Re: 世界選手権を見て。 ( No.1 ) |
- 日時: 2009/09/02 15:59:11
- 名前: 通行人
- 個人決勝の動画が2つあり
ハイビジョンじゃない方は 7分10秒前後の小手返し面の事だと 思うのですが、こちらでは深く見え1本じゃない と思います。
どちらかといえばこっちの動画の方が 判断しやすいかな。
ハイビジョンの動画は5分前後で 打突部が見えませんが 1本のタイミングかなと思います。
あの引き面を取るならこちらの方が 私は良いと思います。
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Re: 世界選手権を見て。 ( No.2 ) |
- 日時: 2009/09/03 01:37:48
- 名前: G流剣士
- 最初に、私も、世界選手権、男子個人決勝の韓国の選手の小手返し面は、一本だと思いま
す。
私も、批判や人を見下すような発言は、大嫌いですし、その発言した人間の人間性を疑い ます。剣道(剣道以外のスポーツ、競技全て同じですが…)は、勝っても負けても、相手 を讃えるようでなければならないと思います。また、剣道が強い、剣道をやっている=人間 性が立派とも、まったく思いません。剣道は剣道。人間性は人間性です。決して、私の剣 道を取り巻く人達が嫌な人達だったわけでもなく、ごくごく一般的な社会人としての常識 としての発言です。
世界選手権の日本 対 韓国の試合をyoutubeで見ての私の感想です。
やはり目立つのは韓国の選手は裏交差の鍔迫り合いが多いいなという事が、第一です。 剣道が刀から来た物であるのなら、表交差で鍔と鍔とを合わせて、我が身にお相手の刃を 触れさせぬよう鎬を削って、鍔迫り合いをして欲しいと思います。普段、日本で行われて いる全日本剣道連盟試合審判規則に基づいた試合でしたら、鍔迫り合いの反則だと思いま す。 また、それに対して日本選手も本来ならば表で鍔を合わせて鍔迫り合いをしたいところで すが、無理に裏から表に戻そうとすれば、打たれる危険性が有るので戻さなかったのだろ うと思います。ただ、裏交差の鍔迫り合いは、日本でまったくないというわけでもなく、 鍔迫り合いから別れる際に裏交差にして、お相手の左首に竹刀を掛けて別れるという行為 も多々見られると思います。これも厳密に言えば、反則なのかな…?とも思いますが、現 状では反則は取っていないわけで、非常に曖昧な所です。
次に、日本と韓国の剣風についてですが、私は、決して日本の剣道の方が優れている、レ ベルが高いとも必ずしも思いません。それぞれいい所と、持ち味があると思います。
これについても、一部の人は、頭ごなしに日本の方が断然レベルが高いようなことを言い ますが、それについての具体的な内容について、個々に感ずるところを発言しなければ、 ただの中傷でしかないように思います。
私が感ずる所、思う所は、打突の機会の捉え方、すなわち、狙いが違うということです。 剣道は、みなさんもご存知のとおり『三つの許さぬところ』という教えがあり、技の起こ り頭、受け止めたところ、技の尽きたところは、打突の好機なのでそこを逃すべきではな いという教えですが、
日本の剣道は、技の起こり頭を狙うを重視して、プラス、攻めて受け止めたところを狙う 感じで、技の尽きたところは、ほとんど技が出せていないのが現状です。もちろん、絶対 に負けられないという極限状態で、慎重な試合展開を行って、守るときは防御に全神経を 集中して打たせないということだったのかもしれません。しかし、あの試合に限らず日本 国内での試合においても、どちらかが打ち、どちらかが守るという試合が多いいように思 います。それは、試合を行う選手自身の問題というより、日本での審判(試合)の問題だ と私は思います。お互いに構えたところから、相手の技の尽きたところを打つとしたら、 相手の打突を竹刀で受け流して余して打つ、または足で余して打つということになると思 いますが、これらの技が日本では、前に出て飛び込む技に比べると過少な評価で、かなり 正確性と打突の強さが求められているように感じます。高校生ぐらい…?までは、そうい った傾向ではないと思いますが…。試合をする選手としては、技を出しても一本を採りづ らい、採ってもらえないのならば、『技を出す=打たれる可能性がある』ですから、打たな いほうがいいという結論になると思います。もちろん、出頭を狙うと技の尽きたところを 狙うでは、相反する要素があるので身構え、気構えが多少異なりますから、技を出しづら いという要素もありますが、ある程度のレベルに達した選手ならば、技を出す機会として 二段構えで身構えられると思います。
