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恥を知る
日時: 2018/12/10 02:02:58
名前: だみ声  < >

小学生のころ、重複語を使った七五調の歌を言葉遊びした経験があります。 たぶん僕年
齢(昭和20年代前後の生まれ)の方には記憶もあると思います。
それは…
『一人の武士の侍が、馬から落ちて落馬して、女の婦人に笑われて、無念残念、腹切って
切腹した』と言うものです。
重複語の語呂も良く、面白がった記憶があるのですが、よく考えて見ると結構重い意味が
含まれています。

文字通り、落馬した武士が、それだけでも恥だと思うのに、目撃者の女性に笑われた… こ
んな屈辱はないっ! 「恥曝しのまま生きて行く事は出来ない」ので武士は切腹した。 も
ちろん死んでしまったでしょうが、死んで汚名を晴らさねばならぬほどの大きな「恥」な
のでしょうか?
僕個人としては、いくら封建社会の武士の発想であっても、こんな事で切腹はないと思い
ますが、これが本当であっても大きな違和感がないのも事実です。
まあ、これ自体は単なる「重複言葉遊び」なのだと思っております。

しかし…
アメフトの試合中の意図的な違反タックル問題、横綱の暴力による引退劇、ボクシングの
奈良判定、アスリートの違法賭博、国を挙げて行われたと噂のドーピング問題、行き過ぎ
た指導による自殺問題、あおり運転による死亡事故… もっとあるかもしれませんが思い
出すまま書いてみました。
いずれも少し冷静になって考えれば自己の(恥)の概念による「抑止力」が働いて、事件
に至らなく出来たのではないでしょうか? 結構な社会的立場の人の破廉恥な隠しカメラ
事件などもそうです。

一方に複雑な社会的制約によるストレスで、精神状態の「揺れ」の解消手段が十分機能し
ていない現実…  上手にストレスを発散する方法も経験しないまま、個人にストレスだ
けが蓄積する社会構造もあると思います。

でも…
日本の「恥」文化はどこへ行ってしまったのでしょう?  なぜ恥文化は希薄になってし
まったのでしょう?  NHKの朝ドラでは、松坂慶子が「武士の娘ですっ!」と誇り高く
言っています。 今僕にはこの言葉が新鮮に聞こえています。
メンテ

Page: 1 |

Re: 恥を知る ( No.1 )
日時: 2018/12/10 07:25:40
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

管理人のHide.です。

廉恥の精神は日本人の美徳の一つだったはずですが、最近は恥知らずな大人が増えてしま
いました。
とても残念なことです。

戦後日本が経済成長をするにあたって、恥を考えずに一心不乱に取り組んできたことのツ
ケが回ったのではないでしょうか?

剣道も然りです。
勝てばいいという姿勢が、剣道の乱れを読んでしまいました。
しかもそれを乱れと考えていない剣士が多数いる現状です。
このままでは、ゆがんだ形で剣道が後世に伝えられて行ってしまうことでしょう。
メンテ
Re: 恥を知る ( No.2 )
日時: 2018/12/10 08:56:24
名前: 気弱な剣士の父 

結果至上主義になり
結果さえ出せばだれも文句を言わない
過程は見ず結果だけで評価する
結果を出さなければ全く意味がない

そんな世の中になり
恥というものが何なのかよく考えもせずに
ズルい事をしても結果を出せばいい
そんな事がまかり通る

本当に嫌な世の中になりましたね。
メンテ
Re: 恥を知る ( No.3 )
日時: 2018/12/11 16:53:23
名前: だみ声  < >

「恥」文化が廃れたと嘆いてばかりでは消極的だと思います。 しばし考えて見たいと思
いますが… 現実は試行錯誤の繰り返しです。

学校で子供の保護者の一部が「モンスターペアレンツ」と囁かれる理由は何なのでしょう?
どなたも自分がモンスターだとは思ってない… いやっ、気付いていないのではないでし
ょうか?
国会でも「肩に手をやった」というだけで暴力問題になっているようですが、皆さん敏感
になり過ぎているのではないでしょうか?

