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女性らしい剣道、柔らかい剣道
日時: 2015/10/08 16:46:12
名前: 青空 

40代女性です。
剣道は小学生の頃に始めました。現在は娘も所属する道場で指導も兼ねながら子供達と楽しく剣道を続けています。
30代からパワーとスピードメインの剣道では長く続けるのは難しいと感じ、基本に戻って少しずつ改善して来ました。一昨年までは打たれても真っ直ぐ、基本を重視しての打突から今は、入りを工夫するに変化しています。ただ、難しいと感じるのは相手の嫌がる間合いまで入り込むことは出来るのですが、その後の打ちが捨てきれないために一本にならないことです。これは私自身も怖い間合いなのでいついてしまうからなのではないかと思いますので精進するしかないと思っていますが、女性に限らず、捨てきるためにどの様な工夫や気持ちの切り替えをされていらっしゃいますでしょうか?
また、40代となると前線から離れてなかなか目標となる女性剣士を目の当たりにすることがなく、もし、動画などで熟年女性剣士の素晴らしい立会いや試合がありましたら教えていただけると幸甚です。また、女性らしい柔らかい剣道とはどのような剣道を指すのでしょうか?ある先生から今からはそのような剣道を目指しなさいと言われたのですが、イメージが湧かないのです。

話しは変わりますが、私は今、小学生を指導していますが、先生の間で剣道の基本や稽古に関して考えが異なる場合、どのように対応されていらっしゃいますでしょうか?私としては話し合いを設けて、どちらが正しいとするよりもお互いの意見を尊重し、(納得すれば変えれば良いですから)違うということを、(目標は大概同じですから)認識しておくということが大切なのかな、と思っています。こちらが柔らかく対応すれば相手にも通じますから。ただ、自分が一番正しくて、他は許さないという方がいると話しが難航します。皆様は指導者同士での話し合いでどの様なことを話し合われますか?良かったら教えて下さい。
メンテ

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Re: 女性らしい剣道、柔らかい剣道 ( No.1 )
日時: 2015/10/09 07:09:23
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

管理人のHide.です。

熱心に剣道に取り組まれていらっしゃるようですね。
ひとつずつお答えしたいと思います


まず「捨てきる」という部分ですが、男性女性にかかわらず「捨てきる」ことができない
人は、負けず嫌いで「打たれたくない」と考えている人が多いようです(^_^ メ)

「どこで捨てるか」「いつ捨てるか」は、攻め合いの中の非常に重要な部分です。剣道観
の根幹に関わってくる問題でもあります。自身で見極めが難しい場合は、誰に対しても
「ここまで攻め入ったら捨てる」「お相手がこういう状態なら捨てる」という決め事をし
てしまうのが一つの方法です。
それを繰り返すことで、
 
 ・このケースはうまくいった(打てた)
 ・このケースは当たらなかった(さばかれてしまった)
 ・このケースは当たらなかったが居つかせることができた
 ・お相手に応じ技を打たれてしまった

などが出てきます。
それらを分析することによって「どんなお相手のどの状態の時に打つべきか(打たざるべ
きか)」が見えてくるはずです。繰り返しお稽古をすることですねd(^-^)!


私が考える女性らしい剣道とは中心をしっかりキープし、強引に攻めて崩すのではなく、
お相手の力技に対して「足でさばく」という剣道です。また、攻めも「崩して入る」とい
うのではなく、むしろ打ち気を殺してスッと柔らかく間合いに入りタメて、お相手の変化
に応じて

 ・居ついたところを先で打つ
 ・お相手が攻め返してきたら制する
 ・打ちに来たら引き出して応ずる(とくに出鼻を逃さない)

などができればよろしいのではないでしょうか。
女性は男性に比べ周辺視野が広くディフェンス力に長けています。その特性を活かし、間
合いに入ったところでタメて、しっかりとお相手の心理状態を見極め変化するのですね

昨今、男性剣道の模倣のような女子選手が増えてきていますが、パワーとスピードの頼ら
ない剣風こそ女子剣道の目指す方向性と考えておりますm(_ _)m


最期に、指導者間の考え方が異なる場合ですが、これは、お話し合い(剣道談義)などの
中から妥協点を見出していくしかないでしょう。論議を戦わせるというよりも、飲みなが
らの剣道談義の中から、互いの剣道観を理解し合えるといいと思いますが、技術的な考え
方の相違の場合、難しいものがあると思います。

