Re: 体罰による指導 ( No.42 ) |
- 日時: 2013/01/26 07:43:18
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To ヒロさん
その懸念はありますが、それも厳しい指導同様、本人-保護者-指導者の三位一体の相互理 解ができていれば起こり得ない問題ではないでしょうか。
えこひいきと思われるのを恐れて、その子に必要と思われる指導をしないことは、指導者 として弱腰すぎるように思えますm(_ _)m
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Re: 体罰による指導 ( No.43 ) |
- 日時: 2013/01/28 04:37:00
- 名前: ヤオモテ
- 体罰によって、それまで培われた信頼が壊れてしまう場合もあるかと思います。
特にこのように大きな報道になると、子供は「体罰」という存在に敏感になります。 「信頼していたのに体罰をされてしまった」と思いやすくなります。
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Re: 体罰による指導 ( No.44 ) |
- 日時: 2013/01/28 06:29:03
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To ヤオモテさん
管理人のHide.です。
おっしゃるとおり、これまではそう思わなかったのに、「体罰じゃないのか?」と子ども も保護者も過敏になることが懸念されます。 それが「魔女狩りにならないように」っていう意味なんですが…(>_<)
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Re: 体罰による指導 ( No.45 ) |
- 日時: 2013/01/28 11:25:34
- 名前: おっさん。。
- 強豪校に進学する際に、体罰らしき慣習は無いのか、あるのか位は調べ納得した上で進学先を決めるのが当たり前では無いのでしょうか?
強豪校で、その競技で上を目指し精進したいと言う事を決定したのは、子供本人であり、承諾したのは、その保護者では無いですか? ただ、私は体罰=暴力とは考えてはおりませんし、体罰の度を過ぎる行為(暴力)と感ずれば、保護者として直接、顧問、学校に訴えますよ、それで保護者、我が子の立場が悪くなってもね。 それでも改善されないのであれば、たとえ我が子が退部を望んでいなくても、そのクラブを止めさせますし、本人(我が子)がその競技の継続を望むなら、別に学校のクラブでは無くても良いじゃないですが? 退部した事によって、学校でいじめを受けるようなら学校も退学させます。 そんな学校、クラブに在籍しても、良い事は何も無いでしょ? 保護者が我が子を守らなければ、誰が守るのですか?
私は体罰ありきの考えで、その競技の上達が認められると思いませんが、暴力では無く体罰は必要と考えていますし、言葉の体罰(暴力)あるいは、無視される方が心に傷が残ると考えていますので、「絶対に手を上げるな!」の考えは間違いと思います。 本当に子供が間違いを起した、心が弱く失敗をおこした場合には、死なない程度に手を上げてもいいですよって、我が子の顧問先生には伝えていますし、上級者の練習(稽古)に付いていけない、又は技量が無い場合は別メニュー、選手から外しても良いと伝えていますし、それが私は本当だと思っています。
問題は、技量に関わらず全員おなじ練習(稽古)にしなければイケないという保護者のエゴ。 そんな事を顧問先生に訴えても子供達の為に何にもならないと言う事を分かっていない保護者。 私はその競技の事は分からないと言う理由で、何もかも顧問先生、学校にまかせて、その結果を顧問先生、学校の責任にしてしまう保護者。 子供達の技量・心の強度を測れない、また体罰の限度が分からない顧問先生の力不足。 保護者のクレームに対応、説明できない、自己の考えが絶対と考えている顧問先生。 その競技の事は分からないし、試合実績のみと言う評価でと言う理由で、何もかも顧問先生に任してしまう学校の対応。。
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Re: 体罰による指導 ( No.46 ) |
- 日時: 2013/01/28 21:15:16
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To おっさんさん
管理人のHide.です。
そうですね、親がしっかりと子どもを守らなくてはいけませんね。
親のメガネが曇らないように、親としてはこまめに部活に顔を出して稽古の様子等も見て おく必要があるでしょうし、指導者もまた、保護者に「いつでも見学にいらしてください」 と門戸を開く必要がありましょう。
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Re: 体罰による指導 ( No.47 ) |
- 日時: 2013/01/28 23:29:06
- 名前: 親馬鹿一刀流
- このお題には色々考える事がありまして今現在の自分の剣道観とか少年指導の事、社会生活の事を考えています。
私指導者が居て体を鍛える、試合の結果を求める稽古は中学生まででした。 社会人になってからは、もちろん社会人でしたから殴る蹴るなどはなく、ひたすら鍛える稽古でした。
私の剣道人生で殴る蹴るは皆無です。 その代わり背中を叩かれるように押される、手で投げられる、いなされる、体当たり、転ばされるはありましたねえ。 場合によっては迎え突き。 中学生時代までは、打ち込み稽古掛かり稽古は泣きながら掛かった事もあります。 叩かれ蹴られるのではなくとも、苦しくて泣きながら掛かるのです。 泣きながらでも掛かる稽古。 このような環境で稽古した方達は多数居られるはず。 泣きながら掛かってくる子供に打たせる稽古の経験を持っている方も多数居るはず。 これは体罰ではありませんよね。
私が平素考えている事。 子供達が勝てないのは指導者の責任。 これが今回の体罰に関わる事を入れると難しくなる。 指導者は剣道の技術と共に精神的な事を指導しなくてはいけない。 ややもすると気剣体一致の体と剣ばかりになる。 気剣体ではなく心技体と言葉を変える。 体と技は教えた、教えられる。心をどうやって教えるか? 荒稽古で向かっていく気持ちを養う、普段の稽古・合宿稽古で協調性を養う、次に心。 殴る蹴るで心を鼓舞させるのも一つの方法とは思う。 しかし殴る蹴るだけが心を強くする方法か? 指導者として安易な方法を選んでいるとしか思えない。
ある取引先の方の言葉。
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Re: 体罰による指導 ( No.48 ) |
- 日時: 2013/01/28 23:31:58
- 名前: 親馬鹿一刀流
- 強い言葉を掛けたら、やろうとする社員。
話しあって理解する社員。 数字を見せて納得する社員。 理解して納得して、やる事をやろうとする。 家庭生活、仕事、剣道、常にこうありたいです。
高校の先生達に 親の立場の発言であり指導者の発言です。 叩いて上手くなるならいくらでも叩く。 叩いたって上手くならないでしょ。 やるべきことはいくらでもある。 自分だけでは出来ない事が多数ある。 謙虚に応援を求めてください。 子供達、指導者、保護者の三位一体です。
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Re: 体罰による指導 ( No.49 ) |
- 日時: 2013/01/29 01:36:18
- 名前: クロガネ