子供が「今日学校で先生にたたかれた」と家に帰って話したとします。
我々の子供のころは、親が「きっとそれはお前が悪かったのだ」「どういういきさつだっ
たのだ?」。 ここで子供だった僕らは、はたと説明に窮し… しどろもどろ事の顛末を
説明しました。 親子の間でいくつかの質疑応答の後、「やっぱりそれはお前に落ち度が
ある」と言われて、親から一発ゲンコツを食らった経験が何度もあります。

今はどうでしょう? 子供が「今日学校で先生にたたかれた」と話した時、「暴力は許さ
んっ」とばかりに即学校へクレームをつける保護者もいます。 つまり子供が「なぜたた
かれるに至ったのか」を調べないで、「暴力はいかん!」だけで行動しています。
これは軽率であり、もっと親子の対話を通して判断する必要があると思いますし、子供の
説明能力の向上にもなります。 説明を学校に求めるのではなく、子供から聞き出す事の
重要性を僕は感じております。 場合によっては親の方から学校へ「詫び」を入れる状況
もあるはずですが、最近こういうことを聞いたことがありません。

子供が学校で何をやらかしたのかを知らないでクレームを付けた結果、後で恥ずかしくな
ると言う事態もあると思います。

日産自動車の会長が「報酬詐称」で今取り調べを受けています。 なんでも契約書があり、
会長職を退いたのち、「差額」を支払うと言う、ややこしいトリックのような感じを受け
ています。 なぜ会長は、ヨーロッパにおける「相場」に照らしてご自身の「権利」を主
張しなかったのでしょう?  「文化の差」を埋める努力をせず、「密約」と思われる手
段に出たこと自体、武士道に照らせば「恥を知れっ」、と言いたいです。
(僕が昨年手に入れた車は日産ノートe-powerです。大変気に入っています。)

一方若い剣士の中に、剣道稽古時における大声の出せない子が大勢います。 生まれてこ
の方、隣からクレームが来るから「静かにしろっ!」で大きくなったようで、体内に大声
スイッチを持たないのかと思われます。 そして大声出すのはいかなる時も「恥ずかしい」
と言う育ち方もしているようです。
サラリーマン時代、会議の席で蚊の鳴くような声で話す社員を大勢見ました。 これには
注文付けましたが、効果があるのは1分以内で、元の小声に戻る人が多かったです。

さもありなん…
野山を駆け巡る遊びをしておらず、ひたすらゲーム機に向かってスイッチの押し方の優劣
だけで満足して来たからでしょうか?  先輩後輩と言う関係の樹立も、決して上手と言
えません。

大声対策は…
僕は道場へ「騒音計」を持ち込んで、おへそと計器の間に38竹刀を挟んで距離を一定に
し、大声を出させる訓練をして、子供たちが次第に大声を出せる訓練をしております。
自分の声が数値化されることで子供たちには具体性が出来て、頑張ってくれます。
ただし、のどを痛める事もあるので、一回当たり一人2回以上の発声はさせません。
騒音計はネット購入した安物です。 最大数値は117デシベルを出した幼稚園生です。
メンテ
Re: 恥を知る ( No.4 )
日時: 2019/02/02 07:03:33
名前: 道心 

To だみ声さん

たたけば悪いのは学校側です。例えば、生徒が明らかに悪いことをしたとしても、手を上げれば教師や学校に落ち度があり、生徒(子供)は被害者なのです。
そこには、親のしつけや責任などは入りません。
たたいたのは教師の指導力不足であり、たたかずとも良いように日頃から指導しとけと言うのが学校での暗黙の了解です。
それに、学校に文句をつけてくる親(モンスターペアレント)は、基本的に自分に落ち度があると思っていません。
自分が言っていることは当然であり、正しいと思っているから言ってくるのです。
恥ずかしいと思っていないので、対応するこちらは多大な労力を要します。
学校で働いているものとして、感想を書き連ねてみました。
メンテ
Re: 恥を知る ( No.5 )
日時: 2019/02/02 12:27:15
名前: 虚刀 