絶対的な師範がいて、その方が「こうじゃ」と言ってくださる環境ならまったく問題はな
いのですが、そういうところは少ないですからねぇ(^_^ メ)
メンテ
Re: 女性らしい剣道、柔らかい剣道 ( No.2 )
日時: 2015/10/09 08:12:22
名前: 長幼の序 

お題の女性らしい剣道、という観点より、本人の特性を活かした剣道、って感じの方が、解りやすいかもしれませんね。
要点については、Hideさんの回答で、間違いありません。
よって違う観点で。
書かれている事で、1つ気になったのが「・・・相手の嫌がる間合いまで、入りこむ事は出来るのですが・・・」の部分。
この表現に、青空さんの現在の剣道観、後半の小学生指導に関する質疑との関連性が見え隠れするように感じます。
ポイントは「相手と理する」事と、感じます。
メンテ
Re: 女性らしい剣道、柔らかい剣道 ( No.3 )
日時: 2015/10/09 09:57:57
名前: 青空 

Hideさん、長幼の序さん、返信いただき、ありがとうございます。
捨てきるについてとても参考になるお答えをいただき、ありがとうございます。私の元来の性格は非常に負けず嫌いでそのことでなかなか基本に帰ることができず、人よりも剣道では苦労することが多かったように思います。
先日の稽古会のことですが、若い女性と稽古をしたのですが、地稽古の間は相手の中心を攻め、足捌きで相手の迷うところを打突するができていたのですが、「3本勝負をしよう!」となった途端に目が曇ってしまいました。ただ、打たれた後に悔しい気持ちはなく、「これがいけないんだよなぁ」と反省しきりでした…^^;これは私にとっては成長です
Hideさんの仰るところを実践してみてさらに磨いていきたいと思います。とても勉強になりました&#10071;再来年には6段を受けられますので、どんどん磨いて頑張ろうと思います。
長幼の序さん。
本人の特性を活かした剣道。その様に考えると良いのですね。私は背も低く、線が細く持久力がありませんが、動体視力が良く、年齢の割には脚力がある方ではないかと思います。理想として相手を活かした剣道ができたら楽しいし、素敵だなと思っています。気持ちよく打たれて気持ち良く打つが理想です。
私の表現の中に剣道観と指導に関する質疑とな関連性が見えると仰って下さいましたが、それはどのようなことでしょう?理解が足りず、申し訳ありませんが、教えていただけると幸甚です。
女性だからという訳ではないと思うのですが、「僕の指導が正しいのだから、口を出すな」という様な場面は少なからずあると思うのですが、その方は悪気があってそのような指導をするのではなく、自分がそう教わったから、勝たせたいからという様な理由が多いのかな、と思うのです。そのような場合、否定から入ると話は進まず、関係も悪くなるので、私としては相手の言っていることをひとまず飲み込むことにしています。目標は同じな場合が多いですので。
「確かにそうですが」、「そうしたいのであればこの方が効果があるなではないか」といった話しの進め方をすると良いような気がするのですが、中には全く聞かない方もおり、苦心するところです…。人間力が鍛えられるからと割り切りたいですが、バカヤローっなんて思う時もあります。
メンテ
Re: 女性らしい剣道、柔らかい剣道 ( No.4 )
日時: 2015/10/09 15:50:08
名前: 長幼の序 

青空さん

剣道指導に関するお考えは、素晴らしいと思います。まさに私のHNを地で行く考え方です。
まさに、相手をたて、素直に謙虚に、長幼の序を以って、自身学びつつ、指導にあたるって感じですね。