- このスレだけではないのですが、色々な方々の書き込みを拝見させていただきますと厳しい稽古=体罰と思われているような方々が多いようですね。
個人の考え方は様々だと思いますが価値観というものは時代と供に変化していきます。 昔はOKだったことが現代ではNGであることも少なくありません。 全国でも教育委員会による調査も始まったようですし、スポーツによる強化指導が体罰という手段を用いる事についても一考せざるを得ないのでしょう。しかし、それが一人の少年の死に依るところは残念でなりません。
特に剣道や柔道、空手などといった武道は集中力が切れたり、不真面目な態度で行うとお相手や自分自身を傷つけてしまう可能性があります。 その時に指導者が手をあげたからといっても、それは偶発的な行為であり、今回の体罰事件とは別次元のものではないでしょうか。
指導者による常用的な暴力と体罰による、精神的な恐怖による支配。洗脳(そこが巧みです。) 一人の晒しものを作ること。まさに強い軍隊を作る作法だと誰かが言っておりました。 そこでは体罰に異を唱える者は裏切り者であり、立場が悪くなるため誰も何も言えません。
おそらく、今回の調査で色々な事例も出てくると思いますが、きちんと内容を分析して対応していただきたいものです。
以下、自分の子供が在籍していた部活での殴る、蹴る以外の指導です。 これをやっても、剣道は弱い学校でしたが。
・日なたに防具を付けたまま2時間立たせる。 ・畳の上で摺り足2時間 ・砂利の上で裸足で跳躍素振り(これは先輩がやれされていたと自慢していました。)
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Re: 体罰による指導 ( No.50 ) |
- 日時: 2013/01/29 06:55:15
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To 親馬鹿一刀流さ&クロガネさん
管理人のHide.です。 ご意見ありがとうございます。
>このスレだけではないのですが、色々な方々の書き込みを拝見させていただきますと厳 >しい稽古=体罰と思われているような方々が多いようですね。 >個人の考え方は様々だと思いますが価値観というものは時代と供に変化していきます。 >昔はOKだったことが現代ではNGであることも少なくありません。
そこが問題です。 伝統的に「心身を鍛える」としてきた稽古法が「剣道ルールにはない」「ルール上反則」 として「暴力的だ」「体罰だ」「しごきだ」と見られてしまう風潮は大いに問題視される べきです。
体を崩す、いなす、倒す、足をかけるなど、バランスを崩さず踏ん張る力を大いに養って くれますし、長く厳しいかかり稽古や体当たりの連続も、折れない心を作るために必要な 稽古だったはず。寒稽古や暑中稽古にしてもしかりです。
しかし、暴力的指導が、子どもたちの恐怖心を煽り指導者に服従させることを目的に行わ れるのだとすると、それは暴力に変わるのですね。
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Re: 体罰による指導 ( No.51 ) |
- 日時: 2013/01/29 15:10:28
- 名前: 元立ち
<
>
- 俺はHIDEさんの考えも有ってるんだよなあ。
一緒に稽古した事があるから 昔は知らないが 「引き出す稽古」は素晴らしいですよ。 そういう事が出来る人間の指導は間違えない。
親馬鹿一刀流さん然り、 「そこが解らないで指導してんじゃねえよ」 と言う事だと思います。
指導者は常に謙虚の中で指導しないとねえ。
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Re: 体罰による指導 ( No.52 ) |
- 日時: 2013/01/29 23:44:17
- 名前: 親馬鹿一刀流
- クロガネさん
荒稽古に対して誤解なさっているようなので。
>厳しい稽古=体罰と思われているような方々が多いようですね。 私の書き込みに対するコメントではないと思いますが、私は厳しい稽古は体罰とは思って居ません。 子供達を鍛える上手にさせる為の訓練、稽古法と思っています。 むやみやたらに行うのではなく、子供達の上達具合、成長に合わせて行うものと思っています。
こんな事例があります。 私の地元で毎年恒例の寒稽古の風景です。 全国的に高名な先生と小中学生の稽古の事です。 その先生の稽古は、短時間で子供達の力に合わせて打つ、いなす、転がす、壁に押し付ける、馬乗りになるといった内容です。 ある年の稽古では面を着けたまま吐いた子も居ました。直ぐに親が後始末をして、後は何もなしです。 経験の長い先生ほど力加減を分かっているものです。 八段の先生が7、8人7段の先生が10人以上元に立つ中で、子供達は厳しい稽古である事を分かっていて列を成すのです。 周りの先生、保護者の誰もが体罰、いじめとは思わない稽古なのです。 荒稽古(厳しい稽古)=体罰ではない見本と思います。
非難されるべきは、技術的にも精神的にもプラスにならない暴力。 我々はそんな事を許してはなりません。 >・日なたに防具を付けたまま2時間立たせる。 具の骨頂ですね。こんな事するくらいなら、打ち込み切り返しを1時間やった方が苦しいけど上達するでしょう。 >・畳の上で摺り足2時間 ・砂利の上で裸足で跳躍素振り(これは先輩がやれされていたと自慢していました。) 私の経験では意味が無い事ではないのですが、そこまで考えた稽古では無いと想像します。 いずれにしてもプラスにならない稽古と思います。
クロガネさんの子供さんが辛い経験をれた事は理解しますが、全ての指導者が悪い訳ではないことをご理解ください。 また、親は子供を守らねばなりません。 理不尽な行為が(継続して)あった場合は断固として抗議しなければなりません。 改善されなければその場を去る選択もありますし、裁判を起こしても良いと思います。 親は子供を守るのです。 >・日なたに防具を付けたまま2時間立たせる。 この事だけでも大問題と思います。
ただし正義は何かを見誤らない必要があるのではと思います。
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Re: 体罰による指導 ( No.53 ) |
- 日時: 2013/01/29 23:48:27
- 名前: 親馬鹿一刀流
- 訂正です。
>ある年の稽古では面を着けたまま吐いた子も居ました。→ある年の稽古では、稽古終了後、座って面を外そうとしているうちに吐いた子も居ました。
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Re: 体罰による指導 ( No.54 ) |
- 日時: 2013/01/30 06:51:01
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To 元立ちさん
管理人のHide.です。
>昔は知らないが
昔は…生ビンタこそ張ったことはありませんが、面の上からぶっ叩く、胴の上から蹴り飛 ばす、なんてことは日常茶飯事でした。 それが必要な指導(厳しさ)だと盲信していた節もあります。 厳しく鍛えるのが「愛情なんだ」って…。
でも、殴る蹴るなどは行いませんで手法は違いますが、今でも「厳しく鍛えるのは愛情」 と考えています。必要があれば「荒稽古」もやります。
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Re: 体罰による指導 ( No.55 ) |
- 日時: 2013/01/31 00:55:17
- 名前: クロガネ
- 親馬鹿一刀流さん
剣道の指導をなさっている方でしょうか。 ご教示ありがとうございます。