社会問題に目を向けると哲学的な素養に乏しい人が目に付きますね。自分も気を付けなければいけませんが。

例えば医大の女子一律減点
女性は職場に定着しにくいと言いますが
労働システムが女性のリズムを無視した構造であるために起きる問題なのに
解決手法は一律減点、これはとても機械的で・・・
目指す理念が無いのか何なのか・・
根拠となる哲学的な部分が不確かでは何を持って恥とするかの基準も定まりませんよね。

ただ、子供への体罰は状況や善悪に関わらずダメだと私は考えます。暴行そのものが持つ性質、子供に与える可能性のある、ある種の影響が無視できません。
受けた暴力の意味、意図を上手く消化できる状況が整う子供ばかりではありませんし、私自身、正しいつもりになっている教師の理不尽な体罰を受けた事があります(犯人が分からないからとクラス全員加減はしつつ平手打ち)
無関係な他の生徒と犯人の子はそれぞれここから現実的にどのような影響を受けるか出来るだけ深く想像すると・・・いい方向の影響ではないでしょう
暴力を行使する、受けるのに適格な人間をそれぞれ正確に選出できるような方法は存在しませんから、状況によっては正当化される、としてしまうと、結局正当と言えない事故は起きます。そして危険な人間を生み出してしまうわけです。
学校という大規模な教育システムにはとても採用できない指導手法だと思いますよ、体罰は。

それと私自身荒れていた時期がありましたが、もし当時体罰を受けていれば、破滅的な結果になっていたと思います。当時、自尊心は無くなり、他人の価値は尊重してはならない物でした。当時、私には休養とカウンセリングが必要でした。生きるとは何か、受けた理不尽を整理する時間も、内面と向き合う時間と哲学的な心の働きが必要でした。

体罰は、それこそ剣道の達人のごとくそれが適しているかどうか相手を見極める事が出来なければなりません。一般的な教師、人には難しいかと思います。
より扱いやすく副作用やリスクの低い指導手法が必要です。
それを開発する学術的、組織的動きがあるでしょうか、モンペ問題も含め一人一人の教師任せにしてしまっているように見える状況を問題視したいです。
学校で働いているらしい道心さんのような感想が、教育界に受け皿が無いために剣道関連のサイトに書くしかないのだとすれば危機的だと思いますね。
メンテ
Re: 恥を知る ( No.6 )
日時: 2019/02/02 17:48:19
名前: 道心 

To 虚刀さん

私は教師をしており、剣道部の顧問をしています。
体罰に関しては概ねおっしゃる通りだと思いますし、私も体罰をしていた時期もありましたが、様々な思いから止めました。
モンペ問題については、学校では一人で対応せずに複数でと言われておりますが、結局対峙しなければならないのは担任ですので、担任一人に負担がのし掛かることが往々にしてあります。
これはどこの学校でも同じではないでしょうか。
誤解なさらないで欲しいのですが、私がモンペ問題を出したのは親を糾弾したいわけではなく、「知らない」事を取り上げたかったからなのです。
だみ声さんの書き込みにもありましたが、子供に理由を聞くわけでもなく学校に文句をとありましたが、そもそも「子供になぜ怒られたか聞くことを知らない」、「我が子の話だけ聞いて学校に食って掛かるのは、親としてどうかと言うことを知らない」など、そもそも知らない事が多いために起きるのです。
これをご覧になっている皆さんは、「いくらなんでもそれはないだろう」とお思いかもしれませんが、現実にいます。
剣道でもそうだと思いますが、道場に入る際に靴を揃えない、先生が来ても挨拶をしない。道具を片付けない等々、子供たちはわざとではなく、そうすることを知らないのです。
それが今は大人にも来ている事を話したく、書き込んだ次第です。
長々と失礼しました。
メンテ
Re: 恥を知る ( No.7 )
日時: 2019/02/04 01:14:30
名前: だみ声  < >

