Re: 機会を確実に捉えるには… ( No.1 ) |
- 日時: 2016/02/24 15:56:09
- 名前: 長幼の序
- 相手を攻めて動かす事ができているのであれば、後はその時に瞬時に動ける体を作る事。
それには、やはり打ち込み、掛かり稽古を数多く積むしか方法はありません。 そして上手の方に稽古をつけていただくこと。 但し、あまり無理をすると怪我の元です。
高校生等の若い剣士は、スピードはありますが、「練り」が不足している事も多いです。 年上の先生方の「熟練」は、経験による打つべき機会の理解と裏打ちされた稽古の証しです。
まずは、自分より下手の方とやる中で出鼻のタイミングを覚え、そして徐々に稽古と並行してレベルを上げていくのがよろしいかと思います。
稽古を積む中で、頭の中と体の動きが、合致していくはずですよ。 それには、相応の時間がかかります。 焦りは禁物です。
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Re: 機会を確実に捉えるには… ( No.2 ) |
- 日時: 2016/02/24 18:19:24
- 名前: らいあん
- 長幼の序さん、ありがとうございます。
自分でいうのもなんですが、大先生にはもちろん無理ですが、同等程度の相手なら相手が手元を動かす攻めもできることも多々あると思っています。(勘違いでなければいいですが(^^;;) しかし、残念ながら私の手が出ない。
そこでなんとか手を出す練習しかないんでしょうね。頑張ります!
もちろん、そこは足とか剣先などの変化の兆しで打たなければならないですよね?
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Re: 機会を確実に捉えるには… ( No.3 ) |
- 日時: 2016/02/25 07:23:13
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- 管理人のHide.です。
そうですねぇ、
1.お相手の崩れを予測していない 2.いつでも打てる体勢で攻めていない
の二点が考えられます。
攻めるときには、幾つかのオプションを用意します。これを「見合で攻める」といいます。 例えば表から竹刀を抑える場合、 ・そのまま(居つく) ・抑え返してくる ・手元を上げる ・面を打ってくる ・小手を打ってくる なんていう変化(崩れ)が想定できます。 そのすべてに備えることは難しいですが、それまでの攻防の中で、幾つかには絞れますよね
いつでも打てる体勢になっていない場合は、崩れを見つけても打てないことは当然です。 また、基本的な打突力が備わっていない(低下してきている)場合も同様です。 これらが原因の場合は、地稽古よりも基礎稽古が必要ですねd(^-^)!
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Re: 機会を確実に捉えるには… ( No.4 ) |
- 日時: 2016/02/25 08:22:21
- 名前: らいあん
- Hideさん、ありがとうございます。
確かに予測がないのかもしれません。
また、自分では打てる体勢で攻めているつもりですが… 結果、打てていません(^^;;
予測とともに打突力を向上させないとですね〜
大人同士だとどうしても地稽古になっちゃいますが、努めて基本打ち頑張ります!
機会を捉えるためにという観点から、オススメの稽古法とかご教示いただけませんか?
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Re: 機会を確実に捉えるには… ( No.5 ) |
- 日時: 2016/02/25 11:49:11
- 名前: 長幼の序
- 「打突の機会」を捉えるというのは、実戦の中の大きなポイント。
剣道の稽古に励む方々は、皆一様にこれを追い求めます。 いつでも打てる為の稽古は、前記した通りですが、心構えとして、らいあんさんが書いておられる 「変化の兆し」これが1つの大きなポイントです。 特に出鼻技に関しては、重要点。 これを感じる、感づく為には、「備え」が大切です。
具体的には、すべての行動を先んじてやる事。 例をあげると・・・ 道場に先に行く。 着替え、面着け等を早くやる。 先生に1番にかかる。 打突後の残心をしっかりやり、構えを素早く次の攻防に備える等々
こんな一見、関係ないような平素の行動からも意識して変えていくことで、「ここ」という時に動ける「先」の感覚が身に付きます。 そして稽古においては、先の気で攻め、相手が来るという「兆し」を感じたら迷わず打ち切る事。 例え、当らなくても、返されたりしても、打たれる事を恐れず打ち切る。 剣道上達には「打たれる稽古をしなさい」と云うのは、まさにこの捨て切っていく「胆の坐り」を身に付ける事です。 これを基本打ち、切り返し、打ち込み、掛かり稽古等の運動的部分と併用して継続していくことこそ、剣道上達に最も大切と考えます。
出鼻のタイミングの稽古として良い方法を1つ挙げておきます。(御存知かと思いますが)
相手と交刃の間に構えます。 相手が、一歩攻め込む、自身1歩退く 次に自身が1歩攻め、相手が1歩退く また相手が、1歩攻め込む、今度は自身がそこに一足で踏み込む面を打つ・・・