もちろん親馬鹿一刀流さんのコメントに対してのものではありません。 また、指導者全てが悪とも思ってもおりません。 誤解をおまねきしてのであればお詫びいたします。 ただ、子供の学校にいた指導者が本当に酷くて・・・。 この地区特有のものなのか別のスレでお聞きした経緯があり、その時に管理人の方が荒稽古との違いでご説明していただきました。 今日の報道でも柔道のトップアスリート達がオリンピックコーチを告発しておりましたが世界を目指す子たちでも暴力はNGなのですね。
”日なたに立たせる”件は、練成会中におきまして、他校の保護者が警察に通報しそうになったことを後で聞きました。 結局、顧問の先生がその後日陰に移動させ、指導者が他校の先生から諭されていたそうです。 剣道を始めたばかりの初心者が多い部活だったので、指導者も自分の思い通りにならず、いらいらすることが多かったのでしょう。 ただ、指導方法だけでなく、一部の保護者と癒着したり、一番ひどいと思いましたのは、子供に他の子供の悪口を言っている場面を見たときですね。
この指導者が去った後に、子供は様々なよい指導者の(否、これが普通なのでしょうね。)方たちに出会いましたが剣道は辞める意思を持っておりました。 しかし、一人の指導者の方とその方の育てられたお弟子さんたちに出会い、また、剣道がやりたいと申しております。 親が言っても、頑として聞き入れなかった子供をやる気にさせるとはどんな指導をされたのか気にはなりますがまた、応援してやりたいと思っております。
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Re: 体罰による指導 ( No.56 ) |
- 日時: 2013/01/31 06:55:50
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- 管理人のHide.です。
昨日はショッキングなニュースが飛び込んできましたね。
オリンピック代表合宿に選ばれるくらいの選手たちですから、厳しい指導には慣れている はず。しかし、その選手たちをして「集団提訴」という形に踏み切ったのは、よほどのこ とがあったのではないかと推察されます(これ以前にもトラブルはあったようですが)。
オリンピックでメダル3個という成績に終わったのも、暴力が競技力のUYPには繋がらない という一つの証明かもしれません。
それにしてもこの問題の根は、そういうトラブルのあった監督を辞めさせることなく依然 留任させている柔道連盟に責任があるでしょう。 それが分かっているからこそ、JOCへの提訴だったと考えられます。
いずれにしても、剣道界も神経過敏になることなく、また、対岸の火事と考えず、真摯に この問題と向き合う必要があると考えます。
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Re: 体罰による指導 ( No.57 ) |
- 日時: 2013/01/31 20:25:21
- 名前: 新米
- 「日本のお家芸である柔道が!」という報道が出るたびに胸が痛みます。
昨日NewsZeroにて、アトランタ五輪銅メダリストの北田典子さんがこの件のコメンテーターとして出演されてました。 話し方、言葉の選び方は勿論ですが、何より落ち着かれていて気品さえも感じました。 その様な方が柔道家に居るだけに、なおさら残念です。
当事者ではないので、詳しいことは分かりませんが、 組織の体質や、選手の感情、方針や指導、世代間の心情の違い等が複雑に絡み合っていて根が深そうですね。日本の「柔道」の行く末が心配です。
剣道においても、我々が抱く常識の範囲と世間の方が抱く常識の範囲はまるで違う部分があると思います。 柔道から飛び火して、我々がギリギリ納得できる事柄が、世間において「許されない事件」としてマスコミに取り上げられないことを祈るばかりです。
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Re: 体罰による指導 ( No.58 ) |
- 日時: 2013/01/31 23:19:14
- 名前: ヒロ
- 体罰が強化に全く効果がなかったと感じる一方で、体罰に耐えられない耐性のなさがあのメダル数につながったのではと感じてしまう自分がいます。この御時世、禁句かもしれませんが、あのレベルに達した方々なら少々の体罰はものともしないのではないかと勝手に推測してしまいます。でも社会人になって、ましてや国の代表になってまで体罰されることへの憤りのほうが強い提訴ではなかったのではとも考えます。体罰されなくても出来るだけの意識の高さぐらいは持ってますという意志表示なのかともとれます。何が言いたいのかよく分からなくなりました。難しい問題ですよね。
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Re: 体罰による指導 ( No.59 ) |
- 日時: 2013/02/01 08:51:52
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To 新米さん
管理人のHide.です。 ご意見ありがとうございます。
>昨日NewsZeroにて、アトランタ五輪銅メダリストの北田典子さんがこの件のコメンテー >ターとして出演されてました。話し方、言葉の選び方は勿論ですが、何より落ち着かれ >ていて気品さえも感じました。 >その様な方が柔道家に居るだけに、なおさら残念です。
私も柔道関係者の友達が何人もいますが、皆、体がいかついですが腰が低くていい人です。 昨今の柔道のあり方にも、憂いておられます。
そういう方とお話しても、稽古の過酷さは剣道以上のものを感じますが、暴力的な体質を 容認している業界ではありません。
>剣道においても、我々が抱く常識の範囲と世間の方が抱く常識の範囲はまるで違う部分 >があると思います。
そこは、常にしっかりと自覚し内省していくべきと考えます。
To ヒロさん
>体罰が強化に全く効果がなかったと感じる一方で、体罰に耐えられない耐性のなさがあ >のメダル数につながったのではと感じてしまう自分がいます。
それは男性目線です。 我々男性は「理不尽であっても自分を鍛えるために強いものに従う」ことができます。で も、女性は違うんです。
私は女子校の指導を始めた当時、暴力ではなく厳しい指導で失敗した経験があります。 女子選手の場合はとくに、指導者との信頼関係がなければ厳しい指導にはついてきません。これは、オリンピックの日本代表クラスの選手にしても同じです。
体罰が原因で監督との信頼関係が築けず、効果的な強化ができなかった…というのがメダ ルの数の原因でしょう。
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Re: 体罰による指導 ( No.60 ) |
- 日時: 2013/02/01 12:52:10
- 名前: 戒
- 適切な指導方法が確立されてないのが問題ではないでしょうか?
剣道技術・審判法の特集・書籍は一般の書店にも散見されますが、指導法について詳しく理論的に書かれた書物はありません。 そのような研究も武道では少ないでしょう。 一般のスポーツ科学を、荒稽古・精神鍛錬を重視する武道に全てそのまま当てはめるのは無理があります。教育学を進歩させるべきでしょう。そのために武道学科があるわけですし。
荒稽古は必要ですし、体罰も時には必要です。特に中高生は部活中の危険行為やふざけ等、精神的に未熟であるからやむおえない時はあります。
しかし、日本柔道や桜宮の、スポーツ・武道で結果を出すための団体・学校は別です。上記のことはできて当たり前。成績を残すことが使命だからです。 行き過ぎたパワハラ・暴言は選手を目指す方に指導で用いる手段でしょうか?そのような手段を用いず、適切なわかりやすい指導・必要に応じた荒稽古で選手を伸ばすことが指導者の能力ではないでしょうか?
