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足さばきについて教えてください。
日時: 2016/02/22 18:32:36
名前: もやしん 

足さばきについてです。

昇段審査の模擬審査のDVDを見て、
合格の評価を得た方に、左に回り、
常に足を動かし、全日本選手権の試合のように立会をされている方がいました。

また、本にも、
右に回るのはいけないが、
左に回るのは理合にあっていると書かれていました。


私は、身長170cmと至って平均的な身長であり、
試合や稽古でも私より背の高い方は苦手としています。

そこで、私も蝕刃までは、前に出て、
蝕刃から交刃は、左右にさばきながら、
自分の間合を作るようにしています。

しかし、稽古している先生に、
「あまり動くな」と言われる先生が数名いらっしゃいます。

八段戦は、あまり足を動かしませんが、
全日本は、足を常に動かしている選手が大半です。

皆さんは、どのような足さばきを心がけていますか?

また、交刃とは、一足一刀の間合より遠い間合のこと
でしょうか?
蝕刃→交刃→一足一刀でしょうか?
メンテ

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Re: 足さばきについて教えてください。 ( No.1 )
日時: 2016/02/23 07:30:20
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

管理人のHide.です。

どちらに回ったらいかんということはありませんよ。
なんのためにそういう足さばきをしているか? その人が目指そう(行おう)としている
剣道と足さばきが合致しているならOKです

もやしんさんは、何のために足さばきをされるのですか?
お相手との攻防を有利にすすめるためですよね?
間合の中では「動くことが自身の隙につながらる」場合もあります。ムダな動きになって
いないかは、常に検証が必要です。


>皆さんは、どのような足さばきを心がけていますか?

私が足さばきで心がけているのは、常に有利な状態をキープできるように動きます。
それ故、お若い方とのお稽古では足さばきも闊達にならざるを得ません。


>また、交刃とは、一足一刀の間合より遠い間合のことでしょうか?

年齢や体力(身長、脚力等)によって違います。
私どもの年代では「蝕刃→交刃→一足一刀」ですね。
学生の頃は「一足一刀→蝕刃→交刃」なんていう時代もありました(^_^ メ)

ちなみに、「一足一刀=打ち間」とは限りません。
一足一刀の間合いというのは「物理的に一歩で届く間合」です。
故に一般的に打ち間は、それよりもやや攻め込んだ(近い間合)になりますd(^-^)!
メンテ
Re: 足さばきについて教えてください。 ( No.2 )
日時: 2016/02/23 12:34:32
名前: 長幼の序 

さばきは、円運動でいかなる状況でも対応できなければ意味がありません。
よってどっちに回った方が良いというような事は、基本ございません。
相手の剣道(動きの特徴、構えの違い等)に対し、自身が有利にできる状態を常に保たねばなりません。
一般的に、右回りが良くないといわれるのは、蹴り足の問題です。
右に体重移動している瞬間は、蹴り足である左足に力がありませんので、動きにくくなり狙われやすい所です。
動きも自身が円滑、尚且ついつでも動き出せる為の備えになっていなければいけません。
無駄な動きは、かえってそれを損ないます。
先生の言われるのは正にここ「無駄に動くな」と解釈されればいいのでは、ないでしょうか。

また動きも眼にうつる動きと、中々眼に見えにくい動きがあります。
八段の先生方は、一見動いていないように見えて、実は、足先など「百取り虫」の如く、小さくも常に動いています。
合わせて剣先、呼吸等も常に悟られぬよう、「気の攻防」をされています。
これは、相当の労力を使う、剣道の奥義に1つと捉えています。

間合いは、Hideさんの言われる通りです。
稽古で間合いを模索する中「自分から近くて、相手から遠い」間合いが、徐々に理解出来てくると思いますよ。
メンテ
Re: 足さばきについて教えてください。 ( No.3 )
日時: 2016/02/24 18:18:08
名前: もやしん 

Hide.先生、長幼の序先生ありがとうございます。
以前、「足をもっと左右に動かして中墨を取った瞬間を狙いなさい」とおっしゃっていた先生にも、
しばらくして稽古させていただいたとき、
「横に動かずに、まっすぐ前にでてきなさい」と言われました。


足を動かすようにしているとパターンが決まってきてしまいます。
打突にいたるまでの動きを、
相手にわからせずに打突できるように足を動かすのは難しいですね。

また、稽古で左足の引きつけが遅いと言われました。
左足は意識的に引きつけるというより、
重心が左足に乗っていれば、
自然と速くなるものでしょうか?


メンテ
Re: 足さばきについて教えてください。 ( No.4 )
日時: 2016/02/25 07:28:21
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To もやしんさん

お相手の動きに応じて動くので、パターン的になりようがないと思いますが(>_<)
また、相手にわからないように打突するために足を動かすのでもありません。

自分にとって有利な間合(態勢)を整えお相手を崩す目的で動くのです。
足によってごまかして打つのは、中高生などの若年層ですd(^-^)!


