読んでおられないか、理解されていないのようで、その方から次に教
わる方も間違ったまま伝わる可能性が大きいです。

また、指導上の留意点や審査場の着眼点が記載されているので、注意しながらすると
技量が上がると思います。

私自身、刃引きを用いて人前で披露したこともありますが、まだまだ理合いの理解も
浅く、技量もまだまだとは思いますが、なるべく「日本剣道形解説書」に記載されて
いることをなるべく忠実に再現したいと思っています。
メンテ
Re: 木刀による剣道基本技稽古法 ( No.5 )
日時: 2019/04/05 15:13:05
名前: ジャスミン 

三段ですが、指導者が覚えておくということは、賛成ですが、
昇段審査に組み込むのは、懐疑的です。

それは、木刀による剣道基本技稽古法が、1級の審査にもあるように、初心者向けに作られたものだからです。

それより、難しい日本剣道形を合格してきた方に対して、導入の段階である木刀による剣道基本技稽古法を審査に課すのは、
違うのではと思います。


私は、全剣連講師招聘事業の審判講習会に参加したことがありますが、そのときは、剣道形ではなく、木刀による剣道基本技稽古法をやりました。

様々な事情があるでしょうが、地域で講習会を増やすのが、やはりいいのではないでしょうか。


なお、剣道具を着けて、この稽古を実際に行ったときの効果は実感しています。
指導者が学ぶ必要性は感じています。



メンテ
Re: 木刀による剣道基本技稽古法 ( No.6 )
日時: 2019/04/06 03:09:11
名前: だみ声  < >

Hideさん  経験者じぃじさん  サラ・ブライアントさん  三七式ヨシさん  ジャ
スミンさん  それぞれのご意見ありがとうございます。

1.やれないからやらないという高段者が少なくない…Hideさん
2.各道場、各学校で指導すべき内容で、ご自身は不要と思う…経験者じぃじさん
3.初心者の基本技稽古の相手を務める…サラ・ブライアントさん
4.高段者も身に着ける必要がある…三七式ヨシさん
5.指導者が覚えておくことには賛成…ジャスミンさん

僕は、Hideさんがお書きの様に「俺は制定前だったのでやれないから、だれかやれる若い
奴、級審査を受けるこの子たちに指導してやってくれ」と言う高段の指導者が多いと感じ
ています。
僕は剣道指導者として、高段位の指導者なのに「それでいいのですか?」と思っているの
で投稿しました。 昇段前の級審査の内容を指導できない高段者は恥ずかしくないのか?
とまで思ってしまいます。

良し悪しは別として、全剣連が制定したもので、審査を受ける若い剣士たちが通過しなけ
ればならない内容を、指導できない高齢高段者がいること自体、剣道界の「怠慢」と言わ
れないのでしょうか?
尤も自分の審査のためだけに、日本剣道形をやって来た高段者に、「形の指導が出来ない、
やらない」と言う人も皆無でないだけに(これも怠慢の内)、基本技稽古法の指導が誰でも
出来る事を望むことには無理があるとも言えますね。

しかもそういう状況で級審査も実施されて合格し、段審査へと移行できている現状と、す
でに基本技の指導者が大きく不足しているわけでもないのだから、これでいいではないか
と言うのでしょうか?

もう一方に、成人の初段審査に「飛び級」制度があり、初段合格後、一級を取得した者と
して、初段合格費用に加算して、その経費を払う制度も問題ありだと思います。

更に『級審査の二次審査(基本技の審査)で不合格者がいない』のも大問題かもしれません。
やはり審査なのだから、間違った内容をやった子は不合格にすべきとは思いますが、基本
技の稽古を全くやらないで級審査を受けに来た子もいないのも事実です。
我が地区連盟では、級審査前に必ず講習会を開き、主に基本技稽古法を指導しております。
指導が行き届いた道場や学校の受審者たちは、講習会不要と思うレベルの子も大勢います。


ここまで書いて来ましたが、僕が言いたかったのは高段者の皆様、いつでも剣道に関する
所作、振る舞い、言動に気を付け、戦いの技術指導と共に、基本技稽古法、日本剣道形な
ど、剣道に関するあらゆる事柄に「精通」するべく日常の研鑽を重ねて行きましょうっ!!
ですっ!!!
メンテ
Re: 木刀による剣道基本技稽古法 ( No.7 )
日時: 2019/04/07 21:56:47
名前: 三七式ヨシ 