私は教職と異なるサラリーマンですので専門外ですが、巷にはいかに部下をうまく使うか・指導するかの書籍があり、社内の教育マニュアルも定期的に検討されています。 武道の世界では教育学が遅れている、また、今の若い人に昔の教育方法では合わないのでしょう。社会は変わります。指導者も変わらなければなりません。
適切な指導法が広まるまで、指導につく人間がつねに教える己を省みるべきでしょう。私は少年指導しかしていませんが、荒稽古で武道の厳しさについていけず辞める子はいますが、無駄な体罰・パワハラでせっかく始めた剣道を辞めさせたくはないです。 指導においても古を稽えるべきです。
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Re: 体罰による指導 ( No.61 ) |
- 日時: 2013/02/01 15:21:13
- 名前: こつり
- 少年指導で稽古中しゃべっていたりすると
竹刀で頭をこつりと叩くのも体罰だという
う〜むどうでしょう
体罰でしょうか?これが出来なくなるとなると
大人を完全になめきってしまうと思うのですが
皆さんどう思われますか?
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Re: 体罰による指導 ( No.62 ) |
- 日時: 2013/02/01 20:34:29
- 名前: 難しい
- 程度でしょう。
一般常識に照らし合わせればいいと思います。 もしその程度で話を大きくする人がいたならば、その人の一般常識を疑いますよね。 何事も度を過ぎてはいけないと言うことでしょう。
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Re: 体罰による指導 ( No.63 ) |
- 日時: 2013/02/01 22:44:01
- 名前: 通りすがり
- 体罰という単語がマスコミのせいで一人歩きしている感があります。
万が一行き過ぎた指導の中で暴力があったとしたら、それは暴行事件として 扱えばいいのであって、社会全体が議論するようなテーマでしょうか。 言ってみれば暴力に一定のルールを持ち込み戦うのが格闘技ならば、突き詰 めていくと格闘技そのものの自己否定になりかねない。 左翼的な人権、人権と騒ぐ連中と一緒に議論しても文化と相容れないものが 必ずあると感じます。
60kg級天才野村に常に代表の座を持っていかれた園田監督自身の『自分と同じ ような思いをさせたくない』という強い気持ちも指導の焦りのようなものに繋 がったのではないでしょうか。警視庁や柔道界の縦型社会のプレッシャーもあ るでしょうし。 折り悪く内柴氏の判決。柔道界もツイていないですね。 そんな昨今、その天才野村五段が現役復帰し夏の実業団に出場するようで明るい 話題もあるじゃないですか。 剣道界はどうでしょうか、例の写メ事件以降それを吹き飛ばすような明るい話 題が欲しいですね。
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Re: 体罰による指導 ( No.64 ) |
- 日時: 2013/02/02 00:11:19
- 名前: あたりめ
確かに、今はTVのチャンネルを変えればこの話題ばかりで、何だかコメンテーターの暴力は駄目だと言う言葉ばかりが勢いを増して、いろんな方面に飛び火、また表面化していくのではないでしょうか…このまま行くと柔道も剣道も武道ではなくスポーツとしての扱いとなっていくのですかね…
道場に胴着の下にタートルネックの長袖のシャツ…袴の下にジャージを履かせ子供を稽古に連れて来る保護者…夏は暑く冬は寒い…その中で胴着に裸足で稽古をする中で鍛錬になるんですよと言うと…野球でもサッカーでも冬は長袖ではないですか!?練習くらいはいいんじゃないですか!?それで風邪でもひいたらどうするんですか!?と言った始末…
時期が時期だけにこれでも虐待だと言われかねませんね…暴力は確かによくないとはおもいますが…なんだかモヤモヤしたものが残ってしまいます…
もしも、結果に結び付き、金メダルラッシュになったとしてもやはり告発したのでしょうか!?
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Re: 体罰による指導 ( No.65 ) |
- 日時: 2013/02/02 09:55:42
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To 戒さん
管理人のHide.です。 ご意見ありがとうございました。
武道における教育学は確かに立ち遅れているように感じますが、研究者レベルではそうし た論文や発表は数多く行われているんです。 問題は、それが民間の剣道愛好家レベルまで降りてこないことでしょう。
また、一般の剣道愛好家も、教育学や児童心理学、発達心理学、体育学、コーチング論な どを積極的に勉強しようという人が少ないことも問題ですね。 剣道はある程度段位を取得いたしますと、それだけで「指導者」になってしまいます。 それらの本は巷に溢れてますので、しっかりと勉強なさるべきでしょう。
To こつりさん
管理人のHide.です。
>少年指導で稽古中しゃべっていたりすると >竹刀で頭をこつりと叩くのも体罰だという >う〜むどうでしょう
おしゃべりをしているとき、前から人が突っ込んできたらよけられませんよね。 そうしたことを理解させるために行う行為で、体罰などではありません。
もちろん、必要以上に叩けば体罰になるでしょうが。
To 難しいさん
管理人のHide.です。
おっしゃる通り「程度の問題」です。 桜宮のケースでも、30発もビンタを張らなければいけない必要性を考える方が難しいで すね。 故に「やりすぎ」と考えることができると思われます。
To 通りすがりさん
管理人のHide.です。 ご意見ありがとうございました。
>体罰という単語がマスコミのせいで一人歩きしている感があります。 >万が一行き過ぎた指導の中で暴力があったとしたら、それは暴行事件として >扱えばいいのであって、社会全体が議論するようなテーマでしょうか。
確かに、味噌もクソも一緒にしてしまっているような感は否めません。 しかし、ここでしっかりと議論を尽くしておくことが、「体罰」「暴力」「愛のムチ」の 棲み分けにつながっていくのではと愚考いたします。
>言ってみれば暴力に一定のルールを持ち込み戦うのが格闘技ならば、突き詰 >めていくと格闘技そのものの自己否定になりかねない。
おっしゃる通りです。 武道そのものが武術・武技といった「他人を殺傷する技術」から発祥しているだけに、ど うしても暴力的になる傾向を否定できません。
そこで大切なのが「礼」の考え方でしょう。 お相手を尊重する「気持ち」や「姿勢態度」こそが「礼の原点」のはずですので。
そこから考えますと、「炎の体育会TV」や「てっぱん」などのTV番組で、TV局側の演出で 強要されているのだと思いますが、「絶対負けません」などお相手を挑発するような発言 をさせることは、剣道を歪めて伝えてしまう危険性を孕んでいるとも言えるでしょう。
>剣道界はどうでしょうか、例の写メ事件以降それを吹き飛ばすような明るい話 >題が欲しいですね。
どうしてもダークなニュースはインパクトが強いですから。 でも昨年は、世界選手権優勝(トピ違いなので、これに問題点にはここでは触れません) や木和田、山本真理子選手らの全日本での爽やかな戦いなど、明るいニュースだと受け止 めておりますが。
To あたりめさん
管理人のHide.です。。 ご意見ありがとうございます。
>確かに、今はTVのチャンネルを変えればこの話題ばかりで、何だかコメンテーターの暴 >力は駄目だと言う言葉ばかりが勢いを増して、いろんな方面に飛び火、また表面化して >いくのではないでしょうか
おっしゃる通り「魔女狩り」にならないことを祈りたいです。 毎日毎日、じわじわと水が染み出すようにあちこちで問題が顕在化してきています。 相撲での「かわいがり」が問題になったことがありましたが、剣道の「荒稽古」もまな板 に上がるようなことがないといいのですが…。
