Re: 動かない剣道 ( No.1 ) |
- 日時: 2009/05/04 22:02:17
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- 管理人のHide.です。
あなたが言うところの「動かずにいることをよしとする風潮」にある高段者とはどのよう な方を指しておられるのが存じ上げませんが、少なくとも私が知る範囲の高段者で見事な 剣を使われる方は、みなさん足さばきが闊達でいらっしゃいますよ。
私は「不老の剣の要は足さばきである」と考えておりますがね ~☆
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Re: 動かない剣道 ( No.2 ) |
- 日時: 2009/05/04 23:53:17
- 名前: 迎え突き
- >> shibaba様
マネキン人形に日本刀を持たせて中段(正眼)に構えさせてみてください。あなたは、この人形に向かって真正面から面に打ち込むことが出来ますか?。もし打ち込んだとしたら、人形の面に斬りつけると同時に、自分も人形の持つ日本刀に刺し殺されてしまいますね。
全く動かず意志も持たない人形に刺し殺されてしまうような技は剣道の技とは言えません。ですから、人形を斬るためには、斬りつけたときに人形の持つ日本刀に刺されないよう、人形の正面から外れた位置に移動してから打ち込む必要があります。
これは、全く動かない人形に対して、あなたの方が動かされたということになります。動くということは、その動きの中に僅かながら隙が出来るということであり、その隙をつかれて逆に人形の方から打ち込まれてしまう可能性も生まれてしまいます。
これが中段の構えによる攻防の基本原理です。
つまり、中段の構えというのは、動かなければ斬られることはない反面、斬ろうと思えば相手を動かすか自分が動くしかないわけです。そのため中段同士(相正眼)の攻防は、いかに自分は動かずに相手を動かすかというところに集約されます。
shibabaさんがおっしゃるような、高段者が互いに動かずに正中線を取り合う攻防というのは、こういう理由によるものです。
しかし、人形のように全く動かないのであれば、あなたの方が人形の正面から外れた位置に僅かに動きさえすれば、簡単に打ち込むことができますが、人形が意志を持ってあなたの動きの先を読むように動けば、あなたはいくら動いても人形の正面から外れた位置に立つことが出来ず、いつまで経っても打ち込むことが出来なくなってしまいます。
そこであなたが人形に打ち込むためには、人形の読みを凌駕するほどの足さばきで移動する(実を攻める)か、あるいは人形の読みを上回る読みを持って、人形の意志の裏をかく(虚をつく)しかありません。
そのため剣道は、足さばきを始めとする身体運動を使っていかに素早く隙無く攻めるかということと、心を活用していかに相手の読みの上を読むかという、いわゆる身体と心の2つの修錬が必要なわけです。
shibabaさんのように、若いうちは足を十分に使って素早い身体運動を備えた攻めを十分に修錬し、年齢と技量が上がるにつれ、それに加えて心の読み合いを十分に活用する攻めの修錬へと移行してゆきます。
高段者同士の立合に、動きが少なく足を使っていないように見えるのは、隙を作りやすい動きを最小限に抑えて心と心の攻め合いに重きをおいているからですが、実は全く動かないわけではなく、互いに僅かな隙を見つければ瞬時に動ける足さばきをきちんと持っています。そして、その足さばきは若い頃の足を十分に使った攻めを修錬した結果によるものなのです。
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Re: 動かない剣道 ( No.3 ) |
- 日時: 2009/05/05 08:18:17
- 名前: 練乳◆oCk4kW4CleA
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- shibabaさま
昔の映像をご覧になることをおすすめします。今の剣道とはずいぶん違うのがわかるはずです。おもしろいですよ。
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Re: 動かない剣道 ( No.4 ) |
- 日時: 2009/05/05 23:25:56
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- To 迎え突さん
管理人のHide.です。 たいへん丁寧なご説明ありがとうございました
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