道心さん、虚刀さん
久しぶりに力のこもった書き込みありがとうございます。 読み進めていると面白い事に、
「恥」と「暴力」の関係性になっていますね?
知らないから、「恥」だと思わないで権利だけを主張しても恥ずかしくない…というか恥
ずかしいという感性がない。 受ける側は無知から来る無理な主張を「暴力」と受け取る。
しかし学校としては「モンペの暴力」という表現は使えない。 ストレスが先生に蓄積する。
学校における「モンペ」の位置づけが浮き彫りになってきた感じがします。

ほとんどのモンペは自分をモンペだとは思ってない…と言うか自分は正しい事を主張して
いるのだからモンペではない、という論法なわけだ。
では何を「正しい」としているのかと言うと、「暴力は悪」という点でしょうか? そこ
で繰り広げられるモンペからの無理難題が「言葉の暴力」になっている事には無知であるが
故に気付かないままエスカレートさせる…
この時何が「無知」なのかを考えると、「暴力は悪」と繰り返すのみで、「我が子の所業」
について「無知」を通している点です。 あるいは知っていても知らんぷりする点です。
わが子の所業を確認し、吟味して行けば、あながちたたいた先生には感謝しなければなら
ない事態だという「気付き」が欲しいですね。

親子でそういう事まで話し合った後で学校側へ、「暴力は悪」とクレーム付けるなら先生
も救われるのではないでしょうか?
でもそう言う双方の認識があれば、これは「暴力」ではなく「痛みを伴う指導」という事
で一件落着できるのではないでしょうか?
ところが現行ルールでは、痛みを伴う「指導も、暴力も」区別なく「悪」としています。
そうせざるを得ない訳で、痛みを与えることはすべて「悪行」となっています。

いい例が、先日SNSをにぎわせた高校生が生活指導の先生から受けた暴力とする動画です。
背景には先生を煽るバカな高校生、それを撮影するという事前打ち合わせ、そして実行と
投稿。 切り取られて投稿された部分だけをもって大騒ぎする世間。 騒ぎが怖くなって
言い訳する高校生のキンタマの細かさ。
ところが、この煽ったバカな高校生の親のコメントは一切報道されていません。 恥を知
る親なら、真っ先に「息子が迷惑かけました」ぐらい即言うはずだと思います。 撮影し
た高校生の「教育委員会よろしく」という地に落ちたバカ加減。

それでも生活指導の先生はペナルティーを受けねばならないのでしょうか?  大きな誤
認だと思うのですが、校長のコメントはそういう方向を向いていました。 現行ルールに
従えばこういう事なのでしょうが、真実や真心や熱血指導は、機能できない社会になりつ
つあります。

大企業の多くは「安全のため」カッターナイフは使用禁止としているんじゃないでしょう
か? その表向きの理由は「ケガの防止」であり、社員がナイフによる傷を負う危険を回
避するためです。 代替え案は「ハサミを使え」なのですが、仕事の能率はナイフの方が
はるかに良い場合があります。 社員は隠れ持ったナイフを使って段ボール箱の解体作業
をしますが、僅かな確率で手を切ります。 医務室に行くと傷バンを張りますが、傷をし
た顛末を書類に書かねばならず、医師は刃物による切り傷と判定し、社員はやむなくナイ
フを使ったことを書き込みます。
その次の安全会議で、このことが報告され、怪我した本人がルール違反したことを詫びる
書類を書きます。その上司は自分の管理不行き届きを詫びる書類を書き、再発防止を誓っ
て「カッターナイフ撲滅」運動を強化します。 その撲滅運動の一環には、怪我しないナ
イフの開発や、釘は叩けるが指をたたかない金槌の開発などがまじめに議論されます。
開発が成功して大儲けできる企業が出てくればいいのですが、簡単ではないですね。 妥
協案としてナイフを安全に使う「教育」を取り入れるとかなり改善すると思いますが、使
用禁止がメジャーで、そういう教育は行われていません。 一方で刃物はよく切れなかっ
たらその価値を失います。