>道場に胴着の下にタートルネックの長袖のシャツ…袴の下にジャージを履かせ子供を稽 >古に連れて来る保護者…夏は暑く冬は寒い…その中で胴着に裸足で稽古をする中で鍛錬 >になるんですよと言うと…野球でもサッカーでも冬は長袖ではないですか!?練習くらい >はいいんじゃないですか!?それで風邪でもひいたらどうするんですか!?と言った始末…
私は「寒かったらかわいそうなので、下に着せていいですよ」と言っております。 ただし「剣道着や袴から見えないようにしてください」とは注文をつけておりますが。
なにも、つらいことを強要する必要もありません。 寒くないように稽古をしてますが、基本だけの初心者クラスは寒さが肌身にしみるはずで す。
剣道に慣れてくると自然にそういったものを着込まなくなりますので、とくに導入部分で は無理強いをしないことも指導者として必要なのではと考えております。
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Re: 体罰による指導 ( No.66 ) |
- 日時: 2013/02/03 10:49:23
- 名前: M77
- 久しぶりに投稿させて頂きます。
皆様の書込を見ていて一番恐いのが「常識の範囲」だと思いました。 インターネットより ●武道科の実習中、3年の女子生徒が1年生に絞め技をかけた際、危険と判断した男性教諭が、制止させる際に3年生の頬を平手で2、3発たたいたという。女子生徒はともに柔道部で、教諭は柔道部顧問を務めていた。 ●撲部顧問の男性教諭(34)を書類送検した。容疑を認めているという。 送検容疑は2011年12月と12年7月、後輩部員を投げ飛ばしてけがをさせるなどした生徒に対し、後頭部を2回たたくなどした疑い。
これにおいて常識の範囲では書類送検だそうです。 オリンピックの監督の「強化合宿のたびに食事会を開いた。選手とざっくばらんに意見交換できていたとの思いは、告発を受け、誤りだったと気付かされた。一方的な信頼関係だった」とあるように 可能性とすれば、意見交換が頻繁に行われているような場があり、理解をして貰っていると指導者側が思っていても、結局は荒稽古が理解できなかった集団に行けば「体罰」になるのはあるのではないでしょういか。そしてそれを訴え、認められれば、これも、この集団からすれば「荒稽古」=「体罰」が「常識の範囲」の見解となりますよね
私の中では上記の指導は「体罰」とは言いきれません。 武道をしていて後輩にする行為だとも思いませんし、その場で口頭にて終わらすような状況かどうか疑問です。又、別の視点から見れば、止めが入らずそのままいっていれば、この先輩方が加害者のような立場になる場合もあります。 上記はやられている後輩からすればこの「体罰を受けた先輩」は驚異ですよね。 今後この後輩の心を守ってくれるのは誰になるのでしょうか。 学校生活においてなにが「常識の範囲」にあたるのか。教育委員会とかではなく、現場の先生方、父兄、子供達が一体となって考えられる状況が出来ればいいとつくづく思いました。
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Re: 体罰による指導 ( No.67 ) |
- 日時: 2013/02/04 06:54:13
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To M77さん
管理人のHide.です。 ご意見ありがとうございました。
そうですね、「常識の範囲」がどこにあるか問題ですね。 私もM77さんが例示された事例は体罰とは思えません。詳しい状況や叩いた度合いがわか りませんが、むしろ、後輩部員を守るための行為に思えます。
>学校生活においてなにが「常識の範囲」にあたるのか。教育委員会とかではなく、現場 >の先生方、父兄、子供達が一体となって考えられる状況が出来ればいいとつくづく思い >ました。
全く同感です。 生命や人間の尊厳に関わる問題に関しては、しっかりとした見極めがなされるべきでしょ う。
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Re: 体罰による指導 ( No.68 ) |
- 日時: 2013/02/04 15:46:27
- 名前: M77
- HIDE様
本当に難しいですね 各武道会狭い世界なのだとつくづく思いました。 また、スポーツと武道を同等に考えてる方も多いよ思いました。 ここらで一つひろーい視野で物事を捉えることができないものかと思います。 橋下さんは極端ですが・・・
この事例は私も本当に疑問に思った事例でした。 今後このような事例が増えてくるかもしれません。 ここからはやはり親の判断力が問われるように思います。
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Re: 体罰による指導 ( No.69 ) |
- 日時: 2013/02/04 21:57:04
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To M77さん
>今後このような事例が増えてくるかもしれません。 >ここからはやはり親の判断力が問われるように思います。
はい。度々書かせていただいてますが、「魔女狩り」にならぬことを祈るのみです。
今日、次男の学校から「体罰に関するアンケート」が各家庭に配られました。 「第1回体罰禁止の徹底及び体罰に係る実態把握について(調査)」というプリントです。 これは、子どもが「体罰を受けたことがあるかどうか」を親に問うものです。
子どもは家庭では自分に都合のいいことしか話しませんし、親はそれを鵜呑みにしてしま いがちです。ホント「魔女狩り」にならぬといいのですが…。
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Re: 体罰による指導 ( No.71 ) |
- 日時: 2013/02/05 15:34:58
- 名前: 過去記事
- 参照:
- http://ichinikai.com/bbs9/991859638671489.html
過去にも色々ありますね
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Re: 体罰による指導 ( No.72 ) |
- 日時: 2013/02/06 06:24:28
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- 管理人のHide.です。
とりあえず、桜宮の部活動再開ですか。 問題が全て解決したわけではありませんが、生徒たちにとってはよかったのではないでし ょうか。
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Re: 体罰による指導 ( No.73 ) |
- 日時: 2013/02/06 18:37:14
- 名前: TOTO
- M77さん、Hideさんのご意見の通りだと思います。
様々な考えがあると思いますが、 本当に生徒さん達を巻き込むのは教育でもなんでもなく自分たちのご都合主義でしかありません。 また、残念な事は体罰の件が明るみに出るたび「竹刀でたたいた」ということが多く出ていますが、 みんな勘違いしてますよね。 本来は竹刀は剣道でのみ用いるべきものであり、 相手に攻撃する場合でも防具をを付けている箇所のみに限定されているわけですから。 体罰に使用すること自体が一剣道を志しているものとして激しい怒りを感じます。 また、体罰を肯定するつもりもありませんがただ言えることは、たとへ一発殴ったとしてもおそらくその痛みは30秒位で消えると思います。 しかし、その時に話した言葉は一生教訓として残るような言葉でなければならないと思いますしそれが「愛のムチ」ではないでしょうか。 私は、これをモットーとして指導してきました。 言葉自体も気をつけにと暴力になりますからね。
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Re: 体罰による指導 ( No.74 ) |
- 日時: 2013/02/07 00:57:04
- 名前: 親馬鹿一刀流
- 再度思いをめぐらせました。
色々な競技の技術向上の為に負荷を掛ける稽古・練習・トレーニングは、目標とする技術レベルに達成するための目的があります。 その目標目的の為に必要なのか無駄なことなのか?
