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互角稽古でのこと
日時: 2017/01/10 16:29:14
名前: 七段剣士 

七段剣士です。比較的若くして七段に昇段させて頂き、日々稽古をさせて頂いております。
最近、出稽古に行かせて頂き、ご年配(60歳?)の方と稽古させて頂きました。
段位は恐らく同じです。(七段以上は上座にお座りになっていたので

こちらも互角で稽古を行なう気持ちで立会いからの攻めを意識して臨みましたが、
お相手が自分勝手に技を出し、当たってもいないのにこちらに背を向けて立会いの場所まで戻ってしまうのです。

こちらが攻めて行くと諸手を上げて防御姿勢。つば競り間際から元打ちでの面(また決めて戻る)の繰り返し。

正直言って稽古になりませんでした。
皆さんはこの場合、どのように対応されますでしょうか?
私は「一本お願いします」といって早々と打たせて終わらせてしまいました。

皆様の対応をご教授ください。
メンテ

Page: 1 |

Re: 互角稽古でのこと ( No.1 )
日時: 2017/01/11 08:46:47
名前: 長幼の序 

色んな先生方がいらっしゃいますよね・・・
いわば十人十色。

七段剣士さんが云われるような稽古をされる先生、結構いらっしゃるのも事実。
この場合は、触刃から交刃、一足一刀からの一撃、ここがすべてと割り切って稽古する方が、健全です。
常に初太刀の心持ちで。

ただ、その稽古の付け方が、何か意図を持ってやられているかも?という前向きな疑問は、持っていた方が良いと感じます。
どうしても理解できなければ、稽古後その先生に率直に聞かれるのも大切ではないでしょうか。
メンテ
Re: 互角稽古でのこと ( No.2 )
日時: 2017/01/11 08:52:22
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

管理人のHide.です。

いらっしゃいますねぇ、不十分な打突なのに決まったがごとくふるまわれる先生。
お相手との心のやり取りが全くなく、自分勝手に打ち切ってお稽古を中断してしまう。全
くをもってやりきれない気持ちになるものです(>_<)

私が考えている対処法は二つ。
ひとつは七段剣士さんと同じ。
全く稽古になりませんので、早々に「まいりました」をして終わりにしてしまうこと。
もう一つは、崩れることなく後打ちも含め「絶対に触らせないこと」です


十年以上も前、連盟の稽古会で八段の先生にそんな方がおられました。
昔から存じ上げている先生でしたので、お稽古をお願いしましたら、お年を召されたので
しょう、以前とは違いそんなお稽古をされました。
知らない先生でしたら、前者のような対応で早々にお稽古をやめてしまうところでしたが、
子どものころの私を知ってくださっている先生です。私は後者のような対応で、結果的に
はしっかりと打ち切ってお稽古が終わりました。

その先生には取り巻きがたくさんいらっしゃって、私が稽古後あいさつに行くと、
「そんな剣道をやっていては伸びない」と取り巻きの前で私をこき下ろされたのです。
この程度の先生だったのか、とがっかりし、以後、連盟の稽古会に顔を出すことをやめま
した。

段位の上に胡坐をかき、取り巻きにちやほやされ、自分を誇示することばかりでお相手を
認めることができない。悲しい高段者の姿は失望に値するものでしたm(_ _)m
メンテ
Re: 互角稽古でのこと ( No.3 )
日時: 2017/01/11 11:29:56
名前: 七段剣士 

皆さんのおっしゃられる通りだと思います。
今後、自信が自分よりも段位が低い方と稽古を行なう際には同様な対応を行なうことなく
しっかりと対応することを心掛けて行きたいと感じました。
HIDEさんの絶対に触らせないこと+攻め負けないことも合わせて精進して参りたいと思います。

高段者の先生にお願いした場合、今はなるべく相気を心掛け、攻め勝ったと感じた時に思い切って技を出すように心掛けていますが
やはりこちらから打突していかなければ失礼にあたるのでしょうか・・・。
メンテ
Re: 互角稽古でのこと ( No.4 )
日時: 2017/01/12 07:03:51
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 七段剣士さん

不十分な打突でもいいところにあたったものを「打ち切る」「決め切る」は試合の場合は
大切なことだと思いますが、お稽古の時はどうでしょうか?