よく初心者等に出鼻を打つコツとしてやる稽古ですが、特にリバ剣の方には、「昔の感覚」を思い出してもらう為、且つ足腰に極力負担をかけない稽古法として有効ですよ。
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Re: 機会を確実に捉えるには… ( No.6 ) |
- 日時: 2016/02/25 15:08:25
- 名前: らいあん
- 長幼の序さん、ありがとうございます。
機会を逃さず打つことは難しいですよね・・・
最近とくに手が出なくなっているような、相手が打ってきても抑えたり、胸突きで中心を外さないでいるだけで終わってしまうことが増えている気がしまして・・・
打とう打とうとするばかりで、本当の本当の心と体の備えが出来ていないのだと思います。反省。。。
あと、自身の課題として、攻めが遅いと感じます。 決して攻めが弱いほうでもないとは思うのですが、じっくりじっくりなんです。 地稽古ではそれもいいのかもしれませんが、試合や審査など(私はずいぶんご無沙汰ですが・・・)に取り組んでおられる方と稽古をすると、攻めというか仕掛けというかが早いと感じます。
攻め、仕掛けの早さについてもご教示いただきたいと思います。
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Re: 機会を確実に捉えるには… ( No.7 ) |
- 日時: 2016/02/25 17:09:35
- 名前: 長幼の序
- いわゆる運動神経は、個人差があります。
例えば、100mを15秒で走れない人に、12秒で走れっていうのは、無理。 タイムを競う競技は、ここが全て。
130kmのボールしか投げられない投手に150kmの球を投げろと云っても無理です。が・・・ 緩急を使い130kmの球をあたかも150kmの如く見せる事は、できます。 これが「間合い」のある競技の特徴です。
らいあんさんの言われる攻め、仕掛けの速さは、闇雲に速さだけを追い求めても体力的、年齢的にも無理があります。 野球の投手の例と同じく、緩急の妙を如何に有効的に活用するか。 剣道は、間合いがあり且つ竹刀と云う道具を持って立ち合います。 それらを如何に有効的に使うか? ここが、剣道の真骨頂ですね。
幸い、攻めは弱くないという事のようですので、剣道でよくいわれる 「打って勝つな、勝って打て」を目標にされれば良いのではないでしょうか。 相手が、意図しない所から打ってくるので、「ハッ!」として、おもわず抑えたり、胸突きになっていると予想されます。 たとえ先に乗られようと、打たれようと、攻める中で、相手を引き出すタイミング、感覚を体感できるようになると「勝って打つ」の第1歩目の始まりです。
引用される言葉の中に「手が出ない」という言葉が出てきます。 剣道は「手で打つな足で打て、足で打つな腰で打て、腰で打つな心で打て」です。 ここの解釈を「足が出ない」と捉えらえて、前述した事を踏まえ、コツコツ稽古されるのが、遠回りのようで、実は最も近道と思います。
稽古は、何よりも考える事が大切です。 様々な悩みを持ち、考えながら稽古される事が、もう立派な稽古をされている証です。
日々修業です、頑張ってくださいね。
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Re: 機会を確実に捉えるには… ( No.8 ) |
- 日時: 2016/02/25 18:24:06
- 名前: らいあん
- 長幼の序さん、あたたかいご指導、感謝いたします!
稽古すればするほど、自分の考えたように打ててない自分に落胆していました。悩みながら頑張ります!
「打って勝つな、勝って打て」まさに、近頃年を重ねてきて最近目指している目標です。 我慢して我慢して攻めて、お相手をなんとか少し崩せた!でも、思うように打てないのでこんな低レベルな質問をしてしまいました(^^;;
自分はもっと練りたいのに遠くから打ってこられて、しかし、対応できない自分が情けないです。 仰っていただいたように、いまが「勝って打つ」の第一歩であれば嬉しいのですが…
そして私は「剣道は出鼻一本」と考えています。 お相手の心の動きを打てるようになる。これが理想です^ ^ 私にはまだまだ遠い遠い理想ですがね〜(^^;;
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Re: 機会を確実に捉えるには… ( No.9 ) |
- 日時: 2016/02/26 07:12:23
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- To らいあんさん
>確かに予測がないのかもしれません。
宮崎正裕氏が講師でセミナーでお話を伺ったことがありますが、かなり予測を行っている と仰っておられました。 例えば、「稽古における初太刀は90%以上の確率で面に来る」なんて話です。「突きや胴 はまずない」ので、まったく想定していないと。 もし、氏にかかった場合、初太刀に諸手突きを打ったら当たるかもしれません。そのとは ボコボコでしょうが(笑)
>機会を捉えるためにという観点から、オススメの稽古法とかご教示いただけませんか?