さて、それを自身の剣道に置き換えてみましょう。
実際、拝見できないので、言葉から察しますが。
文中の「相手の嫌がる間合いまで、入り込む事ができる・・・」
例えば、この解釈を
自分勝手な間詰めで、打突につながらない・・・
どんどん入っていくだけで、「理合」が無い・・・
と、考えた場合は、その前後の展開、捉え方まで変ってきます。
そこに相手と「理」さない、いわゆる「合気」にならない、いやなれない理由が、あると感じられれば・・如何かな?という事です。
間合いを盗まれるという事は、ほぼ攻め負けたと言う事です。
相手からすれば、いわば最もやってはいけない所ですが、そこをいささか安易に言われる事と、指導のお考え、剣道観に、初読した時、違和感を覚えたので、そのように書かせていただきました。

あくまでも私見ですが、書かれる、もしくは言われる「言の葉」それに伴う「文章」は、その方の剣道観(攻め、技等)と一致する場合が多いと感じています。
メンテ
Re: 女性らしい剣道、柔らかい剣道 ( No.5 )
日時: 2015/10/09 17:14:00
名前: 青空 

長幼の序さん。
返信いただき、ありがとうございます。
良く理解できました。「相手の嫌がる間合いまではいることができる」は実は自分でそのように思っているのではなく、稽古をつけていただいた先生が「青空さんは入りに工夫し、相手の嫌がる間合いが分かるようになってきているから後はどこで捨てるかそれを研究すると良いですよ」とアドバイスいただいたのです。それで嫌がる間合いってなんだろう?と考えまして…。その先生との稽古の中で1、2度スッと入り込んだところから溜めてもう一つ入り込んだ時に手元が上がったのです。これなんだろうと思いまして、その入り方のスピードや足幅を変える、剣先を落とす、裏から入るなどしますと相手の心が動く時を感じられることがありまして。そのことを「狂いなく、毎回」できているような表現だったため、長幼の序様に安易と受け止められてしまったのではないかと感じました。全くそのようなことはなく、全く間違えて見事に打たれることも(沢山)あります^^;

もう一つ、分からないことがあります。それは、「合気になる」ということです。
大人の方と稽古をしますと何と言うか剣先での会話があるのですが(これを合気と言うのか分からないのですが)子供
と稽古をしますと、とても難しく感じてしまいます。
言葉と文章にはその方がそれまでの人生が詰まっているのではないかと思います。言霊という言葉を高校の時に知り、大切にしなくてはいけないと思うのですが、良くも悪くも吹き出てしまうものなのですね…。私の中に奢りがあったかも知れません。教えていただき、ありがとうございます。
長幼の序さんの仰る言の葉が剣道観と一致するという観点で見るとまた新たな発見があるかも知れないですね。そういえば…と思いあたる節があります
メンテ
Re: 女性らしい剣道、柔らかい剣道 ( No.6 )
日時: 2015/10/10 07:46:22
名前: 長幼の序 

青空さん
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
いわゆる「間合の攻防」は、書かれているとおりと感じます。これも先生方がその「打つべき好機」を作ってくださり引き上げてくださっていると捉え、指導の心掛け同様の心持ちで望まれる事が、肝要。
また「合気」も、その稽古の延長線上にあると感じます。
もっと、具体的に云えばいかに「相打ち」を求め得るか、が究極の目標です。
これは、数多の剣士が追い求める1つの理想。
読むからに、青空さんは、その階段を昇りつつあると感じます。
失礼な書きこみに対する、真摯な応答、ありがとうございました。感服いたしました。
頑張って、剣道ライフをお楽しみください。
応援しています。
メンテ
Re: 女性らしい剣道、柔らかい剣道 ( No.7 )
日時: 2015/10/10 09:05:16
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 青空さん

おお、長幼の序さんとのお話が進んでいて、どこから手を付けていいのかわからなくなっ
てしまいました(笑)

「負けず嫌い」は上達の何よりのエネルギーですが、方向性を間違えますと迷走します。
そのため、地稽古の中にあえて「一本勝負」などを取り入れるといいですね。一本勝負に
なった途端「打たれたくない」と姿勢が崩れたり構えが崩れたりすることなく、それ以前
のお稽古内容と変わらぬ立会ができるよう意識していく必要があるでしょうd(^-^)!