剣道立ち切り稽古の事:荒稽古 剣道の稽古方法の中に立ち切り稽古があるのは皆さんご存知のはず。 山岡鉄舟が実践した稽古。 いわゆる荒稽古。 やらなくても良いのです。逃げても良いのです。 何せ掛かり手はまともな稽古をしなくても良い。元立ちをつぶしに掛かる。 わざと突いて突いて突きまくる掛かり手も居る。 足が痙攣して立てなくなるくらいの稽古。 でも挑戦する。 何でか? 自分の稽古の為。何か突き抜けるための稽古。
荒稽古ではあるが、体罰とは違う事。 ・元立ちの選定は高段者が熟慮して選んでいる。 ・掛かり手は乱暴な事はするが剣道の技の範囲で行なっている。足がらみも向かえ突きも剣道の技です。 ・抵抗出来ない者に対して剣道の技以外の殴る蹴るの稽古ではない。
間違ってはいけないのは、鍛えるためだと言って体(骨)、技術が伴わない子供達に能力以上の事、技術に関係ない事をやっては いけないという事。
体罰の事 私の剣道経験に体罰はないと書きましたが私の師匠の指導で今なら体罰と言われかねない事を思い出しました。 社会人の集まりで公共の道場を使っていましたが、きちんと立礼して入ってきた先輩に、正座して礼をせよとやり直しを指示した事。 良い大人が公衆の面前でやり直しを指示された。本人は恥ずかしい思いをしたと思います。
技の稽古で出来ない方、気持ちが整っていない方に、打ち据えるように面を打った。 その他。 これには意味がある事を弟子達は分かっています。
稽古後、喫茶店でお茶を飲みながら30分稽古内容の説明反省、30分その他の勉強会を行うのが慣例でした。 恥ずかしい思いをした方は次は同じ事をやりません。 痛みを覚えたら次は同じ事をやりません。 その代わり叩き付ける時は加減しない。
常に言われ続ける母親のいつもの小言。 普段はなかなか顔を合わせない親父の突然の雷。 時々見せる指導者の強い言葉。 時々見せる指導者の強い肉体負荷。 常に与える肉体的負荷。 常に与える精神的負荷。 全部愛情はあると思います。
指導者の先生はどれを選びますか?
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Re: 体罰による指導 ( No.75 ) |
- 日時: 2013/02/07 06:54:02
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To TOTOさん
管理人のHide.です。 ご意見ありがとうございます。
おっしゃるとおり、「竹刀で叩いた」というのは嫌ですね。 テレビのコントなどでも、スパルタのシーンでは必ずと言っていいほど竹刀が登場します。 私たちに剣道を学ぶ者とって、竹刀は「魂」に等しいものです。 剣道をおやりになっていない素人の方にまでそれを強要することは好ましくないとは思い ますが、軽々しい竹刀の使い方はやめていただきたいですね。
>言葉自体も気をつけにと暴力になりますからね。
どうフォローするかっていうことはとても大切ですね。 叩いただけでは気持ちが伝わりません。「何が原因で」「何を学ばせるために」が欠けて いては単なる暴力と受け止められてしまう可能性を孕んでいるといえましょう。
To 親馬鹿一刀流さん
親馬鹿一刀流さんは、いい師匠に教えていただいてこられたのですね。 私の先生たちは、どちらかというとかなり暴力的な方が多かったです。叩かれて叩かれて 「なにくそ!」と頑張り抜いてきた。 だから、常に剣道は嫌いでした。 でも、「ここでやめたら負けだ」という思いに支えられて続けてきたように思います。
大学でいい師匠に出会ってなかったら、とっくに剣道家ら離れていたでしょう。 それほど、師匠というのは修行をする上で大切なんですね。
自分も我が師に少しでも近づけるよう精進したいと考えております。
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Re: 体罰による指導 ( No.76 ) |
- 日時: 2013/02/07 08:51:34
- 名前: いよいよ
- TVに、いよいよ出てきました剣道
剣道は叩けばいくらでもホコリが出てきそうですね
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Re: 体罰による指導 ( No.77 ) |
- 日時: 2013/02/07 09:02:09
- 名前: 通りすがり
- フジのとくダネ!で、某公立中学の剣道部の稽古風景で父兄が撮影した
映像を流しています。 防具を付けた子供を指導者が素手で殴る、蹴る、投げ倒す・・・。 経験者にはごく見慣れた、(子供の頃)自身での経験もある風景。 これ、映像的に一般の人にはもっと強烈なものが出てくるでしょうね。
こういう映像を提供した父兄の意識も理解不能だし、格闘技での体を使っ た『強い指導』『気合を入れる』を体罰というなら格闘技全般に問題が 波及しますね。『常識』が違うでしょうから。
バスケのような『戦い』ではないスポーツと格闘技、武道を一緒くたに 論じられてはおかしなことになります。 柔道の問題があるでしょうが、格闘技・武道関係の団体等が沈黙していて良い ものかどうか少し疑問を感じます。
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Re: 体罰による指導 ( No.78 ) |
- 日時: 2013/02/07 12:44:59
- 名前: ん〜
- どの競技でもそうだと思いますが、実績を残した人が指導者になる場合が多いと思います
実績を残した人は多かれ少なかれ、肉体的な苦痛を味わった経験があるでしょう そうやって鍛えられてきた指導者は、選手を鍛えるのに肉体的苦痛を与えても仕方が無いと思うんです もちろんそうでない指導者もいるでしょうが、大半はそうじゃないでしょうか?