三七式ヨシです。

だみ声先生、拝読させていただきました。

毎年、三月の終わりから四月の頭に各都道府県などから代表者を集め、全剣連主催の伝達講習会
が実施されます。

日程は、概ね2日間で行われるようです。

伺っているところでは、座学(最近はドーピングなど)、防具を着けて所謂基本(面、小手から
切り返しなど)、木刀による剣道基本技稽古法、剣道形、審判法などのようです。

実際に、中央の伝達講習会に参加したことは有りませんが、わが県では全剣連の県の役員以外に
代表者が2名派遣され、4月の終わりくらいに、全県からの参加者を募り、伝達講習会での内容に
ついての講習会が開かれます。

参加者は概ね三段から七段の方、講師は中央の伝達講習会に参加された方と、八段の先生方です。

私も出来る限るは毎年参加するようにしています。

講習会では、先述したことのエッセンスを1日でやったり、審判講習のみ別日程でやったりします。

概ね、毎回、木刀による剣道基本技稽古法と、剣道形には時間がさかれます。

七段、六段の先生方もそれぞれ20名程度は参加されています。

ご自分のスキルアップや道場の子供たちに教えようという意識のある方、もしかして試合審判規則
が変更されていないかとかの問題意識をお持ちの先生方は、高段者や七十を過ぎられた高齢の方も
参加されています。

しかし、普段の稽古でお顔を拝見したり、試合の時に道場の代表者だとおっしゃる方でお顔を合わ
ない方もおられます。

お仕事の関係で来られないのかも分かりません。

たしかに、防具を着けての稽古はするけど、木刀による剣道基本技稽古法や、剣道形は他の指導者
にまかせっきりという方もいらっしゃるようです。

また、個人的に例えば市の稽古会や、各道場の一般の稽古会には参加するが、ご自分は公的な大会
には出られず、子供の指導を行わない方々もおられ、木刀による剣道基本技稽古法を習得しなくて
も実質敵に差し障りのない剣道愛好者の方もおいでです。


私は剣道以外に熟年ソフトボールリーグのチームに参加しています。

毎年、各チームから数名、審判講習を受けた方が理事会に登録され、登録された方のみが審判をさ
れます。

少し極端で、受け入れてはもらえないでしょうが、各道場連名で指導者を登録制にして、登録の要
件に木刀による剣道基本技稽古法と剣道形がある程度出来ること。

各道場連名で開催する講習会(年に複数回)か、前述の伝達講習会に参加し登録を更新する。

複数名の登録者がいないところは、子供が段級位審査を受験できないようにする。

ちょっと過激でしょうか。

私も身に付けておくことは賛成です。
メンテ
Re: 木刀による剣道基本技稽古法 ( No.8 )
日時: 2019/04/16 13:59:10
名前: だみ声  < >

37式ヨシ さん
コメントありがとうございます。 返信が遅れて申し訳ないです。 平成28年度から休
部になっていた地元中学校の剣道部が、経験のある入部希望者が2名、これに加えてあと4
名の入部者を確保することによって、剣道部復活と言う状況にあります。 そのための活
動に時間を使っており、定年退職者なのに忙しいです。

さて、伝達講習会の話題ですが、わが県では開催地が県の西部、中部、東部で開催されま
す。 僕の地区では毎年150名程度が受けております。 毎年基本技の1〜9をやるので
すが、初参加の方のほとんどが初めてと言う状況で、所属道場などでは習う時間が取られ
ていないという話を聞きます。 この講習会だけでは実際の指導に至るまで丁寧な事をし
ないので、地元に帰って習う事も大切なのですが、技術指導が主となり、まして大人の方
が習う時間が取れないという事のようです。
更に、それでも何とか級審査を受ける小学生たちへの指導は、高段者が出来なくても、直
前講習会も含めて何とかなっているというわけです。

結局は、それぞれの立場に置いてスキルアップを心掛けるのか、「我関せず」を通すのかだ
と思います。 僕個人としては高段者である以上、剣道に関して「できない」こと等無く
していただきたいと思います。
そして4/3の書き込みで述べておられますが、
>ただし、「日本剣道形」との関係や選定された技については、先述されたHide先生とは
>考え方の違いはあるかと思いますが疑問符をつけています。
   これについては僕も「胴」のところで、当初は「正対」だったのが、「足は進行方
向、目は相手から離さない」と変わった点に不合理さを感じます。 基本9の打ち
落としでは、明らかに「刃こぼれ」すると思うのですが、この辺の納得の行く説明
が欲しい所です。
これが理由かどうかわかりませんが、経験者じぃじ さんなどバッサリと「必要ない」
とお書きになっておられます。