韓国の剣道は、逆に技の起こりを、あまり(狙いすまして)狙っていないように感じます。 どちらかと言うと、起こりを打つとしたら反射的に打っているように思います。それにプ ラス攻めて受け止めたところと、とにかく技の尽きたところを狙っているように思います。 私は、特に剣道の専門家でもなんでもありませんし、韓国の剣道を直接、肌で感じたわけ ではありませんが、昔の世界選手権や、ネットで韓国の方同士の試合の映像を見る限り、 間違いなくそういった傾向があると思いますし、日本に比べて前に出て打つ技を重視しす ぎて、前に出る技と余して打つ技の一本に、偏りがないように思います。だから、技の尽 きたところを狙うという技術も自然と磨かれ、技を出せているのだと思います。
また、受け止めさせる技術、受け止めさせる攻めの技術に関してですが、単純に言うと私 は、『攻め=フェイント』と考えています。 日本の剣道の攻めは、スピードと激しさも遣いますが、ゆったり、じっくりで表裏上下を 小さいフェイントや剣先の使い方で攻めて受け止めさせるようにして一本を狙っていると、 思います。 韓国の剣道は、スピードとパワーを生かして、日本に比べたら大きいフェイントと剣先の 使い方で表裏上下を攻めて受け止めさせるようにして一本を狙っていますし、また、実際 に打突して技を激しく繋げて、受け止めさせて一本を狙っているように思います。
この攻めの違いを、解りやすく例えて言うならば、童話の北風と太陽のような攻めの違い だと私は思います。
(話のあらすじ wikiより) あるとき、北風と太陽が力比べをしようとする。そこで、旅人の上着を脱がせることがで きるか、という勝負をする。 まず、北風が力いっぱい吹いて上着を吹き飛ばそうとする。しかし寒さを嫌った旅人が上 着をしっかり押さえてしまい、北風は旅人の服を脱がせることができなかった。 次に、太陽が燦燦と照りつけた。すると旅人は暑さに耐え切れず、今度は自分から上着を 脱いでしまった。 これで、勝負は太陽の勝ちとなった。
この話では太陽が勝っていますが、剣道の攻めに関して世界選手権に(試合に)当てはめ ると、体も動く年齢だと思うし、鍛え抜かれている選手のみなさんなのだから、どちらが 正解ということもないと思います。そういった意味で、私はどちらもいい持ち味があると 思います。
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Re: 世界選手権を見て。 ( No.3 ) |
- 日時: 2009/09/03 06:49:50
- 名前: 剣一
- To 通行人様
ありがとうございました。私には出来ない技ですので、見ていてもすばらしいものだと思います。それから延長に入ってからの、寺本選手の起こりをねらった面、わずかに遠かったですが、さすがは寺本選手といった感じです。 To 流剣士様 ご意見ありがとうございました。とても参考になる意見でした。まさに日本の剣道では相手の起こりを打つ、お相手の心のすきを打つ事が一番の評価を受けています。私も剣道を長く続けていくには、一番重要だと思います。韓国選手が相面で勝ったのはあまり見た事がありません。前回の世界選手権でのアメリカ戦の先鋒もアメリカの選手に先を取られて相面で負けています。かといって流剣士 さんの言われるように技の尽きたところで韓国選手はめっぽう強いということもわかります。 日本の剣道と韓国の剣道の昇段審査の基準もきっと違うものなのでしょうね。お相手の心の起こりを先でうたなければならない日本剣道の昇段審査は、大変難しいものですね。 話は変わりますが、以前48歳で8段を取られた先生から、小手面の元立ちの指名をいただきました。もちろん先生から小手面を皆に教えていただいていたのですが。あの小手面の感触がいまだに忘れられません。鋭く、冴えの効いた手の内の小手面というのは、こういうものだと2年以上たった今でも忘れられません。 その教えの後で、皆で小手面を練習しましたが、皆の小手面はただ痛かったです。特に6段の方の小手面は最高に痛かったです。 お相手の心を打たれるのも心に残りますが、ただ打たれるのも心に残るものなのですね。
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Re: 世界選手権を見て。 ( No.4 ) |
- 日時: 2009/09/03 07:55:15
- 名前: 練乳
- 剣一さま
Youtube を見る限り、私も韓国選手の面は有効だとおもいます。 8流剣士さんのおっしゃるように技の尽きた所で打突の機会としては好機ですね。 ただ審判として取のがしたことを責められるかといえば、ちょっと酷かなとおもいます。あの打突の場合とてもコンパクトに打っているので「玄妙な技」の部類に入りますから旗を上げる機会を失ってしまっても仕方ないかなとおもいます。
まあ、結果は寺本選手の優勝でいいんじゃないですか?