「気持良く打たれる」はとても重要です。
「打って反省、打たれて感謝」が剣道です。
ただ、「打たれてはならぬところ」をいただいた時は、大いに反省する必要があります


合気になるということは、剣道にとりましてとても重要な事です。私の師匠は「和す(わ
す)」という言葉でそれを表しておられました。
「五五の十(で和せば互格)、二八の十(で和せば上)、一九の十(で和せば必勝)じゃ」
とよくおっしゃっていました。

しかし、大人で高段者でも合気になれない方(剣線での会話の出来無い方)がおられます。
「打たんかな」のお稽古をされる方です。こういう方とのお稽古は味気なく、稽古後も虚
しさが残ります(>_<)

子どもと合気のなるのはほんと難しいですね。
色々な方のお稽古を観ていても、子どもと合気になれず途中から打ち込みのようになって
しまう先生を多数見かけます。

  合気になれなかったゆえに、子どもが「打突の機会」を見出すことができない
                  ↓
            しかたがないので、部位を開けてやる
                  ↓
           子どもは空けられたところを打ち込んでいく

といった感じなのでしょう(-_-)


何度も拙サイトに書いていることなのですが、20代の頃、私が剣道の指導者になるにあた
って師匠はこんな風に話してくれました。
「いいか、指導者の剣は圧倒的に強くはいかん。ちょっと強くじゃ。初段とやったら初段
よりもちょっと強く、五段とやったら五段よりもちょっと強く、八段とやったら八段より
もちょっと強くじゃ」と。
お相手を打ち回すような、技自慢、打突自慢を戒められたのです。

お相手の力量を正確に読み取り、見切って、そのお相手よりもちょっとだけ強く遣うこと。
試合、試合で来た私にとって、これはとても難しいことでした。しかし、お相手の弱点欠
点をすぐに見抜くことができましたので、そこを攻めすぎることなく、お相手の強いとこ
ろで勝負をするように心がけました。すると自然に「合気」が作れてきたのです

これは指導している小学生たちにも応用することが出来ました。しっかり構え合い、「な
らぬところはならぬ」というお稽古をするのです。安易に打たせる(打たれる)ことなく、
お相手のいいところを引き出すように遣います。このことによって、子どもと真剣勝負が
できるのです


今、私が師範をさせていただいている剣友会では、大人の会員に積極的に子どもの元に立
つよう指導しています。その中で上手に子どもと合気を作る方法や、打たせ方、体のさば
き方、手の内の使い方を指導しています。
自身の審査も「子どもの元立ちに立つ時のようにやりなさい」と教えます。
自分だけがいいところを打とうと思わず、お相手と和して機会を求めなさい、という意味
ですね

ホント、子どもとのお稽古は勉強になります。電脳剣士稽古会のコンセプトであります
「我以外皆師」も、ここからスタートしています。
長文になりましたが、子どもとの合気について少しでもご理解いただけますれば幸いです 〜☆
メンテ
Re: 女性らしい剣道、柔らかい剣道 ( No.8 )
日時: 2015/10/11 23:47:24
名前: 青空 

長幼の序様。

ありがたいお言葉、本当にありがとうございます。
錬成会と大会が続き、また、深い内容の投稿に書いたり消したりしながらで返信が遅くなり、大変、申し訳ございません。
誰に対しても指導して下さっているのだという意識を忘れず稲穂が頭を垂れるがごとく取り組んで行きたいと思います。私が30代の頃、今の剣道を続けていたら上達はない。変えなくてはという思いが強まっていましたが、どうしたら良いのか分からず、たまたま試合会場でお会いした女性の先生に悩みをお話ししたところ、その先生がある稽古会を勧めて下さいました。基本稽古の後、先生に稽古をお願いしたところ、皆さんの前で大変なお叱りを受けました。私の剣道観を変えて下さった言葉でした。後によくあの時に素直に受け入れたと仰って下さいました。今は遠くにおりますが、毎年、稽古をお願いしております。長幼の序様のお言葉もまた糧にさせていただき、頑張ります