まあ、全剣連でも「武道」として剣道を普及するにあたっては、いろいろ工夫しているん
じゃないかと思います。
メンテ
Re: 木刀による剣道基本技稽古法 ( No.9 )
日時: 2019/04/16 18:29:13
名前: 経験者じぃじ 

だみ声さん

>バッサリと「必要ない」と書かれているが・・・

私は「木刀による剣道基本技稽古法」自体が不要だと、言っているのではありません。
私が述べたのは、あくまでも昇級審査にまで、執り入れる必要はないという意見です。
もちろん、皆さんが言われてる様に、技の中身的にも問題があるようですので、
そこは変えて行けばいいんではないでしょうか。
個人的には、9本の技以外にもまだ技を増やして、各道場、各中学校で、
どんどん取り入れてやって欲しいと思います。

一般に指導者の先生方は木刀(刀)の扱い方は、ご自分達が昇段審査を
受けられて来られた過程で、日本剣道形で充分に理解、習得されている筈です。
「木刀による剣道基本技稽古法」は、講習会も受けたことはないという高段者の方でも、
技の種類、順序、元立ちの所作だけ覚えれば良いだけで、
前回述べましたようにDVD、書物で、充分子供達に指導可能です。
私自身も講習会は一度も受講してませんが、そうやって子供達には指導して来ました。
何も不都合は有りませんでした。

ただ、この制度が導入された当時、昇級審査の審査員は辞退させてもらい、
昇段審査の審査員としては出てるような、何か不自然な状況でした。

昇級審査にまで執り入れたことにより、講習会は元より昇段審査、称号審査に入れ込む
という話まで、出て来ている状況のようですが、
この件については、今後も多くの方のご意見を聞きたいと思ってるところです。
メンテ
Re: 木刀による剣道基本技稽古法 ( No.10 )
日時: 2019/04/17 02:17:08
名前: 鉄心 

私はこの「木刀による〜」を、将来昇段審査で形審査を受ける予行練習と、初心者が応じ技のバリエーション
(抜き・すり上げ・出ばな・返し・打ち落とし)を知る為のもの、くらいにしか考えていません。
なので、昇段審査や称号の審査に加えるというのはちょっとちがうのかなと思います。

少なくとも高段者の先生方は、「木刀による〜」を稽古することで得られるものは、既に修得しているものと考えます。

ですが、級位審査の審査項目にある以上、受審者の指導者は技の順番や動作方法をそらで言えるくらいにマスターしなければいけないと思います。

「木刀による〜」を高段者・指導者レベルでもっと重要視させるには、級位審査で「木刀による〜」ができていない受審者を
厳格に不合格にすることです。そうしたら指導する側もちゃんと教えないといけない=自分もちゃんと覚えなければいけない、となるでしょう。
教え子が不合格になって恥ずかしい思いをするのはトップの指導者ですからね。

講習会に参加するのがベストですが、経験者じぃじさんが仰るようにDVDと本があれば簡単に覚えられます。
さっぱりできていない子達が、ちゃんと稽古してきた子達と同じ様に当たり前に合格しているのを見て、「あほくさ」と思ってしまいます。
メンテ
Re: 木刀による剣道基本技稽古法 ( No.11 )
日時: 2019/04/17 13:53:39
名前: だみ声  < >

経験者じぃじさん、鉄心さん 更なる書き込みありがとうございます。
経験者じぃじさんの
>「木刀による剣道基本技稽古法」自体が不要だと、言っているのではありません。
   これは了解しました。
>あくまでも昇級(段、称号ではない)審査にまで、執り入れる必要はないという意見です。
   これでは、「木刀による剣道基本技稽古法」はどこで活用することになるでしょう?

「木刀による剣道基本技稽古法」が、全剣連の言う「竹刀を刀として認識する」ための一
手段として木刀に慣れ親しみ、日本剣道形への取り組みを円滑にする(と言う趣旨)に準
ずるなら、子供に教えるために指導者が習得しておかねばならない内容だと思うのですが、
昇給審査にすら取り入れないとしたら、これ自体が不要という事にならないでしょうか?

僕が思うのは子供が正しく木刀を扱う経験が必要なら、それを指導する側は、しっかりそ
れを習得しておかねばならない…という事です。
更に言うと、僕は伝達講習会でも「木刀による剣道基本技稽古法」に関しては「ド素人」
と言わざるを得ない指導者がいることを懸念して投稿したのです。 特に順番と内容につ
いてはDVDや解説書だけでは不十分で、やはり実演をもって習得してほしいと思います。
すでに制定以来16年目になる今、指導者側のこの状況は「お粗末」ではないでしょうか?

