Re: 上段対策 ( No.1 ) |
- 日時: 2018/02/15 07:18:16
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- 管理人のHide.です。
昔は諸手左上段に対して、片手上段を執る方や諸手右上段を執る方をお見掛けしました が、最近はあまり見かけませんね。
昨今の上段は諸手の変化技も多く、片手上段を執ることが必ずしも「有利」とは言えな い状況にあるように考えます。
なお、恵土先生と田沖先生は、左片手上段ですので、左足での踏み込みができないと執 れない構えです。 津村先生は右片手上段ですから、その部分の錬度は必要ありませんね
当たり前ですが、片手の打突は諸手の打突に比べて軽くなりがちです。 ボディをしっかり締めて、インパクトの瞬間に剣先にしっかり力が入るように打ち込み 稽古をしていく必要がありますね。 もちろん、コントロール力も必要です。
片手で上段を維持するためには、上腕から肩にかけての筋肉、腹筋と背筋、下半身の力 も必要だと思います。
|
Re: 上段対策 ( No.2 ) |
- 日時: 2018/02/15 09:03:39
- 名前: 長幼の序
- 昨今の上段の選手は、上段の特性である片手技よりも前出でHideさんの云われてる通り、上段から結果、諸手になって打突する人が多いようです。
見ながら、なんで上段とってるのだろう?って事もしばしば・・・
Mr.7さんの挙げられた動画の選手は、皆さん一様に中段の構えでも日本を代表するほどの選手だった方々です。 よってその下地があっての変化ですので、その部分だけを切り取って真似しようとしても無理があります。 特に恵土先生と田沖先生は、軽妙な足の捌きとピンポイントで部位を捉える事に関して天才的な嗅覚を持たれた方です。
左片手上段は、烈火の如く振り下ろされる相手上段からの技の一瞬の刹那を打ち抜く為の最短の距離感、そして変形の構えにより相手に間合いを読み取らせない迷いを感じさせる狙いがあります。 しかし、放つ技も方手、かつ最低限の動きの中で繰り出さなければいけないので、前出のHideさんの書かれている筋肉、下半身の強化に加え、打つべき機会、相応の我慢が必要です。 特に左手の振り下ろす筋力は相当の瞬発力を求められますので一筋縄ではいかないと理解しましょう。
少し前に上段で全日本を獲った先生が、相上段で方手上段を取りつつ、相手の左小手を目にも止まらぬスピードで打ちぬきました(田沖先生と同じ技)。 直前の稽古で、片手で素振り用の極太の木刀でのスムーズな速素振りを見た時、率直に 「こりゃ、普通の人にはできん!」って、素直に感じましたよ
|
Re: 上段対策 ( No.3 ) |
- 日時: 2018/02/16 18:17:21
- 名前: レジェンド
- 田沖さんは剣道を続けておられたのですね。相変わらず凄まじい技の冴え、「天才」「怪物」健在ですね。いいものを観せて頂きました。
高2では御存じないと思いますが、田沖先生は高校剣道史上最強に数えられる伝説的な剣士です。恵土先生も同じような存在ですね。 非常に人間離れした身体能力を持った方々ですので、努力だけでは到達できない部分もあるでしょう。 また最近の若い方の上段は足を使って積極的に動いていくのがトレンドなので、なおさら片手で対応するのは難しいのではないでしょうか。
ただこういった先人の工夫を学ぼうという積極的な姿勢は素晴らしいと思います。チャレンジしてみる価値はあります。 筋力は必須ですが、打ちに冴えを生むには手の内と手首の鍛錬が大事です。
|
Re: 上段対策 ( No.4 ) |
- 日時: 2018/02/17 09:57:56
- 名前: Mr.7
- 恵土先生と田沖先生がそれほどまでに凄い方だとは全く知りませんでした。
片手で振れる筋肉を付けてからレジェンド様、Hide.様、長幼の序様が仰ったことを頭に入れつつ少し試してみようと思います。
また、hhttps://youtu.be/yGkb7EqU6VAで、恵土先生の指導されている動画があったのでもしよかったら、ご覧になって下さい。
時間のない中、柔軟で様々な視点からの意見、アドバイスをありがとうございます。
|
Re: 上段対策 ( No.5 ) |
- 日時: 2018/02/18 07:37:49
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To Mr.7さん
少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。
恵土先生の上段対策の動画、面白いですねぇ\ / ちなみに、恵土先生はHPをお持ちになっておられます。剣道形の動画とかすごいですよ! また、日本武道修学院というNPO法人の理事長をされてまして、同会はあちこちでセミ ナーを行っています。先生から直接教えを受けることもできます 〜☆
|