通りすがりさんの意見に同感します 格闘技・武道は、そのものが他人を傷つける為に生まれました その点は他のスポーツと違いますから、体罰に過敏になりすぎるのもどうかと思います
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Re: 体罰による指導 ( No.79 ) |
- 日時: 2013/02/07 13:12:50
- 名前: M77
- TOTO様・HIDE様のおっしゃるとおり竹刀は「魂」であり「剣」であると思います。
数年前息子がある指導者に竹刀を投げつけられ骨折したことがあります。 剣道を知らなかった息子の父でさえ「剣は投げる武器か」と激怒し、談判しにいくという事件を思い出しました。それ以降竹刀は飛ばずイスが飛んでおりましたが(笑) でも、どなたであれ竹刀を軽々しく扱われるのは耐え難いことです。
親馬鹿一刀流 様 大変勉強になりました。ありがとうございました。これは息子にも読み聞かせたいと思います。 ただ残念なことに私共と同じく全く剣道素人で始めた現代の子供達、父兄の中では理解しているのかは疑問です。 きつい稽古をする事にさえ なぜ師範にかかっていくのか。挑戦するのかを聞くと 先生がやれというから。やらなかったら打ちのめされるから、という答えが子供達からかえってきます。 その親御さん達が何かあれば体罰と受け取るのも分かる気もします。本当に残念です。
それにしても報道とは表裏一体のような気がします。今からの報道にどう親が子供に、学校に対応出来るかが課題になって来ると思いました。
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Re: 体罰による指導 ( No.80 ) |
- 日時: 2013/02/07 21:00:35
- 名前: ヒロ
- マスコミは始末悪いですからね。特に最近は。面白半分のドラマで散々生徒たちに悪い影響与えながら、教育界のことはこれ見よがしに叩く。先日退職金減額を理由に早期退職をした教職員をマスコミが叩いてました。叩かれるべきは最後まで働いた方が損をするようにした行政でしょう。自分たちは相変わらずグルメ、内輪のバカ騒ぎしか脳がないような番組作りに終始し、スポーツニュースは野球とゴルフとサッカーばかり。ゴルフに至っては優勝者よりも予選落ちした某人気ゴルファーしか映さない。自分たちでデタラメな世の中の風潮をつくっておきながら愛が地球を救うなどと耳障りのいいこと言って頼んでもないのにタレントにマラソン走らせて感謝を求める。この頃は馬鹿馬鹿しくて呆れかえるばかりです。でもこんな御時世にほとんどスポットも当たらない剣道に真面目に取り組む子どもたちはそれだけで素晴らしいですよ。
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Re: 体罰による指導 ( No.81 ) |
- 日時: 2013/02/07 23:29:57
- 名前: 剣子
- 指導に暴力はいりません。
私たちが普通だと思っていることも今この機会に考え直すことも必要です。 自分たちがやられたことがすべて正しい指導法ではないのですから。 剣道は格闘技ととらえるならば、だからこそ暴力ではない指導方法が必要なのではないでしょうか。
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Re: 体罰による指導 ( No.82 ) |
- 日時: 2013/02/08 08:56:22
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- 管理人のHide.です。
フジの「とくダネ!」の映像、残念ながら拝見しておりませんが、稽古場の状況を撮影し て、わざわざテレビ局まで持ち込んだのでしょうか?
程度がわかりませんしその原因も不明ですのでなんともコメントのしようがありません。
ただ、剣子さんがおっしゃることも重要です。 私たち剣道指導者が「普通だ」と思っていることも見直す機会ではあると考えます。
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Re: 体罰による指導 ( No.83 ) |
- 日時: 2013/02/08 14:27:10
- 名前: ハッシー
- 都内の私立で10年〜15年くらい前に、顧問の暴力が嫌で部員が複数名で一時的にボイコットしてたことありませんでしたっけ?
覚えてて真偽がわかる方いますか? 「強いのにもったいない」と言われているのを何度か耳にしたことがありました。
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Re: 体罰による指導 ( No.84 ) |
- 日時: 2013/02/09 21:00:26
- 名前: 昔剣士
- 個人の道場でどのような稽古をしようと道場の勝手、その道場を選択するか否かは個人の自由。
しかし、学校教育では暴力は否定されており、たとえ武道の部活であろうと暴力は禁止されています。 禁止事項を破たのであれば、罰せられるのは社会の常識。 自身生活を犠牲にされて指導されている指導者には頭が下がりますが、だからと言っ て暴力が肯定されるものではありません。 本来、殴る、蹴る、投げるを使わなくとも有効な指導をさている指導者も沢山いら しゃいます。 どうしてもという方がいらっしゃれば、ご自身で道場を開かれて、賛同される方だけ で稽古されれば宜しいかと思います。 (個人的には、上記は剣術であり、剣道ではないと認識しています。剣道の試合では反則ですよね。道とするなら反則行為を稽古するのは合点がいきません。) 又、躾について学校、部活に望まれる方がいらしゃいますが、本来躾は家庭で行うのが筋です。それが不可能でであればしかるべき施設で矯正すべきです。 躾まで、部活の顧問に依存するのは、酷というものです。 今回の事件は、暴力もありますが、一人の高校生の生活、進路が部活の顧問で左右さ れているというシステムに問題があるのではありませんか?
今後、剣道界で同様な事件が起こらないことを祈るばかりです。
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Re: 体罰による指導 ( No.85 ) |
- 日時: 2013/02/10 08:08:04
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To 昔剣士さん
管理人のHide.です。 ご意見ありがとうございます。
教育現場で暴力は否定されるべき。これは至極当然のことです。 ただ、昔ながらの伝統的な稽古方法の中には、「投げる、倒す、蹴る、叩く(尻などを)」 というのがあることも事実。それらは、戦後の剣道のルールで禁止事項になっただけで、 戦前までは当然のように行われてきました。しかも憎しみや怒りの発露ではなく、しっか りとした稽古の中でです。
新しい時代の剣道にはそぐわないかもしれませんが、そうした稽古までも否定されてしま うのはいかがなものかと考えます。
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Re: 体罰による指導 ( No.86 ) |
- 日時: 2013/02/10 22:28:13
- 名前: 昔剣士
- >戦後の剣道のルールで禁止事項になっただけで、
>戦前までは当然のように行われてきました。しかも憎しみや怒りの発露ではなく、 >しっかりとした稽古の中でです。 >新しい時代の剣道にはそぐわないかもしれませんが、そうした稽古までも否定され>てしまうのはいかがなものかと考えます。
戦前の稽古まで調べて現在の稽古に活かしておられる指導者がどれほどいらっしゃるのでしょうか? 全ての指導者がHideさんのレベルであれば問題ないのかもしれませんが、残念ながら 現実はそうではありません。 そういう状況の中で安易に学校教育の場で、荒稽古を肯定することは非常に危険なこ とだと申し上げいるだけです。 事が起こってしまった後では遅いのです。 私は、Hideさんの荒稽古を否定しているわけではありません。 全レスで申し上げておりますとおり、荒稽古をするのであればふさわしい場でふさわ しい方とやれば宜しいかと存じます。
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Re: 体罰による指導 ( No.87 ) |
- 日時: 2013/02/11 01:27:04
- 名前: 親馬鹿一刀流
- Hide.さん、M77さん、元立ちさん、皆様
こまめにレスできず申し訳ありません。 私の書き込みに賛同、肯定のご意見の書き込みありがとうございます。
皆様のご意見を整理しますと、技術向上とは無関係な暴力行為は否定されています。 無抵抗の者に叱責、発奮を促す意味があったとしても殴る蹴るの行為は暴力行為としましょう。 荒稽古に関しては、個々人の経験がそれぞれなので意見が分かれるのではないでしょうか?
