- 日時: 2016/04/27 09:53:42
- 名前: 長幼の序
- 新参者さんは、少年期から剣道をされた方、もしくはリバ剣、最近になって始めた方、どれにあてはまるでしょうか?
踏み込み時に右足が高くなる方には、大きく分けて2種類あります。 1つは、右足先(指先)をあたかもボールを蹴るが如く放り込み、前方から見ると足の裏が見えている人。 もう1つは、右膝を真上に上げてしまい、地団駄を踏むようになっている人です。
特に成人になって剣道を始めた人、初心者などは、土台たる下半身主導の打ちを学ぶに際し、この傾向が見受けられます。 少年期からずっと剣道に携わっているような方は、ここを経験し、最終的に足は前に出て、打ちと踏み込みが一致する、を時間をかけて体得できるように なってきます。 それには、相応の時間、体力を要します。 初段審査では、何よりも基本を重視しますので、足が高く上がる、打ちと踏み込みの不一致等は、評価されません。
修正の稽古としては、 まず、自身の一足一刀の間合いから、すり足で面を打つ。 その際も足と腰がスムーズに前に出る感覚を意識。 次に同じ間合いから、踏み込み足で面を打つ。 この場合も、極力すり足に近い状態で床からあまり足を上げずに踏み込む。 ポイントは、膝を前に出す事です。 また左足の引き付けも素速くやる事。 これを触刃の間、横手(剣先が僅かに交差する位)からも繰り返し稽古する事です。
また面を打突した時に踏み込みが一致する右足を出すタイミングも同時に掴んでいく事が重要です。
高く上げた足は、根元である腰が前に出なければ、結局戻ってきます。 これは、踵の怪我等の原因にもなります。
よって最終的には、土台たる下半身と上半身が一体となった打突を目指していかなければなりません。
|