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鍔迫り合いで崩されやすい
日時: 2015/06/04 00:28:37
名前: インライ 

こんにちは。リバ剣歴半年のインライです。
いつも楽しく掲示板を拝見させていただいております。

今回お伺いしたいのは鍔迫り合いです。鍔迫り合いで簡単に崩されることが多く悩んでいます。相面なら絶対負けないような中学生が相手でも、右に左にと揺さぶられると面白いように(相手にとって)姿勢を崩されて引き技を決められてしまいます。なるべく力を抜いて自然体で構え、相手の仕掛けてきた力をうまく逃がすようには心がけているのですが。。。何か決定的に姿勢や鍔迫り合いの仕方に問題があるのだと思うのですが、試行錯誤してもなかなか改善されません。皆様のほうで何か気が付くことがありましたらアドバイスいただけませんでしょうか?
ちなみに同じく引き技も全然決められなくなってしまい悩んでいます。相手を崩したつもりでもこちらが打突するころには構えがもとに戻っており簡単に防がれてしまいます。。。
メンテ

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Re: 鍔迫り合いで崩されやすい ( No.1 )
日時: 2015/06/04 08:51:55
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

管理人のHide.です。

鍔ぜり合いの時の剣先はどとらを向いていますか?
ひょっとして、お相手の方ではなく竹刀が直立しているということはありませんでしょうか?

鍔ぜり合いでくずされやすい人は、得てして鍔ぜり合いの時の懐が狭くお相手に密着して
います。これですと、押されたり横に振られたりした時、その衝撃をもろにカラダが受け
てしまいますので、「崩されやすい」わけです。
私も鍔ぜり合いの懐が狭い人は、積極的に崩して打ちに行きます

また、かかとがべったりな人も崩しやすいお相手です。鍔ぜり合いの時にペタペタとかか
とを着けて動いている人は、バックバランスになっていたり逆にお相手にもたれかかった
りしていることが多いですから、「崩されやすい」と考えます。


崩されにくいポイントをまとめますと、

 ・懐に余裕があること(拳と拳ではなく鍔と鍔が接していること)
 ・かかとを床に付けないこと(重心は左右の足の間に。もたれかからない)
 ・左拳の位置をヘソ前から動かさない(左拳と身体が一体化)
 ・足を止めず常にお相手に正対すること

といったところでしょうd(^-^)!
メンテ
Re: 鍔迫り合いで崩されやすい ( No.2 )
日時: 2015/06/04 09:57:29
名前: 長幼の序 

鍔競り合いで、打突されやすい人の傾向として、相手の動きを目で追っかけてしまい、相手に合わせてあげく反応が遅れ、打たれる、といった方が多いようです。
剣道でよく云われる
「観の眼強く、見の目弱く」の1例ですね。

打たれまいと、相手の様々な動きを目で見て注視してしまう(人間は、ジーっと物を見ると動きが止まります)と、特に動きの素速い相手においては、その残像を見てしまい、次の準備を怠り打たれるようです。
その場合、ほとんどが鍔競りを相手に身をまかす感じで組んでいられる事が多いようです。
それと、いわゆる懐が無く、競った鍔部と身体が近すぎる。
いわば「スカされる」といった感じでしょうか。
手押し相撲の感覚に似ています。

また、自分では、先に仕掛けているはずなのに、応じられたり、先に打たれたりする方は、打つべき機会でない所で打たれているようです。
鍔競り合いは、一番近い間合いで、いわば一番怖い所です。
そこで、腹を据えて、正しい鍔競りの体勢を維持しておけば、そんなに簡単には打たれません。
打たれるのは、中途半端な体勢からいわゆる「打ち逃げ」をしている場合が多いようです。
これは、仮に打突部に当たっても中々評価されず、有効にならない。
かえって相手に攻め込む機会を与える事になります。

相手を崩したつもりで、実は自分が崩れている事も多いです。

引き技の正しい習得には、他の技と同様に一定の過程と期間を要します。
まず、正しい鍔競り合いの形。
竹刀で行う、鍔競り合いの場合、往々にして鍔競りでなく、拳の競り合い、押し合いになり、竹刀が立っている方が多いです。
これを木刀、模擬刀でやった場合、相手の刃がより近くに感じられ恐怖を感じます。
正しい鍔競り合いは、中心部で鍔が合わされ、互いの刀(竹刀)は、やや右斜め前、刃は相手の左肩上部方向に位置します。
その体勢から、まず素直にまっすぐ打つ稽古。ここが基本です。そこで相手との間合いの感覚、身体、竹刀の運用等を覚える事。
次に、正しく最短最速で打つ稽古。
ここで横から打ったりは絶対ダメです。
また合わせて相手との力の相互作用(押し返す力)、前後左右の体捌きも学んでいきましょう。
そして最後に、相手を崩して打つ稽古。
概ね、この順序で体得していかなければ、引き技の理解は深まりません。
若年期、学生期は、何事にも屈しない「力」も必要ですが、リバ剣の方などは、上記にあるような稽古を「理」にかなった状況で積まれれば、打たれる引き技が、得意技になっていくと思います。
柔道では無いですが、「剛」に対しては「柔」です、ここは大きなポイントと考えます。

頑張って稽古に励んで下さい。
メンテ
Re: 鍔迫り合いで崩されやすい ( No.3 )
日時: 2015/06/05 00:58:44
名前: インライ 

>Hide様、長幼の序様

貴重なアドバイスありがとうございました。
ハッっとさせられましたが竹刀が立っているような気がします。また相手とも距離が近く、半ば寄りかかっているような体制になっていると思います。今週の土曜日の稽古で早速アドバイスいただいた点をトライしてみようと思います。
「観の眼強く、見の目弱く」これは中々出来ていないです。つばぜり合いのみならず、小手を打つ時は小手を銅を打つ時は銅を見てしまっています。得意のギターは左手みなくても弾けるんですけれど、剣道はどうしても。。。(笑)

アドバイスありがとうございました!
メンテ
Re: 鍔迫り合いで崩されやすい ( No.4 )
日時: 2015/06/05 07:26:51
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To インライさん

少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。


鍔ぜり合いから一本が取れると試合が楽ですね。
正しい鍔ぜり合いを覚えて、自分がそこからの一本を狙えるようにがんばってくださいねp(^-^)q
メンテ

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