このフォームからは投稿できません。
name
e-mail
url
subject
comment
トップページ > 記事閲覧
攻め、溜め
日時: 2018/07/18 22:42:57
名前: むらひろ 

皆さんにご教授いただきたいんですが、相手に対する攻め、溜めとは具体的にどの様な事を言うんでしょうか?
具体的にどの様な事をすればいいのかよくわかっておりませんで(>_<)
よろしくお願いします。
メンテ

Page: 1 | 2 |

Re: 攻め、溜め ( No.1 )
日時: 2018/07/19 00:29:04
名前: 三七式ヨシ 

三七式ヨシと申します。

とりあえず口火を切らして頂きます。

あくまでも私見であり、後続の先生方の書き込みや修正により勉強したいと思います。

まず、懸待の一致した構えをされているお相手に、こちらから打ち込んでは防がれるか、応じられてしまいます。

剣道では打突するのには機会を捉えなければなりません。

私を教えてくださった先生は「三つの逃してはいけない機会、出ばな、お相手の技の尽きたところ、お相手が居ついた
ところ」を良く口にされていました。

その他の機会としては、お相手が受け止めたところ、こちらが受け止めたところetc。

ざっくり言えば、お相手の構えが崩れた状態がこちらの打突の機会となります。

初心者、中級者の段階では、物理的にお相手の剣線を外すため、「払う、張る、巻く、押さえる」という方法や、体を
前後させてお相手の剣先を外すことをします。

段位が上がってくると、上記の方法はこちらの構えの崩れにもなり、逆にお相手(上手の先生)の打突機会になること
あります。

そこで、「攻め」「溜め」が重要になるのですが、私も会得しきれていないので、こうではないのかなと思うことを書き
ます。


極端に言えば、こちらが打つ準備が出来ているぞ、このままだと打っちゃうよということをお相手に感じていただき、反
応を引き出す行為が「攻め」「溜め」だと思います。

「溜め」とは一足一刀で打突する準備が出来たいる状態、「攻め」とはこちらの仕掛けでお相手の構えを崩すことだと思
っています。

「溜め」があるとは、構え=打ちにいける体制 が整っている状態だと思います。

もっと言えば、左足のひかがみに張りがあり、右足はかるくいつでも左の蹴り足で踏み切れる状態。

「攻め」とは、自分の剣先の動きは最小限で「払う、張る、巻く、押さえる」を交えても良いのでしょうが、それこそこち
らからお相手の陣地に入っていくこと。

お相手の反応に対し、即座に応じれる状態を維持しつつ、こちらの一足一刀の間合いに入っていくことなのではないでしょ
うか。

お相手を引き出す方法はいくつかあるとは思いますが、基本は前進してお相手にプレッシャーをかけ、構えた状況から打ちに
出させたり、面を防がせて手元を上げさせたり、小手を防がせて剣先を開かせる、居つかせることだと思います。

このためには、素振り、基本打ち、切り返しなどでは一足一刀で打てるように、一拍子の打ちを体得すること。

もう一つ、呼吸の仕方を、腹式呼吸にして長く吐き、短時間で吸い、お相手に呼吸を読まれないようにすることが重要です。

高段者の先生に、こちらはきちっとか構えているつもりなのに、打ってこられるのを避けれずに打たれた事がありませんか。

これは、呼吸を読まれ吸っているときに打たれていることが多いようです。

高段者の先生と稽古すると、すぐに息が上がり、呼吸が荒くなるのも、吸おうとしたときに攻め込まれ、なかなか吸えなくな
るため、呼吸が浅くなって十分に酸素が吸えなくなることが原因のようです。

肺で呼吸すると、肩の上下が伴うので呼吸がバレバレになるので呼吸法は大事です。

切り返しの左面から正面打ちの時に息継ぎをしないように注意するのも稽古法のうちです。
メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.2 )
日時: 2018/07/19 08:38:12
名前: むらひろ 

三七式ヨシさん、返答ありがとうございますm(_ _)m

もう少し教えていただいていいですか?

よく竹刀を押さえる、払うなどして相手の反応を見ると言います。

その相手の反応でどのように考え動けばいいのかいまいちよく分かりません(>_<)

それは中心線の取り合いと受け取っていいんでしょうか?
メンテ
Re: 攻め、溜め ( No.3 )
日時: 2018/07/19 09:11:43
名前: 長幼の序 

攻め、溜めを含む剣道での攻防は、足を固定して行う手押し相撲での攻防に限りなく近いと感じます。

互いの掌を竹刀の剣先及び足捌き、体捌きに見たて

・相手より、より速く力強く押す(瞬時の速攻、虚をつく))
・相手が押そうとするその一瞬、前に押す(出鼻をとらえる)
・相手が押そうとした所を前後左右に空かす、若しくは退いて抜く(応じ、返し、技の尽きた所)
・相手の攻め、フェイント等に踊らされぬよう、常に体勢を整えひたすら我慢をし機会を伺う(溜め)、その中で「ここ」という時に一気に押す(攻防一致)

自分の攻めだけでなく、相手の動きも理解しつつ、「理」した攻めを剣道の中だけで説明、理解させるのは中々難しい・・・
特に少年剣道でのかけ引き、打つべき機会の説明には、やや遊び心を持ちつつやると興味を持ち、効果があるようです。

メンテ

Page: 1 | 2 |