Re: 残心 ( No.1 ) |
- 日時: 2016/03/05 11:42:52
- 名前: ViVi
- 「残心にはその者の品位(品格?)が表れる」と10年以上前に今は亡き地元の大先生が仰いました。
どんなに素晴らしい打突をしても後が悪ければ駄目だと当時学生の私に教えてくださいました。 また現役で六段や七段審査の審査員をしている地元の先生から「打突後の仕舞いを注視している」と教えていただいたこともあります。 中高生などはスピード命なので中々難しいでしょうが・・・ 私見ではありますが、ある程度の段位や年齢になれば残心は美しくないと駄目だと思います。 生意気言ってすいません。
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Re: 残心 ( No.2 ) |
- 日時: 2016/03/06 08:14:21
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- 管理人のHide.です。
離脱することはお相手の備える行為の一部であって「残心」とイコールと考えるのは難し いかなぁと考えます。
ViViさんもおっしゃるように、打突の終末をまとめることはとても重要です。 その人の錬度が強く現れる部分でもあります。
若年層においては打突後にお相手ではなく試合場中央に向けて構えるなど、形骸だけの残 心も見受けられます。 ほんとうの意味での残心を意識しお稽古することが大切でしょう。
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Re: 残心 ( No.3 ) |
- 日時: 2016/03/06 12:20:49
- 名前: 通りすがり
- お二方、返信ありがとうございます。
段位や年齢にもよるが、打突の終末をまとめつつ離脱、その後に最終的に相手に向き直って目線と剣先を相手にしっかり中てれば残心として認められる可能性はある ということでしょうか
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Re: 残心 ( No.4 ) |
- 日時: 2016/03/06 12:47:49
- 名前: 通りすがり
- 連投失礼します
例えば小手を打ったとき、多くの方に共通する残心の動作として剣先を跳ね上げ距離を詰める、等ありますが
相手の反撃を防ぐため、小手を打った後に竹刀をそのまま小手に押し付けて相手の手元を抑える、という備え方は残心と認められるのでしょうか?
実際に備えているかよりも、備えていることを形式にのっとって示す事を求められている印象を私は抱えています。 本当の意味での残心と判定における残心は合致しているのでしょうか?
意見をお伺いしたいと思っております。
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Re: 残心 ( No.5 ) |
- 日時: 2016/03/07 06:59:13
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- To 通りすがりさん
>段位や年齢にもよるが、打突の終末をまとめつつ離脱、その後に最終的に相手に向き直 >って目線と剣先を相手にしっかり中てれば残心として認められる可能性はある、という >ことでしょうか
はい、そのとおりです。 ただし、不必要に走りこんだり、逆にクルッと一回転したり…なんていう行為があると微 妙です。「状況により適切な備えができているか」だと思われます
>相手の反撃を防ぐため、小手を打った後に竹刀をそのまま小手に押し付けて相手の手元 >を抑える、という備え方は残心と認められるのでしょうか?
「小手を打ったあとはお相手の胴を突くように」とおっしゃる先生もおられますし、日本 剣道形二本目仕太刀は打った形がそのまま残心の形となっています。 ただ、現実的には、小手を打突後竹刀を部位に押し付けているような打ち方は、「冴えが ない」と見られやすいのではないかと思われます(>_<)
>本当の意味での残心と判定における残心は合致しているのでしょうか?
合致させるべきと考えますが、完全には合致していないのが現状でしょう。 とくに指導者たる高段位をお持ちの方が、率先垂範して合致させた打突を見せることによ って啓蒙していくことが肝要と考えますd(^-^)!
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Re: 残心 ( No.6 ) |
- 日時: 2016/03/07 16:09:10
- 名前: 通りすがり
To Hide.さん ここまでの話で残心の理想と現状についてイメージがすこし掴めた気がしています、ありがとうございます。
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Re: 残心 ( No.7 ) |
- 日時: 2016/03/08 06:53:50
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- To 通りすがりさん
少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。
恵土幸吉先生は残心こそ「日本の剣道が武道たる所以だ」とおっしゃり、その独自性はス ポーツにはない考え方であると書いておられます。 正しい意味での残心というものがどういうものなのか、今一度考えつつお稽古に取り組ん でいきたいと思います
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