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Re: 世界選手権を見て。 ( No.5 ) |
- 日時: 2009/09/03 08:05:03
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- 管理人のHide.です。
毎日多忙にしておりまして、YouTubeにアップされている動画(団体戦)は拝見しており ません。個人戦決勝につきましても、一度、さらりと見た程度ですので、コメントするだ けのものを持ち合わせていないと思いますm(_ _)m
ただ、あの小手返し面はいいところでしたね。 一本になってもおかしくないタイミングと機会でしたが、やや深いように見受けられまし た。そのあとの寺本選手が手元を上げたところの小手も、危なかったですね(>_<)
寺本選手には一本いい飛び込み面がありましたが、部位はとらえられてなかったように見 受けられました
最後の引き面に関しましては、この掲示板の別トピでも「平打ちではないか」というご指 摘があり一本かそうでないかで議論になりましたが、私は取っていい引き面だと思いまし た。お相手は虚を衝かれた感じで、まったく対応できていませんでしたね。
長く厳しい勝負の中で、最後まであきらめることなくあの勝機を見出した寺本選手の勝負 勘に脱帽です(^0^)
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Re: 世界選手権を見て。 ( No.6 ) |
- 日時: 2009/09/03 11:26:12
- 名前: 通行人
- ハイビジョンの動画
Terayamaになっていますね 失礼な
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Re: 世界選手権を見て。 ( No.7 ) |
- 日時: 2009/09/03 15:42:14
- 名前: NKK
- Hide.様のコメントはいつも剣道人としての自覚があり、良く観ているなーと、感心しています。
男子団体の試合ばかりのご意見が多い中、女子団体決勝、次鋒の映像を見てスカッとしましたので、 お知らせします。「最後まで勝負する」とは正に、この一本を出す事なのでしょう http://www.youtube.com/watch?v=UNpBeu8x68c
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Re: 世界選手権を見て。 ( No.8 ) |
- 日時: 2009/09/03 23:10:01
- 名前: 練乳
- NKKさま
いやー、すばらしい突きでしたね。 古川先生の教えの成果が出たようですね。 韓国選手には悪いですが、確かにスカッとしました。 映像情報、ありがとうございました。
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Re: 世界選手権を見て。 ( No.9 ) |
- 日時: 2009/09/04 09:17:55
- 名前: 剣一
- 練乳さま
Hideさま あの小手返し面につきましても打つ機会とタイミング等はよかったと思います。一本という基準、これは、審判の剣道の経験がなければ出来ないと思います。 NKKさま 見事な突きでした。あのような突きができるのも、日ごろの稽古の賜物なんですね。
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Re: 世界選手権を見て。 ( No.10 ) |
- 日時: 2009/09/04 09:20:35
- 名前: 通行人
- 凄い突きです!!