「剣道談話室」で話題に上がっていた「あと打ち」もしかりです。
お相手の有効打突と思われる一本を打たれた直後に、「あと打ち」をするのは、試合なら
大切なことですが、お稽古では疑問が残ります。

もちろん、お稽古をつけているお相手が「試合を目指しているレベル(年齢)」であれば、
そうしたところを打ってあげることや決め切ることを指導するべきでしょうが、大人同士
のお稽古の場合は、失礼になるように思えます。


>高段者の先生にお願いした場合、今はなるべく相気を心掛け、攻め勝ったと感じた時に
>思い切って技を出すように心掛けていますがやはりこちらから打突していかなければ失
>礼にあたるのでしょうか・・・。

私は下手の方とのお稽古でも「合気」を心がけ、攻め勝ち先をとることを意識してお稽古
しております。もちろん、お相手のいいところは上手に打たれてあげるようには致します。
師匠から「指導者の剣はちょっと強くじゃ」と教えを戴いておりますゆえ。

高段者とのお稽古も同様です。ただ、打たれてあげる必要がないだけです。
もちろん、攻め勝ち「機会」と考え捨てて打ちに行った時に応じられたら、いじましくか
わしたりせず素直に打たれますが(笑)

上位の先生に「一本(勝負)」「三本(勝負)」とお声をかけていただきました場合は、
先をかけずに引き出して打つのも「あり」だと考えますd(^-^)!
メンテ
Re: 互角稽古でのこと ( No.5 )
日時: 2017/01/12 08:55:10
名前: 七段剣士 

なるほど。
その時のお稽古の相手は鍔に当たった小手や元打ちの面を決めた風に勝手に明後日の方向を向いて進まれ
基の位置に戻るの繰り返しでした。

最初は間違えているのか?と思いましたが竹刀を交えると自分勝手に打ち、残心を決めていることが分かり
イラっとしました。

最近は稽古をしていて攻めて「ここだ!」と打気になると引かれるお相手が多く、なかなか上手く相気になることが少ないです。
打たれたくないのは分かりますが、お互いに攻めて相気になったら来て欲しいですよね。
独り言ですが・・・。
メンテ
Re: 互角稽古でのこと ( No.6 )
日時: 2017/01/13 07:05:42
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To 七段剣士さん

>最近は稽古をしていて攻めて「ここだ!」と打気になると引かれるお相手が多く、なか
>なか上手く相気になることが少ないです。

う〜ん、これは「未だ合気になっていない」ということなのではないでしょうか?
「打ち気と打ち気」「攻め気と攻め気」が完全にかみ合った状態が「合気」と考えます。
お相手がこちらの打ち気を察知して逃げるとするならば、完全にかみ合った状態ではない
のだと思います。

あまり攻め過ぎてしまうのもいけないように思います。
攻め過ぎればお相手は守りに入ってしまいます。
会話でも、一方的にこちらが喋り捲ればお相手は黙ってしまいます。互いに会話が弾むた
めには、お相手の話をしっかり聞き、それに対して返答しつつも内容を膨らませていける
状態です。

剣道でも「剣線の会話」と言われますが、「そう来るならこういきますよ」「そう来まし
たか、ならばこちらはこういきます」なんていうやりとりが「合気」を作り出すのではな
いでしょうか。

その中で虚実を確かめ、四戒を起こさせ、機会を見出し…という作業を行い「捨て所」を
探す。打突は結果にしか過ぎず、その過程こそ「剣道の醍醐味」と言えるのではないかと
愚考しております
メンテ
Re: 互角稽古でのこと ( No.7 )
日時: 2017/01/13 09:29:47
名前: 長幼の序 

私が前記した〜何か意図を持たれているかもという、前向きな疑問〜とは、まさにHideさんの云われているそこなんです。

若くして七段を取得されたという事は、それだけで相当の腕前であることは、想像がつきます。
しかしそのような方のなかでも、大きく分けて2つあって、1つはその自信からか、あくまでも自分の理合だけで打つ事に終始する方、いわば自分勝手な剣道もう1つは、先生方の剣道から「気」を戴くべく、いつも以上に「我慢」をし、その先で打ち切り、打たれる稽古をされる方。