危険とは直結しませんが、剣道を指導していて最近気づいたことですが、紐を結べない親
(30歳代)がいることに驚いたのですが、これも時代の流れですね。 蝶結びと縦結びの
違いを理解しておらず、しかもしっかりと固く結ぶことが出来ません。 そういえば風呂
敷で何かを包むこと自体今までになかったのですね。 紐が結べない事は「恥」ではなく
なっているのですね。

話題をかなり広げてしまいました。 思いつくままを書いてしまい、まとまりのないもの
になってしまいましたが、お許しください。
メンテ
Re: 恥を知る ( No.8 )
日時: 2019/02/04 18:05:36
名前: 道心 

To だみ声さん

体罰をふるった先生に同情の余地はありますが、手をあげた時点で問題になるのは当然です。
生徒が悪くないのかと言う人もいますが、それなら手をあげずに生徒指導の問題として取り上げ、保護者を呼んで説明させ躾を促すか、学校の指導に従わないとして自宅謹慎等の指導になるでしょう。
こういう生徒は退学に出来ないのかという意見もあるとは思いますが、難しいのが実情です。退学と言うのは余程のことであり、犯罪でもしない限りならない学校がほとんどです。
学校から追い出せず、かといって効果的な指導もなく、学校側は疲弊していくのです。
あとは、学校のレベルによります。教員が言う台詞ではないのは承知で言いますが、進学校で分別のある行動が取れる生徒しかいない学校と、指導に従わないのがわんさかいる掃き溜めみたいな学校では、指導の仕方も違うと言うことです。
熱血指導については、改めて書き込みたいと思います。
メンテ
Re: 恥を知る ( No.9 )
日時: 2019/02/04 18:28:45
名前: 道心 

子供を指導する際、この子を良くしようとの思いから熱血指導に入る指導者が多いと思います。私もそういう指導者になりたいと思った時期があります。
しかし最近は考えが変わってきました。「そこまでして我が子を見てほしくない」とか、「そこまでされて○○をしたくない」とか考えている人が多くなったのかなと思うようになったからです。
実際のところ、本人にも親にもこのような考えが多くなってきたのではないでしょうか?
私の書き込みは授業を含めの話なので剣道指導だけに限って言えば違うのかもしれません。
先生のビンタや叱咤激励により、濃密な関係を築いていたと思われる昔の指導は、今は一切アウトなのだと思っている次第です。
メンテ
Re: 恥を知る ( No.10 )
日時: 2019/02/05 08:10:51
名前: 気弱な剣士の父 

子供にとって可哀想な時代になりましたね
叱責もされず叩かれた経験もなく育つ
大人になり社会に出るとそんな甘い世界では
ないと思います、
困難や壁にぶつかった時に
はたして乗り越えていけるのだろうか。
メンテ
Re: 恥を知る ( No.11 )
日時: 2019/02/05 17:38:17
名前: だみ声  < >

道心 さん
>体罰をふるった先生に同情の余地はあります
   同感です。ところで「暴力」ではなく、「体罰」とお書きになった点に意図はある
のでしょうか?
僕は今でも「体罰=暴力」と同格に扱う現行ルールに不満を持っています。 以前にもこ
の点で議論しましたが、完敗でした。 多くの方が体罰=暴力と捉えています。 という
か、法律が両者を区別していませんね。 両方とも「悪」としています。 文章として区
別のしようがないのだと思います。

>手をあげた時点で問題になる
   現行ルールに当てはめて言うと…  その手を振り下ろした時、対象者の身体と触
れ合った瞬間、問題「暴力問題」が発生する。

>生徒が悪くないのか
   生徒とは分別のレベルが異なるので、この場合指導者側に適切な対応を求める。
   生徒は弱者の立場なので「保護」はしても「弾劾」はしない。
>退学と言うのは余程のことであり、
   「よほど」の内容は時代とともに変遷します。 僕らの高校時代には「喫煙」して
退学になった同学年生が2名いました。 今は「喫煙」そのものが若者にとって興
味の薄いものだと思います。 かわりに別のものがいぃっぱい巷にあふれています。