Hide様。
Hideさんの文章はいつも理路整然とされ、分かりやすいです。凄いなぁ…。
合気について理論上はとても良く分かりました。
ただ、相手の力量を読み取り、見切って相手の強いところで勝負をする。という点がとっても難しいです。
例えばですが、弱点というのはどのようなことを指すのでしょうか。技術的なことなのか、精神的なものなのか…。強い所というのも得意な技を指すのか。合同稽古の際によくかかってきてくれる子がいるのですが、最後は打ち込みのようになってしまうのです。打ったもの勝ちのような感じで間合いに入ったらすぐに打つの繰り返しなのです。この場合はこちらのことは何も考えずに打突をしているのですから「ならぬところ」として足で捌くで良いのでしょうか?
稽古の際は、相手に合わせて竹刀の長さを変えています。また、返し技、応じ技などは小学生には使わないようにしています。
メンテ
Re: 女性らしい剣道、柔らかい剣道 ( No.9 )
日時: 2015/10/12 07:21:05
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 青空さん

恐れいりますm(_ _)m


>例えばですが、弱点というのはどのようなことを指すのでしょうか。技術的なことなの
>か、精神的なものなのか…。強い所というのも得意な技を指すのか。

その全てです

たとえば、面を打たれることを恐れてこちらが気を当てると手元が上がる子がいたとしま
す。その子に対して、小手を打つことは簡単ですね。
もちろん小手も打つのですが、それはホンの一本か二本。面を攻め小手を脅かし面に乗る
ことをしてやります。手元が上がるということが、面にも隙を作ってしまうことを教える
意味もあります。もちろん、言葉でも説明しますよ(^^ゞ

また、表から攻めて面を打つことが得意なお相手の場合、表から剣線を抑えてきた時、お
付き合いをせず裏に竹刀を回し中心を取り返します。そこから、面に乗ってやったり、小
手を抑えたり、胴を抜いたりと変化します。居つけば当然乗って打ちます

技術的には面の強い(得意な)お相手には面で、小手の上手いお相手には小手で。応じの
上手なお相手には先の技で…といったように、お相手の得意なフィールドで勝負し、「こ
ういう攻め方があるよ、こういう打ち方もできるよ」と打ってあげる(あるいは、打たれ
てあげる)こと。気持ちの緩んだところはとくにしっかりと打ちますし、無理攻めの場合
は咎めて打ちますd(^-^)!


>この場合はこちらのことは何も考えずに打突をしているのですから「ならぬところ」と
>して足で捌くで良いのでしょうか?

上で「無理攻めの場合咎める」と書きましたので、その説明をいたしましょう

私の場合ですが、鍔ぜり合いになってしまうことがないように足でさばくと同時にお相手
の竹刀を抑えて打たせません。つまり、中段に構えた状態をキープできるようにします。
そうすることで「機会でないよ」という意志を表しています。
これでだいたい低学年でも通じます(^^ゞ

それでもどんどん打ってきてしまう子には、体をさばいて打たせなかったり、無理打ちし
てきたところを乗って打ってあげたりすることもありますが、基本的には構えた状態を崩
さないことで「咎める」ということができていると思います

フェイスブックはなさってますか?
この夏の合宿で、子どもたちに稽古をつけている動画をUPしています。フレンドになって
いただければご覧になれます。
見ていただくとわかりやすいかもしれませんね 〜☆


>稽古の際は、相手に合わせて竹刀の長さを変えています。

私も竹刀の長さを変えています。小学生には3.5、中学生には3.6、高校生以上は3.9を使
っています。重さは成人男子の基準のものです。もちろん特注になります(^^ゞ

昔は足さばきも闊達でしたので、「3.9の竹刀で小学生の間合いをキチンとキープしてお
稽古ができる」と豪語し実践できていた(つもりw)でしたが、今は歳を取りまして身体
(足)の動きが悪くなりましたので、竹刀の長さを短くすることに頼ってしまっています(^_^ メ)

でも、これはこれで「正解かな」と思いますから、うちの剣友会の大人たちにも、子ども
とやるときは短い竹刀を使ってくださるようお願いしています


>また、返し技、応じ技などは小学生には使わないようにしています。

そこはあまり縛りに考えなくてもよろしいのでは?