荒稽古に対する感じ方は剣道の経歴によって違いが出るように思います。 この掲示板を見られている方々を大別すると長年剣道の稽古をされて居る方、経験年数が短い方、自分は剣道をやらないが 子供が剣道をやっている方となりましょうか。 (細かい事を書きますと経験年数は短いが高校大学時代に剣道が嫌になるほど稽古した方とか)
私の少年時代の記憶では大人同士の稽古で竹刀を落としたら即座に組み付き組み伏せる、体当たりをして崩して打つ、倒れた相手に も打ち込んでいました。 また、小手を打たれたら右腕がないものとして片手上段になって即座に反撃するとか。 鼓膜が破れるのではないかと思えるような片手半面なんかも良く見た気がします。 今は試合では反則になるかもしれませんが、私の小学校時代には鍔迫り合いから左拳で当身を行ってから引き技を打っても1本とな りましたし、体当たりを受けて倒れながら打っても1本となりました。 昭和40年代の事です。
どうも荒稽古という言葉がいけないように思います。 私も荒稽古という言葉を使いますが、荒ではなく普通の稽古と思ってはどうでしょう。 本来の荒稽古はもっと激しく、そんなものではないと。
私見ですが剣道は総合武術と考えていて、合気道は剣道から派生したものと捉えています。 体術という言葉がありますが、剣道には柔道、空手、合気道の要素が含まれていると思います。 そういった要素の稽古がないのは剣道の一部しか稽古していない事になりませんでしょうか。 もちろん、防具を付けたばかりの方にそれを指導しても意味はありません。
昔剣士さん 私見を述べましたが、戦前の稽古を調べて荒稽古と言われる稽古をするのではないと思うのです。 年代にもよるのですが、当たり前のように稽古してきた経験値なのです。 また武道的見地からも技術としてあると思うのです。 ただし、大学生時代にやった稽古だからとか、鍛えてやるんだとか言って体の出来ていない子供達、技術の 伴わない子供達に闇雲に形だけ真似た意味のない稽古をさせるのは、やってはいけない事です。 学校教育の場での事は、ここを間違わなければ良いのではないでしょうか?
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Re: 体罰による指導 ( No.88 ) |
- 日時: 2013/02/11 16:35:26
- 名前: 昔剣士
- 親馬鹿一刀流さんへ
ご返事頂きまして有難うございます。
概ね私も同じ意見です。しかし、最後の一行につい ては、意見が異なるところです。
学校教育での全指導者が高度な稽古を出来るのかは 疑問が残ります。
全指導者が出来ないとなると、安全性の見地より禁 止せざる負えません。
荒稽古等高度な技術を要するような稽古は、優秀な 指導者の基、その志の高い子供が学校教育以外の場 で行う方が良いのではと考えます。
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Re: 体罰による指導 ( No.89 ) |
- 日時: 2013/02/11 19:52:09
- 名前: 親馬鹿一刀流
- 昔剣士さん
まず私が考えた学校教育の場とは剣道経験者が指導するクラブ活動と思っています。 学校体育の武道教育では有りません。
対象となっている稽古法を荒稽古と言わず、体当たり、いなす、転がす、投げる稽古としましょう。 体当たり、いなす、転がす・・・指導は自分に経験がある事と技術がないと出来ないと思います。 いなす転がすの経験技術の無い三段の方が、充分に稽古してきた中学生の初段の子にいなす、転がすをやろうとしても逆に返されて しまうと思っています。 やってはいけないのは充分な技術のある先生が技術的に未熟な子供達に無闇に行う事です。
私は、少年時代からしっかり稽古してきた中学校の顧問の先生が、ちゃんとした技術を持って指導する事まで禁止する必要はないと 思うのです。 前のレスで書きましたように、剣道の技術の一つですから教えられるのに教えてはいけないというのは違うと思います。 特に学校の部活動しか出来ない中学生に、指導出来る先生が居て、正しい技術を教えないのはマイナスと思います。
因みに私は少年指導の場で初心者を担当していますが、見学体験者や入会者に最初に教える技術は、体当たりといなしです。 剣道は速さや力だけではない事を最初に教えます。 また、技の稽古では剣道形の応用を考えていまして、剣道形4本目の足裁き、体裁きは応用の幅が広いので応用技を良く教えています。
真っ直ぐ構えて気力を持って真っ直ぐ打ち込む事は大事ですが、剣道はそれだけではありません。
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Re: 体罰による指導 ( No.90 ) |
- 日時: 2013/02/11 21:50:38
- 名前: 昔剣士
- 親馬鹿一刀流 さんへ
当然部活まで含んでのことです。
申し訳ありませんが、私は安全優先の観点で申し上 げております。
双方が未熟で危険と解らずに稽古が行われている部 活も現実には存在します。
仰る通り段位でその指導者が優秀か否かの判断は出 来ません。
ではどこで危険なのか否かを判断するのでしょう?
チェック機能が無いというのは恐ろしいことです。
全ての部活で安全を確保すると考えると残念なが ら禁止する他思いつきません。
確かに剣道の奥深さを伝える事も必要ですが、剣道をしている子供達の安全が最優先だと思います。
私は全ての場でこのような稽古を否定している訳では有りません。
学校によっては、部活と社会体育の時間を分けて上 手く運営されているところもあると聞いております。
当然社会体育の時間に優秀な顧問が指導する事を 妨げるものでは有りませんし、部活に参加し社会 体育に参加しない生徒を否定するものでは有りませ ん。
本来部活とはそういうものだと認識しています。
めんどくさいやり方かもしれませんが、安全は一歩一歩確保していくのもだと思っております。
思いつくまま書き込みしました。 御無礼があればお許しください。
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Re: 体罰による指導 ( No.91 ) |
- 日時: 2013/02/12 08:57:19
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- すっかり「荒稽古論」になってしまいましたが、荒稽古は体罰ではありませんしこのトピ
で語るのはいかがなものかという思いがあります。
To 昔剣士さん
>全レスで申し上げておりますとおり、荒稽古をするのであればふさわしい場でふさわ >しい方とやれば宜しいかと存じます。
そうですね、現在の状況を考えますと、ふさわしい場所と状況が必要であることは間違い なさそうですね。
ご忠告、肝に銘じます。
To 親馬鹿一刀流さん
>どうも荒稽古という言葉がいけないように思います。 >私も荒稽古という言葉を使いますが、荒ではなく普通の稽古と思ってはどうでしょう。 >本来の荒稽古はもっと激しく、そんなものではないと。
そうですね、昔(私が小中学生の頃=昭和40年代)では、今、荒稽古と思われるものが普 通のお稽古でしたね。先生と鍔ぜり合いをすればすぐに足をかけられ、簡単に捻り倒され 面を剥がれてしまうことも度々でした。 そうなるともう地稽古はできませんので、ひたすらかかり稽古と切り返し。しんどかった ですねぇ。
まぁ、今時、そういうお稽古を耐えてきたであろう高段者もそんな稽古の付け方はなさい ません。時代なのだとは思いますが…。
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Re: 体罰による指導 ( No.92 ) |
- 日時: 2013/03/19 02:45:37
- 名前: ティモシー
- 生徒が眉毛を剃っていた事に激怒して顔面を20〜30発殴る体罰で高校の剣道部顧問を書類送検されたらしいですね
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