足さばきは小さく、軸とバランスを崩さないようお相手をイメージしながらシャドーで行
ってください。左足に乗ることではなく、フラットに使うことが大切です。
メンテ
Re: 足さばきについて教えてください。 ( No.5 )
日時: 2016/02/25 12:33:01
名前: もやしん 

相手が動かない場合に、こちらが足を使って動いていると、
表から裏に回って面、表から裏、また表に戻って面というパターンになってしまいます。

全日本を見直してみると、
あまり左右には動きません。
やはり、前後の動きがメインで、
左右の動きは、あまりすべきでないのでしょうか?
メンテ
Re: 足さばきについて教えてください。 ( No.6 )
日時: 2016/02/26 07:18:26
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To もやしんさん

>相手が動かない場合に、こちらが足を使って動いていると、
>表から裏に回って面、表から裏、また表に戻って面というパターンになってしまいます。

それは足を使って攻めているというよりもお相手の剣先を避けて打ちに行っているように
感じますが…(>_<)

左右に動くのは、お相手の剣先をこちらの正中線から外し、自身が中墨を取るためです。
ただ、中墨を取っただけでは「攻めた」ことにはなりません。中心を取ることは自分を有
利な状態においたというだけ。お相手が崩れていなければ打突チャンスではないんですね


>左右の動きは、あまりすべきでないのでしょうか?

全日本選手権のような試合は、直線的な動きで勝負がつくことが多いので、左右へのさば
きが不利になることがあります。それゆえ、足幅を広くとり、前後にしか動いていません。
非常に味わいのない剣道になってしまっていますね(-_-)

巧みな先生は左右の攻めが闊達です
メンテ
Re: 足さばきについて教えてください。 ( No.7 )
日時: 2016/02/26 12:32:18
名前: もやしん 

では、相手が左右に動かない場合は、
こちらも前後だけで、あまり左右には動かないほうがいいのでしょうか?
メンテ
Re: 足さばきについて教えてください。 ( No.8 )
日時: 2016/02/26 14:01:25
名前: 長幼の序 

その昔、ある大先生曰く、
剣道は、中心を取り、相手に対しまっすぐ打ってきなさい。逃げたり避けたりして打たない様に・・・
との事。
直後の稽古で懸かると・・・
面に行く所をすべて乗られる・・それも先生は右に開いてかわしながら打っている・・・?
中心取ってないじゃん?
何か言ってる事と、やってる事が違うんじゃない??
・・・って思ってました。

しばらくしてまた懸かる機会があった時、先に懸かられてる方の稽古をみていました。やはり開いて打ってる!・・・何人か懸かる中・・・・「ハッ!!」と気付きました。
「あれ、中心取れてないのは、掛かってる方だ!」って事に。

先生は、相手が直線的に懸かってくる所を瞬時に右に開き、正対して打たれているではないですか。
打とうとした時には、もうそこにないんです。
瞬時の横の動きによって懸かる方が、いわば開いている状態になっている訳です。
どちらが、中墨を取っていたかは明白。
これは、眼から鱗でした。

要するに相手があっての剣道は、どう動かなければいけないという決まりは無いと言うことです。

むしろ、どう動こうと決めていると、動きが限定され「止心」になってしまいます。

相手の動きに如何に柔軟に、且つ迅速に縦横無尽に対応するか?
そこには、八方向含め、すべての足さばきが要求される訳です。

八段クラスの先生方は、その多様な要素を経験し、対応も体得し、様々な想定を瞬時にしながら稽古をされています。

その先生の足さばきを見て
「よ〜し、瞬時に右に開いて中心を取る先生に先んじて、その動きを制してしまおう」
と考えて動くと・・・
「バシッ!」と・・・
左から面がとんできました。
「あっ、逆か・・・><」

呆気にとられた私をみて先生が「ニヤッ」
稽古後、挨拶にいくと
「そういう事よ、判ったか!」って言われました。

以上、「左右の動きの妙」の話です。
何か、御参考になれば、幸いです。
メンテ
Re: 足さばきについて教えてください。 ( No.9 )
日時: 2016/02/27 07:06:13
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To もやしんさん

左右に動くというのは、大きく動くことばかりではありません。
竹刀の幅一本分左右に動いてやることで、お相手の剣先を中心から外すことが可能なんで


それに「触る、付ける、押す、抑える、弾く、払う、張る、巻く、巻抑える、巻落とす、
巻き上げる」などの竹刀操作が加われば、様々な攻めが展開できますd(^-^)!


長幼の序さんもおっしゃるように、足さばきに正解はありません。
お相手との攻防の中で、「動やったら自分が有利になれるか」がポイントです。それは
「意識して動く」のではなく「カラダが自然に動いている」状態がベストだと思います
メンテ
Re: 足さばきについて教えてください。 ( No.10 )
日時: 2016/02/27 22:00:29
名前: もやしん 

上手の先生と稽古をすると、
いつの間にか正中線をとられています。
私もまっすぐ前に出ているつもりですが、
左手の使い方でしょうか?


メンテ
Re: 足さばきについて教えてください。 ( No.11 )
日時: 2016/02/28 07:31:33
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To もやしんさん

出ようとするときにわからないくらいさばかれているからではありませんか
それを「見切り」といいます。

上手の先生方は数センチ単位で間合を見切るものですd(^-^)!
メンテ
Re: 足さばきについて教えてください。 ( No.12 )
日時: 2016/02/29 00:06:05
名前: もやしん 

やはり稽古を積むしかないのでしょうか。
なかなか中心を外さない相手に捲いたり押さえたりして狙っても逆に返されてしまいます。

効果的な足さばきや攻めは稽古で自得するしかないのですね。
メンテ
Re: 足さばきについて教えてください。 ( No.13 )
日時: 2016/02/29 07:12:55
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To もやしんさん

知識として対処法がわかっていても体がそう動いてくれなければ意味のないこと。
そこは「自得」しかありません

どのようにお相手が変化するか。
そのうごきをよく覚えて、どこに隙ができるかを観察し、そこに竹刀をコントロールでき
るようにお稽古を積みましょうp(^-^)q
メンテ

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