>効果的な指導もなく、学校側は疲弊していく
   熱血指導はすたれ、無気力教師が増え、バカな若者が3年間在籍すれば卒業してい
きます。 その結果「バカな親」になって行くという構造が存在します。

>掃き溜めみたいな学校では、指導の仕方も違う
   そういう高校から有名進学校に転任した先生から、「指導が楽だ」という言葉を聞
いています。

ことわざに「我が身を抓(つね)って人の痛さを知れ」と言うのがありますが、死語になっ
ているのではないでしょうか?
誰もが「痛さ」のない生活に慣れ過ぎています。 僕らの頃は「注射」は大きな恐怖を伴
う「痛み」の元凶でした。 わがまま言ってごねる子供に、「注射するぞっ」はおとなし
くさせる呪文でした。
歯医者での痛さの恐怖など、全身に震えを起こすものでした。 それゆえに寝る前の「歯
磨き」をしましたが、今とはかなり異なった理由です。

心愛(みあ)ちゃんと言う女の子が、父親の暴力で亡くなったニュースが報じられています。
小学4年生ですから、校内アンケート(いじめを受けていませんか?)でしっかりとSOS
発信した文章を書いています。 学校としては「学校内でのいじめ」のアンケートだった
のではないでしょうか? そんな感覚のすれ違いのようなものもあったのではないかと推
測します。 更に、一般的な判断として、「実の親は、誰よりも我が子を保護するものだ」
なのですがこんな一般論さえもが語れない時代になっています。
そしてそういう事を防止するルールもあるのですが、運用面ではうまく機能しているとは
言えない現実もあります。 そして無理解で無恥な「モンペ」。

>熱血指導については、改めて書き込みたいと思います。
   金八先生、GTOすらも歴史の中に埋もれています。

>濃密な関係を築いていたと思われる昔の指導は、今は一切アウト
   あれがベストとは言いませんが、「今は一切アウト」にも失うものの多さを感じます。


気弱な剣士の父 さん
>子供にとって可哀想な時代になりましたね。 叱責もされず叩かれた経験もなく育つ。
   幼児期にも喧嘩が始まると、初期の段階で引き離されて、たたき方も避け方も未経
験。 これ、道具の使い方にもあって、ナイフ使うな、金槌取り上げ、ペンチで針
金切れない、ましてやパイプレンチなど使い方すら知りません。
そして習わない事は出来なくて当たり前。 これが乗じて「指示待ち人間」となり、救難
も、避難も、危険回避も、教育すら指示がなければどうしていいか分からない… 分から
ない事には手を出さない… いつも眺めるだけの傍観者になってしまいます。 だから当
事者になった時(いつも突然です)、何にもできない… 回避すらできない…

では手を出した時どうなるでしょう?
どの程度たたけば、どの程度のダメージになるのかの経験がないから、手加減できない。
結果はたたいて死なせてしまう事も起こるのです。 しかもバトルゲームの中でのたたき
方は映像的に尋常じゃないのに、たたかれた側が結構平気です。 これもたたく程度とダ
メージの程度の経験値がないので、加減する根拠がないのです。

>大人になり社会に出るとそんな甘い世界ではない
   初めて出会う現実と、自分でやらねば進まない状況に対面し、目覚める子と、落ち
込む子がいます。
少なくとも剣道やっていると、戦いは自分一人と言う経験を積んでいますから、剣道で学
んだことは結構役立っていると思います。
ここで初めて剣道は強いだけじゃなく、人生を切り開く大きな指標としての経験だったの
だと気付いてくれれば、恥を知る機会にもなるし、
「人間形成の道」の意味も感じ取れるのではないでしょうか?
メンテ
Re: 恥を知る ( No.12 )
日時: 2019/02/05 18:52:04
名前: 道心 

