Re: とある試合で… ( No.1 ) |
- 日時: 2015/02/17 07:23:03
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- 管理人のHide.です。
う〜ん、まずは問2と問3に関してですが、選手の抗議は一切認められていません。 いかなることがあっても、選手は審判の裁定に従うものです。
審判の判定に疑義がある場合は、 1.その試合が終了するまでに監督がその会場の審判主任に申し出る 2.審判主任は試合を止め、主審に「合議」をかけさせ、選手を下がらせ座らせる 3.主審を呼び、監督の疑義を説明する 4.主審は試合場に戻り、三人の審判員で合議を行う 5.主審は結果を審判主任に伝える 6.審判主任は決定を監督に伝える 7.主審は試合場に戻り試合を再開する という流れになります。 監督が直接審判員に抗議することは認められていません。
なお、「疑義の申し立て」は、 1.審判の試合運営に疑問がある場合 2.審判の判定に錯誤があると思われる場合 に限られています。 このケースは「時間が先か、場外が先か」という点で「疑義」が生じたわけですから「疑 義の申し立て」は行って良いケースです。
さて、問1ですが、現在の試合審判規則では、「試合時間は時間係の終了の合図をもって 終了」となっています。つまり、主審がその合図を聞き逃して「やめ」をかけなかったと しても、合図が鳴った時点で試合時間は終了と考えます。
「時間内」の判断は有効打突の場合は、合図が鳴り始めるよりも前にその打突が起こり始 めていることですが、反則は「反則行為が起こっているかどうか」です。 場外の場合でしたら、「足を踏み出した」のが「合図よりも前」なら反則。合図が鳴り始 まってからなら時間外ですから反則になりません。
本件でどうだったかが不明ですので、反則かどうかの判断はつきませんが、選手個人が抗 議するとか監督が審判に抗議したとしたならば、そこは過ちです。 優勝するくらいのチームですから剣道のルールについても精通うしているはず。 まずい対応だと思います(-_-)
|
Re: とある試合で… ( No.2 ) |
- 日時: 2015/02/17 12:52:59
- 名前: 西田 風海
- Hide.さん、とても丁寧な解説ありがとうございます。
主審の「やめ」よりも時間係りの合図が優先されるのですね。
合図と踏み出しのどちらが先だったかは観覧席からでは分かりません。 審判主任の先生には見えていたでしょうから反則の取り消しが正しい判断だったのでしょう。
抗議をされた監督も審判主任に申し出ておられました。
選手のアピールも中学生ですからつい熱くなったのでしょう。
とてもモヤモヤしていましたが自分の知識不足と分かりスッキリしました。 わだかまりを残したままより訊いてよかったと思います。 大変勉強になりました。 ありがとうございました。
|
Re: とある試合で… ( No.3 ) |
- 日時: 2015/02/18 07:23:47
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- 少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。
>選手のアピールも中学生ですからつい熱くなったのでしょう。
直接抗議をしたということではなく、不服な態度を示したということでしょうか? いずれにしても選手としてはいただけません(-_-)
そもそも、いくらエキサイトしても反則を犯すような行為そのものをしないのが「いい選 手」です
|