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こんな場合どうしたら
日時: 2015/08/02 16:22:49
名前: 南蛮 

先日、インターハイ予選個人決勝の話です。
私は審判控えの椅子に座り観戦していました。
なかなか有効打が出ず、3回目の延長に入りすぐの話です。
赤の選手の竹刀が白の選手の左袖に入りました。
止めがかからず時間が経過し、白の選手が右手を上げ、タイムを要請した瞬間、赤の選手が刺さった竹刀を引き抜き、そのまま引き面を出しました。
赤の旗が二本、副審の1人は消しています。
これで勝負あり。赤の選手が優勝となりました。
白の選手は呆然と立ち尽くしていました。

私が主審であれば間違いなくヤメをかけています。

消した副審は後輩なので試合の後で話をしたのですが、やはりタイムを要請している時の打突なので消したそうです。
こうした場合はどう判断すべきでしょうか?

・そもそもこの引き面は有効打でしょうか?
・審判主任に確認したら意義の申し立てがあれば取り消しになっていただろうといいます。意義申し立てがなければ有効打でしょうか?
・副審から合議をかけるべきでしょうか?

皆様のご見解をお聞かせください。
メンテ

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Re: こんな場合どうしたら ( No.1 )
日時: 2015/08/02 22:45:00
名前: G流剣士 

試合は審判員がつくるという部分も、少なからず
あると思います。そういった意味で、そこで決着が
つく事に対して残念と思う気持もわかりますが、
判定としては妥当だと思います。

袖に竹刀が引っかかったとしても、その年代ならば
自分達で解消すべきだと私は思います。危険な時は、
勿論即「止め」ですが…。

試合者が「タイム」を要請していたとしても、
主審が「止め」を宣告するまでは試合中ですから、
その打突は有効打となるでしょう。

あとは主審がその「タイム」対して、それをほんの
0コンマ何秒か早く認識していれば、結果として打突
直後の「止め」の宣告になってしまっても、有効打突とはならなかったかも知れません。

ただそこは主審が責られる事では無いと思います。 


それから試合者の観点としては、「そういった所で
気を抜くな」と思いますし、剣道を志す者としては
「そんな所を狙って打つな」と思いますが…。
メンテ
Re: こんな場合どうしたら ( No.2 )
日時: 2015/08/03 07:24:23
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

管理人のHide.です。

そうですねぇ、引っかかった度合いによっても違ってくると思います。
審判が「自分たちで解消できる引っ掛かりである」と判断したのでしたら、放置は当然で
しょう。

事例のように袖の中に竹刀が入ってしまったような場合でしたら、主審・副審にかかわら
ずすぐに「やめ」をかけるべき状況と考えます。それを放置してしまった審判に責任があ
りますが、だからといって「やめ」がかかっていないのに打たれてしまうのはNGです。

選手にとって中止要請は、それだけ慎重さを要する事項です。
打たれて負けた選手には気の毒ですが、よき学びとしていただきたいと思いますm(_ _)m

審判は、反省することが多いでしょう。


ちなみに、審判主任は何をしていたのでしょう?
すぐに笛を吹いて合議、主審を呼び、三者で合議をさせ事実確認と意思確認をさせたので
しょうか? 監督から異議の申立てがなくても、確認しなければならない状況のように思
えます。

なお、このケースでは副審から合議はかけられませんね。
副審も「自分たちで解消できる範囲」と考えて「やめ」をかけなかったのでしょうから(-_-)
メンテ
Re: こんな場合どうしたら ( No.3 )
日時: 2015/08/03 07:39:30
名前: 南蛮 

8流剣士先生
ありがとうございました。
赤の選手には白の袖に竹刀が入ったまま、前て出て、あわよくば場外へという動きでした。あれでは白の選手がいくら外そうとしても外れることはないと思います。
気を抜いた白の選手も良い勉強になったと思います。赤のの選手は延長に入ってから鍔迫りを解消するフリをして引き技やカチ上げ等不快な技が多く、勝ちにこだわっているのかも知れませんが、会心の勝利ではなかったと思います。私を含め、良い勉強になりました。
メンテ
Re: こんな場合どうしたら ( No.4 )
日時: 2015/08/03 08:04:29
名前: 南蛮 

ヒデ先生
ありがとうございます。
コートの中と外では同じ審判でも見えかたが異なるとはいえ、私自身も考えさせられる試合でした。
審判主任の有り様もよく考えてみようと思います。
メンテ
Re: こんな場合どうしたら ( No.5 )
日時: 2015/08/03 08:08:16
名前: 長幼の序 

ままある状況ですね。
南蛮さんの説明から推測できるポイントは、
・止めがかからず時間経過
・選手が右手をあげ、タイムを要請
この2点と考えます。

引っ掛かっていたにも関わらず、止めをかけなかったのは、自主的に解消出来得る状況だという判断でしょう。
3審共、そういう判断だったという事になります。
この状況の場合、あたかも全てを審判員に依存したように「縁を切る」選手が多いです。
まずは何より、自分達で解消し、円滑な試合進行を心がけるべきと考えます。

また「タイム」を如何にしてかけたか?
試合者の要領では、試合に中止(タイム)を要請する場合、手を上げ、かつ主審に向かって発声するとなっています。
審判員によっては、手を上げても発声が無き場合、止めをかけない方もいらっしゃいます。