To だみ声さん

>以前にもこの点で議論しましたが、完敗でした。多くの方が体罰=暴力と捉えています。

その時は私もだみ声さんと同じ意見を持っていました。過去のスレにもありますが、あの頃は意見が対立したりして懐かしく思います。
体罰と暴力についてですが、同義と考えています。学校では研修を受ける機会がありますが、体罰=暴力となっています。
ニュースでも連日報じられている虐待の報道については言葉が見つかりませんが、子供に体罰を奮ってでもしつけていいのは親だけですね。
勿論虐待はダメでしょうが、少なくとも親以外が体罰はできないでしょう。
極論を言えば、親がしつけられないなら学校ではギブアップ、他の環境でお過ごしくださいとしか言えなくなっています。
痛みを知らずして社会に出たらどうなるのかは、私も思うところはあります。しかしながら、痛みを与えるのが指導者(教師、コーチ含む)であってはならないと言うことです。
三つ子の魂百までではありませんが、そもそも親がきちんとしていれば痛みどうこうなど議論せずともすくすく育つ子供になります。
メンテ
Re: 恥を知る ( No.13 )
日時: 2019/02/05 22:02:57
名前: 虚刀 

色々調べてみましたが
そもそも第二次世界大戦以前は体罰はほぼ無かったと日本を旅した複数の外国人が記録しているそうです
軍学校も大戦以前は武士の作法と伝統を説いて欧米式の鉄拳制裁は断固拒否したとか

あと体罰の影響について研究論文も色々とあるようです
体罰と暴力を区別できるかどうか、する意味があるかどうか、生存性バイアスという考え方もあるようですし、自身の経験というのは強い実感を伴いますが、しかし不確かなものでしかないようです。調べた結果、私も考えが浅かったかもと思いました。
メンテ
Re: 恥を知る ( No.14 )
日時: 2019/02/09 19:46:34
名前: 道心 

すみません。
学校での教育の難しさを語ったあまりに、主旨から外れてしまい申し訳ありません。
だみ声さん、それに管理人のHide.さん、お詫びいたしますm(__)m
メンテ
Re: 恥を知る ( No.15 )
日時: 2019/02/11 02:33:27
名前: だみ声  < >

道心さん
>体罰と暴力についてですが、同義と考えています。
   不満はあっても同義として扱わないといけないです。 行使しない限り問題ではな
いです故…

>主旨から外れてしまい申し訳ありません。
   そんなことありません。 暴力を行使することを「恥」としておけば、使えば恥を
かいたわけで、本題を逸脱したわけではないです。

>親がしつけられないなら学校ではギブアップ、
   もとよりしつけは家庭で行われるものであり、それこそ箸の上げ下ろし、高齢者を
敬う気持ち、食事中の作法、言葉使いなど、三つ子になるまでに仕込まれるものの
はずです。

ところがその親をしつけなければしつけにならない事態も発生しており、しつけも学校が
やるものだと勘違いしている親もいますね。 恥ずべきことなのですがねえー。
子供を見れば、どんな家庭かがおおむねわかる…。


虚刀 さん
>色々調べてみましたが、そもそも第二次世界大戦以前は体罰はほぼ無かったと日本を旅
>した複数の外国人が記録しているそうです。
   考えて見ると「寺子屋」では体罰を課すような事態はもともと発生しなかった…。
   読み・書き・そろばんが主体だったと思いますが、読みは「師曰く…」であり、書
きは「習字」で墨と筆、そろばんは「願いましては…」と「ご名算」…悪さする余
地がなかったのでしょうね。

>生存性バイアスという考え方
   これも面白いですね。 脱落した大多数を考慮しないで、大成した僅かな数の結果
をもって「これで良し!」とする考えだと受け取りました。

今日のニュースで、D志社大学生を使って、女性を食い物にしていた同元の逮捕事件があ
ったようですが、この同元がまだ30歳。
先日の心愛ちゃんの実の父親による暴力殺人事件。 阻止できない… 加担までしたと思
われる母親…  いずれも「恥を知れ」と言いたいです。 とにかく従来の常識では起こ
りえない事件です。
急性アルコール中毒による大学生の死亡のニュースもあります。 「一気飲み」の危険が
叫ばれて久しいのにまだこういう事故を起こすのはなぜでしょう。
悲しい限りです。
メンテ

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