竹刀がひん曲がっちゃって 試合であれが出るなんて気が強いんだろうなぁ 残心を示してくれたら完璧でしたね
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Re: 世界選手権を見て。 ( No.11 ) |
- 日時: 2009/09/04 21:17:03
- 名前: 練乳
- 通行人さま
うーん、私は残心あると思いますけどねぇ。 「気を吐く」感じが出ていて若々しくてすごく良いと思いました。
ただ、突いた後に床を叩くのはどうも好きになれません。 栄花選手もそうでしたので、古川先生の教えでしょうか? まあ一般的ですけどね。 竹刀を刀だと思っている私からしては、刃こぼれさせる行為は好きになれませんねぇ。 でもすばらしい突きであることはまちがいありませんね。パチパチ・・・
あと、裏交差でのつばぜり合い解消もいやだなー。 日本選手、みんなやってるんだもん・・・ 引き技とられたっていいじゃない。表交差でのつばぜりあい勝負を徹底してくださいよ、全剣連さん。竹刀は刀なんだからさー・・・
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Re: 世界選手権を見て。 ( No.12 ) |
- 日時: 2009/09/05 10:13:53
- 名前: 通行人
- 練乳さまへ
>うーん、私は残心あると思いますけどねぇ。
引き揚げじゃなくずっと対峙していたから 有りといえば有りですね ただ理想とすればって事で竹刀を相手の喉元につけておいて欲しかったです。
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Re: 世界選手権を見て。 ( No.13 ) |
- 日時: 2009/09/05 15:40:51
- 名前: NKK
- To剣一さま
韓国選手同士の準決勝ご覧になりましたか?
右半身に近い構えが良くわかります。相手を引き出し勝負する剣道でしょう。飛び込んで抜ける剣道ではないと思いますね。
同国同士であればこそ、本来の攻め方がよく見えた試合だと思いました。
http://www.youtube.com/watch?v=CgbA4KPXEcU
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Re: 世界選手権を見て。 ( No.14 ) |
- 日時: 2009/09/09 06:19:10
- 名前: 剣一
- NKKさま
情報の提供ありがとうございました。確かにNKKさんがおっしゃったような、戦いでした。もっと飛び込んで抜ける剣道も見たいです。上背が大きいのでそのような剣道は、見栄えがするんじゃないでしょうか? 打ってから気が抜けたような足さばきが気になったのは私だけでしょうか? 韓国選手も強くなってきたので、みなが感動できるような剣道も勉強してほしいです。 私の好きな剣士は、京都の磯合選手です。見ていてきれいですし、すがすがしさを感じます。高鍋選手の面も好きです。
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Re: 世界選手権を見て。 ( No.15 ) |
- 日時: 2009/10/05 15:41:13
- 名前: ずんべらぼん
- 先日のNHKと昨夜の情熱大陸と剣道時代の付録のDVDを拝見させていただきました。
選手の皆さん本当にお疲れさまでした。 選手の皆さんの努力には本当に感服いたしました。
世界大会の内容としての勝手な主観的な感想としては、「こうなるより仕方ないのか。」と、剣道とは全く別物に感じました。触刀の間からの間合いの攻防もなく、三所避けしながら前に出て、打たれるのが怖いから打ちに出る。応じ技なし。 これで「日本剣道の面目を保った」という日本剣道連盟の考え方に大いに疑問を持ちました。選手の皆さんは本来はもっとすばらしい剣道が出来る方ばかりですが、連盟の間違った価値観に振り回されている犠牲者のようにおもいます。打突部位を当てられただけで負けなら胸を張って負ければいいと思うのですが。私には、日本の剣道が韓国剣道を目指してるイメージに映ってしまいましたまいました。韓国の選手も「負けたが、我々の目指してる方向は間違いない」と確信したことでしょう。少し寂しい気持になりました。
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Re: 世界選手権を見て。 ( No.16 ) |
- 日時: 2009/10/08 15:53:11
- 名前: あ
昨日の台風で仕事が出来なくなって、やっとゆっくり剣道時代の付録DVDを見る事が出来ました
その中で「えっ!なんで?」って思ったので教えて下さい。
女子個人戦の準々決勝で新里知佳野選手と韓国のY・リー選手との試合の中で場外反則をとられたシーンなんですが、リー選手が場外に出て、副審が白の旗を示したのにも関わらず(合議の後?)、主審が赤の旗を示し反則を宣告されました。
後ろの声で「なんで反則とられるんだよ!」って声もあり、又相互の選手も納得がいかないようでした。
その後、試合は続行され新里選手が勝ちましたが、どうしても納得が出来ません。
あれは反則なのでしょうか?
私の勉強不足かもしれません。是非教えて下さい。
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