Re: 右胴の打ち方について ( No.1 ) |
- 日時: 2015/10/04 22:22:07
- 名前: 長幼の序
- 面打ちも起こりは、右手右足同時、振り下ろしと同時に左足を引き付ける。
これは、通常の素振りも同様。
武専出身の先生の日本剣道形の7本目の説明では、打太刀の突きを仕太刀はむかえ突きで支えた後、打太刀の面の起こりに対し、仕太刀は右足を即座にやや開き(起こり)、相手の面をかいくぐりつつ即座に右胴を打つと同時に左足を引き付けると指導を受けました。 よって、打ち出し(起こり)は右足で、打った瞬間(振り下ろし)は左足という、面打ちと同じ一挙動の打ちとなる訳です。 これを実践していくと、木刀による基本技稽古法の面抜き胴での、右足の動き「攻め」がより一層理解できると感じます。 剣道でよくいわれる「足は水鳥の如く」の観点からいけば、この右足の起こりがあっての、左足を出した胴打ちとならなければいけません。 当然、その「起こり」は、相手に察知されない極、小さな、しかし効果的な「攻め」及び次の技への「備え」となる訳です。 故に、基本の胴打ちでは、起こりである右足から始動し、相手の右胴を打突と同時に左足の引き付け、離合して右に抜けるで間違いありません。 左足主導の胴打ちは、いわゆる「回転胴」につながり、唯一相手から眼が離れる胴打ちでも、左眼の先に相手を見ておく、を実践できません。 この辺りに、正しき「胴打ち」と 何故か試合になると有効になってしまう悪しき「胴打ち」の問題があると感じますが・・・
ついでに、武専の先生の形解説(すべての形にストーリーがある)では、 右胴を打ち右に抜けると、刀の刃で相手の右腹から前腹まで、一気に切り抜く(胴打ちの鍔元八寸の由来)、よって切った直後は、まだ痛みが判らないので、それに対し、打太刀は「脇構え」で備える、振り返る頃合いに、腹の臓物がドッと出て、絶命・・・という説明を受けました。
なるほど、それなら一連の動きに明確な説明がつくと感じました。
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Re: 右胴の打ち方について ( No.2 ) |
- 日時: 2015/10/05 07:25:40
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照:
- 管理人のHide.です。
昨今、若年層がそんな胴の打ち方をしますね。 走りぬけつつ打ちますので、当然、元打ちになっています。それ故、あたったあと剣先を 下げて「抜きました」というような雰囲気を出してすれ違いますので、騙されてあげてし まう審判も少なくありませんが、私は正しく当たっていない場合は一本にしません(-_-)
面抜き胴も、飛び込み胴も、右足を踏み込んで(あるいは踏み出して)打つものですd(^-^)!
ちなみに剣道形七本目仕太刀もそうですよ。 胴に斬りつけるのは、長幼の序さんが仰るとおり右足が前に出た瞬間です
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Re: 右胴の打ち方について ( No.3 ) |
- 日時: 2015/10/05 13:31:19
- 名前: 悩める指導者
- 日本剣道形の解説書によると、途中を省きますが「右足を右前にひらき、左足を踏み出して体をすれ違いながら諸手で打太刀の右胴を打ち、右足を踏み出し…」とあります。つまり、右足を踏み出した段階では、右胴を打っておらず、左足を踏み出した時に打つと理解できますし、講習会でもそのように教わりましたが、いかがでしょうか?講習会の際に質問すれば良かったのですが、機を逸してしまい疑問として残っていたものです。ただし、木刀による基本稽古法では、右足を踏み出した時に打っていますよね。
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Re: 右胴の打ち方について ( No.4 ) |
- 日時: 2015/10/05 17:31:53
- 名前: 長幼の序
- 右に踏み出す胴打ちをスローモーションでやってみてください。
右に摺り足で踏み出した時には竹刀を小さく振り上げ、打てないはず、 右に開き(起こり)、左の引きつけで打っているはずです。 これが、淀みのないスムーズな「1挙動」の打ちと解釈します。 基本技稽古法の1本目の正面の胴打ちと打ち方は全く変わりません。 変わるのは、踏み込む方向だけです。
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Re: 右胴の打ち方について ( No.5 ) |
- 日時: 2015/10/05 19:47:47
- 名前: 悩める指導者
- 一挙動で打つと言うのは良く分かります。しかしながら長幼の序さんが言われる左足を引きつけながらというのは、左足が右足の前に出ている状態を言われているのか、それとも左足は右足の前に出ていない状態を言われているのかどちらでしょうか?少なくとも剣道形の七本目は、左足が右足の前に出ている状態で右胴を打っているので、その点をお聞かせ願えればありがたいのですが。
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