よって、この主審、および副審の個々の判断はそれぞれ妥当と考えます。

南蛮さんの問いに対しては、
引き面は有効。ただ審判主任が自身の試合場の審判員の判定に 例え私感であろうと意義を唱えるのは好ましい態度とはいえません。
あくまでも、この場合の専決権は主審ですが、そこに疑義がある時は、審判主任が事実確認をさせるべきでしょう。

また副審から合議をかけるのは間違いです。
試合進行の妨げになると判断した時点で、止めをかけるのが妥当。
それをせずに、有効打突を消したとなれば、むしろそちらの方が問題と考えます。
メンテ
Re: こんな場合どうしたら ( No.6 )
日時: 2015/08/04 07:53:56
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 南蛮さん

少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。


当該試合を見ておりませんので、正しい判断かどうかは不明です(^^ゞ

ただ、審判員は選手にとって不利益にならないようにすることは当然ですが、選手がBEST
を尽くせるような試合運営ができるよう互いに精進してまいりましょうp(^-^)q
メンテ
Re: こんな場合どうしたら ( No.7 )
日時: 2015/08/04 18:06:49
名前: ロム専 

はじめまして
自分は審判もやってますが、竹刀が袖口から
入ったのであれば即、止めをかけます
それは面紐の輪や胴紐の中に竹刀が入った
状況と同じと考えているからです
試合者で解消できるものは相手の竹刀を
抱える形になったりした場合だと思いますが
袖口に竹刀が入った場合でも試合を続けさせる
審判の方はそんなに多いのでしょうか?
ちょっとびっくりしてしまいました
もし自分が相手の袖に竹刀が入ってしまった場合
止めがかかる前に打たれないように、即座に
間合いをつぶして、相手を突き刺す形になると
思いますが、こういう形で押し合いが始まらない
と止めをかけない審判の方なんていらっしゃる
のでしょうか?
メンテ
Re: こんな場合どうしたら ( No.8 )
日時: 2015/08/05 00:01:54
名前: 南蛮 

長幼さま
ありがとうございます。
大変勉強になりました。
メンテ
Re: こんな場合どうしたら ( No.9 )
日時: 2015/08/05 00:17:37
名前: 南蛮 

ロム専さま

ありがとうございます。
私は袖口に竹刀が入ったら
1 両者が接近して竹刀を外そうとしているのであれば流します
2 一方が竹刀を押し込むようであればヤメ
3 袖口がねじれているのであればヤメ
4 どちらかがタイムを要請したらヤメ
と考えております。
基本は即ヤメをかけますね。

以前に関学連の審判をした時に右袖口に刺さった瞬間、引き抜き、引き面を出した選手がいました。
旗3本あがりましたが、念のため合議をかけ、確認をしました。結果はそのまま有効打突です。
ただ、引き抜かれた選手の右腕がザックリと切れており、5分の治療時間を与えましたが止血できず、結果、棄権してしまいました。

審判としてスムーズに臨機応変にと考えておりますが、なかなか難しいです。
メンテ
Re: こんな場合どうしたら ( No.10 )
日時: 2015/08/05 00:25:47
名前: 南蛮 

ヒデ先生

私自身、たくさんの試合を経験してきました。
それぞれの審判の先生に地域性、クセ、好き嫌いがあり、試合が進んでコートが移動になったら基準がまったくかわり驚いたこともあります。
ましてや国体では…
若い頃は理不尽だなぁと思ったこともありますが、今ではそれも剣道の楽しさだと思っております。

ただ、審判が選手を育てるということもありますので、若い選手の審判はことさら緊張感をもって臨んでいます。

ありがとうございました。
メンテ
Re: こんな場合どうしたら ( No.11 )
日時: 2015/08/05 08:53:15
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 南蛮さん

>若い頃は理不尽だなぁと思ったこともありますが、今ではそれも剣道の楽しさだと思っ
>ております。

私はもう試合に出ることが亡くなってしまいましたので「楽しさだ」と達観するまでには
至りませんでした。
私自身が試合の中で、審判に対する様々な思いを持ってきました。未熟な審判に泣いたこ
とも、逆にそれを利用したこともありました。それ故「自分が審判をする時は…」という
思いを強くし、現在につながっています。


試合は審判が作ります。
審判のさばきの良し悪しで、選手が引き立ち競技内容そのものまで変わってきます。
小学生の審判なら、日頃から小学生とお稽古し、小学生の打突を受けている必要がありま
す。中学生の審判なら中学生と、高校生の審判なら高校生と、全日本クラスの審判ならそ
のレベルの選手達と日頃からお稽古していないと務まらない(微妙な有効打突がわからな
い)ものです。それは段位の高低などではありません。

また、「自分が打てない技(部位、機会)は有効打突にできない」という厳然とした事実
もあります。
逆胴、上げ小手、半面、片手半面、突き…etc.は自身も打てるようにしていきませんと、
それらに遭遇した時、有効打突の判断がつきません。さすがに二刀はやったことがありま
せんが、幸いなことにお稽古する機会に恵まれておりますので、有効打突を理解すること
はできていると思います。


こうして考えてくると、審判はまさに自身の剣道修行の一過程なのです。
ゆめゆめ疎かにはできませんよね 〜☆
メンテ

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