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二刀に対しての構え、攻め方
日時: 2016/05/17 18:32:01
名前: げんさん 

はじめまして。
先日、二刀流の方と初めてお手合わせする機会があったねなですが、最初は左手に大太刀での構えで、その時は左上段対してと、同じように対応したのですが正しいのでしょうか?
その後、右手に大太刀を持たれた構えに変わられたのですが、自分はどう構えて、どう攻めたら良いか全くわかりませんでした。
どなたかご教授願います
メンテ

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Re: 二刀に対しての構え、攻め方 ( No.1 )
日時: 2016/05/18 00:10:22
名前: 三七式ヨシ 

三七式ヨシと申します。
私は、二刀を使われる4名の先生に稽古をお願いしたことがあります。
基本的に、小刀での打突は真剣であれば無事ではすみませんが、有効打突になりにくいので、太刀の攻撃への対処を考慮した構えになり、従って上段への構えに似た形でよいと思います。
対処法として気を付けるのが間合いです。
二刀は一刀より防御が固いので、攻めあぐねるうちに近間になることが良くあります。
すると、小太刀で剣先を抑えられ、跳ね返そうとしたところに太刀が飛んできます。
無策ぽいですが、遠い間合いからの飛び込み面は思いのほか有効です。
後はやはり突きや太刀を持っているほうの小手狙いになる訳ですが、お相手はその辺は経験豊富なのでなかなか有効打突を頂戴できません。
わりと有効だったのが、にわか上段と小刀を内側から払っておいて、戻り端に小刀を持っているほうの小手です。
通常、小刀のほうが中心にあるので、内側から払い出すと中心に戻ろうとするので結構有効で、繰り返すと中心から外れだすので突きを狙いやすくなります。
しっかり構えられると、攻めあぐんでしまうので、返し技をもらう覚悟でどんどんい攻めたほうがよいです。
それと、太刀の攻撃ですが、片手なので、あえて打たせておいて応じ返すとか打落すのもありです。
メンテ
Re: 二刀に対しての構え、攻め方 ( No.2 )
日時: 2016/05/18 07:27:58
名前: 長幼の序 

ニ刀(正、逆)は、小太刀で防御若しくは崩し、太刀で打突が基本。
当然、太刀が二本あるので、通常の上段よりは、より神経を使います。
これは、上段を使われる方より、圧倒的に二刀を使われる方が少なく、不慣れというのも原因。
立ち合った事が無いと言う事も多いと感じます。

私の後輩に二刀(右に小太刀、左に太刀のいわゆる逆二刀)が、います。
よって、稽古の中で色々試す機会があり、対策法も勉強中です。
初めて稽古した時は、その異様な構えに戸惑い打たれましたが、当時ご存命のだった高齢の師匠に
「歩いてでも間詰めして、中に入れ」と云われ、試すと・・・
これが、なかなか効果的。
上段対策と同じく、退く事を戒めた指導でした。
退くとどうしても、居付いた形で、打突されやすくなるようです。
中に入る勇気ができたら、次は、相手の太刀を振り下ろさせる事。
これには、相応の攻めが必要です。
この状態が作れれば、おのずと打ってきます。
当然、方手打ちですので、この太刀を如何に防ぐかがポイントです。
相手の打突を表で受けるより、裏で受けてそのまま面に渡ると効果的(これは、上段も同様)
いわゆる「擦り上げ」状態になり相手の太刀を流す効果があります。
表で受けると、やや中心を空けた状態になり、そこを小太刀で抑えられる事が多いようです。

また中倉清先生のニ刀に対する言葉
「閉じたモノは、必ず開く」
これも大きなヒントになりました。
小太刀で、中心を取り、上から大波のような太刀が飛んでくる・・・
まさにこの打つ瞬間に打つべき好機があります。
二刀とはいえ、防御と攻めを完全に同時に行う事は、ありません。
その刹那に如何に小太刀を回避し、振り下ろそうとする所を打つか、私自身は、この瞬間に相面というパターンが有効につながっていると感じます。

二刀は、二本の太刀の動きに神経を使いますが、使われる方も、二本使うという労を担っている訳です。
その中に、必ず「打つべき好機」が、隠れています。
メンテ
Re: 二刀に対しての構え、攻め方 ( No.3 )
日時: 2016/05/18 08:51:37
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

管理人のHide.です。

そうですね、あくまでも私の攻め方ですが、小刀で竹刀を抑え込まれるとお相手に打ち込
まれてしまいますので、逆二刀(左手に大刀)の場合は平正眼、正二刀(右手に大刀)の
場合は霞に構えますが、剣先は極端なまでに高くしています。

この状態で、長幼の序さんがおっしゃるようにどんどん間合いに入っていくのがポイント
です

二刀って上段よりもはるかに間合いが近いんです。近間にならないと打つことができません。
攻撃的な構えに見えますが、実は防御に優れています。

小刀を持つ小手を攻めつつ、大刀の側の小手・胴を狙います。それを意識して大刀がさが
る動きをすれば、面に乗ります。
大刀の面を引き出しすり上げて面を打つのも効果的ですd(^-^)!


突きはご法度です。
一番あたりそうに見えるのですが、それに対する備えは万全ですから(^_^ メ)
メンテ
Re: 二刀に対しての構え、攻め方 ( No.4 )
日時: 2016/05/18 18:21:46
名前: げんさん 

皆様、早速のご教授ありがとうございました。

次回、お手合わせする機会がありましたら、お教え頂いた事を参考に、二刀に惑わず間合に入って、打突の機会をつかみたいと思います。
メンテ
Re: 二刀に対しての構え、攻め方 ( No.5 )
日時: 2016/05/19 06:56:16
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To げんさん

少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。

二刀やなぎなたとお稽古させていただくと、剣道にはもっと自由度があるべきだと感じま
す。
昨今の剣道は画一化してきてしまって面白味がありません。でも、二刀やなぎなたとのお
稽古は、ワクワクドキドキがあってて刺激的です(^0^)
メンテ

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