- 日時: 2014/10/13 08:35:51
- 名前: だみ声
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- 夢さん おはようございます。
僕は69歳のオジン剣士です。 道場での小学生への指導と、地元中学校の剣道部で外部指導者をさせ てもらっています。 >腰の入った打ちをする 「腰の入った打ち」とはどんな「打ち」の事を想像していますか? 僕の答えとしては、、旺盛な気力と、正しい姿勢で、竹刀の打突位置(物打ち)で、相手の打突場所を、 刃筋正しく打突し、(最後に)残心をしっかり示して終わる打ち、です。(これ、どっかで聞いた事が ありますね?)。 特に正しい姿勢と旺盛な気力がないと「腰の入った打ち」にならないと思います。 分かっていただけましたか?
結局は「カッコいいっ!」と拍手が出る打ちです。 前傾姿勢だったり、反りかえっていたり、足が後 ろに残っていたり、手が伸びてなかったり、いい音が出なかったり… 要は外見的に均整が取れてない 打ち方はNGな訳です。 たとえば富士山は誰が見ても「美しい」と言い「ワンダフル!」と称賛されます。 レインボーブリッ ジも、巨大つり橋も、スペースシャトルも、ジェット機も美しいフォルムをしています。 これって自然力学などを計算して設計された結果ですし、富士山等計算しなくても自然界の法則どおり に盛り上がった結果、あんなに美しいのです。
つまり物理的に理にかなったものは、バランスも良いし、見て安定感も有るし「美しく」感じるものな のです。 結果として剣道の場合、しっかり腰の入った打突は「カッコいい」のです。 カッコいいだけでなく、打突も 力強く出来ているのです。 だから審判の旗も上がり易い訳です。
とにかく最初に意識するのは、構えた時も、攻め入る時も、振りかぶる時も、前進する時も、腰から上 の身体を「垂直」に保つ事です。 これ、腰が入ってなければ絶対できません。
と、僕もあちこちの先生方から注意をいただくのです。 腰の入った「美しい打突」を目指して下さい。
ところで、「こんな事書くと、たずねた内容にだけ答えればそれでいい。しつこく突っ込むな!」と言 う方もおられるのですが、出来るだけ正確な返信を書こうと思うと、もう少しあなたの「情報」がある と、より質の高い返信が届きますよ。 ここで言う情報とは、年齢、性別、学年、経験年数、現在のレベル、等です。 そして現在指導者から どんな注意を受けているか、なども書いてあると参考になります。
僕は、強い剣士を育てることにも熱心ですが、彼らが「良い大人」になってくれる事も指導の一環だと 思っています。 激しい稽古に耐えながら、「人間形成の道」も忘れないで頑張って下さいね。
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