面をつけたばかりの子がお相手ならそういたしますが、私はそのレベルの子が使う応じ技
はあえて使うようにしています。
低学年〜中学年ですと、小手抜面、面抜き胴などですね。
出鼻面はまっすぐ構えず間合いに入ってきた時。出小手は手元が上がって打ちに来た時な
どに狙います。

高学年ですと上記に加え、小手返し面、面返し面、面すり上げ面、小手すり上げ面、面返
し胴。
小手打ち落とし面なども入れるかなぁ。

お相手のレベルに合わせはしますが、上位ならこのくらいは織り交ぜながらお稽古します。
もちろんすべてを応じてしまうわけではありません。応じられないようにこちらを工夫し
て攻めてきて、機会に出された技は打たせて(打たれて)あげますd(^-^)!
メンテ
Re: 女性らしい剣道、柔らかい剣道 ( No.10 )
日時: 2015/10/12 22:31:24
名前: 青空 

Hideさん。
具体的に教えていただき、誠にありがとうございます!
先生の動画はyoutubeで拝見しました。
ちょっと強くが分かる動画ですが、それだけでは良く分からなかったのです。しかしながら言葉にしていただき、また拝見しますと、あぁ、このことなんだな、とよく理解できました。
相手を見切るということに繋がるのかな、と感じました。
私にもっと指導力があればもっと強くなれるのにという思いがあります。よく勉強します。
メンテ
Re: 女性らしい剣道、柔らかい剣道 ( No.11 )
日時: 2015/10/12 23:19:51
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 青空さん

ん? 私が合宿で子どもたちにお稽古をつけている動画をYouTubeでご覧になれましたか?
限定公開にしてあったはずですが…。
まぁ、動画の公開方法があまり良くわかっていないので、定かではありませんが(^_^ メ)


>相手を見切るということに繋がるのかな、と感じました。

はい、仰るとおり見切りですね。

子どもを打つのは本当に難しいことです。
子どもから見ればこちらは「大人」で「先生」で、「スピード」「跳躍力」「パワー」
「技術力」が上だと思っています。ゆえにその部分で優っていたとしても「打たれても当
たり前だ」と感じてしまいます。

子どもに「まいったなぁ」「やられたなぁ」と感じさせるためには、そうした大人ゆえの
打突と感じさせることでなく、「心を打つ」ことが必要なのだと考えています。

私の動画(見ていただいたものがそれだとするならば)、2分間という時間を区切ったお
稽古だったはずです。本来、時間を区切ったお稽古は好きではありませんので、もう少し
やりたかったなと感じながら終わりにしてしまったお稽古もあります(^^ゞ

ただ、通常稽古の時も、小学生をお相手にした時は、3分以上お相手していることは少な
いですね。短い時間の中で、(打ち込みかかり稽古でなく)お相手の息が上がるようなお
稽古をつけられたらと考えています。
他の先生方にも「子どもと3分以上やるようなお稽古はいけません」とお話しているので
すが、どうしても長くなってしまっています。
合気を作れないので、子どもを動かしきれないようです(^_^ メ)

子どもと合気が作れるようになれば、大人との合気は容易いものです。
ま、前述したとおり「打たんかな」のお稽古をされる方には通じませんが(苦笑)
メンテ
Re: 女性らしい剣道、柔らかい剣道 ( No.12 )
日時: 2015/10/13 08:51:44
名前: 青空 

Hideさん。
youtubeは先生の名前で検索しましたところ、ヒットしました。ちなみに先生の本も持っています
拝見したのは、正に2分間に区切った稽古です。
大人の打ちで勝つのではなく、「心を打つ」。まだまだですが、考え方、理論は分かりましたので、実践できるように努力してみます。3分間は確かに短いですね。合気が作れていないからなのですね。反省…。
今後の稽古が楽しみです*\ /*
また、実践してみる中でこのような場面は?というものがありましたら質問させて下さい。
ありがとうございました!
メンテ
Re: 女性らしい剣道、柔らかい剣道 ( No.13 )
日時: 2015/10/14 07:05:27
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 青空さん

>youtubeは先生の名前で検索しましたところ、ヒットしました。ちなみに先生の本も持
>っています

あら、そうなんですか?
恐れいりますm(_ _)m


少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。
お互いいいお稽古を積み重ねましょうp(^-^)q
メンテ
Re: 女性らしい剣道、柔らかい剣道 ( No.14 )
日時: 2015/10/14 20:29:24
名前: 青空 

貴重なお話し、本当にありがとうございました!
ますます精進いたします
メンテ

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