もちろん級審査において、二次審査における基本技で不合格者を出してない点も、それが
事実なら大いに批判しなければなりません。

鉄心さんのおっしゃる通り
>教え子が不合格になって恥ずかしい思いをするのはトップの指導者です。
   「わしが出来ないからあいつに頼んだのに、不十分だった」ではあまりにも悲しい
   です。 誰もが少しその気になればできることだと思うので、子供の笑顔を見るた
   めに今一歩前進した取り組みが欲しいと思います。

ところで…鉄心さんの
>さっぱりできていない子達が、ちゃんと稽古してきた子達と同じ様に
   「さっぱりできてない子」の出来てない程度はどのようなものなのでしょう?
   基本1の「突き」を受ける側の「一歩下がって、一歩出て間合いを取る」動作とか
   基本2の三歩目下がるのを忘れるとか、基本3の払う動作と足運びとか、基本4の
   打突部位の捉え方などの「出来具合」ではなく、順番すら分からないで受けに来た
   と言うこと等でしょうか?


いずれにしても僕が言いたかったのは、有段の指導者は日本剣道形を習得している事に鑑
み、少年指導者全員が「木刀による剣道基本技稽古法」は指導が出来るレベルにいてほし
いという事です。
メンテ
Re: 木刀による剣道基本技稽古法 ( No.12 )
日時: 2019/04/17 17:39:00
名前: 鉄心 

だみ声さん

>「さっぱりできてない子」の出来てない程度はどのようなものなのでしょう?

これは「出来具合」の範疇になるかと思いますが、
9本全ての共通事項である、「3歩目で一足一刀の間合いに入る」ことができていなかったり、
そのせいもあるのでしょうが物打ちが打突部位に届かないなど、技の種類どうこう以前の部分で稽古不足の子がちらほら。
元立ち側では一本打ちの技の打たせ方(木刀の動かし方)すら怪しい子もいたりします。
こちらの地区剣連では、1本ごとに「基本一、一本打ちの技、正面・小手・胴・突き、はじめ」と
号令がありますので、順番を覚えていなくても影響ない状況です。

>少年指導者全員が「木刀による剣道基本技稽古法」は指導が出来るレベルにいてほし
>いという事です。
全く同意見です。
メンテ
Re: 木刀による剣道基本技稽古法 ( No.13 )
日時: 2019/04/17 22:05:53
名前: 経験者じぃじ 

だみ声さん

>これでは、「木刀による剣道基本技稽古法」はどこで活用することになるでしょう?
>昇級審査にすら取り入れないとしたら、これ自体が不要という事にならないでしょうか?

本来の目的は、昇級審査用の「木刀による剣道基本稽古法」の習得ではない筈です。
もちろん、日本剣道形の習得も、昇段審査用ではありません。
普段の稽古で木刀(刀)の握り方、振り方、等々を指導すればいいことであり、
何も昇級審査にまで入れないでいいのではないかという考え方です。
「木刀による剣道基本稽古」⇒「日本剣道形」へ、スムーズに移行させる為ということですが、
ひとつは、すぐ防具を着けての稽古だけでは崩れてしまいがちなので、
崩れないように、形も同時に習得して行きなさいという、私なりの理解でした。
『剣道形の稽古と、剣道の稽古は車の両輪です』教えられて来ましたが、
現在は、昇段審査のための日本剣道形の稽古が殆どのようです。
私が指導する場合は、初心者の段階から太刀、小刀を握らせてます。
孫の小学生初心者は太刀5本目まで、中学生初段と高校生2段は小太刀まで10本、
大会で剣道形を打てるところまで教えてます。稽古の度に形稽古をしてますので、
昇段審査用の形稽古は、必要ありません。

>もちろん級審査において、二次審査における基本技で不合格者を出してない点も、
>それが事実なら大いに批判しなければなりません。

これは昇段審査でも、足遣いのちょっとした間違い、切っ先が届いてない等、
注文を付ければ色々見受けられ、それでも合格しているケースも多々あり、
昇級審査に於いて基本技で落とすのは、現状難しいでしょう。

>僕が思うのは子供が正しく木刀を扱う経験が必要なら、それを指導する側は、
>しっかりそれを習得しておかねばならない…という事です。

全く仰られる通りです。現状のように「木刀による剣道基本稽古法」が、
昇級審査に執り入れられていれば、指導者は習得しておかなければならないのは当然です。
また同時に、合格させる責任もある筈です。


※だみ声さんについては、遡って投稿されてるのを読ませてもらいましたが、
 私より先輩の方のようです。後輩如きが失礼なことを言って申し訳ありません。
 こんなぼやきじぃじもいますが、ご容赦ください。
メンテ

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