技の稽古(申し合わせ稽古)が一番でしょう。 例えば「面打ち三本」といった場合、三本とも ・どこを ・どう攻め ・どのように打つか を工夫し、三本とも違う面を打つようにします
出鼻ひとつとっても、 ・お相手の気の動いたところ、 ・重心の移動を感じたところ ・打突の色が見えたところ ・打突動作の諸が見えたところ と意識して打ち分けますd(^-^)!
地稽古では「行き当たりばったりの稽古」を戒め、当たらなくても応じられても「打突の 好機に必ず手を出す」を心がけるようにするといいでしょう 〜☆
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Re: 機会を確実に捉えるには… ( No.10 ) |
- 日時: 2016/02/26 11:34:50
- 名前: 趣味剣
- 途中からですみません。
ちょっと気になったので
相手が打ってきても抑えたり、胸突きで中心を外さないでいるだけで終わってしまうことが増えている気がしまして・・・
上記の部分ですが 前で捌くや出端を捉えられれば良いのでしょうが、 最悪でも受けた後に技を出すだけでも変わってくるではないでしょうか。
自分も同年代で同じ様な悩みです。 所属では基本稽古を年下の大人を無理やり捕まえて やるようにしてます。(みんな嫌がりますが・・・・)
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Re: 機会を確実に捉えるには… ( No.11 ) |
- 日時: 2016/02/26 11:50:16
- 名前: 長幼の序
- 緩急に合わせて、多様な技を使える事も大切です。
相手の打ちを抑えたり受けたりだけでなく、そこから返す、すり上げる等の次の技につなげる事で、相手の攻めを抑止する効果もあります。 「ああ、この人は安易に打つと返し技がとんでくる!」 と、思わせる事が出来れば、どこかに「居付き」が出て、「打つべき機会」が生じるはずです。
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Re: 機会を確実に捉えるには… ( No.12 ) |
- 日時: 2016/02/26 15:16:38
- 名前: らいあん
- 趣味剣さん
ご参加ありがとうございます。 同年代で同じ悩みの方がいてうれしいです。(うれしいってのも変ですが・・・)お互いだんだんと動けなくなる年なのでしょうか?共に頑張りましょう!
長幼の序さん ありがとうございます。緩急・・・ 間合いの取り合い、攻めの早さ、上下・裏表の攻め・・・緩急ですよね。 意識して稽古に取り組みます。
Hideさん ありがとうございます。 確かに0出ばなでも意識して打ち分けることで、いろんなタイプの人の出ばなを捉えられるようになりますね。工夫してみます!
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Re: 機会を確実に捉えるには… ( No.13 ) |
- 日時: 2016/02/27 06:58:19
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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>
- 参照: http://ichinikai.com
- To らいあんさん
少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。
剣道の攻防で重要な事は「攻め、溜め、誘い」です。 ただ攻めれば結果が出るというものではありません。「溜め」や「誘い」がうまく使える ようになると、攻め幅が広がります。 頑張ってくださいねp(^-^)q
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Re: 機会を確実に捉えるには… ( No.14 ) |
- 日時: 2016/02/28 11:53:43
- 名前: らいあん
- 関連で、お相手を居つかさせるためには、どういった攻め方が有効でしょうか?
ご教示お願いします!
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Re: 機会を確実に捉えるには… ( No.15 ) |
- 日時: 2016/02/29 07:22:22
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- To らいあんさん
居つかせる攻めというのはありません。 お相手によっても、また同じお相手であっても状況により「居つき」の起こり方が異なり ます。
一般的には「意表をついた攻め」をされた時に「居つき」が起こりやすいですね。 つまり、お相手の読み筋を外すことが重要になってきますd(^-^)!
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Re: 機会を確実に捉えるには… ( No.16 ) |
- 日時: 2016/02/29 12:52:26
- 名前: らいあん
- Hidさん、ありがとうございます!
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Re: 機会を確実に捉えるには… ( No.17 ) |
- 日時: 2016/03/01 07:03:28
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- To らいあんさん
少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。
「攻め」はホント奥深く難しいです。 囲碁や将棋のように定石はありませんから。
ただ、基本的な考え方として「上をせめて下を打つ、下を攻めて上を打つ。表をせめて裏 を打つ、裏をせめて面を打つ」くらいでしょうか。 あとは「打突の好機」ですね。 「四戒」も重要な考え方です。
お相手の気を感じ、虚と実を察知し、お相手の心の動きを洞察し、機会に正しく打って出 る…もう、お稽古あるのみですね(^_^ メ)
互いに精進いたしましょう!p(^-^)q
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