七段剣士さんの言葉の中に若手の剣士がよく使う言葉が出てきました・・「イラッとする」

その先生の稽古を想像するに「反面教師」的な側面も含んでいるのでは・・・と思ってしまいました。
数多の高段者の先生方にかかりますが、そのような稽古をされる方も少なくありません。
自分の意図しない、思い通りにならない稽古、逆にいえば「剣道をさせてもらっていない」とも解釈できます。
さあ、そこからどうしますか?ここを問われていると考え、今まで以上にその先生に積極的に懸かる・・・これで見えてくるものもあると感じます。

後輩に似たような事を云う方が数名。
ここを理解した人、理解しようとする人、全く理解しない人、その剣道、指導の姿勢にも影響が色濃く出ていると感じます。
まさに「修行の過程」と理解します^_^

メンテ
Re: 互角稽古でのこと ( No.8 )
日時: 2017/01/14 14:11:14
名前: たっち 

私も30代で七段を頂いたものです。お気持ち わかります。私もそのような経験あります。一回目に掛かったとき、そうでした。だから、あえて二回目も掛かり、そのときは一度も触れさせませんでした。その先生は悔しいのか手も足もバラバラでとにかく当てようとしてきました。終わりが見えないので、あえて面をあけ、打たせて私から蹲踞して終わりました。飲み会の席で最近、掛かってこないなと言われ、酒の席ということもあり、先生とは稽古にならない、当てるだけで楽しいですか、とお聞きしたことがあります。だからもう先生とは稽古したくありませんと言いました。最近では、その先生に掛かる人もいなく、でも、その先生は面をつけて元に立って掛かる人を待ってたり、小中学生や女性剣士を呼び同じ稽古をしてます。何を言っても直らないので、まずは自分たちがそのような稽古をしないようにしましょう。
メンテ
Re: 互角稽古でのこと ( No.9 )
日時: 2017/01/15 07:50:34
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

To たっちさん

管理人のHide.です。

なんとも残念なお話ですね。

かかる側は正直です。
本来「先生を空けるのは失礼」な行為ではありますが、かかっても「プラスにならない」
というのをかかり手は敏感に察知しているものです。

ウチの剣友会にも「並んでもらえない先生」が数名おられます。このトピのようなお稽古
をする先生ではありません。一生懸命お稽古されるのですが「お相手のために」という視
点が欠けてしまっています。
ご自身がお気づきにならない限り直りませんね(>_<)
メンテ
Re: 互角稽古でのこと ( No.10 )
日時: 2017/01/16 09:30:24
名前: 七段剣士 

勉強になりますね。

まだ私の稽古に驕りがあったと理解しました。
「イラッ」とくるのは確かにこちらの思い(思惑?)どおりの稽古にならないから。
今後は反省し、上手の先生方に稽古を頂く際にはどんなに自由気ままにお相手の先生が来ようとも一歩も引かず、打ち勝つことができるように精進したいと思います。

たっちさん
そうなんですよね。どこの道場にもいますね。
子供達には「空いている先生がいないように!先生を空ける失礼がないように!と
指導しますが、空いている先生が・・・。子供達に話をきくと
「小手打ちなのに避けられる」「面打ちなのに面金を打たせる」「攻め合いからの面打ちなのに剣先を大きく開いてただ打たせる
など色々出てきたことがあります。

私が考えたのは先生方を空けることはいけないことですが
空く先生方にも何らかの理由があるということです。
他山の石にならないように自らの指導についても厳しいなかに愛情を持った内容にすることを心がけたいと思います。
メンテ
Re: 互角稽古でのこと ( No.11 )
日時: 2017/01/19 09:37:30
名前: 長幼の序 

きつい所、厳しい所から逃げない、掃除も汚い所から積極的に綺麗にする・・・こんな観点からいけば、
そんな先生方に掛かる「気力」も「苦手を作らない」って事に少なからず直結しているようです。
また、そこを体験することで理解できる「心持ち」があるようです。
メンテ

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