- 日時: 2016/09/14 08:54:28
- 名前: 長幼の序
- 剣道の間合は、人それぞれです。
小さい人でも遠間から打つ人、大きな人でも近間の人等々。
剣道でよく言われる間合についての説明で 「自分から近く、相手から遠い」 という言葉があります。 これは、間合(相手との距離)云々よりも、いつどのタイミングで相手の隙を打つか、いわば「機会」を指した言葉と捉えています。 稽古で打てるのに、試合で打てないのはこの「機会」を逃している、そして応じられたり返されたりする事への不安感があって捨て切った渾身の打突が出来ていないと推測できます。 遠間からの打つコツは、ここにあるのではないでしょうか。 またやみくもに打つ事にばかり執着すると、その攻め気を悟られます。 打つ前に一瞬「溜め」をつくる事も稽古してみると、視野が広がるかもしれません。
近間の場合、相手もより打突しやすい旨、打たれるリスクは高まります。 そこをしっかり抑えて、自身の打てる間合まで我慢し、打突することは間違いではありません。 それも1つの戦法です。 ただ、間合いに明るく、相手の特性を見抜き、遠間、近間を巧く使いこなせるようになる事は、理想と考えます。
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